ウォークインクローゼットをやめた理由と後悔しない収納の選び方

ウォークインクローゼットをやめた理由と後悔しない収納の選び方

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こんにちは。ここから家づくりの、「ここから」です。

ウォークインクローゼットをやめた人の理由を知ると、「便利そうなのに、なぜ外したのだろう」と気になりますよね。

一方で、間取りから外したあとに収納不足になったり、洗濯物を各部屋へ運ぶ手間が増えたりするのも避けたいところです。

先に結論をお伝えすると、ウォークインクローゼットをやめるかどうかは、畳数ではなく収納に使える壁、通路の役割、毎日の動線で決めるのがポイントです。

ウォークインクローゼットそのものが悪いわけではありません。

中へ入る必要がないのに通路だけが増える配置なら、壁面クローゼットや分散収納へ変えたほうが使いやすい場合があります。

反対に、収納内で着替える、家族の衣類をまとめる、回遊動線の一部として通り抜けるなど、通路にも役割があるなら残す意味があります。

この記事では、ウォークインクローゼットをやめた理由、やめて失敗しやすいケース、代わりになる収納、採用するか迷ったときの判断基準まで整理します。

約30坪の平屋で、脱衣室に隣接した約3.5畳のウォークスルークローゼットを使っている私の実感も交えます。

記事のポイント
  • ウォークインクローゼットをやめた人が重視した理由
  • やめて失敗しやすい家庭と見落としやすい仕様
  • 壁面収納・ファミリー収納・分散収納の違い
  • 約3.5畳のウォークスルークローゼットで感じたこと
ウォークインクローゼットをやめる前に、間取りごと比べてみる

ウォークインクローゼットは、同じ広さでも入口、通路、棚の配置、洗濯場所との距離で使いやすさが変わります。

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ウォークインクローゼットをやめた理由と失敗

ウォークインクローゼットをやめた理由と失敗
ここから・イメージ

ウォークインクローゼットをやめた人は、収納を軽視したのではなく、限られた床面積を暮らしに合う形へ配分し直していることが多いです。

ただし、「ウォークインクローゼットを作らない」と「収納を減らす」は同じではありません。

見送る理由と、やめたあとに後悔しやすい条件を分け、代替案までセットで確認していきましょう。

やめた人が重視した5つの理由

やめた理由は家庭ごとに違いますが、通路、収納効率、生活動線、湿気、面積と費用の5点に整理できます。

一つの欠点だけで決めず、複数の不利が重なっていないかを見ると、あなたの間取りへ当てはめやすくなります。

ポイント
  • 人が入る通路は、物を置けない床面積になります
  • 畳数より、使える壁の長さと入口位置が収納量を左右します
  • 洗濯場所と着替える場所が離れると、毎日の移動が増えます
  • 換気設備があっても、収納内の通気は別に確認します
  • 同じ面積を居室や別の収納へ回す案も比較します

