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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
CICを開示してAマークやPマークが見つかると、「異動はないのに住宅ローンへ申し込んで大丈夫なのか」「Aが1つでも審査に響くのか」が気になりますよね。
結論からいうと、AやPは月ごとの入金状況を示す記号で、返済状況欄の「異動」と同じ情報ではありません。
ただし、AやPがあるから必ず否決されるとも、異動がなければ必ず通るとも言えず、金融機関ごとの審査では信用情報以外の条件も含めて判断されます。
この記事では、AマークとPマーク、異動の違い、Aが1つだけある場合や「いつ消えるのか」が気になる場合の見方を解説します。
住宅ローン申込前に確認したい順番も整理するので、通った人の条件をそのまま自分へ当てはめず、自分のCICと現在の家計から判断していきましょう。
- AマークとPマークは入金状況の記号で異動とは別
- Aの個数だけで住宅ローンの可否は決められない
- 付いた時期と現在の支払い、残高、他の借入を確認する
- 異動がある場合はA/Pだけの対策と切り分けて考える
CICのAマークで住宅ローンに通った?Pマーク・異動の違い

CICにAマークがある人でも、住宅ローンへ申し込めないと決まっているわけではありません。
一方で、AやPは支払い状況に関する情報なので、「異動ではないから問題ない」と軽く扱うのも避けたいところです。
まずA、P、異動がCIC上で何を意味するのかを分け、そのうえで記録の時期や現在の状態を確認すると判断しやすくなります。
CICのAがあって住宅ローンに通った事例だけでは判断できない

「CICにAがあって住宅ローンに通った」という体験談は、参考材料の1つにはなります。
ただし、同じAマークがある人でも、付いた年月、契約の種類、その後の支払い、年収、勤続年数、既存借入、希望借入額は同じではありません。
CIC自身もクレジットやローンの審査は行っておらず、審査の可否は各社が自社の基準で判断すると案内しています。
国土交通省の令和7年度調査でも、民間金融機関が住宅ローン審査で考慮する項目として、年収94.2%、勤続年数93.9%、返済負担率90.9%、担保評価91.0%など、複数の項目が挙げられています。
Aが何個あるかだけで住宅ローンの結果を予測するのではなく、信用情報と借入条件を一緒に確認することが大切です。
Aマークは約束日に入金がなかった記録
CICのAマークは、本人の事情で約束の日に入金がなかったことを示します。
口座残高不足や支払日の勘違いなどでも、登録会社から未入金として報告されればAが表示される可能性があります。
遅れて支払ったあとも、過去に登録された入金状況そのものを自分の判断で消すことはできません。
クレジットカードの支払い遅れと住宅ローン審査への影響をもう少し詳しく整理したい方は、延滞の確認点をまとめています。
こちらの記事を参考にしてみてください。
Pマークは請求額の一部だけ入金された記録
CICのPマークは、請求額の一部だけ入金されたことを示す記号です。
Aが「約束日に入金がなかった」状態なのに対し、Pは「請求額どおりではないものの一部は入金された」状態なので、意味は同じではありません。
AとPはいずれも開示報告書の「入金状況」で確認する記号で、返済状況欄に表示される異動とは分けて見ます。
| 表示 | CIC上の意味 | 確認場所 |
|---|---|---|
| A | 約束日に未入金 | 入金状況 |
| P | 一部だけ入金 | 入金状況 |
| 異動 | 長期延滞など | 返済状況 |
CICの公式資料では、A、Pを含む入金状況の記号と、異動の表示条件が説明されています(出典:CIC『信用情報開示報告書の見方』)。
AやPがある場合は、記号だけを見て「ブラック」と決めつけず、返済状況欄の異動の有無を先に切り分けると整理しやすいです。
CICのA・Pマークと異動は別の情報

