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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
一条工務店のUA値を調べると、0.25という数値や断熱等級6・7という案内が出てきますが、ハグミーもグラン・スマートも同じ性能なのかは分かりにくいですよね。
2026年10月時点の公式案内では、グラン・スマートとアイ・スマートは断熱等級7が標準です。
ハグミーやアイ・キューブなどは等級6を基本に選べますが、建築地や間取り、採用仕様によっては標準の等級を満たせない場合があります。
また、公式サイトのUA値0.25はアイ・スマートのモデルプランで計算した値です。
ハグミーを含め、あなたが建てる家のUA値を示すものではありません。
商品ごとの公表情報を整理したうえで、UA値の基準、設計値の確認方法、性能と予算をそろえた選び方まで見ていきます。
- 一条工務店のUA値0.25はアイ・スマートのモデルプラン値
- ハグミーは断熱等級6標準でも、全プラン共通のUA値とは限らない
- グラン・スマートとアイ・スマートは2026年4月から等級7標準
- 自宅のUA値は外皮性能計算書などで確認し、C値と区別する
一条工務店のUA値は?ハグミーと主力商品の性能を比較

一条工務店の商品を比べるときは、まず「公式に示されている断熱等級」と「モデルプランのUA値」を分けて見る必要があります。
一条工務店は2026年4月からグラン・スマートとアイ・スマートの断熱等級7を標準化しました。
一方、ハグミーやアイ・キューブには等級6の案内があります。
どちらも商品名だけで完成する家のUA値が確定するわけではありません。
商品ごとの公表範囲と例外を一覧にしておきます。
一条工務店のUA値と断熱等級を商品別に一覧比較

