断熱性能でハウスメーカー比較!UA値と標準仕様の見方

断熱性能でハウスメーカー比較!UA値と標準仕様の見方

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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。

断熱性能を重視してハウスメーカーを探すと、UA値が小さい会社や、断熱等級7を掲げる会社が気になってきます。

ただ、ある会社はモデルプランの計算値、別の会社は上位商品の性能というように、公表されている数字の前提が違うことがあります。

会社名を並べたランキングだけでは、あなたが建てる地域・間取り・予算でどこまで実現できるのか判断できません。

私なら、建築予定地の地域区分を確認し、同じ規模のプランで算出したUA値、窓と断熱材の構成、標準仕様からの追加費用を並べます。

この記事では、各社の公式な公表例を読み解きながら、候補を絞るための比較項目と住宅会社へ頼む資料を整理します。

記事のポイント
  • 断熱等級6・7のUA値は建築地域によって基準が違う
  • 会社別の公表値は商品・モデルプラン・標準仕様を分けて読む
  • 窓・断熱材・気密性能は数値と施工条件を合わせて確認する
  • 依頼先は希望仕様を含む設計UA値と総額で絞り込む

断熱性能でハウスメーカーを比較する際のUA値と等級

窓まわりと壁の柱間に施工された発泡ウレタン断熱材
窓まわりに施工した発泡断熱材の状態

ハウスメーカーの断熱性能を比べるとき、最初に基準となるのが断熱等性能等級とUA値です。

UA値は、屋根・壁・床・窓などを通じて家の外へ逃げる熱の程度を、外皮面積で平均した数値で、小さいほど熱が逃げにくい設計を示します。

ただし、同じ数値でも建てる地域や計算対象が違えば意味が変わります。

公表値を比較する前に、地域区分、商品とプラン、標準仕様か追加仕様かの3点を見ていきます。

公表値を読む前の確認項目
  • 建築予定地はどの省エネ地域区分か
  • 数値はどの商品・間取りで計算されたか
  • 達成条件は標準仕様か有料の上位仕様か

UA値と断熱等級6・7は地域区分をそろえて読む

断熱等級は数字が大きいほど高い断熱水準を示しますが、合格となるUA値は全国一律ではありません。

たとえば省エネ地域区分の6地域では、断熱等級4がUA値0.87以下、等級5が0.60以下、等級6が0.46以下、等級7が0.26以下です。

この4つの値は、あるメーカーが全国どこでも達成する数値ではなく、6地域に建てる住宅の等級判定に使う基準値です。

6地域の断熱等級UA値の基準見方
等級40.87以下現行の最低水準
等級50.60以下ZEHの断熱水準
等級60.46以下等級5より高断熱
等級70.26以下現行の最高等級

1・2地域なら等級6は0.28以下、等級7は0.20以下となり、寒冷地では求められるUA値がさらに厳しくなります。

地域区分は都道府県名だけで決まらない場合もあるため、建築予定地の市区町村をもとに住宅会社へ確認してください。

また、等級の判定では夏の日射による熱の入りやすさを示すηAC(イータエーシー)などの基準も関係し、UA値だけで等級取得の可否を断言できない場合があります。

国土交通省「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド」に地域別の基準値が示されています(出典:国土交通省『省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド』)。

なお、2025年4月以降に着工する住宅は、原則として省エネ基準への適合が義務化されました。

一方、遅くとも2030年までに省エネ基準をZEH水準へ引き上げる方針は、2026年10月時点で現在の最低基準と同じ意味ではありません。

「等級4に対応している」だけで、将来を見据えた希望水準まで満たすとは限らないわけです。

断熱等級の基準値と、等級4・5・6の違いをもう少し詳しく整理したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

HEAT20 G2・G3と断熱等級は同じ名称ではない

HEAT20のG2・G3は、住空間の冬の温度環境や暖房負荷を想定して設けられた民間の性能水準です。

6地域の代表都市ではG2の参考UA値が0.46、G3が0.26なので、断熱等級6・7と同じ数字が登場します。

ただ、HEAT20は都市ごとの気候を踏まえた地域補正を重視しており、全国の等級判定とそのまま置き換えられる制度ではありません。

HEAT20「住宅シナリオと外皮性能水準」でも、代表都市のUA値は参考値であり、地域補正が必要と説明されています(出典:HEAT20『住宅シナリオと外皮性能水準』)。

