80歳まで住宅ローンはきつい?老後リスクと判断基準

80歳まで住宅ローンがきつい家計、老後はどこから苦しくなるのか

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こんにちは。ここから家づくりの、「ここから」です。

月々の返済額なら払えそうでも、住宅ローンが80歳まで続くと聞くと、本当に大丈夫なのか不安になりますよね。

75歳や70歳まででも長いのに、退職後も返済を続けながら、生活費や医療費、住宅の修繕費まで準備できるのかが気になるところです。

住宅ローンは、審査に通れば安心というものではありません。

審査に通ることと、80歳まで無理なく返せることは別です

この記事では、80歳まで住宅ローンがきついと言われる理由を、退職後の収入、老後資金、医療費、修繕費、金利上昇の順に整理します。

あわせて、75歳・70歳完済との違い、返済が苦しくなる前の危険サイン、借入額や予算を見直す順番も確認していきます。

私自身も、住宅ローン審査で想像より大きな金額を借りられると言われ、本当にその金額を借りてよいのか迷いました。

読み終わるころには、完済年齢だけで怖がるのではなく、あなたの家計で何を確認すればよいかが見えやすくなると思います。

記事のポイント
  • 80歳まで住宅ローンが続くときの老後リスク
  • 75歳・70歳完済でもきつくなる家計の特徴
  • 審査基準と無理なく返せる金額の違い
  • 借入額・返済期間・予算を見直す順番

※住宅ローンの商品条件や審査基準は、金融機関や申込時期によって異なります。具体的な条件は、利用を検討する金融機関の公式情報で確認してください。

80歳まで住宅ローンがきつい理由とリスク

80歳まで住宅ローンがきつい理由とリスク
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80歳完済の住宅ローンは、月々の返済額を抑えやすい一方で、退職後の家計へ固定費を残します。

問題は返済期間の長さだけではありません。

収入が下がる時期に、医療費、介護費、住宅修繕費、車の買い替えなどが重なりやすいことが、80歳まで住宅ローンを組む大きなリスクです。

80歳完済は珍しくないが安全とは限らない

80歳までの住宅ローンは、制度上あり得ない返済計画ではありません。

ただし、商品として利用できることと、あなたの老後家計に合うことは分けて考える必要があります。

まずは、完済時年齢の条件と家計の安全性を混同しないことがポイントです。

ポイント
  • 80歳完済を選べる住宅ローン商品はある
  • 利用可能な年齢と安全な完済年齢は違う
  • 毎月返済額だけでなく定年時残高を見る
  • 返済後も貯金できるかを確認する

フラット35では80歳から申込時年齢を引いた期間が上限

フラット35の借入期間は、原則として「80歳から申込時年齢を引いた年数」と35年のうち、短い年数が上限です。

たとえば45歳で申し込む場合は、条件上は35年返済となり、80歳近くまで返済が続く計画になり得ます。

住宅金融支援機構の2024年度フラット35利用者調査では、利用者の平均年齢は44.5歳でした。

60歳以上の利用者も14.3%いるため、年齢が上がってから住宅を取得する人も一定数います(出典:住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」

ただし、平均年齢が上がっているからといって、80歳完済がすべての家庭に安全という意味ではありません。

申込年齢が高いほど、退職までに元金を減らせる期間は短くなります。

金融機関ごとに年齢条件や借入期間は異なるため、検討する商品の公式情報も確認してください。

借りられる額と無理なく返せる額は違う

金融機関は、年収、年齢、勤続状況、信用情報、ほかの借入などから、融資できる金額を審査します。

一方で、車を何台維持するのか、旅行や趣味を続けたいのか、老後にいくら残したいのかまでは決めてくれません。

同じ年収でも、子どもの人数、教育方針、車の台数、現在の貯金、住んでいる地域によって、無理なく返せる金額は変わります。

80歳まで返済を続けるなら、現在の年収よりも、退職後に同じ返済額を負担できるかが判断の中心です。

年収ごとの目安だけでなく、返済後に貯金を続けられる金額を確認できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

75歳・70歳まででも住宅ローンがきつい人がいる理由

80歳完済より75歳や70歳完済のほうが、返済期間を短くしやすく、老後の負担も抑えやすいです。

それでも、定年後まで返済が続く点は変わりません。

75歳や70歳完済でも、退職後の収入減と返済が重なればきつくなります

退職後の収入減と返済が重なる

現役時代と同じ収入を、70代や80代まで維持できるとは限りません。

再雇用や再就職を選んでも、給与が下がる可能性があります。

年金中心の生活になれば、同じ住宅ローン返済額でも、手取り収入に占める割合は上がります。

現役時代には月8万円の返済を負担に感じなくても、退職後に収入が減れば、食費や光熱費を調整するだけでは追いつかないかもしれません。

何歳完済かを見るときは、定年後も働く予定だけでなく、予定より早く働けなくなった場合も確認しておきたいです。

老後資金・医療費・修繕費を準備しにくい

老後に必要なのは、毎月の生活費だけではありません。

通院、介護、車の買い替え、家電の交換、外壁や屋根の修繕など、まとまった支出へ備える必要があります。

住宅ローン返済が続いていると、こうした将来費用へ回すお金が少なくなりやすいです。

返済自体は遅れていなくても、修繕費や老後資金の貯金ができていないなら、家計に余裕があるとは言いにくい状態です。

持ち家では、住宅ローン完済後も固定資産税や修繕費が残ります。

80歳までの返済を考えるなら、ローン返済額だけでなく、住まいを維持する費用も家計へ入れてください。

金利上昇で返済後半の負担が増えることもある

変動金利では、借入後に適用金利が上がる可能性があります。

契約によっては、金利が上がっても毎月返済額がすぐ変わらない場合があります。

ただし、返済額が同じでも、利息へ回る割合が増えて元金の減り方が遅くなることがあります。

返済期間が長いほど、金利変動の影響を受ける期間も長くなります。

80歳完済を選ぶなら、現在の金利だけでなく、金利が上がった場合の返済額と残高も試算しておきたいです。

変動金利と固定金利の違いや、金利上昇後に確認する項目を整理できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

