桧家住宅は寒い?実体験でわかった冬の寒さを分ける6つの条件

桧家住宅は寒い?実体験でわかった冬の寒さを分ける6つの条件

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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。

桧家住宅を検討していると、「高気密・高断熱やZ空調があるのに寒いという声もあるのはなぜ?」と気になりますよね。

冬の寒さは毎日のことなので、契約してから「思っていた暖かさと違った」となるのは避けたいところです。

ただ、桧家住宅だから必ず暖かいとも、反対に寒いとも一言では決められません。

断熱・気密性能、Z空調の有無や使い方、窓、間取り、日当たり、地域、そして寒さへの感じ方まで分けて見る必要があります。

わが家は2020年に桧家住宅のスマート・ワン カスタムで約30坪の平屋を建て、当時はZ空調を採用せず、壁掛けエアコンとこたつで冬を過ごしています。

この記事では、その実体験と現在の公式仕様を混同せず、どんな条件なら寒さを感じやすいのかを順番に整理します。

記事のポイント
  • 桧家住宅だから寒いとは一律に決められない
  • 現在のZ空調・断熱・気密仕様と過去の家は分けて見る
  • Z空調なしのわが家では場所による寒さの差を感じる
  • 冬の寒さは6つの条件を確認すると判断しやすい

桧家住宅は寒い?冬の住み心地を分ける条件

桧家住宅は寒い?まず知りたいこと
ここから・イメージ

まずは「桧家住宅の家そのものが寒いのか」という疑問を、現在の住宅性能と2020年築のわが家の実体験に分けて見ていきます。

同じ桧家住宅でも建築時期や地域、商品、空調方法が違えば前提条件が変わるため、口コミの室温だけを横並びにしないことがポイントです。

結論:桧家住宅だから寒いとは限らない

結論からいうと、桧家住宅という住宅会社名だけで、暖かい家か寒い家かを決めることはできません

暖房しているリビングと暖房していない北側の個室では条件が違いますし、Z空調を24時間使う家と壁掛けエアコンを必要な部屋だけ使う家でも室温の動きは変わります。

さらに、同じ室温でも窓面が冷たい、足元に気流がある、湿度が低いといった条件が重なると寒く感じることがあります。

反対に、南側から日射が入り、床や壁の表面温度が極端に下がっていなければ、室温の数字から想像するほど寒く感じない場合もあります。

インターネット上の「寒い」という感想を見るときは、建築年、地域、Z空調の有無、暖房の運転状況、部屋の位置まで確認して初めて比較しやすくなります。

ここから
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「寒い」という口コミほど、その家の空調方法と建築年まで確認すると見え方が変わります。

現在の断熱・気密性能を確認

冬の住み心地を考えるなら、Z空調だけでなく、その空調を支える断熱と気密を先に確認しておきたいです。

現在の桧家住宅は現場発泡断熱材、基礎断熱、断熱樹脂サッシなどを組み合わせ、地域や商品に応じて断熱仕様を変えています。

木造住宅の壁内に吹き付けられた発泡ウレタン断熱材の施工状態
壁内に施工された発泡断熱材の状態
ポイント
  • 断熱材の種類と厚みは地域・商品で変わる
  • 3~7地域では断熱樹脂サッシとLow-Eペアガラスを案内
  • 現在は全棟気密測定を実施すると公式案内がある
  • UA値は予定する自分のプランで確認する

現在は全棟で気密測定を実施

現在の公式サイトでは、断熱材の施工直後に全棟で気密測定を行い、実測平均C値0.31と案内されています(出典:桧家住宅『高気密・高断熱の住まい』

C値は家にどの程度の隙間があるかを示す指標で、小さいほど隙間が少ないことを表します。

公式サイトでは基準に達しない場合に断熱材を吹き増すなどの対応後に再測定し、引き渡し時に気密性能試験結果報告書を発行すると説明しています。

ただし、0.31は公式サイトに掲載された実測平均値なので、あなたが建てる家も必ず同じ数値になるという意味ではありません。

わが家を建てた2020年当時は気密測定をしていないため、現在の平均C値をわが家の性能として当てはめることもできません。

建築年が違う家を比べるなら、現在公表されている平均C値ではなく、その家で実際に測定した数値があるかを確認してください。

窓仕様でも冬の体感は変わる

室内側から見た、樹脂製フレームの大きな引き違い窓
樹脂フレームの大型掃き出し窓全景

壁の断熱性能が高くても、窓の近くで冷たさを感じれば部屋全体を寒く感じることがあります。

現在の公式サイトでは3~7地域に断熱樹脂サッシとLow-Eペアガラス、寒さの厳しい2地域にはダブルLow-Eトリプルガラスを案内しています。

つまり、「桧家住宅の窓」と一括りにせず、自分が建てる地域と商品で何が入るのかを確認する必要があります。

窓が大きければ日射を取り込める一方、夜間には窓面から冷たさを感じることもあるため、大きさと方角の両方を見ることが大切です。

桧家住宅の断熱材、UA値、C値、窓、基礎断熱をまとめて確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

Z空調で冬の寒さはどう変わる?