たとえば広告で「HEAT20 G2相当」と書かれていても、計算地域、対象商品、実際の住宅でのUA値を確認した方が比較しやすくなります。

また、UA値は主に熱の逃げにくさを表すもので、日差しによる暑さや冷暖房の運転方法まで直接示す数字ではありません。

同じUA値でも、西日を受ける大窓が多い家と、庇で日射を遮る家では夏の過ごしやすさが変わります。

室内側から見た、上段に複数の窓と下段に大きなガラスを備えた樹脂製窓
道路側に面した多連樹脂サッシ全景

ハウスメーカーのUA値ランキングは公表条件に注意する

住宅会社の公式ページには、等級7の標準対応、UA値0.28以下、モデルプランのUA値0.39など、異なる形式の情報が並んでいます。

ここでの違いは、数値の大小だけでなく、何を対象としているかです。

2026年に確認できた公表例を、順位を付けずに整理すると次のようになります。

同じ6地域に建てる家でも、同一プランの設計値とは限らないため、この一覧は性能順位ではありません。

ハウスメーカー公表されている例確認したい条件
一条工務店i-smart等級7標準地域・プランの例外
アイ工務店N-ees UA0.28以下地域・仕様の違い
ミサワホーム断熱仕様で等級5〜7対象商品と標準範囲
桧家住宅エリート・ワン等級6対象地域・商品
住友不動産UA0.39・0.46の例工法・モデルプラン
BESS地域別の標準仕様実邸の等級とUA値

公表値が低い会社をそのまま1位とするのではなく、希望地域・商品・窓条件をそろえた計算値が出るまで順位を保留にしてください。

一条工務店とアイ工務店は商品・地域条件を確認

一条工務店はi-smartについて断熱等級7を標準と案内していますが、建築地・プラン・採用仕様によって対応できない場合があると注記しています。

したがって、別商品のハグミーまで同じ断熱等級や窓仕様だと考えるのは避けたいところです。

アイ工務店は地域向け公式ページでUA値0.28以下を掲げていますが、仕様内容の説明には地域差やプランによる例外が見られます。

6地域でUA値0.28なら等級6のUA基準を満たす水準ですが、等級7の基準値0.26以下に達するとは限りません。

一条工務店の商品別比較とアイ工務店N-eesの仕様を詳しく確認する場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

ミサワホームと桧家住宅は仕様の段階を分ける

ミサワホームの木質系商品には、断熱等級5に対応する「スマートテック断熱90」、等級6の「120」、等級7に対応可能な「アドバンス」という断熱仕様の案内があります。

企画住宅には等級6標準と案内する商品もあり、会社全体をひとつの等級で表せない例です。

ミサワホーム公式「高断熱住宅」の説明でも、モデルプランの計算値と選択できる断熱構成が分けられています(出典:ミサワホーム『高断熱住宅・スマートテック断熱』)。

上位仕様では外張りのフェノールフォームを加えるなど構成が変わるため、追加費用と、その仕様で計算したUA値を一緒に確認します。

桧家住宅では、エリート・ワンが5〜7地域などの対象地域で断熱等級6を標準化した商品として紹介されています。

ただし、スマート・ワンを含む全商品や、すべての地域が同条件とは限りません。

ミサワホームの標準・追加仕様をより詳しく比べたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

住友不動産とBESSは工法・地域仕様の違いを確認

住友不動産の注文住宅では、ウッドパネル工法の公式ページにUA値0.39、2×4工法のページにUA値0.46という公表例があります。

前者は窓面積を抑えたモデルプランでトリプルガラス樹脂サッシなどを採用した場合、後者もモデルプランによる計算値なので、そのまま実邸の標準値とみなせません。

BESSは建築地の地域条件に応じた標準仕様を案内していますが、ワンダーデバイスの外観・間取りの情報だけでは、希望地域のUA値や断熱等級は確定しません。

両社とも、希望する工法・商品・地域の仕様表を受け取るところから始めるのが現実的です。

住友不動産の断熱仕様とBESSのワンダーデバイスを個別に確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