2026年に確認できた公式情報を整理すると、主力商品の違いは次のようになります。
| 商品 | 公式の断熱等級 | UA値の扱い |
|---|---|---|
| HUGme (ハグミー) | 等級6標準 | 一律値は未確認 |
| HUGme fam W | 等級6標準※ | 一律値は未確認 |
| グラン・スマート | 等級7標準 | 個別プランで確認 |
| アイ・スマート | 等級7標準 | モデル値0.25 |
| アイ・キューブ | 等級6標準 | 一律値は未確認 |
| アイ・ スマイルシリーズ | 等級6の対象 | 一律値は未確認 |
| グラン・ セゾン・ブリアール | 個別に確認 | 一律値は未確認 |
※北海道向けHUGme fam Wには、一部のプランが断熱等級5となる旨の公式注記があります。
表の「一律値は未確認」は断熱性能が不明という意味ではなく、すべてのプランに共通する数値を公式資料から確認できない、という意味です。
また、等級7標準の商品でも、建築地・プラン・仕様によって対象外となる可能性が公式に注記されています。(出典:一条工務店『主力商品「グラン・スマート」「アイ・スマート」で断熱性能の最高等級7を標準化に関するお知らせ』)
商品名だけで「UA値は必ず0.25」「ハグミーは必ず0.46」と決めないようにしたいところです。
一条工務店の商品の違いを把握したうえで、ほかの住宅会社も候補に入れたい場合は、SUUMO注文住宅でカタログを探せます。
カタログに載る性能と自宅の設計UA値は別なので、数値は各社の計算結果で確認してください。
一条工務店ハグミー(HUGme)のUA値と断熱等級
ハグミーの公式サイトには、断熱等級6が標準仕様と案内されています。
ただし、ハグミー全棟共通のUA値が何W/(㎡・K)かという数値までは確認できませんでした。
断熱等級6は、たとえば省エネ地域区分5~7地域ではUA値0.46以下という基準です。
これは「ハグミーのUA値が0.46」と同じ意味ではありません。
実際の設計値は0.46より低い可能性もあり、採用プランや窓の構成などによって変わります。
たとえば平屋を希望しても、その土地に合う平屋プランがなければ、性能以前に商品選択を考え直す必要があります。
プランを選ぶ順番と、断熱等級・仕様を決める順番を混同せず、自分が使いたい間取りを建てられるか確認してください。
ハグミーは用意されたプランから選び、設備や性能の一部をカスタマイズする商品です。
希望の間取りと断熱仕様を組み合わせられるかを先に確認する必要があります。
北海道向けのHUGme fam Wも等級6標準と案内されていますが、一部プランは等級5という例外があります。
通常のハグミーと地域向け商品を同一条件として扱わない方が正確です。
「安いから断熱が弱い」と決めつけず、検討するプランの断熱等級と計算UA値を個別に尋ねてください。
グラン・スマートとアイ・スマートのUA値・断熱等級7
グラン・スマートとアイ・スマートは、2026年4月から断熱等級7が標準仕様になった2商品です。
アイ・スマートについて一条工務店が掲載しているUA値0.25W/(㎡・K)は、モデルプランを計算した値です。
契約する家すべての平均値でも保証値でもありません。(出典:一条工務店『超ZEH(ゼッチ)性能』)
等級7に必要なUA値は地域によって違います。
5~7地域なら0.26以下ですが、1~3地域では0.20以下です。
そのため、アイ・スマートのモデル値0.25をそのまま寒冷地の等級7の判定に使うことはできません。
建築地域に合う仕様で別に確認する必要があります。
また、グラン・スマートも等級7標準ですが、アイ・スマートの0.25をそのままグラン・スマートの商品共通値として転用する根拠はありません。
外内ダブル断熱構法に加え、窓、玄関土間、玄関ドアなどの組み合わせが等級達成に関わります。
数字の比較では、この構成が見積もりの標準仕様に含まれているかまで確認したいですね。
アイ・キューブとアイ・スマイルのUA値・断熱等級6
アイ・キューブの公式商品ページは「断熱等級6標準」と明示しています。
アイ・スマイルシリーズも、一条工務店の等級6の案内で対象商品として紹介されています。
ただし、アイ・キューブやアイ・スマイルの全プランに共通するUA値を、今回確認した公式情報からは特定できませんでした。
「i-cubeはUA値いくつ」「i-smileなら等級6だから同じ性能」と検索しても、別の年に建てた施主の計算結果や、異なる地域の数値が混ざります。
例えば同じ等級6でも、地域区分4のUA値基準は0.34以下、5~7地域では0.46以下です。
これだけで数値の比較条件が違います。
アイ・キューブとアイ・スマイルを比べるなら、まず建築地域と希望する間取りをそろえ、窓、玄関、断熱材、標準・追加仕様の扱いを確認してください。
断熱等級6という共通点があっても、商品そのものが同一仕様という意味ではありません。
グラン・セゾンとブリアールのUA値・断熱等級
グラン・セゾンやブリアールは、一条工務店の枠組壁工法の主力商品と同じ数値を、そのまま当てはめて比較しない方がよい商品です。
一条工務店には「夢の家 I-HEAD構法」の商品群もあり、商品によって構法や断熱仕様が異なります。
今回確認したグラン・セゾンとブリアールの商品案内では、すべての間取りに共通するUA値や、断熱等級7を標準仕様とする明示は確認できませんでした。
グラン・スマートとグラン・セゾンは名前が似ていますが、断熱等級7標準という案内を同じものとして読まないことが必要です。
この2商品を選ぶなら、商品名や営業担当者の口頭説明だけで等級を決めず、希望プランの地域区分、断熱等級、UA値、窓と玄関の仕様をまとめて書面で確認してください。
外観や内装の好みを優先する場合も、希望する断熱水準を満たすかを同時に確認できます。
一条工務店の断熱王とHEAT20 G3の関係

「断熱王」は、一条工務店がグラン・スマートとアイ・スマート向けに断熱等級7へ対応する仕様として案内してきた名称です。
2023年には等級7への対応開始、2026年4月には対象2商品の等級7標準化が発表されています。
古い記事にある「等級7はオプション」という説明は、現在の標準案内と時点を分けて読む必要があります。
HEAT20のG3は、高断熱住宅の温熱環境を検討するための民間の性能水準です。
国の断熱等級7と近い水準として説明されますが、評価の考え方や地域に応じた基準が完全に同じとは限りません。
つまり「断熱王だから全地域・全間取りで必ずHEAT20 G3」「UA値が必ず0.20」とは言えません。
見積書の仕様名よりも、自宅の建築地域における計算結果と、どの等級・水準を満たす設計かを確かめる方が実用的です。
一条工務店の断熱材と窓がUA値に与える影響
UA値には、外壁や屋根、床、窓、玄関ドアなど、外気に接する部分から逃げる熱が反映されます。
一条工務店は高性能ウレタンフォーム、外内ダブル断熱構法、高性能な樹脂サッシなどを案内しています。
ただし、断熱材の名前や厚さだけで家全体のUA値は決まりません。
断熱材が同じでも、窓を大きくしたり、開口部が多い間取りに変更したりすると、外皮面積や熱の逃げ方が変わります。