Z空調がある家では、リビングだけを暖める壁掛けエアコンとは温度の作り方が違います。

現在の桧家住宅はZ空調を全棟標準と案内しているため、これから建てる人ほど現在の仕様を基準に考えた方が実態に近いです。

現在はZ空調が全棟標準

オレンジ色の養生シートに覆われ、Z空調の看板が掲げられた建築中の住宅外観
Z空調の看板を掲げた住宅工事現場

桧家住宅は現在、Z空調を全棟標準として案内し、玄関、廊下、洗面脱衣所などを含めて温度差を抑える考え方を打ち出しています(出典:桧家住宅『全館空調「Z空調」』

2020年にZ空調なしで建てたわが家の室温を、現在のZ空調標準の家へそのまま当てはめないでください

わが家の体験は、過去にZ空調なしで建てた桧家住宅で、個別エアコンを使った場合の一例として見るのが適切です。

現在検討している商品でZ空調を外せるかどうかは、過去の施工例ではなく契約予定の店舗と見積もりで確認してください。

設定温度と風量でも体感差が出る

Z空調を採用していても、設定温度が自分の体感に合っていなければ寒く感じる可能性があります。

現在の公式案内ではフロアごとに設定温度を変えられ、各部屋の吹き出し口で風量を調整できるとされています。

そのため、冬の設定温度だけを検索して同じ数字へ合わせるより、生活する場所の実際の室温と体感を見ながら調整する方が現実的です。

寒がりの人と暑がりの人が同居していれば、同じ22℃でも満足度が一致するとは限りません。

寝室、リビング、脱衣所などでどの程度の温度差が出るかまで展示場やオーナー宅見学で確認できると、カタログだけよりイメージしやすくなります。

Z空調の温度調整、乾燥、電気代、メンテナンスまで含めて確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

換気も空調と分けて確認する

床下空間に設置されたココチEの金属製本体と配線
床下空間に設置されたココチE本体

Z空調は空調だけで成立しているわけではなく、第一種換気と全熱交換式のココチEも室内環境に関わります。

換気で外気を取り込むときに熱交換を行う仕組みなので、換気方式も冬の室温を考える材料の一つです。

一方で、フィルター掃除や交換など維持管理も必要になるため、快適性だけを見て判断しない方がいいと思います。

ココチEの掃除や維持管理まで含めて確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

Z空調なしのわが家の冬

室内の壁上部に設置された白い壁掛けエアコン
壁上部に取り付けた白いエアコン

ここからは、2020年築のわが家で実際に冬を過ごした体感を紹介します。

現在の標準仕様とは条件が違うため、Z空調なしの桧家住宅で個別暖房を使った一例として見てください。

項目わが家の条件
建築年2020年
地域九州北部
延床面積約30坪
建物平屋
Z空調採用していない
暖房エアコン+こたつ
樹脂サッシ・
Low-Eペアガラス
太陽光なし

