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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
一条工務店を検討していると、気密測定はいつ行うのか、完成した家のC値まで確認できるのかが気になると思います。
公式サイトには平均C値0.59という数値がありますが、あなたが建てる家でも必ず0.59になる、という意味ではありません。
一条工務店は一棟ごとの気密測定を案内しており、実施するのは建築途中の段階です。
また、0.59は対象となる構法・施工現場・測定時点を限定した平均実測値であり、完成時の保証値とは分けて考える必要があります。
契約前に確認したいのは、あなたの家の測定時期と判定基準、結果の受け取り方、立会いの可否、基準を満たさなかった場合の対応です。
公表値の読み方から質問の仕方まで整理するので、営業担当者へ何を聞けばよいか明確にしておきましょう。
- 一条工務店の気密測定は原則として工事途中の全棟測定
- 公式の平均C値0.59は構法と建築中間時の条件付き
- 自社基準の確認とC値の契約上の保証は別の問題
- 測定結果・立会い・未達時の対応は契約前に確認
一条工務店の気密測定のタイミングと平均C値

一条工務店は、完成した住宅を一括して推定するのではなく、実際の建築現場で一棟ずつ気密性能を測定すると案内しています。
測る時期は引き渡し前の工事中間段階であり、公表するC値もその時点の実測結果をもとにしたものです。
まず「いつ測るか」「どの家の平均か」「自宅の値とは何が違うか」の3点を分けると、公式サイトの数字を誤解せずに読めます。
一条工務店の気密測定は工事中間の全棟測定

一条工務店の公式サイトでは、すべての家で専用機器による気密測定を実施し、自社基準を満たすことを確認してから引き渡すと説明しています。
気密測定は工事が終わった時点ではなく、まだ施工が続いている中間段階に行うのが公式の説明です(出典:一条工務店『高気密構造』)。
測定器で室内と屋外に圧力差をつくり、空気の漏れ方から隙間に相当する面積を調べます。
数値が想定より大きい場合でも、工事の途中なら接合部や配管まわりなどを調べ、必要な処理を検討しやすい利点があります。
一条工務店は工場で部材の断熱・気密加工を行い、現場でも接合部に気密処理を加える施工方法を紹介しています。
つまり工場での加工だけで性能を決めるのではなく、現場施工の結果を測定する流れです。
ただし、公式ページの「工事途中」という説明だけで、全商品について「上棟から何日後」「石膏ボードを張る何日前」と日程を固定することはできません。
あなたの家の予定表で、どの工事が終わった後に測り、その後にどの工事が残るのかを監督へ確認するのが確実です。
測定を見たい場合は、作業が終わってから申し出ても立ち会えない可能性があります。
工事日が決まる前に連絡方法も相談しておくと、日程を合わせやすいですね。
一条工務店のC値平均0.59は対象商品に注意

一条工務店が公表するC値0.59cm²/m²は、一棟ごとの保証値ではなく、建築中間時に測定した住宅の平均実測値です。
公式の「高気密構造」では、枠組壁工法の現場を対象とした値であることが注記されています(出典:一条工務店「高気密構造」)。
また、「全感快適」の公式ページでは、外内ダブル断熱構法の施工現場における中間時の平均値という説明がされています。
公表ページで紹介されている対応商品には、グラン・スマート、アイ・スマート、アイ・キューブなどがあります。
商品名が同じでも建築時期や採用仕様に違いが生じる可能性があるため、あなたの契約予定の商品へその平均値を適用してよいか確認したいところです。
一方、夢の家 I-HEAD構法の公式ページには平均C値0.61cm²/m²という別の表示があります(出典:一条工務店『高気密構造 夢の家 I-HEAD構法』)。
この2つの数値は、同じ母集団を同じ時期に測ったと確認できるものではありません。
| 公式の案内 | 掲載C値 | 数値の性質 |
|---|---|---|
| 枠組壁工法 | 0.59 | 建築中間時の平均 |
| 夢の家 I-HEAD構法 | 0.61 | 別構法の平均 |
0.59と0.61の違いだけを見て「どの商品が上」と順位付けするのは避けた方がよいと思います。
なお、0.59が何年の何棟を集計した平均かまでは、今回確認した公式の案内からは特定できません。
気になる場合は、対象構法と集計期間を営業担当者に尋ねてみてください。
一条工務店以外も候補に残っているなら、SUUMO注文住宅で気になる会社のカタログを探し、商品ごとの構法や仕様を比較する資料を集められます。
カタログだけで個別住宅のC値保証まで判断できるわけではないため、その条件は担当者へ確認してください。
C値を一条工務店で読むときの測定条件

