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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
退去が近づくと、部屋の汚れをどこまで自分で落とすか、それともハウスクリーニング業者へ頼むかで迷いやすくなります。
軽いほこりや拭き掃除で落ちる汚れなら、自分で対応する方が費用を抑えやすいです。
一方、何度掃除しても落ちない油汚れやカビが複数あり、窓や水回りまで広く仕上げる必要があるなら、退去直前まで自分で抱えるより業者へ切り替える方が現実的です。
ただし、「自分で掃除する」ことと「自分で清掃業者を手配する」ことは別です。
業者を自主手配する前には、賃貸借契約のクリーニング特約や指定清掃の有無を確認し、管理会社側の清掃費と二重にならないかを確かめます。
この記事では、汚れの程度・清掃範囲・残り時間から自分で掃除を続けるか判断する方法と、自主手配へ切り替える前の確認事項を整理します。
- 軽い汚れは自分で対応する
- 固着汚れ・広い範囲・時間不足なら業者も検討する
- 自主手配前に契約書と管理会社を確認する
- 業者を頼むなら同じ清掃範囲で見積もりを比べる
退去時のハウスクリーニングは自分で?掃除と業者の判断基準

退去時の掃除は、最初からすべて業者へ任せる必要も、反対にすべて自分で終わらせる必要もありません。
短時間で落とせる汚れは自分で整え、手間の大きい部分だけ業者へ切り替えると考えると判断しやすくなります。
見るポイントは、汚れの落ちにくさ、掃除する範囲、退去までに確保できる時間の3つです。
退去時に自分で掃除する範囲は日常清掃が目安
自分で対応しやすいのは、床のごみやほこり、拭けば落ちる汚れ、水回りの軽い汚れなど、普段の掃除の延長で処理できる範囲です。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」のQ&Aでも、借主は日頃の通常清掃や退去時の清掃を行う必要があり、掃除を怠ったことで特別な清掃が必要なカビなどを生じさせた場合は、借主側の負担になり得るとされています(出典:国土交通省『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』)。
ここで目指すのは、専門業者と同じ仕上がりにすることではありません。
ごみを残さず、ほこりを取り、拭き掃除や水回りの手入れで落とせる汚れを落として返すことを基本にすると考えやすいです。
自分で掃除する目的を「管理会社のクリーニング費をゼロにすること」だけにすると、必要以上に時間をかけやすくなります。
契約で退去時の清掃費が決まっている場合は、自分で念入りに掃除しても、その費用負担がなくなるとは限りません。
一方で、手入れをせず汚れを悪化させれば、通常の清掃とは別の費用が問題になる可能性があります。
まず日常清掃で落とせる範囲を整え、それ以上の作業に時間をかけるかは契約内容と汚れの状態を見て決める方が合理的です。
反対に、素材を傷めそうな強い洗剤や道具を使わないと落ちない汚れまで、無理に自分で仕上げる必要はありません。
ベランダ、水回り、窓、床など、退去前にどこまで掃除するかを場所別に確認したい場合は、清掃範囲と優先順位を整理した記事を参考にしてみてください。
退去時に自分で掃除するより業者が向く3つの条件
自分で続けるか業者へ切り替えるかは、「掃除できるか」だけで決めると迷いやすいです。
同じ汚れでも、数分で落ちるのか、何度も洗剤を使う必要があるのかで負担は変わります。
さらに、1か所ずつは軽い作業でも、窓や水回りを含む空室全体を仕上げるとなれば、作業量は一気に増えます。
- 固着した油汚れやカビが複数ある
- 窓や水回りを含め清掃範囲が広い
- 退去日までに十分な作業時間を取れない
固着した油汚れやカビが複数ある
換気扇やコンロ周りのべたつき、浴室の水垢やカビでも、洗剤を使って短時間で落ちる程度なら自分で対応しやすいです。