AやPがあることと、CICの返済状況欄に「異動」が登録されていることは同じではありません。
異動は長期延滞など一定の状態を示す情報なので、AやPだけがある場合とは分けて対策を考えます。
金融機関の審査基準は公開されていないため、A/Pと異動を単純な点数のように比較して「ここまでなら通る」と決めることはできません。
異動は61日以上または3か月以上の延滞など
CICでは、約定返済日から61日以上または3か月以上の支払い遅れがある場合などに「異動」と表示されると案内しています。
保証会社が本人に代わって返済した場合や、破産手続開始が決定した場合も異動に含まれます。
開示報告書に異動があるなら、Aマークの個数だけを見て申込時期を決めるのではなく、異動発生日や延滞解消日、終了状況まで確認してください。
なお、開示報告書に「ブラックリスト」という名称の欄があるわけではなく、異動など実際に登録されている内容を確認します。
異動がある場合の住宅ローン審査と、いわゆるブラックリストとの違いは、こちらの記事を参考にしてみてください。
Aマークが1つだけでも個数だけでは判断しない
Aマークが1つだけなら住宅ローンに通るのか、個数を基準に考えたくなる人もいると思います。
ただし、Aが1つという情報だけでは、住宅ローン審査への影響を判断できません。
直近のAなのか、過去のAなのか、同じ契約でその後に正常な入金が続いているのか、別の契約にもA/Pがあるのかで状況が変わります。
また、現在も未払いが残っている場合と、すでに解消して支払い管理を立て直している場合も分けて考える必要があります。
Aマーク1つでも「1個だから大丈夫」とは考えず、時期と現在の状態をセットで確認してください。
CICのPマークで住宅ローンに通った事例も条件差を見る
Pマークがある場合も、「PならAより軽いから住宅ローンに通る」と単純には言えません。
Pは請求額の一部だけが入金された記録なので、なぜ満額入金にならなかったのか、その後の支払いがどうなっているのかを確認することが先です。
Pが1回だけなのか、AやPが複数月に続いているのかでも、開示報告書から読み取れる状況は異なります。
Pマークが付いた原因を登録元の契約ごとに確認する
Pマークを見つけたら、まずどの契約に付いているのかを確認します。
クレジットカード、分割払い、携帯端末の割賦など、契約の種類によって毎月の請求内容や支払方法は違います。
請求額の一部だけになった理由を自分で確認できない場合は、開示報告書の登録会社と手元の明細を照らし合わせると整理しやすくなります。
住宅ローンのために記号だけを消そうとするのではなく、まず事実関係と現在の支払いを把握することが先です。
その後の入金状況まで続けて確認する
Pが付いた月だけを切り取るのではなく、その前後の入金状況も確認してください。
その後に請求どおりの入金を継続できているのか、AやPが繰り返されているのかで、現在の支払い管理の見え方が変わります。
住宅ローンへ申し込む直前にA/Pがある場合は、登録更新後の開示内容も確認し、金融機関へ説明が必要になったときに事実関係を話せるようにしておくと安心です。
CICのAマークはいつ消える?24か月の入金状況を確認
CICの開示報告書では、入金状況が24か月分表示され、一番左が最新の月です。
そのため、「Aマークはいつ消えるのか」を考えるときは、まずAが何年何月の欄にあるかを確認します。
ただし、入金状況が24か月表示されることと、CICが保有する信用情報そのものの保有期間は同じではありません。
入金状況は最新から24か月分を見る
契約が続き、新しい月の入金状況が登録されていけば、開示報告書では直近24か月の並びを確認することになります。
Aが古い月にある場合でも、「あと何か月で必ず住宅ローンに通る」といった共通基準は公表されていません。
住宅購入を急いでいないなら、A/Pの表示だけでなく、その後の支払いを遅れずに続けられているかを確認しながら申込時期を考えます。
契約情報と申込情報の保有期間は別に確認する
CICによると、クレジット情報は契約期間中および契約終了後5年以内、申込情報は照会日から6か月間保有されます(出典:CIC『CICが保有する信用情報』)。
つまり、「入金状況が24か月だから、2年たてばCICの情報が全部なくなる」と考えるのは正確ではありません。
契約を終了した場合も、何がいつまで保有されるのかは開示報告書の項目ごとに確認してください。
A/Pの表示期間だけを基準にカードを解約したり申込時期を決めたりせず、契約情報の保有期間と現在の支払い状況も一緒に確認してください。
CIC開示報告書はA/P以外も順番に確認する

