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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
引っ越しの掃除を始める前は、雑巾やスポンジだけで足りるのか、洗剤を何種類買うべきか迷いますよね。
退去前と入居前の両方を考えると、100均の売り場で必要そうな物を次々にかごへ入れたくなるかもしれません。
引っ越しの掃除道具は、複数の場所で使える基本セットを先に用意し、落ちない汚れが見つかったときだけ専用品を足す考え方で整理できます。
掃除機など手持ちの物を活用し、クロス・スポンジ・ブラシ・手袋・ゴミ袋などの消耗品を100均で補う方法です。
ただし、安い道具や中性洗剤なら、どんな素材にも使えるわけではありません。
ここでは買い物に使える必需品リストと、退去前・入居前の使い分け、専用品を追加する条件をまとめます。
買い足しても終わりそうにない場合に、どこから業者清掃と比べるかも整理していきます。
- 基本8点を目安に手持ちの道具から確認する
- 100均は必要量に合う消耗品を中心に使う
- 専用品は汚れと素材を確認してから追加する
- 残る作業の費用と時間で外注を判断する
引っ越しの掃除道具は基本セットから先にそろえる

引っ越しの掃除道具は、部屋ごとに買い分ける前に、ホコリを取る、拭く、こする、捨てる作業ができる物をそろえます。
使う道具の種類は共通にしつつ、トイレ用とキッチン用、旧居用と新居用は区別すると準備しやすいです。
共通化するのは道具の種類であって、汚れたクロスを家中で使い回すことではありません。
最初のリストで足りる物を確認し、場所別に必要な分だけ分けて、搬出後にも使えるセットを手元へ残しておきましょう。
引っ越し掃除に必要なものは基本8点から

まず確認したいのは、次の8点です。
新しく8点すべてを買うのではなく、すでに持っている掃除道具で代用できるかを見ながら、不足分だけ買い足してください。
| 道具 | 主な用途 | 準備の考え方 |
|---|---|---|
| 掃除機かほうき・ ちり取り | 乾いたゴミを取る | 手持ちの物を使う |
| フローリング ワイパー | 広い床を拭く | クロスで代用も可 |
| クロス・雑巾 | 棚や建具を拭く | 用途別に複数枚 |
| 柔らかいスポンジ | 水回りを洗う | 場所ごとに分ける |
| 歯ブラシ・ すき間ブラシ | 溝やすみを掃除 | 毛の硬さを確認 |
| 掃除用手袋 | 洗剤使用時の保護 | 洗剤に対応する物 |
| ゴミ袋 | 出たゴミをまとめる | 分別と必要量を確認 |
| 中性の 住宅用洗剤 | 軽い汚れを落とす | 用途に合う物を1本 |
ワイパーは広い床を拭くときの候補なので、小さな範囲を手持ちのクロスで拭くなら、必ず買う必要はありません。
クロスは汚れ落とし用と仕上げ用を分け、汚れた物を交換できるようにしておくと、途中で洗うために作業を止めずに済みます。
必要な枚数は部屋の広さだけでなく、トイレなど別にしたい場所と、旧居から新居へ持っていく物の分け方で決めます。
バケツも、クロスを何度もすすぐならあると便利ですが、使い捨てシートを中心にするなら最初から必須にしなくて大丈夫です。
洗剤は用途表示を見て、掃除する場所に使える中性の住宅用洗剤を基本の1本として考えます。
手持ちの浴室用やトイレ用洗剤があれば、その用途で使い、似た役割の商品を重ねて買わない方が無駄を減らせます。
退去の掃除道具は場所別に使い分ける
退去掃除は、床、水回り、キッチン、窓の順に道具の使い方を整理すると、基本セットで足りる範囲が見えてきます。
これは買い物リストを整理するための区分で、すべての場所を同じ方法で掃除するという意味ではありません。
家具や家電を動かしたあとに見えた汚れも確認し、手持ちの道具では対応できない場所だけを追加購入の候補にします。
- 床は乾いたゴミを取ってから拭く
- 水回りは場所別に道具を分ける
- キッチンは油汚れと素材を見る
- 窓は砂を除いてから水分を使う
床はホコリ取りと拭き掃除を分ける