一方、何度こすっても落ちない油汚れや、広い範囲へ広がったカビが複数あると、退去直前の掃除だけでかなり時間を使います。
汚れが落ちないからと洗剤を強くしたり、研磨力の高い道具へ変えたりすると、設備や仕上げ材を傷めないかも確認しなければなりません。
私なら、短時間で落ちる汚れは自分で対応し、同じ場所を何度もやり直す状態になったら、残り時間とほかの清掃箇所を見て業者へ切り替えます。
空室全体を広く掃除する必要がある
キッチンや浴室だけでなく、トイレ、洗面所、窓、サッシ、網戸、ベランダ、玄関、床まで対象にすると、1か所ごとの難易度が高くなくても全体の作業量は大きくなります。

私が以前の退去で清掃会社へ依頼したときも、水回りだけではなく、窓やサッシ、網戸、ベランダ、玄関周り、照明器具、ドア、床まで広い範囲が清掃対象でした。
自分で同じ範囲を進める場合は、洗剤や道具を準備し、場所を移動しながら掃除し、乾燥や後片付けまで行う必要があります。
空室全体を仕上げたいなら、業者料金だけでなく、自分が使う時間と体力も判断材料に入れた方が比べやすいです。
退去までに掃除する時間が足りない
退去日までの時間が少ないなら、軽い汚れでも全部を自分で仕上げようとしない方が進めやすいです。
引っ越し前は、荷造り、不用品の処分、住所変更、ライフラインの手続きなどが重なります。

わが家では2020年10月15日に新居への引っ越しと旧居の退去を同じ日にしたため、旧居の掃除と最終確認を前倒しして進める必要がありました。
このような日程では、「自分で落とせる汚れか」だけではなく、「退去日までに確実に終わるか」で考える方が実務的です。
引っ越し準備全体から掃除に使える日数を逆算したい場合は、準備を始める時期と作業を整理した記事を参考にしてみてください。
自分で掃除と業者依頼は作業量・汚れ・時間で比べる
自分で掃除する場合は現金の支出を抑えやすい反面、自分の時間と体力を使います。
業者へ頼む場合は費用がかかりますが、広い範囲をまとめて任せやすくなります。
判断するときは、料金だけではなく、汚れの落ちにくさ、対象箇所の数、退去までの残り時間を同じ表で見ると迷いにくくなります。
たとえば、浴室の水垢だけが残っていて休日に時間を取れるなら、自分で追加清掃する選択でも負担は大きくなりにくいです。
反対に、キッチン、浴室、窓、床と複数箇所に落ちにくい汚れがあり、退去まで数日しかないなら、1か所ずつ自分で粘るほどほかの準備が遅れます。
この違いは掃除の得意・不得意ではなく、残っている作業量と期限の問題です。
業者へ頼む費用と、自分で掃除に使う時間のどちらを優先するかを決めると、途中で判断を変える基準も作りやすくなります。
| 状況 | 向く方法 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 軽いほこり・汚れ | 自分で | 短時間で落ちる |
| 固着した油・カビ | 業者も検討 | 何度も作業が必要 |
| 空室全体の清掃 | 業者も検討 | 対象箇所が多い |
| 時間が少ない | 業者も検討 | 退去期限が近い |
私自身、以前の賃貸退去では自分で掃除をして、床にはワックスまでかけました。
それでも敷金精算では清掃費が差し引かれています。
この経験から、自分で手間をかけた量と、契約上発生する清掃費は分けて考えた方がよいと感じました。
「ここまで掃除すれば清掃費は必ずなくなる」と考えるのではなく、契約上の費用を確認したうえで、自分で行う作業にどこまで時間をかけるかを決める方が無駄を減らしやすいです。
業者へ頼むと決めたら費用と作業範囲は別記事で比較する
汚れの状態や残り時間から業者へ頼むと決めた後は、この記事で料金相場や業者比較まで広げるより、必要な清掃範囲を決めてから依頼先を比べる方が進めやすいです。
同じ「退去前清掃」でも、空室全体なのか、水回り中心なのか、窓やベランダまで含めるのかで見積もり条件が変わります。
安い金額だけを比べても、A社には窓が含まれ、B社では追加料金になるなら、そのままでは比較できません。
依頼先を決める段階では、料金、作業範囲、追加費用になり得る条件を同じ項目で並べます。
退去掃除業者の選び方や、費用と作業範囲の比較方法を詳しく確認したい場合は、業者選びの記事を参考にしてみてください。
退去時のハウスクリーニングを自分で手配する前の確認