住宅ローンを申し込む前は、A/Pだけを探すより、開示報告書を契約ごとに同じ順番で確認すると見落としを減らせます。
特に、返済状況の異動、残債額、終了状況、申込情報は、入金状況とは別の欄にあります。
- 登録会社と契約内容を確認する
- 入金状況のA/Pと付いた年月を確認する
- 返済状況の異動の有無を確認する
- 残債額と終了状況を確認する
- 申込情報の照会日と照会会社を確認する
異動がなくても、残高が大きい借入や直近の申込が複数ある場合は、住宅ローンへ申し込む前に全体を整理しておく方が判断しやすくなります。
CICにAマークがある人が住宅ローン申込前に確認すること

CICのA/Pと異動を切り分けたら、次は住宅ローンへ申し込む前の状態を整えます。
優先したいのは、現在の未払いを残さないこと、他の借入を把握すること、希望借入額を家計に合わせること、事前審査の順番を決めることです。
- 現在の未払いを確認する
- 他の借入残高と毎月返済額を整理する
- 希望借入額を無理なく返せる範囲で考える
- 申込時期と事前審査先を整理する
現在の未払いと支払い管理を整える
A/Pがある場合、住宅ローン対策より先に確認したいのは、現在も未払いが残っていないかです。
過去の記号だけを気にしていても、今の支払いが遅れていれば状況は改善しません。
口座残高や支払日を見直し、今後のカードや分割払いが予定どおり引き落とされる状態にしておきます。
未払いがあるなら解消後の登録内容を確認する

未払いが残っている場合は、まず登録会社へ支払方法や金額を確認し、解消することが先です。
支払った直後にCICの表示が変わるとは限らないため、住宅ローン申込まで時間があるなら、後日あらためて開示内容を確認します。
現在の残高や入金状況がどう登録されているかを見れば、過去のA/Pと今の支払いを分けて整理しやすくなります。
心当たりがない記録は登録会社へ確認する
A/Pに心当たりがない場合は、「住宅ローンに不利だから」という理由で自分の判断だけで消すことはできません。
支払い済みなのに未払い扱いになっているなど、事実関係が違うと考える場合は、まず登録会社へ確認します。
明細や支払記録を手元にそろえて、どの請求がどのように登録されたのかを照らし合わせると確認しやすくなります。
他の借入と住宅ローン希望額を整理する
住宅ローン審査では、CICのA/Pだけでなく、現在の借入と毎月の返済負担も確認されます。
国土交通省の令和7年度調査でも、返済負担率は90.9%の回答機関が審査項目として挙げています(出典:国土交通省『令和7年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書』)。
A/Pの個数を気にするだけでなく、住宅ローンを含めた毎月の返済が家計に対して無理のない水準かを見直してください。
分割払い・リボ・カードローンの残高を把握する
分割払いやリボ払い、カードローン、自動車ローンなどがある場合は、残高と毎月返済額を一覧にします。
完済できるものを住宅ローン前にどう扱うかは、手元資金とのバランスもあるため、すべてを機械的に返せばよいとは限りません。
少なくとも「いくら残っているか分からない」状態のまま申し込まず、契約ごとの残高と返済額を把握しておきましょう。
分割払いとリボ払いが住宅ローン審査でどう見られるかを詳しく確認したい方は、違いと対策をまとめています。
こちらの記事を参考にしてみてください。
収入合算なら相手の信用情報も確認する
夫婦などで収入合算する場合は、自分だけでなく審査に関わる相手の借入や信用情報も整理します。
収入を合算できれば借入可能額が増えることがありますが、片方の信用情報に問題がある場合の扱いは金融機関や申込形態によって異なります。
収入合算と片方の信用情報をどこまで確認すべきか迷う方は、申込形態との関係を整理しています。
こちらの記事を参考にしてみてください。
申し込む時期と事前審査の順番を決める