床は掃除機やほうきで乾いたゴミを取り、仕上げにワイパーやクロスを使います。
砂や細かなゴミを残したままこすらず、収納のすみや巾木まわりも先に確認してください。
巾木は、床と壁の境目に取り付けられた細い部材のことです。
水拭きできるフローリングでも、クロスは固く絞るのが基本で、床材や表面の仕上げによって適した手入れは異なります(出典:DAIKEN『フローリングの床掃除が簡単にできるコツと手順 無理なくプロ並みのキレイを保つ方法』)。
床材が分からない場合は乾いたホコリ取りまでにとどめ、濡れたシートや洗剤を使う前に取扱説明書で確認しましょう。
水回りはスポンジとクロスを分ける

洗面台、浴室、トイレでは、柔らかいスポンジとクロスを中心に、溝の汚れにブラシを使います。
トイレ用の道具はほかの水回りと分け、袋や色で区別しておくと、掃除中に取り違えにくいです。
スポンジは使う場所の手入れに適した物を選び、硬い面で強くこする方法を最初の選択にしないようにします。
白い跡が落ちない場合も、すぐに研磨せず、汚れの種類と洗面ボウルや浴槽の素材を確かめてから次の洗剤を考えましょう。
キッチンは油汚れと素材を確認する
キッチンは、棚や扉の軽い汚れと、コンロや換気扇にこびりついた油汚れを分けて考えます。
軽い汚れは用途に合う中性洗剤とクロスから始め、固着した油だけを専用洗剤の検討対象にしてください。
たとえば油汚れ用の強い洗剤には、アルミや塗装面、IHのガラストップなどに使用できない製品があります。
油汚れ用という名前だけで家電やキッチン全体へ広げず、実際に使う部品が使用可能な素材に含まれるかを見ます。
窓とサッシは砂を取ってから拭く

窓まわりはブラシ、掃除機、クロスを使い、サッシの砂やホコリを乾いた状態で取り除きます。
先に水をかけるより、乾いたゴミを集めてから拭く方が、砂を含んだ水を何度も拭き取る手間を減らせます。
ガラスの拭き上げは清潔なクロスから始め、窓が多くて水切りの作業が負担になる場合だけスクイージーを追加する方法もあります。
スクイージーは、ゴムの刃で水分を切る道具です。
外側へ身を乗り出す作業や、無理な高所作業は、道具を追加してまで自分で行う前提にしないでください。
退去前にどこまで掃除するかと、時間が限られるときの優先順位を先に決めたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
入居前の掃除道具は清潔な物を別に用意する

入居前の新居には、清潔なクロスや新しいシートを別に用意し、旧居の汚れを落とした物と分けて持ち込みます。
新品をすべて買う必要はなく、洗って乾かした手持ちのクロスと未使用の消耗品を、新居用の袋へまとめる方法で十分です。
清掃済みの新居なら、まず床や収納のホコリを取り、必要な場所を拭いて状態を見るところから始めましょう。
家具や家電が入る前は、収納の奥や家具を置く場所にも道具を届かせやすいので、荷物を入れたら触りにくくなる所を優先します。
一方で、引き渡し後に接着剤のような跡や傷かどうか分からない部分を見つけても、強い洗剤や刃物で試すのは避けてください。
気になる場所を撮影し、賃貸なら管理会社、新築なら住宅会社へ確認してから、必要な作業と使える道具を決めます。
新居でどこをどの順番で掃除するか、家具を搬入する前の確認事項まで整理したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
引っ越しの退去掃除に使う道具は最後まで残す
退去掃除に使う道具は、引っ越しの荷物とは分け、家具や家電を搬出したあとも使える場所に残しておきます。
梱包が終わっていても、冷蔵庫の裏や洗濯機を置いていた場所は、荷物を出したあとで確認することになるからです。
次の3段階に分けると、旧居で使う物と新居ですぐ使う物が混ざりにくくなります。
掃除機やワイパーを梱包する時期を分け、クロス・手袋・ゴミ袋を手元に残します。
空いた場所のゴミを集め、汚れた消耗品と新居へ運ぶ道具を分けます。
清潔なクロスやシートを取り出せる状態にし、家具を置く前の掃除へ使います。
洗剤は元の容器のふたを閉めて立て、漏れてほかの荷物と混ざらないようにして、引っ越し業者へ預ける場合は運搬条件も確認します。
掃除機の充電や、水を使う時間も確認しておくと、道具はあるのに使えない状況を避けやすいです。
とくに退去日と引っ越し日が同じ場合は、買い足しへ出かける余裕があるとは限りません。

私は2020年10月15日に退去と新居への入居を同日にしました。掃除に使える日数も、道具選びの前提になります。
掃除用品を残す時期と荷造りの順番を、引っ越し準備全体の中で確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
引っ越しの掃除道具は100均と専用品を分ける