1. 通路に床面積を使う

ウォークインクローゼットは、人が中へ入って服や荷物を出し入れする収納です。

そのため、床面積のすべてを棚やハンガーパイプに使えるわけではなく、立つ場所や通る場所を空けておく必要があります。

同じ2畳でも、中央へ通路を取り、左右に収納を作る形では、中央部分に物を置けません。

壁面クローゼットなら、人が立つ場所を居室と共用できるため、収納専用の通路を設けずに済みます。

ただし、収納内で着替える、スーツケースを広げる、家族二人で同時に使うなど、通路で行う動作があるなら、その床面積は単なる無駄ではありません。

通路を削る前に、その場所で何をする予定なのかを決めてください。

2. 収納効率が上がりにくい

ウォークインクローゼットは広く見えますが、入口、曲がり角、窓、扉の開閉部分があると、使える壁面が途切れます。

コの字型は三方向へ収納できる反面、角でハンガーが重なったり、奥の物へ手が届きにくくなったりします。

ウォークスルー型は回遊しやすいものの、出入口が二つになるため、行き止まり型より収納に使える壁が減りやすいです。

両側に棚とハンガーパイプを備えたウォークインクローゼット内部
両側の棚を備えた収納スペース内

収納量は「何畳あるか」より、ハンガーパイプの長さ、棚の幅、角の重なり、引き出し前の空間で比べると具体的になります。

図面には「夫のスーツ」「来客用布団」「バッグ」「スーツケース」のように、中へ置く物まで書き込むと不足へ気づきやすいです。

コの字型の角や通路を具体的に検討したい人は、デッドスペースを減らす配置が分かるこちらの記事を参考にしてみてください。

3. 洗濯と着替えの動線が長い

寝室の隣にウォークインクローゼットを作っても、洗濯物を干す場所が別の階や家の反対側なら、片づける移動は長くなります。

普段着を洗面所やランドリーの近くで着替える家庭では、寝室横へ家族分の服を運ぶ意味が薄くなることもあります。

反対に、寝室で身支度を終える家庭や、仕事着を個室で管理したい家庭なら、寝室横の配置が自然です。

判断するときは、「洗う・干す・乾かす・たたむ・しまう・着る」の順番を家族ごとに図面上でたどってください。

洗面室から脱衣室、ウォークインクローゼット、主寝室へつながる回遊動線を赤い矢印で示した間取り図
水回りと主寝室を結ぶ回遊動線の間取り

回遊を残す場所と削る場所を整理したい人は、収納と家事動線を比較できるこちらの記事を参考にしてみてください。

4. 湿気とにおい対策が必要

衣類を詰め込み、扉を閉める時間が長い収納では、空気が動きにくくなります。

脱衣室、浴室、室内干しスペースの近くへ置く場合は、湿気を持ち込む量と、乾かす方法をセットで考えたいところです。

引き戸を開けた脱衣室の収納スペース
収納につながる脱衣室

居室を有する建築物には機械換気設備の設置が原則として求められていますが、扉を閉めた収納の奥まで空気が流れるかは、給気口、排気口、扉下のすき間などで変わります(出典:国土交通省『建築基準法に基づくシックハウス対策について』

窓を付けても、雨の日や不在時に開けられなければ、いつでも換気できるわけではありません。

また、窓がある壁は棚やハンガーパイプを設けにくく、直射日光が衣類へ当たる配置も避けたいです。

ランドリーと衣類収納を近づける予定なら、湿気がこもりやすい条件と対策が分かるこちらの記事を参考にしてみてください。

5. 面積と費用を別用途へ回す

ウォークインクローゼットを作ると、床、壁、照明、建具、棚などにも費用がかかります。

同じ面積を寝室、LDK、洗面、ランドリー、書斎へ回したほうが、毎日の満足度が高い家庭もあります。

総務省統計局の令和5年住宅・土地統計調査では、2023年の専用住宅1住宅当たり延べ面積は90.86㎡です(出典:総務省統計局『令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計』

全国平均があなたの家の正解になるわけではありませんが、限られた面積を収納専用の通路へどこまで使うかは比較したいポイントです。

ただし、WICをやめれば必ず安くなるわけではありません。

壁面クローゼットの建具を増やしたり、各所へ造作棚を設けたりすると、代替案にも費用がかかります。

比較するときは、WICを外した差額だけでなく、代わりの収納まで含めた総額をそろえてください。

ここまでの5点に複数当てはまるなら、ウォークインクローゼットを外した図面も作り、居室、収納、移動距離、見積額を見比べると判断しやすいです。

WICあり・なしを同じ条件で比べたい人には、希望する持ち物や家事動線を伝え、複数社から間取り提案を受ける方法が向いています。

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タウンライフで間取りが来ないと、まだ待つべきか、入力内容を見直すべきか、何から確認すればいいのか迷いますよね。

