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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
ヘーベルハウスを検討していて、断熱性能だけでなく、気密性がどの程度あるのかも知りたいと感じることがあります。
特にC値を調べると、旭化成ホームズが展開するAsu-hausの「0.2」という数字や、施主が個別に測った結果が出てきます。
ただし、それらをヘーベルハウス全体の性能と考えてよいのかは別の話です。
現時点で私が確認できた通常のヘーベルハウスの公式案内には、全商品・全邸に共通するC値の保証値や気密測定の実施条件を明示した資料は見当たりませんでした。
だからといって、気密性が低いと決めることもできません。
比較するなら、建てたい商品・間取りで気密測定を実施できるか、測定結果をどう扱うかを確認し、断熱や換気の仕様、追加費用と合わせて判断したいところです。
ここでは公式資料と第三者による測定事例を分けて読み、住宅会社へ何を質問すればよいかまで整理します。
- ヘーベルハウスのC値は一律の数値で決めつけない
- Asu-hausのC値0.2と通常のヘーベルハウスを区別する
- 1棟の実測値は測定時期・条件とセットで読む
- 測定対応、断熱・換気、費用を契約前に確認する
へーベルハウスの気密性はC値の対象を分けて判断

ヘーベルハウスの気密性を知るには、公式に案内されている性能と、特定の建物で測定した結果を分ける必要があります。
C値が1つ見つかったとしても、それが全商品で共通する設計上の目標なのか、1棟の完成時の実測値なのかで意味は大きく変わります。
同じ旭化成ホームズの住宅でも、鉄骨系のヘーベルハウスと木造のAsu-hausは別のブランドです。
まず、どの数値がどの住宅のものなのかを確認します。
- ヘーベルハウスの公表C値と測定方針
- Asu-hausに明示されたC値と測定体制
- 施主1棟の測定結果とその条件
ヘーベルハウスのC値は公表されている?

私が2026年10月に確認したヘーベルハウスの公式「快適な居心地の追求」では、ALCコンクリート・ヘーベルと高性能断熱材を組み合わせた断熱構成や、換気の考え方が紹介されています(出典:旭化成ホームズ『快適な居心地の追求』)。
一方、その案内からは、標準のC値が何㎠/㎡なのか、全邸で気密測定するのかまでは確認できませんでした。
これは「測定をしていない」「性能が悪い」と判明したという意味ではなく、今回確認した公開資料だけでは判断できないという意味です。
メーカーが説明する「高い断熱性」と、施工後の隙間を示す「高い気密性」は、関連していても別の性能です。
外壁や断熱材が優れていても、窓枠、配管・配線の貫通部、床と壁の接合部などの隙間の状態を数値から推定することはできません。
気密性を比較の条件にするなら、営業担当者に「希望する商品の標準C値や目標値はありますか」「この家で実測する仕組みはありますか」と分けて聞いてみてください。
回答が目標値なら保証条件も、実測事例なら測定した建物の仕様や時期も確認しておくと、数字の意味がはっきりします。
目標値を設けていない場合でも、隙間を少なくする施工方法や確認工程が説明されれば、比べる材料にはなります。
「数値の公表がないから候補から外す」と即決せず、数値に代わる施工管理の説明をどこまで受けられるかも聞きたいです。
公開資料にC値が見当たらない場合でも、それだけで気密性能の高低は断定せず、予定する商品の測定方針と施工管理の説明を担当者へ確認します。
Asu-hausのC値0.2は別ブランドの仕様

旭化成ホームズが展開するAsu-hausは、公式サイトでC値0.2㎠/㎡以下を標準仕様として案内しています(出典:旭化成ホームズ『Asu-haus 温熱性能』)。
同じページでは、JIS規格に基づく気密測定を中間検査時と完成前の2回、全邸で実施すると説明されています。
この点は通常のヘーベルハウスの情報と混同しないようにしたいです。
Asu-hausは高断熱・高気密を特徴とする木造住宅ブランドで、鉄骨系のヘーベルハウスとは構造も商品設計も同一ではありません。
「旭化成ホームズのC値が0.2」と短く紹介されていても、数値の対象はAsu-hausです。
ヘーベルハウスで建てる予定なら、この値を自分の家でも標準達成できると受け取らないでください。
さらに、Asu-hausの説明にある全邸2回の測定体制も、ヘーベルハウスの工事で同じように行われるという意味ではありません。
なおAsu-hausの公式説明にある断熱等級7やUA値0.26W/㎡・K以下も、Asu-hausについての案内であり、別の商品への自動適用はできません。
| 対象 | C値の案内 | 測定の案内 |
|---|---|---|
| ヘーベルハウス | 一律値は今回未確認 | 個別確認が必要 |
| Asu-haus | 0.2㎠/㎡以下 | 全邸2回 |
1棟の気密測定結果はどこまで参考になる?