A/Pと現在の借入を整理したら、住宅購入の時期と事前審査へ進むタイミングを決めます。
直近のA/Pがある場合は、今すぐ申し込む必要があるのか、支払い状況を整えてから相談する余地があるのかを考えます。
一方で、表示が消えることだけを目的に何年も待てばよいとも限らないため、物件の時期や家計も含めて判断してください。
直近のA/Pか過去のA/Pかを分ける
同じAが1つでも、直近にある場合と、過去にあってその後は正常な入金が続いている場合では、金融機関へ説明する内容が変わります。
直近なら、未払いが解消しているか、再発防止ができているかを先に確認します。
過去の記録なら、現在の残高や支払い状況と一緒に整理し、必要に応じて金融機関へ事実を正確に伝えられるようにしておきます。
事前審査を手当たり次第に増やさない
住宅ローンの事前審査を申し込むと、利用する信用情報機関などに申込情報が登録される場合があります。
CICの申込情報は照会日から6か月間保有されるため、A/Pが不安だからと短期間に何行も無計画に申し込むより、候補と条件を整理して進める方が管理しやすいです。
私自身は住宅ローンを選ぶとき、福岡銀行、ろうきん、イオン銀行の3行へ事前審査を申し込み、条件を比べたうえで本審査はイオン銀行へ進みました。
信用情報と現在の借入を整理できたら、事前審査へ進む前に銀行候補を比較しておくと選択肢を絞りやすくなります。
モゲチェックの住宅ローン診断では、登録情報をもとに複数の銀行候補や返済額などを確認できます。
事前審査を複数行へ出す場合の考え方と、私が3行を比較した流れを詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
複数審査そのものを避けるのではなく、比較したい理由と候補行を決めたうえで必要な範囲に絞ると、申込状況を把握しやすくなります。
通った体験談より返せる条件を確認する

「CICにAマークがあって住宅ローンに通った」という事例は、可能性を知る参考にはなります。
ただし、審査通過だけをゴールにすると、通った人と同じ銀行や借り方を探すことに意識が偏りやすくなります。
大切なのは、A/Pの状態を整理したうえで、自分の収入と生活費から無理なく返せる借入額を決めることです。
A/Pに限らず「こんな条件でも住宅ローンに通った」という体験談と審査条件を見比べたい方は、確認すべき条件を整理しています。
こちらの記事を参考にしてみてください。
私自身は2020年に住宅ローンへ申し込んだ際、約4,000万円まで借りられると言われましたが、借入上限まで借りませんでした。
当時は車を2台所有しており、固定資産税、火災保険、住宅の修繕、設備や家電の交換など、住宅ローン以外の支出もあると考えたためです。
この体験は、私にA/Pがあって住宅ローンへ通ったという事例ではありません。
ここで伝えたいのは、審査上借りられる金額と、家を建てたあとも無理なく返せる金額は同じではないという点です。

私は「借りられる上限」より、車2台の維持費や家の将来費用を残せる借入額を優先しました。
まとめ:CICのAマークで住宅ローンに通ったケースの確認点
CICにAマークがあって住宅ローンに通った人はいても、Aの個数だけで自分の審査結果を判断することはできません。
Aは約束日に未入金、Pは請求額の一部だけ入金されたことを示す記号で、返済状況欄の異動とは別の情報です。
まずA/Pが付いた年月と契約、その後の支払いを確認し、異動、残高、終了状況、申込情報まで順番に整理してください。
異動がなくても、現在の未払い、他の借入、返済負担、希望借入額まで含めて住宅ローン申込前の条件を整えることが大切です。
- A/Pと異動は同じ情報ではない
- Aマーク1つでも時期と現在の状態を見る
- 他の借入と希望借入額を一緒に整理する
- 通過だけでなく無理なく返せる額を基準にする
A/Pや異動、他の借入まで確認できたら、次は住宅ローンの候補を比べる段階です。
モゲチェックの無料住宅ローン診断なら、複数の銀行候補を比較して、どこへ事前審査を申し込むか考える材料にできます。