間取りが届かないときの見方や対処の順番を先に整理しておきたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

やめて失敗しやすい3つのケース

ウォークインクローゼットをやめる判断自体が失敗なのではありません。

必要量、代替場所、将来の変化を確認しないまま外すと、収納不足や片づけにくさにつながります。

1. 持ち物を数えずに外す

普通のクローゼットで足りると思っていても、掛ける服、たたむ服、バッグ、布団、季節家電、スーツケースを合計すると想定より場所が必要です。

衣類の枚数だけを数えると、箱物や寝具の置き場が抜けやすくなります。

家族が増える可能性、制服や仕事着が増える可能性、子どもの成長で持ち物が変わることも含めて見積もってください。

図面へ収納名だけを書くのではなく、中へ入れる物と収納方法を一つずつ割り当てると不足に気づきやすいです。

2. 代替収納の場所が悪い

ウォークインクローゼットを外して各部屋へ収納を分けても、使う場所から遠ければ片づけやすくなりません。

玄関で脱ぐ上着を寝室へ運ぶ、脱衣室で使う下着を子ども部屋へしまうなど、暮らしの流れに合わない配置は出しっぱなしを増やします。

引き戸を開けた脱衣室と隣接収納
掃除用品をまとめた収納棚

代替収納は容量だけでなく、「誰が、いつ、どちら側から開けるか」まで決めるのがコツです。

収納を分散するなら、同じ種類の物を何か所にも分けすぎず、家族が定位置を共有できるようにします。

3. 将来の変化を見ていない

夫婦二人では足りていても、子どもの成長、在宅勤務、介護、趣味の変化で収納の役割は変わります。

反対に、子どもが独立したあとに大きな衣類収納が余る可能性もあります。

棚やパイプを固定しすぎると用途変更が難しくなるため、可動棚や市販の収納ケースで調整できる余白を残す方法もあります。

「今の物が入るか」と同時に、「服が減ったら何に使うか」「家族が増えたらどこへ追加するか」まで考えてください。

代替収納へ何を入れるか決まっていないなら、WICだけを先に削らず、持ち物一覧と収納場所をセットで確認してください。

残すなら窓・扉・照明を確認

ウォークインクローゼットを採用する場合は、広さだけでなく窓、扉、照明、コンセントの組み合わせで使い勝手が変わります。

やめるか残すかを決める前に、細かな仕様で不便を減らせないかも確認してみましょう。

窓は収納壁と日差しで決める

窓があると昼間は明るく、開閉できる窓なら換気の選択肢も増えます。

ただし、窓のある壁には棚やハンガーパイプを付けにくくなり、衣類へ直射日光が当たる位置では色あせも気になります。

家具や収納へ使える壁が減ることは、私も窓を多く設けた家で暮らしてから実感しました。

換気のためだけに窓を付けるなら、機械換気と扉の開け方で対応できないかを先に確認すると、収納壁を残せる場合があります。

扉は視線と通気で決める

扉なしは出入りしやすく、建具の開閉スペースも不要です。

その一方で、寝室や廊下から中が見えやすく、ほこりや空調した空気も出入りしやすくなります。

白い引き戸を開けたウォークインクローゼットの入口
白い引き戸で仕切られた収納入口

扉ありは生活感を隠しやすいものの、閉め切る時間が長いと空気が動きにくくなる可能性があります。

引き戸、開き戸、ロールスクリーンでは必要なスペースや密閉性が違うため、見た目だけでなく掃除と換気のしやすさも比べてください。

寝室横で扉を付けない案を検討している人は、見え方や湿気の対策が分かるこちらの記事を参考にしてみてください。

照明とコンセントは用途で決める

衣類の色を確認する場所では、収納の奥まで明るさが届く照明が必要です。

人感センサー付き照明は消し忘れを減らしやすいですが、収納の奥で動かない時間が続いたときに消えないかも確認したいところです。