100均で買うかどうかは、消耗品を必要な量だけ補えるかで考え、専用品を追加するかどうかは残った汚れと素材で判断します。
100均にも用途を絞った商品はあるため、100均と専用品は完全に別の分類ではありません。
ここでは、買う場所よりも先に、基本の消耗品で足りる物、使いやすさで選ぶ道具、特定の汚れに使う物へ分けて整理します。
値段が高いほど必要、安ければ何でもよいという選び方ではなく、今ある掃除を進められるかで比べていきましょう。
退去掃除は100均で買う物と量を決める

退去掃除で100均を活用しやすいのは、クロス、スポンジ、すき間ブラシ、手袋、ゴミ袋、掃除シートなどの消耗品です。
ダイソーネットストアの掃除用品売り場でも、掃除シートやブラシ、クロスなどの商品を確認できます(出典:ダイソーネットストア『掃除』)。
ただし、100均なら同じ性能でそろうとは決めつけず、硬さ、サイズ、素材、使える場所を見て選んでください。
たとえばクロスは用途別に分けられるか、ブラシは掃除したい溝に入るかを確認すると、買ってから使えない物を減らせます。
百均の掃除用品は枚数と使い方で比べる
百均で退去掃除用品を買うときは、値札だけでなく、枚数・サイズ・容量までそろえて比較します。
クロスを数枚だけ補いたい場合と、広い家でシートを何袋も使う場合では、合う商品の入数も変わります。
少量だけ必要なら小分けの商品を選び、同じ物を何袋も買うなら、ほかの店の大容量品と合計金額を比べてみましょう。
必要量と合計金額を比べるため、買い物メモには商品名だけでなく、旧居用・新居用の内訳も書いておくと便利です。
掃除シートを選ぶなら、枚数が多いかだけで決めず、手持ちのワイパーへ装着できる寸法かを先に確認する方が、買い直しを避けやすいです。
掃除用品と荷造り用品を同じ日に買う場合も、目的別にリストを分けると、家にある物まで重ねて買いにくくなります。
100均で買う梱包用品もあわせて整理し、掃除用品との買い物の重複を減らしたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
専用洗剤は汚れと素材を確認して買い足す

専用洗剤を追加するのは、基本の掃除をしても残る汚れがあり、その汚れと素材に使える製品を確認できたときです。
中性洗剤を基準に考えても、家中のすべての素材に使えるわけではなく、製品ごとに用途と使用できない場所が異なります。
追加する洗剤は、次のように汚れ別の用途から探し、実際の製品表示と設備の取扱説明書を照合してください。
| 残った汚れ | 追加候補 | 購入前の確認 |
|---|---|---|
| 固着した油 | 油汚れ用洗剤 | 金属・ 塗装への適合 |
| 落ちにくい 水アカ | 水アカ用洗剤 | 素材・ コーティング |
| 表面のカビ | カビ取り剤 | 使用条件・換気 |
油汚れにはアルカリ性、水アカには酸性、カビには塩素系などが候補になりますが、液性の名前だけで使える場所は決まりません。
液性とは、酸性・中性・アルカリ性など、液の性質を示す区分です。
塩素系と酸性タイプの製品を一緒に使うと、有害な塩素ガスが発生する危険があります(出典:消費者庁『雑貨工業品品質表示規程』)。
「まぜるな危険」の表示を確認し、洗剤は混ぜたり重ねてかけたりしないでください。
複数の種類を同じ場所で続けて使う計画も避けましょう。
換気、手袋、必要な保護具、使用量、放置時間、すすぎ方は、使う製品の表示に従います。
落ちないからといって濃くしたり長時間放置したりせず、使い方を守っても変化がなければ作業をいったん止めましょう。
素材や前に使った洗剤が分からない場合は、別の強い洗剤を追加する前に、設備や洗剤のメーカーへ確認する方が安全です。
退去時の掃除道具は作業量を減らす物を選ぶ