公表例を見ても候補が絞り切れない場合は、SUUMO注文住宅で建築地に対応する住宅会社や商品を探せます。

気になる会社のカタログを集め、設計UA値や標準仕様は各社へ確認してください。

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断熱性能が高いハウスメーカーを標準仕様で絞る方法

外壁と屋根が仕上がり足場が残る建築中の平屋住宅正面
外壁施工後も足場が残る平屋住宅

公表値で候補を見つけたら、次は「その性能を自分の家でいくらで実現できるか」を確認します。

同じ会社でも、窓の大きさ、断熱材の厚さ、床下や基礎の納まり、選ぶ商品によってUA値は変わります。

さらに、気密性能や日射対策、見積もりに含む費用を見なければ、完成後の住み心地や必要な予算までは比べられません。

候補が2〜3社になった段階で、性能計算書と仕様表、標準から変更する項目の差額をそろえて確認します。

見積もりまでに集めたい情報
  • 希望プランのUA値・断熱等級と計算の前提
  • 窓の種類・ガラス構成・方角と開口面積
  • 屋根・壁・床または基礎の断熱材と厚さ
  • 気密測定の実施・判定・補修方法
  • 標準仕様からの変更費用と見積もり範囲

窓と断熱材は標準仕様と追加仕様を分けて確認する

UA値が同じでも、窓や断熱材にどれだけ費用をかけているか、設計の自由度がどこにあるかは違います。

「高性能な樹脂サッシ採用」といった紹介だけでは、どの窓にも同じガラスを使うのか、大きな引き違い窓で変更が必要なのか分かりません。

住宅会社へは、使用部材と施工する厚さを、標準仕様と上位仕様で分けた表を求めたいところです。

サッシ・ガラス・窓の数と大きさを確認する

室内側から見た、樹脂製フレームの大きな引き違い窓
樹脂フレームの大型掃き出し窓全景

窓では、サッシの材質、ペアガラスかトリプルガラスか、Low-E膜や中空層の仕様、開き方を確認します。

同じ樹脂サッシでも、ガラス構成や窓の形が異なれば窓自体の熱の通しにくさは変わります。

たとえば大きな掃き出し窓をペアからトリプルへ変更するときは、その窓だけ追加費用がかかるのか、建物全体の標準仕様が変わるのかを確認します。

また、窓の面積が大きいほど単純に悪いという話ではなく、採光・景色・冬の日射取得との兼ね合いがあります。

私の家では2020年にYKK APのAPW330とLow-Eペアガラスを選びました。

今のところ冬の窓の結露には困っていませんが、窓の近くでは冷気を感じることがあり、当時は窓の数と大きさをもう少し詰めてもよかったと思っています。

窓だけの製品性能ではなく、設計図面にある窓の合計面積と方角まで確認すると、各社の提案を具体的に比べられます。

屋根・壁・床・基礎の断熱構成を確認する

断熱材は、グラスウール、発泡ウレタン、フェノールフォームなどの名称だけで優劣を決められません。

厚さと熱の伝わりにくさ、充填断熱か外張断熱か、施工する部位と連続性を合わせて判断する必要があります。

私が2020年に建てた桧家住宅の平屋では、屋根と壁がアクアフォーム、基礎がアクアフォームNEO+TPでした。

記録している厚さは屋根約95mm、壁約80mm、基礎約40mmで、当時の地域・商品仕様の話です。

床下の基礎壁を覆うオレンジ色の吹き付け断熱材と床束
床下全体を覆うオレンジ色の断熱材

施工中には吹き付け状態と厚さを確認しましたが、それだけで現在の同社商品や他社住宅のUA値を算定できるわけではありません。

床断熱と基礎断熱では断熱する位置が異なるので、どこを室内側の温熱環境として設計するかも質問しておきたいですね。

さらに、コンセントや配管の貫通部、柱と壁の取り合いなど、図面の断熱線が途切れやすい場所をどう施工するかも見ておくと、材料名だけの比較で終わりません。

コンセントボックス周辺まで施工された壁内の発泡ウレタン断熱材
配線まわりまで施工した発泡断熱材

高断熱・高気密はUA値とC値を別々に確認する

玄関に赤い気密測定用ファンが設置され、床の針式計器へホースがつながっている
ここから・イメージ

UA値が断熱設計の計算値であるのに対し、C値は建物の隙間の大きさを示す相当隙間面積です。

C値は実際の住宅で気密測定をして確認するため、断熱等級6を満たしているだけでは実邸のC値まで確定しません。

たとえば会社が「C値平均0.32」と案内しても、全棟の平均実績なのか、測定する時期や方法、あなたの家の目標値はどうかを聞く必要があります。

気密性は、冷暖房時の漏気や換気の計画にも関係するため、設計と施工の両方を確認したい項目です。

私の家では新築時に気密測定をしませんでした。

住んでいて大きな冷暖房の不満があるわけではありませんが、今なら当時の施工状態を数値で残しておきたかったと感じています。

ここから
ここから

入居後に体感を説明することはできますが、新築時のC値は測っていなければ後から正確にさかのぼれません。

気密測定をするなら、測定の有無だけでなく、測定時期、不合格だった場合の補修と再測定、最終結果の書面交付まで確認すると比較しやすくなります。

C値の公表ランキングと、実際の測定値の読み方は論点が異なるため、詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。