C値は家の隙間の程度を示す「相当隙間面積」で、数字が小さいほど隙間が少ないことを表します。
測定で求めた家全体の総相当隙間面積を、測定対象の実質延べ床面積で割って算出し、単位はcm²/m²です。
仮に測定対象面積が100m²でC値が0.6なら、総相当隙間面積は約60cm²という計算になります。
これは直径何cmの穴が1つ開いているという意味ではなく、建物全体にある隙間をまとめた指標です。
測定方法には、送風機で室内外に圧力差をつくるJIS A 2201という規格があります(出典:日本規格協会『JIS A 2201:2017』)。
実際の測定結果を見るときは、C値だけでなく、測定日、測定した人、測定方法、窓や換気設備などの開口部をどう扱ったかも確認します。
とくに工事途中は、その後に設備の取り付けや配管の貫通工事が残っている場合があります。
中間測定の数値はその時点の施工状況を示すもので、何も条件を書かず完成後の数値に置き換えることはできません。
一条工務店の平均値と自宅の値を比べる場合も、同じ測定段階・測定条件の数字かを先に確かめてください。
UA値は断熱性能を設計上の計算で評価する数値なので、現場で測るC値とは役割が違います。
UA値が優れているから気密測定を省いても同じだ、とは判断できないんですね。
気密測定そのものの意味や、C値0.1・0.2・0.3のような細かな数字の見方を整理したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
一条工務店のC値が嘘と感じる理由
一条工務店のC値を「嘘では」と疑う前に、どの数字が何を表しているかを分けて確認する必要があります。
平均実測値を、すべての住宅が必ず達成する基準値や、完成後まで保証する値と読み替えると、個別の測定結果に差が出たとき誤解につながります。
公式サイトに記載されている0.59は建築中間時の平均であり、すべての契約に「C値0.59以下」を約束した文言ではありません。
別構法のページに0.61という数値があるのも、少なくとも参照しているページや構法が異なるためで、それだけで公表値の不正を意味しません。
一条工務店は旧次世代省エネルギー基準のC値5.0との比較も紹介していますが、これは現在の住宅すべてへ法律上求められるC値を示すものではありません。
かつての基準との性能比較と、契約上の基準・保証を混同しないようにしたいですね。
また、口コミで「自宅は0.4だった」「0.8だった」と見かけても、測定時期や建築条件がそろっていないと同じ条件の比較にはなりません。
数字が公開値と違うことは確認すべききっかけですが、その差だけで施工不良とも不正とも断定できません。
他社の公表値をどこまで比較できるか整理したい場合は、C値ランキングの読み方をまとめたこちらの記事を参考にしてみてください。
確かな判断には、あなたの家の測定報告と契約書面の条件を照らし合わせる必要があります。
公式の平均C値と自宅の実測値が違っていても、測定条件と自社基準を照合する前に、性能不足や不正があったと結論づけることはできません。
一条工務店の気密測定のタイミングを契約前に確認

公式が全棟測定を案内していても、施主がいつ連絡を受け、どの書面を受け取れるかまで自動的に決まるとは限りません。
とくに「自社基準を満たすか」と「特定のC値を契約で保証するか」は意味が違います。
契約前に確認する項目を測定前・測定当日・測定後へ分けておくと、現場が動き始めてから慌てずに済みます。
- 自宅の対象商品と適用される自社基準
- 気密測定を実施する時期と連絡方法
- 立会い可否と結果票の受け取り方
- 未達時の補修・再測定と完成時の扱い
一条工務店のC値基準は平均値と別に確認