除湿機、アイロン、掃除機、充電機器を使う可能性があるなら、衣類や収納ケースでふさがれない位置へコンセントを計画します。

設備を増やすことから考えず、実際に何をする場所なのかを決めてから選ぶと無駄が少なくなります。

ウォークインクローゼットをやめる判断と代替収納

ウォークインクローゼットをやめる判断と代替収納
ここから・イメージ

ここからは、ウォークインクローゼットをやめるか残すかを、持ち物と暮らし方から判断する方法をまとめます。

判断軸を確認したあと、壁面クローゼット、ファミリークローゼット、分散収納の違いを比べます。

最後に、わが家のウォークスルークローゼットの実体験と、WICが向く人、やめる案が向く人を整理します。

やめる前に確認する4つの判断軸

判断するときは、収納量、収納場所、生活動線、面積と予算の4つに分けると整理しやすいです。

一つでも曖昧な項目があるなら、間取り確定前に中身や配置を書き出しておきましょう。

ポイント
  • 持ち物を掛ける物・たたむ物・箱物に分けます
  • 使う場所としまう場所の距離を確認します
  • 洗濯と着替えの流れを家族ごとにたどります
  • 同じ面積を別用途へ回した案と比べます

1. 持ち物を種類別に確認する

最初に、衣類、バッグ、寝具、季節用品、家電、思い出品を分けて一覧にします。

次に、掛ける収納、棚収納、引き出し収納、床置きのどれが合うかを決めます。

衣類ケースを置いたウォークインクローゼットの収納スペース
衣類ケースを置いた収納スペース

掛ける服が多い家庭では横方向の長さが必要になり、布団や箱物が多い家庭では棚の奥行きや高さが必要です。

畳数へ置き換える前に、必要なパイプの長さと棚の大きさを出すと、WICと壁面収納を公平に比べられます。

2. 使う場所の近くへ置けるか

玄関で使う物は玄関、脱衣室で使う物は脱衣室、寝室で使う物は寝室の近くへ置くと、片づける動作が短くなります。

一か所へ集約すると管理しやすい家庭もあれば、取りに行く回数が増える家庭もあります。

家族それぞれがどこで着替えるか、帰宅後に上着やバッグをどこへ置くかを確認してください。

収納名ではなく、物を使ってから戻すまでの動作を短くできるかで評価します。

3. 洗濯と着替えがつながるか

洗う、干す、乾かす、たたむ、しまう、着るまでを家族ごとに図面上でたどります。

ランドリーの隣へ普段着を置くと片づけやすい家庭もあれば、寝室で着替えるため各室収納のほうが自然な家庭もあります。

回遊動線を作る場合も、通路が増えるだけになっていないか、収納の前で家族がぶつからないかを見てください。

独立したランドリールームを設けない案も含めて面積配分を比べたい人は、代替方法が分かるこちらの記事を参考にしてみてください。

4. 面積と予算の優先順位を決める

ウォークインクローゼットを残すことで、寝室、LDK、洗面、ランドリーが狭くならないかを確認します。

収納内で着替える、家族の衣類を一覧する、荷物を整理するなど、通路そのものに役割があるなら床面積は活きています。

反対に、物を取るだけで中へ入る必要がないなら、壁面収納へ置き換えたほうが効率的な場合があります。

費用面では、WICの建具や造作だけでなく、代替案で増える扉、棚、収納家具も同じ条件で比べてください。

代わりになる3つの収納を比較

ウォークインクローゼットをやめても、収納そのものを減らす必要はありません。

代替案は、壁面クローゼット、ファミリークローゼット、分散収納の3つが考えやすく、それぞれ向く暮らしが違います。

収納方法向いている家庭注意点
壁面クローゼット各部屋で着替える洗濯物の配布が必要
ファミリーク
ローゼット
衣類をまとめて
管理する
混雑とプライバシー
分散収納使う場所の近くへ置く定位置の共有が必要