鉄骨・木造・ローコスト住宅も同じ費用条件で比べる

銀灰色の鉄骨柱と白い断熱板の隣に、白枠の窓と灰色の外装材が見える
ここから・イメージ

鉄骨造か木造か、また大手かローコスト住宅かだけで断熱性能の順位は決まりません。

鉄骨など熱が伝わりやすい構造材を使う場合は、熱橋と呼ばれる熱の通り道を断熱層でどう抑えているか確認します。

木造でも、柱や窓まわりの納まり、断熱施工の精度によって性能への影響は変わるため、構造名だけでは判断できません。

鉄骨と木造のどちらを選ぶ場合も、構造形式による印象ではなく、検討中の商品・プランの外皮計算と断熱詳細図で比較してください。

ローコスト住宅で断熱等級6を目指す場合も、窓の変更、付加断熱、玄関ドアの変更が標準か追加かで総額が変わります。

反対に、上位商品で高断熱仕様が一式含まれていれば、後から追加する費用が少ない場合もあります。

ただし、建物本体価格に入っている範囲は会社ごとに異なり、気密測定、窓の変更、等級の証明書取得などを別料金とすることもあるため、項目ごとの見積もりで確認します。

比較するのは坪単価の見出しではなく、希望の断熱等級を満たした状態の建物見積もりです。

耐震性は断熱性と別の評価項目なので、断熱性能が高いことを理由に耐震等級や構造計算の確認を省かないようにします。

木造・鉄骨や価格帯をまたいで比較するなら、SUUMO注文住宅で大手ハウスメーカーと工務店の情報を確認できます。

資料請求後は住宅会社から電話やメールが届くこともあるため、比較できる社数に絞ると整理しやすいです。

>>大手・工務店の住宅カタログを探す

候補3社へ同じプラン条件のUA値と見積もりを頼む

住宅模型を中心に3つの見積書と建材サンプルを並べた比較検討
ここから・イメージ

会社を絞るための比較表は、インターネットの公表値を並べるより、各社から受け取った同条件に近い資料で作る方が役立ちます。

完全に同じ間取りが各社の構造ルールで実現できないこともあるため、建築地、延床面積、階数、窓のおおよその面積、希望等級を先にそろえます。

たとえば6地域・延床30坪前後・2階建てで、リビングの大窓と方角を同程度にした場合の計算を依頼する形です。

平屋を希望するなら、比較対象をすべて平屋に変えます。

1.建築条件をそろえる

建築地・坪数・階数・窓の希望・目標等級を各社へ同じ内容で渡す

2.UA値と仕様表を受け取る

その条件に近いプランのUA値計算書と窓・断熱材の仕様表を受け取る

3.追加費用を比べる

標準と追加仕様の差額を分けた見積もりを同じ項目順に整理する

性能表には、UA値、断熱等級、窓の仕様、屋根・壁・床または基礎の断熱構成、C値の測定条件を書き込みます。

見積書側には、各項目の標準・追加区分、追加金額、別途工事、仕様確定日を記録しておくと、金額だけが先に変わることを防ぎやすいです。

私も住宅会社を比較したとき、カタログで標準仕様を調べたうえで、最終候補の見積もりに希望内容がどこまで入っているかを確認しました。

実際に、希望した内容が見積もりに含まれているかどうかで、表示された金額の受け取り方が変わった経験があります。

会社ごとに違う資料が届いたら、同じ項目について書面で回答してもらうのがよいと思います。

書面に未記載の項目は「不明」とし、空欄を高性能だと推測して埋めないようにします。