一条工務店の公式ページは、測定した住宅が「高い自社基準」を満たしているか確認すると案内しています。
ただし、今回確認した一般公開ページには、その判定数値と全商品への適用条件を一律に示す説明は見当たりませんでした。
ネット上では0.7などの数字を見かけることもありますが、その値を現行の全商品共通基準と決めつけず、契約する商品について書面で確認してください。
尋ねたいのは、何cm²/m²以下なら合格とするのか、その値は中間測定と完成測定のどちらに適用されるのかという点です。
例えば公表平均0.59に対して自宅の中間測定が0.7だった場合、平均より大きいことは分かります。
それでも、会社の判定に合格するかどうかは、契約時点で適用される自社基準を確認しなければ判断できません。
平均より悪いから不合格、平均より良いから契約上の約束をすべて満たした、という考え方にはならないのです。
数値を口頭で聞けたら、提案書、仕様書、検査に関する説明資料などに残せるかも尋ねておくと、引き渡し前の照合がしやすくなります。
| 数字の種類 | 示している内容 | 確認する資料 |
|---|---|---|
| 平均実測値 | 測定結果の平均 | 公式ページの注記 |
| 自社基準 | 現場の合否判断 | 商品別の説明資料 |
| 契約上の保証値 | 書面で約束した性能 | 契約書・約款 |
一条工務店のC値保証は完成時の数値と分ける

一条工務店が全棟で気密測定を実施し、自社基準をチェックしていることと、施主へ完成時のC値を数値保証することは別の話です。
公式サイトにある平均実測値0.59を、そのまま個別住宅の完成時保証値として扱う根拠は確認できません。
保証という言葉が出たら、何を対象とし、どの時点の性能について、どの方法で確認し、未達ならどんな対応を受けられるかを分けて聞いてください。
一般的な建物の長期保証やアフターサポートも、当然にC値の数値保証を意味するわけではありません。
契約書、約款、仕様書、検査基準書などで、気密性能について約束した内容があるかが判断の中心になります。
もし完成後にも指定値以下を求めたいなら、完成時の追加測定を行えるか、費用を誰が負担するか、完成時に基準外だった場合の扱いまで相談が必要です。
中間測定後は施工が進むため、後の工事で追加された配管穴などについても、どのように気密を確保する方針なのか聞く価値があります。
完成後の性能が必ず下がる、あるいは必ず上がるという単純な話ではなく、実際の施工と測定条件によって変わります。
私は、保証年数の長さよりも、まず約束した対象と対応内容が書面で明確かを見ます。
契約書や約款にC値の達成値・測定時点・未達時の対応が書かれていない場合は、平均実測値を完成時の保証とみなさず、担当者に書面で確認してください。
気密測定の立会いと結果の受け取り
測定結果を自分の家の記録として残すには、「測ったかどうか」だけでなく、報告書をどの形でもらえるかを確認したいです。
一条工務店は一棟ごとの測定を案内していますが、結果票の配布方法や施主の立会い条件は、今回確認した公開ページだけでは確定できません。
私は2020年に桧家住宅で約30坪の平屋を建てた際、気密測定を実施しませんでした。
当時は測定の優先順位が高くなかったものの、今振り返ると建築途中の状態を数値で記録しておけたらよかったと思っています。
一条工務店で建てた経験ではありませんが、施工が進むと後から同じ条件を再現できないという点は、記録を残したい理由になります。

私の家では気密測定をしなかったので、数値を後から確認できません。結果票を残しておく意味は大きいと感じています。
立会いを希望する場合は、工事監督へ伝える時期、測定日が決まったときの連絡方法、現場へ入れる条件を先に確認します。

立会えなくても、測定日・対象建物・実測C値・測定条件・判定結果が分かる報告書やその写しを受け取れるか相談できます。
数値だけを口頭で聞いた場合には、測定器の画面写真に加えて、正式な記録はどこに残るのかを尋ねたいところです。
結果がよい場合も悪い場合も、同じ形式で記録を残しておくと、後から説明を受け直しやすくなります。
再測定と補修の条件を事前に聞く
測定結果が自社基準を超えたときにどうなるかは、測定が始まる前に決めておきたい確認事項です。
一条工務店は引き渡し前に基準を確認すると説明していますが、未達時の補修範囲、再測定回数、施主への報告方法まで公開ページで一律に確認できるわけではありません。
そのため「基準を超えたら原因を確認してどの工事を見直すのか」「再測定した場合は初回と再測定の両方を記録でもらえるのか」と具体的に聞きます。
さらに、再測定までに追加費用や工期の変更が生じる可能性、その説明を誰から受けるのかも知っておくと安心です。
一方、あなたが平均0.59を目標として希望する場合は、自社基準を満たせば十分とするのか、それとは別に施工上の目標として相談できるのかを明確にしておきましょう。
目標値と契約上の履行義務を混同すると、結果が違った際に認識の食い違いが生じかねません。
私の家では、入居後にエアコン配管穴の近くで風のようなものを感じたことがあります。
ただし、気密測定や専門調査で原因を特定したわけではなく、それをもって家全体の気密性能を評価することはできません。
こうした後工程の貫通部も含めて、誰がどの段階で処理を確認するのか聞けると、完成時までの管理方法が見えやすくなります。