第三者が実際に測った数値は、カタログだけでは分からない施工後の状態を知る材料になります。
たとえば、住まいと土地の総合相談センターが2026年9月29日に公開した事例では、ヘーベルハウスの鉄骨造2階建てを完成時に測定し、C値1.7㎠/㎡と報告しています(出典:住まいと土地の総合相談センター『竣工時気密測定 C値1.7』)。
この事例はJIS A 2201に基づく減圧法で3回測り、平均値を結果としたものです。
換気設備を停止し、換気口を目張りした条件も明示されているので、少なくともその建物でどう測ったかを追えます。
ただし、1.7はその1棟の結果であり、ヘーベルハウス全棟の平均値でも、今後建てる住宅の最低性能や保証値でもありません。
建物の面積、形状、窓や配管の数、施工状況、測定時期が違えば、結果も同じとは限りません。
測定した会社が示す他の事例や、施主が個人ブログで紹介する数値についても、実測であることと、一般化できることは分けて読む必要があります。
特に中間検査で補修した後の数字と、入居後しばらくして測った数字は、住宅の状態も測定時点も違います。
どちらの数字も無意味ではありませんが、同じ条件で採点された住宅会社ランキングとして並べることはできません。
私は事例の数値を見て良し悪しを即決するより、どんな条件で測り、どこを補修できたのかまで確認する方が実際の比較に役立つと思います。
C値で分かることと分からないこと

C値は、建物全体の隙間に相当する面積を床面積で割った「相当隙間面積」で、数値が小さいほど隙間の少ない建物を示します。
仮に同じ測定条件なら、延床面積100㎡の家でC値1.0㎠/㎡は合計約100㎠、C値2.0㎠/㎡なら約200㎠の隙間に相当する計算です。
ただし、これは小さな隙間をひとまとめに換算した面積で、実際に1か所へその大きさの穴が開いているという意味ではありません。
また、C値が分かっても「冬に必ず暖かい」「電気代が必ず安い」「結露しない」とまでは言えません。
快適さには、熱がどれだけ逃げやすいかを表すUA値、窓の性能、日射、空調と換気の運転方法なども関わるからです。
国が定める断熱等級と、個別に実測するC値を同じ種類の等級と考えるのも避けたいところです。
C値だけで住宅会社を順位付けすると、測定している家と測定していない家が混ざり、比較条件がそろいません。
C値だけでは比較できないので、候補となる住宅会社の施工事例や標準仕様も資料で確認すると、聞きたいことを整理しやすくなります。
SUUMO注文住宅では、気になる会社のカタログを選んでまとめて請求できます。
また、同じC値でも隙間の位置や分布は異なるため、漏気が起きている場所までは数値だけで分かりません。
測定時に煙や風の動きなどを使って隙間を探すこともありますが、その確認をどこまで行うかは測定の依頼内容に左右されます。
気密性に強い住宅会社をC値で比べる際、数値の対象と測定条件をそろえる考え方を詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
へーベルハウスの気密性は気密測定と仕様を確認