屋根断熱はアクアフォーム約95mm、壁断熱は約80mm、基礎断熱はアクアフォームNEO+TP約40mmという当時の仕様です。

雪は年1~3回ほど積もる地域なので、北海道や東北のような厳しい寒冷地と同じ条件ではありません。

また、就寝中は暖房が途中で切れる設定にしているため、明け方の室温は連続暖房した家より下がりやすい条件です。

明け方は約11℃まで下がる日もある

真冬に外気温が2~4℃ほどまで下がる日の明け方は、室温が約11℃になることがあります。

数字だけを見るとかなり寒く感じますが、わが家では「凍えるほど寒い」という体感ではありませんでした。

以前暮らしていたアパートよりは、室内へ入ったときや朝に起きたときの冷え方が穏やかに感じます。

ただし、11℃を快適な室温としておすすめしているわけではありません。

明け方約11℃という数字は、夜間に暖房が切れるわが家の条件までセットで見る必要があります

暖房を連続運転する家、Z空調を使う家、寒冷地の家とこの数字だけを比べても、住宅性能の優劣は判断できません。

室温の実例を見るなら、外気温だけでなく、暖房を何時まで運転していたかと測定した部屋まで確認してください。

脱衣所と北側の部屋は寒く感じる

白い壁の脱衣室に設置された、青く見える型ガラスの横長窓
脱衣室の壁に設置された横長の小窓

わが家で冬の寒さを感じやすいのは、脱衣室、浴室、北側の部屋、暖房をつけていない部屋です。

リビングが暖まっていると、そこから脱衣室へ移動した瞬間の温度差が余計に目立ちます。

北側の個室は冬の日射を取り込みにくいため、南向きリビングと比べると同じ家でも体感が違います。

この経験から、桧家住宅が寒いという感想の中には、家全体ではなく特定の部屋の寒さを指しているケースもあると思います。

Z空調なしの家でどこに温度差が出やすいのかや、現在もZ空調なしを相談できるのかを詳しく確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

足元は想像より気にならない

床下の基礎内側に吹き付けられたオレンジ色の断熱材と床束
床下の基礎内側に吹き付けた断熱材

床暖房はありませんが、わが家では冬も裸足で過ごすことがあります。

朝は床が冷たいと感じるものの、足がつらくなるほど冷えて生活しにくいという状態ではありません。

この体感に基礎断熱がどこまで影響しているかを、わが家だけの経験から切り分けることはできません。

それでも、以前のアパートより足元の冷えが強くなったという印象はなく、冬の暮らしで大きな不満にはなっていません。

窓際は冷気を感じることがある

わが家では冬に窓の結露を確認していませんが、窓際で冷気を感じることはあります。

結露がないことと、窓の近くまで室内中央と同じ暖かさであることは別の話です。

大きな窓の近くにソファやダイニングを置く場合は、カタログ上の断熱性能だけでなく、冬に長時間過ごす位置との距離も考えた方がいいと思います。

一方で、南向きリビングは晴れた日の昼間に日射が入り、冬でもエアコンを止めることがあります。

窓は熱が逃げる場所になる一方で、冬の日射を取り込む役割もあるため、数を減らすだけではなく方角と大きさまで見ることが大切です。

桧家住宅で建てた後の住み心地や、窓・間取りなど実際に暮らして気づいたことをまとめて確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

冬の電気代も条件をそろえて見る

暖かさを考えるときは電気代も気になりますが、わが家の金額をZ空調のランニングコストとして見ることはできません。

わが家はZ空調なし、オール電化、太陽光なしで、暖房には壁掛けエアコンとこたつを使っています。

冬の電気代は1.3万〜1.8万円
ここから家づくり

1月請求分は2021年から2026年まで約1.3万~1.8万円で推移しています。

請求月電気代
2021年1月14,037円
2022年1月13,775円
2023年1月18,245円
2024年1月17,249円
2025年1月14,219円
2026年1月13,048円

2026年1月分は35日間で454kWhを使用し、請求額は13,048円でした。

この金額には暖房だけでなく、給湯、調理、照明、家電など家全体の電気使用量が含まれます。

そのため、桧家住宅なら冬の電気代はいくらになると一般化したり、Z空調との優劣をこの数字だけで判断したりはできません。

地域、延床面積、家族人数、在宅時間、料金プラン、設定温度、太陽光発電の有無までそろえないと比較条件が変わるからです。

わが家では現在の暮らし方で大きな不満はありませんが、暖かさを優先して暖房時間を増やせば当然ながら電力使用量も変わります。

桧家住宅で寒い後悔を防ぐ確認ポイント

桧家住宅で寒い後悔を防ぐには
ここから・イメージ

ここからは、桧家住宅で冬の寒さを判断するときに何を見ればよいのかを、契約前の確認項目へ落とし込みます。

住宅会社の説明や口コミをそのまま受け取るより、自分の予定地と間取りへ置き換えて確認すると判断しやすくなります。

寒さが出やすい6条件

桧家住宅で寒さが気になるなら、次の6条件を一つずつ確認すると「自分の家ではどうなりそうか」を考えやすくなります。

  1. 建築する地域と冬の外気温
  2. 予定プランの断熱・気密性能
  3. Z空調の設定と運転方法
  4. 窓の性能・大きさ・方角
  5. 日当たりと部屋の配置
  6. 家族ごとの寒さの感じ方