1. 壁面クローゼット

壁面クローゼットは、人が入る通路を作らず、居室側から直接出し入れする収納です。

同じ床面積でも収納へ使える割合を高めやすく、各部屋で着替える家庭と相性があります。

扉を大きく開ければ中身を一覧しやすく、奥に物が埋もれにくい点もメリットです。

一方で、家族分の洗濯物を各部屋へ配る手間があり、部屋ごとの整理方法が違うと管理しにくくなります。

2. ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは、家族の衣類や日用品を一か所へ集約する収納です。

ランドリーの近くへ置けば、乾いた洗濯物を各部屋へ運ばずに片づけやすくなります。

ただし、家族が同じ時間に着替えると混雑しやすく、通路として使う場合は着替え中のプライバシーも考える必要があります。

家族全員分を入れる必要はなく、普段着だけを集め、礼服や季節物は各室や納戸へ分ける方法もあります。

ファミリークローゼットを作ってからの使い方や将来の変化を確認したい人は、約3.5畳の実体験をまとめたこちらの記事を参考にしてみてください。

3. 分散収納

分散収納は、物を使う場所の近くへ小さな収納を分けて配置する考え方です。

玄関に上着とバッグ、脱衣室に下着とタオル、リビングに書類、寝室に寝具を置くと、移動と出しっぱなしを減らしやすくなります。

玄関ホールから見た、左側の収納と奥の土間スペース
玄関ホールから見た収納への動線

一方で、収納場所が増えるため、家族が定位置を共有できないと探し物が増えます。

同じ種類の物を複数箇所へ分けすぎず、戻す人が迷わないルールを作ることが必要です。

3つの方法は、どれか一つへ統一しなくても大丈夫です。

普段着はファミリー収納、個人の服は壁面収納、日用品は分散収納のように、役割を分ける方法もあります。

わが家はWICをやめず動線を優先

わが家は2020年に建てた約30坪の平屋で、脱衣室に隣接したウォークスルークローゼットを採用しました。

広さは約3.5畳で、おおよそ幅180cm、奥行き300cmです。

約3.5畳のうち約1畳は通路で、衣類や収納ケースに使える面積は約2.5畳になります。

収納効率だけを見ると、出入口が一つのウォークイン型や壁面収納のほうが有利だった可能性はあります。

それでも、リビング、クローゼット、脱衣室が近く、家の中を通り抜けられることを優先しました。

収納側から見たウォークインクローゼットと隣接する寝室
寝室へつながる収納スペースの動線

ウォークスルークローゼットには、家族全員の普段着、季節外の衣類、コート、スーツ、バッグ、帽子、寝具をまとめています。

造り付けの棚は設けず、ハンガーパイプと市販の収納ケースを使っているため、持ち物が変わったときに配置を調整しやすいです。

朝はクローゼットで着替え、帰宅後の上着や仕事着も同じ場所へ戻します。

洗濯前の衣類は隣の脱衣室へ置き、洗濯後はインナー類とタオルを脱衣室へ、そのほかの衣類をクローゼットへ収納しています。

夫婦が同時に使うことはほとんどなく、普段は外干しが中心なので、混雑や湿気で大きく困った経験もありません。

子どもが成長して家族と同じ場所で着替えたくなくなれば、子ども部屋の収納へ移すことも考えています。

ここから
ここから

通路が毎日の着替えや移動に使われるなら、収納量だけでは測れない価値があります。

私が感じたのは、ウォークインクローゼットをやめるかどうかより、通路へ面積を使う理由を説明できるかが大切だということです。

わが家では収納量を最大化するより、着替え、片づけ、洗濯、移動が近くで続くことを選びました。

同じ3.5畳でも、出入口、家族の生活時間、室内干しの頻度が違えば評価は変わるため、実体験はあなたの間取りと比べる材料として使ってください。

WICが向く人とやめる案が向く人

ウォークインクローゼットは、広ければ便利、狭ければ不要と単純には決められません。