ヘーベルハウスを本格的に検討するなら、過去の数値探しだけで終えず、これから建てる家に対して何を実施してもらえるかを確認します。
気密測定は、数値を知るためだけでなく、工事中に隙間を見つけて直す機会になることがあります。
一方、測定できることと、希望するC値を保証してもらえることは別です。
実施主体、時期、費用、結果が目標に届かなかった場合の対応まで、契約前にすり合わせておきたいです。
- 希望する家の気密測定の可否
- 中間・完成時の測定時期
- 断熱性能と換気方式の仕様
- 補修・再測定の条件と追加費用
ヘーベルハウスの気密測定は依頼できる?
ヘーベルハウスで気密測定を希望する場合、まず担当者へ施工中の測定が可能かを確認してください。
実際に第三者が測った建物の事例があるため、どの現場でも一律に測定できないと決めつける必要はありません。
ただし、その事例があることは、すべての支店・施工現場で施主手配の測定を認めるという証明にはなりません。
確認したいのは、住宅会社側で測定を手配するのか、施主が第三者を依頼するのか、立会いや現場への立ち入りを誰が調整するのかという具体的な運用です。
気密測定は専用の送風機で室内外に圧力差をつくって測るため、換気口や開口部の処理と測定機器の設置場所を施工側と調整する必要があります。
中間段階に測定するなら、壁や天井を閉じる前に予定を組めるかも重要になります。

費用は測定業者への支払いだけでなく、当日の準備、追加の気密処理、再測定の負担が発生するかまで聞いておくと比較しやすいです。
特に「測定はできます」という回答だけでは、結果が悪かった場合に改善作業を依頼できるかが分かりません。
契約書や見積書に、実施時期と測定範囲、追加費用の扱いを残せるかまで相談したいところです。
とくに第三者へ依頼するなら、測定員が現場で行う養生と、施工会社が事前に準備する処理を分けて確認すると、当日の行き違いを減らしやすいです。
工事日程の変更で測定日を動かす必要が生じた場合の連絡方法も決めておくと、測りたい時期を逃しにくくなります。
中間と完成時では気密測定の意味が違う
中間気密測定は、気密層の施工後で、必要に応じて隙間の補修ができる時期に行う測定です。
対して完成時の測定は、内装や設備の工事が終わった家が、どの程度の気密性能になったかを確認する役割が中心になります。
どちらか一方しか選べない場合は、数字を記録したいのか、施工途中の改善にも役立てたいのかで優先順位が変わります。
私なら、補修できる時期を確保できるかを先に聞き、そのうえで完成時の確認が必要か考えます。
測定報告書では、実施日、施工段階、対象面積、測定方法、測定時の開口部の処理、C値、再測定の有無を確認したいです。
中間時に補修前と補修後の測定をするなら、どちらの値が記録されるのかも確かめてください。
最終値だけを見せてもらうより、どの工程で改善したのかを振り返れる報告書の方が、記録としての意味が残ります。
異なる条件で測った数値を単純に並べると、測定時期や準備の違いを施工品質の差と誤解するおそれがあります。
また、契約前に「C値1.0以下を希望」と伝えたとしても、希望がそのまま保証になるわけではありません。
基準を設けるなら、達成できなかったときにどの範囲まで調査・補修し、再測定するのかを含めて、双方が合意できる条件にしてください。
私自身は2020年に桧家住宅で家を建てましたが、当時は気密測定を実施せず、建築中のC値を記録していません。

住み心地に大きな不満があるからではなく、今は「完成してからでは残せない当時の施工状態の数字」があれば比較材料になったと感じています。

測定をしないことが失敗だとは考えていませんが、次に建てるなら、建築中の測定について契約前から相談します。
中間測定で補修前後の値を記録してもらうなら、最終値だけでなく、測定日と補修内容を報告書へ残せるかも確認しておくと比較しやすくなります。
気密測定をする意味やC値0.1・0.2・0.3の受け止め方をさらに整理してから判断したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
断熱・換気・費用は同じ家の条件で見る
C値を確認するときは、同じ家のUA値や断熱等級、換気設備の仕様も並べてください。
ヘーベルハウスの公式案内では、ALCコンクリート・ヘーベルとネオマフォームなどの断熱材を組み合わせた構成が説明されています。
しかし、断熱材の名前や外壁の性能だけでは、あなたが建てる家のUA値も気密測定結果も確定しません。
窓の大きさ・種類、建築する地域、建物形状を反映した提案図面や仕様書で確認する必要があります。
換気についても、採用する給排気方式、給気口と排気口の位置、フィルターの手入れ、空調との組み合わせまで見ておきたいです。