業者へ切り替えると決めても、そのまま予約へ進むのは早いです。
賃貸では、自分で専門業者を手配することと、管理会社が契約に基づいて行う清掃や原状回復は同じ扱いとは限りません。
先に賃貸借契約書と管理会社の案内を確認し、自主手配が認められるか、管理会社側の清掃費がどう扱われるかを確かめます。
管理会社の指定清掃と二重にならないか確認する
自分で清掃会社を手配する前に、契約書のクリーニング特約、指定業者、退去時清掃費の記載を確認します。
国土交通省のQ&Aでは、契約で貸主または貸主指定業者が原状回復工事を行うと定めている場合は、例外的に貸主が承諾しない限り、借主が指定した業者へ行わせることはできないとされています(出典:国土交通省『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン Q&A』)。
一方、借主が原状回復を行う旨だけが定められている場合には、自分で行ったり、自分で業者を手配したりできる可能性がありますが、貸主と十分に相談したうえで行う必要があります。
また、クリーニング特約の有効性は、借主が負担する内容や範囲、説明のされ方、費用の妥当性などから個別に判断されます。
そのため、「自分で業者を頼んだから、管理会社の清掃費はなくなる」と一律には考えられません。
管理会社へは「こちらで清掃会社を手配した場合、退去時のクリーニング費用はどうなりますか」と具体的に確認しておくと話が早いです。
自主手配の可否だけでなく、管理会社側の清掃費がなくなるのか、差額精算なのか、別に必要なのかまで確認します。
指定する清掃範囲や、退去確認時に提出する書類があるかも予約前に聞いておきます。
自主手配が認められても、退去日までに清掃を終えられなければ引き渡しに影響するため、業者の作業日を確保できるかも同時に確認します。
口頭だけで分かりにくい場合は、契約書の該当箇所を見ながら確認すると、どの費用について話しているのか整理しやすいです。
自分で業者へ頼んでも管理会社側の清掃費が別に必要な契約なら、二重負担になる可能性があるため、予約前に確認します。
自主手配できるなら清掃範囲をそろえて見積もりを取る
管理会社から自主手配してよいと確認できたら、次は複数の見積もりで清掃範囲をそろえます。
見積もり前に、キッチン、浴室、トイレ、洗面所、窓、サッシ、網戸、ベランダ、床など、どこまで依頼するかを書き出しておくと条件を合わせやすいです。

家具が残っているのか、引っ越し後の空室なのかも伝えておきます。
見積もりを比較するときは、総額の安さだけでなく、含まれる清掃箇所と追加料金になり得る作業を横に並べます。
一方の見積もりに窓やベランダが含まれ、もう一方は別料金なら、総額だけを見ても同じ条件の比較にはなりません。
希望する清掃範囲を先に決めておけば、見積もりを受け取ったあとに「どこまで含まれているのか」を確認しやすくなります。
私が旧居の退去で清掃会社を探したときは、「ハウスクリーニング比較」を使い、対応できた2社から見積もりを取りました。
そのときは、管理会社側でかかる清掃費と比べて1万〜2万円ほど安くなりました。
これは当時の物件、清掃範囲、業者、地域などの条件による結果で、現在の別の物件でも同じだけ安くなるという意味ではありません。
金額差をそのまま再現しようとするより、管理会社側の清掃費と、自分で頼む業者の見積もりを同じ条件で並べて判断することがポイントです。
管理会社側の清掃費と比較するには、自分で手配する場合の見積もりも同じ清掃範囲で確認しておくと判断しやすいです。
ハウスクリーニング110番では、退去前の清掃について見積もりを依頼できます。
清掃済みの記録を残して退去確認に備える
自分で清掃会社を手配するなら、作業後に何を清掃したか分かる資料を残せるかも確認しておくと説明しやすいです。
領収書、見積書、作業明細などに清掃箇所が書かれていれば、どの業者が何を行ったかを確認できます。
私が清掃会社へ依頼したときは、作業が終わった各箇所へ清掃済みの札を付けてもらい、施工を実施したことが分かる書類も受け取りました。
退去確認の際には、その書類を管理会社へ渡しています。
もちろん、清掃記録があれば敷金が必ず多く戻るわけではありません。
契約上の清掃費や原状回復費は別に判断されるため、記録は「専門業者がどこまで清掃したかを説明する材料」として考えるのが合っています。