他社と比較するときは測定条件をそろえる

一条工務店以外の住宅会社も比較しているなら、C値の数字だけではなく、実際の建築現場で全棟測るかを並べてください。
平均実測値、最良の実測値、モデルハウスの数値、社内の目標値は、同じC値でも情報の性質が違います。
同じ比較表へ並べるなら、対象商品・構法、測定する時期、測定棟数や集計期間、判定基準、書面の交付方法をそろえたいところです。
さらに、気密と断熱は異なる性能なので、C値だけで室温や年間光熱費まで決めないようにします。
家の広さや窓、換気、空調、断熱仕様によって実際の暮らし方は変わるからです。
桧家住宅と一条工務店の性能・空調・価格の違いも見たい場合は、同じ希望条件で比較する考え方をまとめたこちらの記事を参考にしてみてください。
どの会社を選ぶ場合でも「私の家をいつ測り、結果をどう受け取れるか」を同じ質問として用意しておくと、営業資料の見栄えに左右されにくくなります。
一条工務店以外の住宅会社も比較するなら、建築予定地に対応する会社のカタログを集めて、断熱・換気・構法などの説明を見比べる方法があります。
SUUMO注文住宅では、比較したい住宅会社を選んでまとめて資料請求できます。
一条工務店の気密測定でよくある質問
気密測定の仕組みが分かっても、契約する前には細かい疑問が残ると思います。
平均値と保証の違いを踏まえ、特に聞かれやすい点を整理します。
- 一条工務店は完成後にも必ず気密測定しますか?
- 公式に確認できるのは、工事中間段階の全棟測定です。完成後の追加測定が全棟で必ず行われるとは公表情報だけで確認できないため、実施の有無と費用を担当者へ確認してください。
- 自宅のC値が0.59より大きいと不合格ですか?
- 0.59は平均実測値なので、それだけで合否は決まりません。自宅に適用される自社判定基準と、実測結果を照らし合わせて確認します。
- 気密測定へ施主も立ち会えますか?
- 立会いの可否や日程の案内方法を確認した公開の一律条件は見つかりませんでした。希望する場合は契約前に伝え、担当者と現場の予定を調整できるか確認してください。
- C値が基準を超えたら無償で直してもらえますか?
- 公開されている全棟測定の説明だけで、補修内容や費用負担を一律に断定することはできません。契約書面と検査基準を確認し、再測定を含む対応を事前に相談してください。
まとめ:一条工務店の気密測定のタイミング
一条工務店の気密測定は、工事が完成する前の中間段階に一棟ずつ行うことが公式に案内されています。
平均C値0.59は枠組壁工法など対象条件のある平均実測値で、個別住宅が完成時に0.59以下になることの保証ではありません。
契約前には、次の内容を具体的に確認しておきたいです。
- 自宅の測定日と工事の進み具合
- 採用商品に適用される自社C値基準
- 結果票の受け取り方と立会いの可否
- 未達時の補修・再測定と費用負担
- 完成時の測定・保証が必要なら書面の条件
私は、数字の小ささだけを競うより、測定結果が自分の家の記録として残り、基準に届かなかったときの対応まで説明されているかを優先します。
それなら、一条工務店の公表値を参考にしながら、あなたの家で確認すべきことも明確になります。
一条工務店とほかの住宅会社をまだ比較しているなら、各社のカタログで構法・断熱・換気などの説明を整理し、気密測定の基準や保証条件はそれぞれの担当者へ確認すると比較しやすくなります。
SUUMO注文住宅では、気になる住宅会社の無料カタログを選んで請求できます。