気密性が高くても計画換気を止めてよいわけではなく、気密性だけで十分な換気量が確保されるとも限りません。
たとえば、換気の方式が違えば、給気や排気をどのように行うかも異なるため、同じC値だけで換気の働きを比較することはできません。
換気経路や設備の手入れ方法まで確認しておくと、入居後にどう使い続けるかも考えやすくなります。
温熱環境を重視するなら、C値の大小だけでなく「換気と空調が計画どおり機能する条件になっているか」を担当者に説明してもらうと判断しやすいと思います。
気密測定の回数だけでなく、断熱・換気の仕様も比べたいなら、候補会社の資料を同じ観点で見比べておくと質問が具体的になります。
SUUMO注文住宅なら、気になる住宅会社を選んでカタログをまとめて請求できます。
請求先は自分で選べます
比較する別の住宅会社が全棟気密測定を標準にしていても、ヘーベルハウスのオプション測定と単に費用を比べるだけでは公平ではありません。
測定回数、補修・再測定の有無、報告書の交付、断熱や換気の標準仕様も同じ表に並べて、見積もりの総額で比較するのが実用的です。
気密と混同しやすいヘーベルハウスの断熱材やUA値を確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
契約前に聞いておきたい6つの質問

担当者への質問は、気密性を重視したいことを伝えたうえで、実施できることを具体化する順番に並べると話が進めやすいです。
私なら、会社全体の説明よりも、提案中の間取り・商品・契約条件でどうなるかを先に確認します。
次の6項目は、口頭で回答を聞くだけでなく、可能な範囲で仕様書や見積書にも残してもらう想定の確認事項です。
- 希望する商品・地域でC値の目標や保証はありますか
- 気密測定は標準ですか、希望すれば追加できますか
- 測定する時期・方法・担当者はどう決まりますか
- 目標に届かない場合の補修と再測定はできますか
- UA値・断熱等級・換気方式はどの仕様書で確認できますか
- 測定・補修・再測定を含む追加費用はいくらですか
特に、数値の目標がない場合に「測って終わり」になるのか、隙間を確認して改善する機会を持てるのかは、聞き分けたい点です。
回答があいまいなら、その場で優劣を決めず、設計担当者や施工担当者から確認してもらう方法もあります。
「全棟標準」「この商品では対応可」「今回だけ個別対応」のどの回答なのかを明確にしておくと、あとから条件の食い違いに気づきやすくなります。
この6項目を複数の住宅会社に確認するなら、まず候補会社のカタログを用意しておく方法もあります。
公開されている特徴を確認したうえで、C値や測定の対応は各社へ直接聞くと比較しやすいです。
すべての会社に同じC値を約束させることより、説明の根拠と測定の実施条件が明確かをそろえる方が、契約前の比較では役に立ちます。
なお、C値にこだわりすぎて構造、耐震、間取り、予算の確認が後回しにならないよう、住宅会社全体の選び方も整理したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:へーベルハウスの気密性
ヘーベルハウスの気密性は、Asu-hausのC値0.2や誰かの家の実測値をそのまま当てはめても判断できません。
必要なのは、希望する住まいの仕様で気密測定に対応できるかを確かめ、結果をどのように扱うかまで確認することです。
- ヘーベルハウスとAsu-hausのC値を混同しない
- 1棟の測定結果を全棟の平均や保証とみなさない
- 測定時期・目標・補修・費用を契約前に確認する
- C値だけでなく断熱・換気・空調の仕様も比べる
私は住宅を建てたあと、断熱材や設備の説明を受けたことと、完成した家の気密性能を数値で確認したことは別だったと気づきました。
ヘーベルハウスを候補にしているあなたも、営業担当者に質問を持ち込み、仕様と対応範囲を同じ条件で比較してみてください。
数字の良し悪しだけでなく、回答が具体的で、必要な条件を書面で確認できるかが、納得して契約へ進むための手掛かりになります。
ヘーベルハウスだけで判断しきれない場合は、比較したい住宅会社の施工事例や標準仕様を資料で確認しておくと、相談する候補を絞りやすくなります。
SUUMO注文住宅では、気になる会社の無料カタログをまとめて請求できます。

