クレバリーホームのC値は?公式実測値と気密測定の条件

クレバリーホームのC値は?公式実測値と気密測定の条件

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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。

クレバリーホームを候補に入れると、外壁タイルや断熱等級だけでなく、家のすき間を示すC値も確認したくなりますよね。

公式サイトには具体的なC値が載っていますが、発泡系と繊維系で数字が異なり、建てる家でも同じ数値になるのかは別の話です。

クレバリーホームが公表するC値は、発泡系断熱材で0.50〜0.70、繊維系断熱材で0.67〜1.20です。

ただし、モデル棟と一般物件の気密測定による実測目安であり、全国どの加盟店でも同じ数値を保証するものではありません。

この記事では、公式C値をどう読み、断熱仕様と気密測定の何を確認すればよいかを整理します。

読み終えたら、希望する商品と建築地を伝えたうえで、担当店に聞く内容を具体的に決められるはずです。

記事のポイント
  • 公式C値は発泡系0.50〜0.70、繊維系0.67〜1.20
  • 公表値は実測目安で、自宅のC値を保証しない
  • 気密測定の実施対象・時期・費用は担当店へ確認
  • 断熱仕様と測定結果の扱いをそろえて住宅会社を比較

クレバリーホームのC値は?断熱材別の実測値と注意点

窓まわりと壁の柱間に施工された発泡ウレタン断熱材
窓まわりに施工した発泡断熱材の状態

クレバリーホームのC値を調べるときは、まず公式の数字が何を対象にしたものかを確認します。

小さい数値ほど家のすき間が少ないことを示しますが、公式サイトの範囲をそのまま「自分が契約する家の性能」と読むのは早計です。

特に、断熱材の種類、実際に測った住宅、保証の有無を分けると、数字の受け取り方がはっきりします。

発泡系0.50〜0.70、繊維系0.67〜1.20が公式値

クレバリーホーム公式の「クレバリーホームとは?」では、気密性能の目安が断熱材の系統別に示されています。

公表されているのは、発泡系断熱材でC値0.50〜0.70、繊維系断熱材でC値0.67〜1.20という範囲です(出典:クレバリーホーム『クレバリーホームとは?』)。