モデルプラン値と実際の計画値を別の欄にしておくと、営業担当者の説明が変わったときにも条件を追いやすくなります。

比較したい会社が決まったら、SUUMO注文住宅でカタログをまとめて請求し、住宅商品の特徴を並べてみる方法があります。

各社に依頼する設計UA値・標準仕様・追加費用の確認は別途行ってください。

候補会社を自宅で見比べる

UA値が近い候補は日射・住み心地・総額で絞る

仮に候補2社の設計UA値が近くても、そこで会社選びを終える必要はありません。

西日の強い部屋の日射遮蔽、冬に日が入る窓の配置、換気方式、暖冷房計画を比べると、同じ断熱等級でも暮らし方に合う提案が見えてきます。

カーテンを開けた室内側から見た、樹脂製の二枚引き違い窓
室内になじむ樹脂製の引き違い窓

また、モデルハウスの快適さは空調運転や建物の広さにも左右されるので、実際の床面積に近い建物で質問できると判断材料が増えます。

「等級6の標準仕様で希望を満たす会社」と「等級7まで追加できるが予算を超える会社」なら、私は月々の支払いに無理がない方も真剣に検討します。

高断熱化にいくら追加すると、どの部位・性能が変わるのかを明確にして、納得できる差額か考えたいからです。

UA値が0.01違うだけで冷暖房費が一定額減ると単純計算せず、建物の形、日射、住み方、空調の設定も含めた試算条件を確認します。

必要以上に会社の数を増やさず、条件をそろえて残った候補に具体的な提案を求めるのが、比較を進める現実的な方法です。

断熱性能を比較するときのよくある質問

UA値や等級を確認したあとに残りやすい疑問を、会社選びに必要な範囲で整理します。

UA値0.28なら、どの地域でも断熱等級7ですか?
いいえ。6地域の等級7のUA値基準は0.26以下です。地域別の基準と、計画する住宅の等級判定結果を確認してください。
断熱等級7なら冬に暖房は不要ですか?
断熱等級7でも暖房が不要とは限りません。地域、日射、換気、空調の使い方で室温は変わり、UA値だけで室温を保証できません。
カタログにUA値がなければ候補から外すべきですか?
直ちに除外せず、希望商品と予定地に対応した外皮性能計算書を依頼しましょう。数値が確認できるまでは他社との性能順位を付けない方法が合理的です。

まとめ:断熱性能でハウスメーカーを比較する

断熱性能が高いハウスメーカーは、公表されたUA値の順位だけでは決められません。

同じ地域と近いプラン条件で算出したUA値に加え、窓・断熱材の標準仕様、C値の測定条件、希望等級まで上げる費用を比べることが必要です。

まずは各社の公表例から候補を探し、その後はあなたの建築予定地と間取りを前提にした性能計算書・仕様表・見積書で絞り込みましょう。

最終的に依頼する会社は、数字の良さだけでなく、その数字をどの設計と価格で実現するかを説明できる会社を選びたいですね。

  • 断熱等級とUA値は同じ地域区分で比較する
  • 公表値は商品・プラン・標準と追加の条件を分ける
  • 窓・断熱材・C値の測定条件を仕様表で確認する
  • 同条件に近い設計値と追加費用を並べて候補を絞る

断熱性能と費用の比較軸が整理できたら、SUUMO注文住宅で気になる住宅会社のカタログをまとめて請求できます。

商品や施工例を確認してから、UA値や標準・追加仕様の詳細を各社に聞いてみましょう。

展示場へ行く前に候補整理