私も家づくり中に一条工務店の展示場を訪れ、断熱材の厚さや窓枠のつくりが印象に残りました。
ただ、その場で見た断熱材だけから、完成する家のUA値を判断したわけではありません。
当時の私はUA値より断熱材と窓の仕様を重視していましたが、今選ぶなら、実物で仕様を確かめたうえで設計UA値まで確認します。

展示場で厚い断熱材を見たことと、自宅のUA値を把握することは別です。私なら両方を確認します。
一条工務店のUA値を確認する方法と断熱性能の選び方

ハグミーと上位商品を比較するなら、カタログに載った数値を並べるだけでは足りません。
同じ地域で建て、希望する間取りと窓、玄関の仕様が分かった段階で、その家のUA値と断熱等級を確認する方法が有効です。
高い等級を選ぶ場合も、標準仕様と追加費用をそろえて比べれば、必要な性能へ予算を使いやすくなります。
- 地域別の断熱等級6・7の基準
- カタログ値と設計UA値の違い
- 外皮性能計算書とC値の確認
- 希望する性能と総額の比較
断熱等級6と7のUA値は地域区分で変わる

UA値は外皮平均熱貫流率と呼ばれ、外壁や窓などから熱がどれだけ逃げやすいかを示す数値です。
小さいほど熱が逃げにくい設計を表します。
国が定める断熱等級6と7のUA値の上限は、地域区分によって次のように変わります。
| 省エネ地域区分 | 等級6のUA上限 | 等級7のUA上限 |
|---|---|---|
| 1~3地域 | 0.28 | 0.20 |
| 4地域 | 0.34 | 0.23 |
| 5~7地域 | 0.46 | 0.26 |
※単位はW/(㎡・K)。
8地域は同じUA値の表で比較できません。(出典:国土交通省『住宅性能表示制度における断熱等性能等級6、7の住宅について』)
等級の基準値は、上限を超えてはいけない値です。
等級6なら必ずUA値0.46になるというものではありません。
たとえば5~7地域でUA値0.30の家は等級6のUA基準を満たしますが、等級7のUA基準0.26は満たしません。
断熱等級の最終判断には、地域とほかの必要条件も確認します。
また、HEAT20のG2・G3も地域による補正があるため、国の等級と必ず同じ数値だと読み替えないようにしてください。
等級4~6から必要な断熱性能を考えたい場合は、基準と暮らしの関係も別記事で整理しているので、こちらの記事を参考にしてみてください。
カタログUA値と実際に建てる家の設計値は違う

メーカーのカタログ値は、どの住宅でも同じ数字になるという約束ではありません。
一条工務店のアイ・スマートのUA値0.25は、公式に「弊社モデルプランによる算出」と注記された数値です。
実際の建物の計算結果や、商品全体の平均値とは分ける必要があります。
一条工務店で同じ商品を選んでも、建築地、間取り、窓の面積と種類、玄関ドア、基礎まわりの断熱仕様などが違えば、UA値が変わる可能性があります。
ネットで紹介される「わが家のUA値0.19」などの施主事例も、その家の設計条件に対する値です。
他の家の実績を自宅の保証値に置き換えることはできません。
「UA値の平均はいくつですか」と聞くより、「希望プランと今回の窓仕様で計算するといくつになりますか」と尋ねた方が、契約判断に直接役立ちます。
一条工務店以外も比較する場合は、カタログ値の算出条件と標準仕様をそろえる方法も別記事で紹介しているので、こちらの記事を参考にしてみてください。
一条工務店のUA値を確認する方法と必要書類

あなたの家のUA値は、住宅会社に外皮性能計算の結果を示してもらうことで確認できます。
希望商品だけでなく、敷地の地域区分、間取り、窓やドアの仕様がある程度固まった段階で、次の情報を一緒にお願いすると比較しやすいです。
- 対象商品と建築地域の省エネ地域区分
- 採用プランのUA値と断熱等性能等級
- 外皮性能計算書の計算条件と作成日
- 窓・玄関ドア・断熱材の標準仕様と変更点
- 仕様変更後に再計算できるか、評価書を取得できるか
外皮性能計算書や計算結果の資料には、一般に外皮の各部位の仕様と面積から算出したUA値が示されます。
住宅会社で発行する資料の名称や形式は確認してください。
BELS評価書や住宅性能評価書を取得する場合も、その書類に何が記載されるかをあらかじめ確認しておきたいですね。
取得の有無や費用は契約条件次第です。
最初の提案書にUA値が載っていなければ、現時点では計算が未完了なのか、資料だけが未交付なのかを確認します。
概算値を受け取った場合は、どの間取りと仕様に基づくものか、最終計算をいつ行うかまで聞いておくと比較の途中で数字が混ざりません。
打ち合わせで大きな窓を増やしたり、ドアを変えたりしたら、以前の計算結果のままでよいか確認します。
私なら最終仕様に近い段階の数値を保存します。
UA値は測定ではなく計算、C値は現場で測定する