単位は㎠/㎡で、住宅の床面積1㎡当たりにどれほどのすき間があるかを表します。

断熱材の系統公式C値
(㎠/㎡)
発泡系断熱材0.50〜0.70
繊維系断熱材0.67〜1.20

これは発泡系なら必ず0.50、繊維系なら必ず1.20になるという意味ではありません。

それぞれ幅のある実測データで、両者には0.67〜0.70の重なる部分もあります。

木造住宅の壁内に吹き付けられた発泡ウレタン断熱材の施工状態
壁内に施工された発泡断熱材の状態

「発泡系の方が数字は小さく見える」という傾向だけから、あなたの家の気密性まで予測することはできません。

C値の意味も確認しておきましょう。

例えば測定対象の床面積が100㎡でC値0.50なら、計算上の総相当すき間面積は約50㎠に相当します。

壁に50㎠の穴が一つあるという意味ではなく、建物全体に分散するすき間を換算した値です。

札幌市の「札幌版次世代住宅基準」でも、C値を床面積当たりのすき間量を示す指標として扱っています(出典:札幌市『札幌版次世代住宅基準』)。

この数字は住宅の気密性を考える材料になりますが、暖かさや光熱費を一つで決める数字ではありません。

実測の目安と完成する自宅の保証値は違う

公式の注記では、公表C値はモデル棟と一般物件で行った気密測定の実測値に基づくと説明されています。

さらに、表示値は目安であり、数値を保証するものではないと明記されています。

公表値はモデル棟や一般物件での実測結果であり、完成する自宅の保証値ではありません。

ここを読み落とすと、契約後に「広告に0.50と書いてあったのに」と認識が食い違うかもしれません。

実測の範囲は、全国のすべての引き渡し住宅で測った平均値や最低保証値を示しているわけでもありません。

何棟の結果を集めたのか、どの商品と建築地域が含まれるのかまで、この公表範囲だけで分かるとは限りません。

担当者から「C値は0.5程度です」と説明されたら、それが会社の公表目安なのか、店舗の過去実績なのか、希望商品の目標値なのかを聞いてください。

過去の施工例を見せてもらえるなら、断熱仕様、測定日、建物の大きさ、結果をそろえて確認すると比較しやすくなります。

もし店舗からC値の平均値だけを提示されたら、実邸の測定件数と自分が選ぶ断熱仕様が含まれているか確認してください。

他社の公表値と並べて検討するときにも、平均値と最良事例、保証値が混在しないようにしたいところです。

C値を掲載する住宅会社の比較方法やランキングの読み方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

断熱材の種類と気密施工は切り離して考える

クレバリーホームの公式数値は断熱材の系統で分けられていますが、気密性を左右するのは断熱材だけではありません。

外壁、天井、床、窓、配管の貫通部などで、室内外を隔てる気密の層をどう連続させるかも関係します。

公式の「断熱性能」ページでは、無機質繊維系断熱材を使う壁に室内側のベーパーバリアシートを設け、コンセントボックスにも気密処理を施す仕様を紹介しています(出典:クレバリーホーム『断熱性能』)。

ベーパーバリアシートは壁の中へ湿気が入り込むのを抑える部材で、施工方法によっては気密層としても働きます。

コンセントボックス周辺まで施工された壁内の発泡ウレタン断熱材
配線まわりまで施工した発泡断熱材

そのため、繊維系断熱材だからすき間を防げない、発泡系なら追加の気密処理が必要ない、という単純な分け方はできません。

気密シートの継ぎ目、窓枠の周囲、床と壁の接合部など、実際の施工によって結果が変わる部分もあります。

希望する商品については、壁だけでなく天井・屋根と床・基礎の断熱材を確認し、どこを気密層として施工するのか聞きたいところです。

床下点検口のふたを外した内部に、白い断熱材製のココチE点検口が収まっている
断熱材で覆われたココチE点検口

同じ商品名でも、建築地や選択する仕様が違えば、過去の別物件のC値をそのまま当てはめられません。

発泡系と繊維系の材料自体の特徴や費用を詳しく比べたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

UA値や断熱等級が高くてもC値は別に確認する

クレバリーホームの断熱性能を確認すると、UA値や断熱等級という数字も出てきます。

UA値は、屋根、壁、床、窓などから熱がどれくらい逃げやすいかを設計上で計算した数値です。

一方のC値は、建物のすき間の程度を現場で測って確かめる指標で、同じ性能を別の単位で示したものではありません。

公式サイトでは、標準仕様について6・7地域でUA値0.46W/(㎡・K)以下、断熱等級6相当と案内しています。

超高断熱仕様のエネリートサーモにはUA値0.26W/(㎡・K)以下の案内もありますが、これはC値の保証を意味しません。

また、公式ページにはプランによって断熱性能が異なる場合があると記載されています。

あなたが建てる地域、間取り、窓の大きさや種類を反映したUA値と、実際の建物で測ったC値を混同しないようにしてください。

室内側から見た、樹脂製フレームの大きな引き違い窓
樹脂フレームの大型掃き出し窓全景

断熱性能が高いプランでも、窓や気密処理に不備があれば、すき間を通る空気まで計算値だけで確認することはできません。

ただし、C値が小さいというだけで、冬の室温、夏の冷房費、換気の効き方まで約束されるものでもないです。

UA値やC値を他社と比べるなら、まず住宅会社の特徴や施工例をカタログで確認する方法があります。

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UA値と断熱等級の違い、数値だけでは読み切れない住み心地は、こちらの記事を参考にしてみてください。

クレバリーホームのC値を確かめる気密測定と確認事項

玄関に赤い気密測定用ファンが設置され、床の針式計器へホースがつながっている
ここから・イメージ

公式のC値に納得できても、契約を考えるなら、希望する住宅を実際に測るのかが次の確認事項です。

クレバリーホームには加盟店ごとの施工窓口があり、全国の実測目安だけでは担当店舗の測定体制や見積もりへの含まれ方は判断できません。

数値を尋ねることに加え、測定の対象、時期、費用、未達だった場合の扱いを具体的に聞くと、比較に使える回答になります。

ポイント
  • 希望商品と建築地の断熱・気密仕様
  • 気密測定は全棟か希望者のみか
  • 測定時期・報告書・追加費用
  • 目標値に届かない場合の補修と再測定