中で行う動作と、家全体の収納配置が合っているかで向き不向きが分かれます。

判断項目WICが向く人やめる案が向く人
服の量掛ける服やバッグが多い壁面収納で収まりやすい
着替え収納内や隣室で行う洗面や各個室で行う
家事動線干す場所と収納が近いWICまで運ぶ距離が長い
通路着替えや回遊に使う物を取るためだけに使う
管理方法一か所で一覧したい使う場所へ分けたい
優先面積収納へ余裕を取れる居室や水回りを広げたい

左側に当てはまる項目が多く、収納内で着替えや荷物整理までできるなら、ウォークインクローゼットの通路にも意味があります。

右側が多いなら、WICを前提にせず、壁面収納、ファミリー収納、分散収納へ置き換えた案を比べたほうが納得しやすいです。

同じ要望でも住宅会社によって収納の配置や提案理由が違うため、一つの図面だけで決めず、別案も出してもらいましょう。

迷っているなら、WICの有無より先に、通路で行う動作と代替収納の中身を言葉にできるかを確認してください。

ウォークインクローゼットのFAQ

ウォークインクローゼットをやめるか迷う人が残しやすい疑問を、結論から短く整理します。

ウォークインクローゼットをやめると収納不足になりますか?
必要量と代替収納を先に決めれば、必ず不足するわけではありません。衣類だけでなく、布団、バッグ、季節家電、スーツケースまで置き場所を決めてから外してください。
2畳のウォークインクローゼットは無駄ですか?
2畳という数字だけでは判断できません。中で着替える、夫婦で使う、荷物を整理するなど通路に役割があれば有効ですが、物を取るだけなら壁面収納のほうが効率的な場合があります。
ウォークスルークローゼットは収納量が減りますか?
出入口が二つ必要になるため、行き止まり型より収納に使える壁面は減りやすいです。ただし、毎日の移動や着替えに通路を使う家庭なら、面積効率だけでは判断できません。
ファミリークローゼットへ変えれば後悔しませんか?
洗濯動線が短くなる家庭には向きますが、家族の着替え時間が重なると混雑する場合があります。普段着だけを集めるなど、収納する物を絞る方法も検討してください。
窓や扉は付けたほうがいいですか?
採光、換気、視線、収納壁のどれを優先するかで変わります。窓を付けると棚を設けにくくなり、扉を閉め切ると空気が動きにくくなる可能性があるため、換気計画と収納量を一緒に確認してください。

まとめ:ウォークインクローゼットをやめた判断

ウォークインクローゼットをやめた人は、収納をなくしたのではなく、通路に使う面積や生活動線を見直し、別の収納へ置き換えていることが多いです。

やめるか迷ったときは、次の順番で確認すると判断しやすくなります。

  1. 衣類、寝具、バッグ、季節用品の量を種類別に把握する
  2. 洗濯と着替えの流れを家族ごとに確認する
  3. WICの通路に着替えや移動などの役割があるか考える
  4. 壁面収納、ファミリー収納、分散収納へ置き換えた案を作る
  5. 居室面積と費用を含めてWICあり・なしを比較する

大切なのは、人気の間取りを入れることでも、反対に流行を避けることでもありません。

必要な物が収まり、片づける動作が自然に続き、ほかの空間を圧迫しないことが基準です。

わが家のように通路を毎日の着替えや回遊に使うなら、ウォークインクローゼットを残す選択にも意味があります。

物を取るためだけに中へ入るなら、壁面収納へ変えることで、居室や水回りへ面積を戻せるかもしれません。

間取りを確定する前なら、WICあり・なしの両方を図面で比較しておくと、感覚ではなく具体的に選べます。

複数の住宅会社から、収納配置の異なる間取りプランと資金計画を見てみたい人には、タウンライフ家づくりが選択肢になります。

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