「一条工務店のUA値を測定してもらえるか」という疑問には、UA値は原則として設計仕様から計算する数値、と理解しておくと答えが整理できます。
完成した家に機械を取り付け、UA値を直接測って判定するのが通常の確認方法ではありません。
計算書の数値と、現場で設計どおりの仕様が施工されているかは分けて確かめます。
これに対してC値は、相当隙間面積と呼ばれ、家全体の隙間の大きさを床面積当たりで示す気密性能の数値です。
一条工務店が公表する平均C値0.59cm²/㎡は、枠組壁工法の施工現場で、建築中間時に測定した平均実測値です。
すべての家の完成時C値を保証する数字ではありません。
UA値が小さくても、その数値だけで気密測定の結果は判断できません。
逆も同じです。
C値の説明を受けるときは、一条工務店が公表する平均0.59と、あなたの建物で測定した値を区別して確認してください。
一条工務店の気密測定の時期や平均C値の対象、結果票と保証を知りたい場合は、詳細を別記事で整理しているので、こちらの記事を参考にしてみてください。
ハグミーと上位商品は希望性能と予算で選ぶ

一条工務店の中で商品を選ぶときは、UA値だけが低いものを選ぶのではなく、必要な断熱等級と実際の総額を一緒に比べたいところです。
断熱等級6を希望し、用意された間取りに生活動線や部屋数が合うなら、ハグミーやアイ・キューブ、アイ・スマイルなどが比較候補になります。
一方、等級7を優先し、グラン・スマートやアイ・スマートのデザイン・間取り・設備が予算内なら、その仕様で設計値を確認する価値があります。
ただし、等級7が標準という言葉だけで、希望する大きな窓や玄関の仕様を採用しても条件を満たすとは限りません。
見積もりは本体価格だけでなく、断熱性能に関わる追加仕様、付帯工事、諸費用を含む総額で比較します。
標準仕様の差を残したままの金額比較では、上位商品が高い理由も判断しにくくなります。
一条工務店の上位商品と予算のバランスで迷っていて、他社も比較したいなら、SUUMO注文住宅で複数社のカタログを探せます。
施工例や商品の特徴を見比べ、希望プランのUA値は各社へ確認してください。
各社の特徴と施工例を比較
私も住宅会社を探したときは、カタログで標準仕様を比べてから見学へ進みました。
今回なら、商品ごとの標準断熱仕様を整理して、同じ建築条件でUA値と総額を見比べます。
他社も含めて考える場合は、単純にUA値だけで会社を順位付けせず、希望性能、間取り、総額、空調計画を同じ基準で比較する方が納得しやすいと思います。
特に同じ断熱等級でも、換気や全館空調の考え方、標準仕様に含まれる設備は住宅会社ごとに違います。
桧家住宅と一条工務店の性能・価格・空調を比較したい場合は、会社選びに必要な違いを別記事で整理しているので、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:一条工務店のUA値
一条工務店のUA値は、商品名だけで1つの数字に決まるものではありません。
ハグミーも主力商品も、標準の断熱等級を入口にしながら、あなたの家の設計値で比較するのが確実です。
- 公式のUA値0.25はアイ・スマートのモデルプランによる計算値
- ハグミーとアイ・キューブは等級6、グラン・スマートとアイ・スマートは等級7が基本
- 同じ断熱等級でも地域区分や間取り、窓、採用仕様でUA値は異なる
- UA値は設計計算、C値は現場の気密測定として確認する
- 希望する断熱性能を満たす最終仕様と総額をそろえて商品を選ぶ
希望商品が決まったら、外皮性能計算書の提出可否、どの仕様で等級を判定したか、変更後の再計算の扱いを営業担当者に確認してください。
数字だけで決めず、暮らし方と予算を合わせて比べることが、後悔の少ない商品選びにつながると思います。
一条工務店に加えてほかの住宅会社も比較したいなら、SUUMO注文住宅で候補を探し、気になるカタログをまとめて請求できます。
資料請求後に住宅会社から連絡が入ることもあるため、比較できる範囲で選んでください。
自宅で施工例を見比べる