クレバリーホームの気密測定は全棟実施か確認

木枠の窓辺に透明な測定ホースが沿い、手前の針式計器につながっている
ここから・イメージ

クレバリーホーム公式のC値は、気密測定を行った住宅があることを示しています。

ただし、公式の実測範囲を見ただけでは、あなたが建てる家も必ず測定対象になるとは判断できません。

担当する加盟店へ「検討中の商品で建てた場合、気密測定は標準で全棟実施しますか」と具体的に尋ねてください。

全棟測定ではない場合は、希望すれば実施できるのか、誰が測るのか、測定日の立ち会いは可能かを確認します。

加盟店独自の取り組みや過去の実績が説明されても、そのまま自宅の契約条件にはならない点にも注意したいですね。

見積書や仕様書に測定が入っているのか、口頭説明だけなのかも分けておきます。

「測定できます」という回答だけでは、いつ行うのか、追加料金はいくらか、結果を受け取れるのかが分かりません。

私は、測ることができるかよりも、測った結果を施主の確認や補修にどう使うのかを先に聞きます。

施工事例のC値だけを見せられた場合も、どの条件で測った実例なのかまで確認すると参考にしやすいです。

施工中と完成時では測定の使い道が異なる

気密測定は、送風機で建物の内外に圧力差をつくり、空気の流れからすき間に相当する面積を求めます。

同じ「測定済み」という言葉でも、いつ測るかで結果の使い道が違います。

施工途中に測れば、その後の工程で隠れてしまう気密処理の修正につなげやすく、完成後に測れば引き渡し前の状態を記録する材料になります。

施工途中に測るなら補修できる段階かを確認

壁の内側や配管周囲がまだ確認できる工程なら、空気が漏れる部分を探して手直しする余地があります。

ただし、途中の測定値だけで引き渡し時も同じC値になるとは限りません。

その後にサッシ、設備、配管、電気工事などが加わることもあるため、測定した時点でどこまで工事が終わっていたかを聞いておきます。

吹き付け断熱を施工した壁と床際に配管が通る室内の工事状況
吹き付け断熱と床下配管の施工状況

仮にすき間を見つけても、誰がどの範囲を補修し、再測定するかは別途決めておく必要があります。

完成時に測るなら測定条件と結果を記録

完成後に測定する場合は、引き渡す住宅の状態を確認しやすい一方、壁の内部などは手直しが難しくなる部分もあります。

測定時に開口部や換気設備をどう扱ったか、測定対象の床面積はどの範囲かも、報告書で確認したい内容です。

白い天井に設置された丸型の換気口
天井にある丸型の換気口とカバー

例えば、換気口などの扱いが違えば、数字だけを横に並べて比較しにくい場合があります。

測定日時、気密測定の方法、結果のC値、報告書の発行者を残してもらえるかを確認しましょう。

私は2020年に桧家住宅で約30坪の平屋を建てましたが、当時は自宅の気密測定を実施していません。

今も大きな住み心地の不満があるわけではありませんが、建築時点の数値を記録として残せなかったことには、後から価値を感じるようになりました。

ここから
ここから

当時の私は測定まで考えませんでした。今なら、数字だけでなく測る時期まで見積もり段階で確かめます。

測定を頼むか迷う場合は、数値の小ささだけでなく、測る意味や依頼時の注意点を整理したこちらの記事を参考にしてみてください。

目標C値に届かなかったときの対応を先に決める

気密測定を依頼するなら、数値が期待より大きかった場合の対応まで、契約前に確かめたいところです。

クレバリーホームの公表範囲は保証値ではないため、たとえば繊維系の目安を上回ったからといって、公式説明だけで補修義務が決まるわけではありません。

まず「この商品では、C値いくつを目指して施工するのか」を確認します。

その目標が単なる努力目安なのか、契約書や仕様書に書ける基準なのかによって、完成後の話し合いの前提が変わります。

次に、目標を上回る結果が出たら、すき間の点検、補修、再測定のどこまで対応してもらえるのかを聞いてください。

補修費用を誰が負担するか、再測定に追加料金が必要かも、数値を決める話と分けて確認します。

測定して終わりではなく、結果に応じて何が行われるかまで、書面に残せると判断しやすくなります。

目標値に届かなかった場合の補修を望むなら、測定前に補修対象・判断者・再測定費を合意し、見積書か仕様書に残してください。