私は清掃済みの札と施工実施の書類を残してもらい、退去確認時に管理会社へ渡しました。
ハウスクリーニング110番は料金・評判を別記事で確認する
自主手配できることを確認し、必要な清掃範囲も決まったら、候補となるサービスの条件を確認する段階です。

ハウスクリーニング110番を検討する場合も、先にサービスを決めるのではなく、必要な作業を伝えて見積もり内容を確認してから判断します。
この記事の役割は、自分で掃除を続けるか業者へ切り替えるか、さらに自主手配してよいかまでを整理することです。
業者を使うと決めた段階では、「このサービスが有名か」より、必要な清掃箇所を依頼できるか、見積もり条件が分かるか、自分の退去日程に合わせられるかを確認する方が先です。
退去前は日程に余裕がないこともあるため、候補を1社に決め打ちするより、まず必要条件を整理してからサービスを確認した方が判断しやすくなります。
必要な清掃範囲と退去日が決まっているなら、ハウスクリーニング110番へ条件を伝えて見積もりを確認できます。
見積もりを見たあとに、依頼するか他社と比べるかを決めれば大丈夫です。
見積もり後に依頼を判断
ハウスクリーニング110番そのものの料金、評判、注意点までここで繰り返すと、業者へ切り替える判断とサービス選びが混ざってしまいます。
ハウスクリーニング110番を候補にする場合は、料金や評判、見積もり前の注意点をまとめた記事を参考にしてみてください。
退去時に自分で掃除するよくある疑問
ここまでの判断で残りやすいのは、「自分で掃除すれば清掃費はなくなるのか」「自分で業者を手配してよいのか」といった契約との境目です。
迷いやすい3点だけ、結論を短く整理します。
- 退去前に自分で掃除すればハウスクリーニング代はかかりませんか?
- 必ずなくなるとは限りません。クリーニング特約や管理会社の運用で清掃費が必要な場合があるため、契約書と管理会社への確認が先です。
- 自分でハウスクリーニング業者を手配しても大丈夫ですか?
- 契約内容と貸主・管理会社の承諾によります。自主手配してよいかだけでなく、管理会社側の清掃費がどうなるかも予約前に確認してください。
- どんな状態なら業者へ頼んだ方がよいですか?
- 固着した油汚れやカビが複数あり、清掃範囲が広い場合や、退去まで十分な時間を取れない場合は業者へ切り替える方が進めやすいです。
まとめ:退去時のハウスクリーニングは自分で
退去時のハウスクリーニングは、普段の掃除で落とせる軽い汚れまで全部プロへ任せる必要はありません。
軽い汚れは自分で整え、固着した汚れ、広い清掃範囲、退去までの残り時間を見て業者へ切り替えるのが現実的です。
ただし、業者を自分で手配する場合は、契約書と管理会社の確認を先にします。
自主手配の清掃費と管理会社側の清掃費が重なる可能性があるため、「業者を頼めるか」だけでなく「退去時の清掃費がどう扱われるか」まで確認してください。
- 軽い汚れは自分で対応する
- 固着汚れ・広い範囲・時間不足なら業者を検討する
- 自主手配前に契約書と管理会社を確認する
- 見積もりは同じ清掃範囲で比べる
- 清掃した範囲を確認できる記録を残す
私の場合、最初の退去では自分でワックスまでかけても清掃費がかかり、その後の退去では清掃会社を自分で手配しました。
この経験からも、「どこまで自分で掃除できるか」だけでなく、契約上の清掃費、自主手配の可否、業者へ任せる時間的なメリットまで並べて考える方が納得しやすいと感じています。
管理会社へ確認したうえで業者へ任せる方が合理的だと判断したら、必要な清掃範囲を整理し、同じ条件で見積もりを取ってから依頼先を決めれば大丈夫です。
管理会社への確認が済み、自分で仕上げるより業者へ任せると決めたなら、次は実際の見積もりで清掃範囲と総額を確認する段階です。
条件を伝えてから依頼するか判断できます。
清掃範囲と総額を確認