まず地域が違えば必要な断熱仕様も外気温も変わるため、九州の実例を寒冷地へそのまま当てはめることはできません。

次に確認したいのが、カタログの代表値ではなく、自分の予定プランで計算されるUA値と実際に測定されるC値です。

現在の桧家住宅は気密測定を案内しているので、測定時期、結果、報告書の受け取りまで聞いておくと確認しやすいです。

Z空調については、付いているかどうかだけでなく、フロアごとの設定温度や各室の風量をどのように調整するかまで確認します。

窓は性能が同じでも、大開口が多い家と小さな窓を必要な場所へ配置した家では室内表面温度や日射の入り方が変わります。

さらに南側のLDKと北側の個室では冬の日射量が違うため、部屋の用途と滞在時間も一緒に考えたいところです。

最後は人の体感で、同じ家族でも服装や活動量、寒がりか暑がりかによって快適な温度は変わります。

寒さが気になるなら、家全体の平均室温より、朝の寝室・北側個室・脱衣所でどの程度の温度差が出るかを確認すると判断しやすいです。

契約前に確認したい5項目

寒さへの不安を残したまま契約するより、打ち合わせで次の5項目を具体的に聞いておく方が納得して判断しやすいです。

  1. 予定プランのUA値と断熱仕様
  2. 気密測定の結果をどう確認できるか
  3. 窓の商品・ガラス構成・方角
  4. Z空調で部屋ごとの温度をどう調整するか
  5. 冬の実邸で脱衣所や北側個室まで体感できるか

UA値は住宅全体からどれだけ熱が逃げやすいかを見る指標なので、モデルハウスの数値ではなく予定プランの計算値を聞く方が参考になります。

C値は施工後に測る実測値なので、計画段階の説明だけでなく完成する自分の家でどう確認できるかを聞いてください。

窓は「樹脂サッシだから大丈夫」で終わらせず、商品名、ガラス構成、大きさ、方角、カーテンや日射対策まで見ておきたいです。

Z空調は展示場でリビングだけを体感せず、廊下、トイレ、洗面脱衣所、北側の部屋まで歩いてみると温度差を確認しやすくなります。

できれば真冬のオーナー宅や完成見学会で、実際の設定温度と室温を聞けるとさらに具体的です。

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私なら展示場では、暖かいリビングより先に脱衣所と北側の部屋を歩いてみます。

展示場へ行く前に来場予約の特典や対象条件も確認しておきたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

来場特典は時期や会場で変わるため、住宅性能の判断とは分けて最新条件を確認してください。

桧家住宅の寒さに関するFAQ

桧家住宅の冬の住み心地を調べるときに残りやすい疑問を整理します。

桧家住宅はZ空調があっても冬に寒いことがありますか?
体感には個人差があり、設定温度、風量、窓、間取り、地域でも変わるため、Z空調があれば誰でも絶対に寒くないとは言い切れません。現在のZ空調は家全体の温度差を抑える仕組みなので、展示場ではリビングだけでなく洗面脱衣所や個室まで体感すると判断しやすいです。
Z空調の冬の設定温度は何度がいいですか?
家族が快適に感じる温度、地域、湿度、日射、在宅時間によって変わるため、一律の設定温度だけで判断しない方がいいです。実際の室温と体感を確認しながらフロアの設定温度や各室の風量を調整してください。
桧家住宅で今もZ空調なしにできますか?
現在の桧家住宅公式サイトではZ空調を全棟標準として案内しています。過去にはわが家のようにZ空調なしで建てた例がありますが、現在の契約で外せるかどうかは商品や店舗の見積もり条件を確認してください。
桧家住宅のUA値やC値だけ見れば寒さは判断できますか?
UA値とC値は大切な判断材料ですが、それだけでは冬の体感は決まりません。窓、日射、間取り、空調方法、設定温度、湿度まで合わせて見ると、自分の家で寒さが出そうな場所を考えやすくなります。

まとめ:桧家住宅は寒い?

桧家住宅だから必ず暖かい、反対に必ず寒いという結論にはなりません。

現在の桧家住宅はZ空調を全棟標準とし、地域・商品に応じた断熱仕様や全棟気密測定を案内しているため、2020年築のわが家とは前提条件が変わっています。

一方、Z空調なしのわが家では、南向きリビングは冬でも過ごしやすいものの、脱衣所、浴室、北側の部屋、暖房していない部屋で寒さを感じます。

明け方に室温が約11℃まで下がる日もありますが、これは夜間に暖房が切れる設定を含めたわが家の条件です。

これから桧家住宅を検討するなら、口コミの室温だけを比べず、予定プランのUA値、実測C値、窓、日当たり、Z空調の設定、部屋ごとの温度差まで確認してください。

特に寒さに敏感なら、真冬の展示場やオーナー宅でリビングから脱衣所、北側個室まで実際に歩いてみると、自分の感覚で判断しやすくなります。

家の暖かさは設備名一つでは決まらないので、自分たちが冬にどこで過ごし、どの程度の温度差までなら気にならないのかを基準に考えてみてください。