退去時に追加する掃除道具は、便利そうかどうかではなく、実際に残っている作業を減らせるかで選びます。
窓が多いならスクイージー、手の届く範囲を少し広げたいなら伸縮式モップ、広い床なら交換用シートが候補です。
反対に、溝を少し掃除するだけなら、専用ブラシを増やさず、手持ちの歯ブラシで対応できるかを先に見ます。
繰り返し使うワイパー本体は、価格と一緒に柄の長さや握りやすさ、交換シートの入手しやすさも比較してください。
メラミンスポンジのように、細かくこすって汚れを落とす物もあり、光沢面やコーティングされた面には使えない場合があります。
洗剤を使わない道具だから素材を傷めない、とは判断しないでおきましょう。
素材の種類や表面の加工が確認できないなら、目立たない場所で試すだけを安全の根拠にせず、メーカーが使用を認めている道具かを先に確認してください。
私なら、追加購入する前に、手持ちで代用できるか、何度も繰り返す作業か、引っ越し後にも使うかを確認します。
1か所しか使わず、準備や片付けにも時間がかかる道具なら、買わずに済ませる方法も選択肢に残します。
道具追加と業者清掃は残る作業で比べる
道具を追加しても終わりそうにない場合は、これから必要になる購入費と作業時間を、残った場所を業者へ頼む費用と比べます。
すでに買った道具の金額より、ここから先にどれだけ費用と時間を追加するかで考える方が判断しやすいです。
目安になるのは、同じ汚れで何度もやり直している、買い足しが複数必要、退去までの時間が足りないといった状態です。
自分で終えられる床や棚は進め、難しい水回りや油汚れだけを相談するなど、家全体ではなく残る範囲で見積もりを確認します。
私も以前の賃貸退去では、自分でワックスまでかけたのに、敷金精算で清掃費が差し引かれた経験があります。
その後の退去では「ハウスクリーニング比較」で2社から見積もりを取り、清掃会社を自分で手配しました。
私の場合は、管理会社側の清掃費と比べて1万〜2万円ほど安くなっています。
清掃後は各箇所に清掃済みの札を付けてもらい、実施したことが分かる書類も受け取って、退去確認の際に管理会社へ渡しました。
これは当時の私の契約での結果で、自分で業者を手配すれば、契約上の清掃費が必ずなくなるという意味ではありません。
依頼する前に、自分で手配してよいか、契約の清掃費と別払いにならないか、どの範囲と書類が必要かを管理会社へ確認してください。
自分で掃除を続けるか、難しい場所だけを業者へ分けるかの判断をもう少し整理したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
相談する範囲が決まったら、作業内容、追加料金の条件、希望日程をそろえ、これから買う道具や洗剤の費用と比べて選びましょう。
買い足す道具や洗剤と残り時間を確認しても、自分だけで終えるのが難しい範囲が残るなら、ハウスクリーニング110番で依頼できる内容と見積もりを確認できます。
家全体ではなく、残った場所をどこまで頼むか考える材料にしてください。
残った掃除範囲を相談
引っ越しの掃除道具で迷いやすい点
買い物へ行く前に残りやすい、予算や洗剤、道具の扱いについて確認しておきます。
- 100均だけで引っ越しの掃除道具をそろえられますか?
- 手持ちの掃除機やワイパーがあり、消耗品を補うだけなら100均中心でも準備できます。ただし、素材に合う道具や専用洗剤が必要な場合は、買う店より適合するかを優先してください。
- 引っ越し掃除の道具代は、いくら用意すればよいですか?
- 手持ちの道具と掃除する範囲で変わるため、一律の金額では決めにくいです。基本8点の不足分を買い物リストにし、必要な数量の合計を先に出して、専用品は別枠で考えてください。
- 洗剤は最初から何種類も買う必要がありますか?
- 最初から増やす必要はありません。用途に合う中性の住宅用洗剤を基準に、すでにある場所別洗剤も活用し、落ちない汚れが残った場合だけ適合する専用品を検討します。
- 退去掃除ではワックスも用意するべきですか?
- 退去するからという理由だけで、必需品に加える必要はありません。床材や仕上げに適した手入れを確認し、賃貸では管理会社にも、ワックスが必要か、使用してよいかを先に確かめてください。
まとめ:引っ越しの掃除道具
引っ越しの掃除道具は、基本8点を目安に手持ちの物を確認し、足りない消耗品からそろえると整理しやすいです。
100均で買うか専用品を追加するかは、値段だけでなく、必要量と素材への適合、残る作業で分けて考えます。
- 掃除機やワイパーは手持ちで代用できるかを見る
- クロスやスポンジは旧居・新居と用途で分ける
- 専用洗剤は対象の汚れと使える素材を確かめる
- 追加購入で終わらない作業は外注費用とも比べる
まずは今ある道具を並べ、旧居の搬出後に残す物と、新居ですぐ使う清潔な物を分けるところから始めてみてください。
自分で掃除を続けるか、残った範囲を業者へ頼むかをもう一度整理したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