必ず一定値まで改善できるという保証があるかどうかも、会社全体の公表値からは分からないため、担当店の説明と契約条件を優先してください。

数値の良し悪しだけで住宅会社を評価するより、未達時に具体的な対応を説明できるかを見る方が、契約前の判断に役立つと思います。

測定費用と報告書の有無を見積書で確認する

同じ気密測定でも、標準仕様に含まれる場合と、別途依頼や外部測定が必要な場合では費用の比較が変わります。

クレバリーホーム全体の測定料金を一律に示す公式条件は今回確認できないため、何万円と決めつけず、希望する加盟店へ見積もりを依頼してください。

測定1回分の費用なのか、施工中と完成時の2回分なのか、出張費や報告書発行費を含むのかを分けると分かりやすいです。

再測定の料金も最初の見積もりへ含まれているとは限りません。

もし外部業者に測定を頼める場合も、日程調整や現場への立ち入り、測定結果の共有を住宅会社が認めるかを先に確かめます。

建物を施工する側と測定する側の役割を分けて考えることで、どの説明を誰に確認するのかが明確になります。

報告書については、C値の数字だけでなく、対象物件、測定日、測定方法、測定条件、測定した人や事業者が記録されるかを尋ねたいところです。

あとから比較しようとしたときに、数字だけのメモよりも当時の条件が分かる報告書の方が役立ちます。

他社比較は数字・仕様・測定条件を同じ表で見る

住宅模型を中心に3つの見積書と建材サンプルを並べた比較検討
ここから・イメージ

クレバリーホームを候補に残すか迷ったら、他社のC値も含めて、同じ項目で比較してみてください。

ある会社が「平均C値0.4」と示し、別の会社が「施工例C値0.2」と示していても、平均と特定の実例をそのまま順位にすることはできません。

クレバリーホームの場合も、発泡系と繊維系の公式目安から、あなたが選ぶ商品や加盟店の実測結果へ、一段ずつ確認を進めます。

比較するのは公表C値だけではなく、標準の断熱材と厚み、窓、UA値、気密測定の実施条件、費用を含む総額です。

カタログに掲載された仕様と、担当者から受け取る個別の仕様書や見積書は役割が違います。

カタログで複数社の候補を整理したあと、希望する建築地域・建物の大きさ・断熱グレードをそろえて質問すると、回答の違いが見えやすくなります。

クレバリーホームと他社を比べるなら、断熱仕様や施工例を先に見て候補を絞る方法があります。

SUUMO注文住宅なら、気になる住宅会社のカタログをまとめて請求できます。

建築エリアから選べます

私が住宅会社を比較したときも、住宅性能の説明に加えて、標準仕様と見積もりに何が含まれるかで判断が変わりました。

気密性能を優先したいなら、数値の下限だけでなく「自宅の測定をするか」「結果が出た後どう対応するか」を比較表の独立した項目にしておくと便利です。

断熱性能や測定に費用を追加する場合は、その分が予算内に収まるかも合わせて確認しておきましょう。

まとめ:クレバリーホームのC値

クレバリーホームの公式C値は、発泡系断熱材で0.50〜0.70、繊維系断熱材で0.67〜1.20です。

ただし、モデル棟と一般物件の実測に基づく目安で、あなたが建てる家の保証値ではありません。

住宅会社選びに使うなら、公式範囲だけで良し悪しを決めず、検討商品の断熱仕様と、担当する加盟店での測定条件を確かめる必要があります。

  • 発泡系・繊維系の公式C値を保証値と混同しない
  • 自宅の断熱材・窓・UA値と施工箇所を確認する
  • 気密測定の有無、実施時期、費用、報告書を聞く
  • 未達時の補修・再測定と総額まで比べる

もしC値が公表されていない住宅会社が候補にあっても、それだけで選択肢から外す必要はありません。

現場で測定するか、結果を開示するか、目標と対応を説明できるかによって比較のしやすさは変わるからです。

クレバリーホームを検討する場合も、希望する商品と担当店を具体的にして、気密測定の取り扱いを書面で確認してください。

数字そのものより、その数字をどのように確かめ、家づくりに活かせるかを見て選びたいですね。

クレバリーホームの公表C値だけで決めず、ほかの住宅会社の標準仕様や家づくりの考え方も見比べる方法があります。

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