住宅ローンを払えなくなる前に現れやすい危険サイン

住宅ローンがきつくなっても、最初から返済を延滞するとは限りません。

多くの場合は、貯蓄を取り崩す、将来費用の積み立てを止める、カード払いが増えるといった変化から始まります。

返済が続いているうちに危険サインへ気づければ、借入条件や家計を見直せる余地も残りやすいです。

返済のために貯蓄を取り崩している

毎月の返済日に不足する金額を、預貯金から補っているなら注意が必要です。

一時的な大きな支出で取り崩すことはありますが、毎月続くなら返済計画と現在の家計が合っていない可能性があります。

家計簿上は延滞していなくても、資産を減らしながら返済している状態です。

取り崩しが長引くほど、病気や家電故障など、別の支出へ対応する余力が少なくなります。

修繕費や老後資金の積み立てが止まっている

住宅ローンを払った後に赤字でなくても、将来費用をまったく貯められない状態は見直したいです。

外壁、屋根、給湯器、エアコン、水回り設備は、住宅ローン返済中にも交換時期を迎える可能性があります。

車が必要な家庭では、車検や買い替え費用も重なります。

現在の生活費だけで家計を判断せず、年払いの税金や数年ごとの支出を月額へ換算して確認してください。

延滞する前に金融機関へ相談する

返済が難しくなったときは、何も連絡せずに延滞するのではなく、借入先の金融機関へ早めに相談してください。

状況によって対応は異なりますが、返済期間や返済方法について相談できる場合があります。

家計の見直しでも改善が難しければ、売却や住み替えも選択肢になります。

売却は失敗ではなく、住まいと今後の生活を立て直すための方法として考えて大丈夫です。

返済を続けてよい家計と、借入額を見直したい家計の違いを確認できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

毎月の収支、老後資金、修繕費を並べても判断しにくい場合は、第三者に家計を確認してもらう方法もあります。

マネーサファリでは、住宅ローンだけでなく、生活費や将来費用を含めた家計をオンラインで相談できます。

相談結果をそのまま答えにするのではなく、現在の計画を進めるか、借入額を下げるかを考える材料として使うとよいと思います。

>> マネーサファリで返済計画を相談する

無料相談の前に口コミや相談の流れ、無料特典の内容を確認しておきたい方は、サービスの特徴を事前に把握しやすくなるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

80歳完済の審査で確認される年齢・返済負担率・団信

80歳完済の住宅ローンでは、完済時年齢だけで審査結果が決まるわけではありません。

年収に対する返済額、ほかの借入、健康状態、団信への加入条件などが総合的に確認されます。

ただし、審査基準を満たすことは、老後まで家計に余裕が続くことを保証するものではありません。

返済負担率は審査基準であって安全ラインではない

返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合です。

フラット35では、すべての借入を含む総返済負担率について、年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下という申込条件があります(出典:住宅金融支援機構「フラット35 ご利用条件」

この基準には、自動車ローンや教育ローン、カードローンなども含まれます。

ただし、基準以内なら上限まで借りてよいという意味ではありません。

住宅金融支援機構の2024年度フラット35利用者調査では、平均総返済負担率は23.2%でした。

この平均値も全利用者の参考値であり、あなたの安全ラインを示す数字ではありません。

団信は申込年齢と健康状態も確認する

団信は、契約者が死亡または所定の状態になった場合に、保険金が住宅ローン残高へ充てられる仕組みです。

新機構団信では、告知書の記入日時点で満15歳以上満70歳未満であることと、生命保険会社の加入承諾を得ることが加入条件です(出典:住宅金融支援機構「新機構団信の加入要件・保障内容」

年齢や健康状態によって、選べる団信や保障内容が変わる可能性があります。

住宅ローンを比較するときは、金利だけでなく、団信の保障範囲、加入年齢、保障が終了する年齢まで確認してください。

80歳完済を選ぶ前の判断基準と見直し方

80歳完済を選ぶ前の判断基準と見直し方
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80歳までの住宅ローンがきついかどうかは、完済年齢だけでは判断できません。

退職時点でいくら残るのか、退職後の収入で住居費を払えるのか、返済後も貯金できるのかを順番に確認します。

家計に合わないと分かった場合も、住宅購入をすべて諦めるのではなく、借入額、返済期間、土地、建物の条件を見直せます。

住宅ローンは何歳までなら無理なく返せる?

70歳完済なら安全、80歳完済なら危険と、一つの年齢だけで分けることはできません。

退職後も収入が続く人と、年金中心になる人では、同じ完済年齢でも負担が違うからです。

年齢よりも、定年時の住宅ローン残高と退職後の毎月収支を確認してください。

完済年齢より定年時の残高を見る

同じ80歳完済でも、65歳時点の残高が少ない人と、多く残る人ではリスクが違います。

繰り上げ返済によって返済期間を短くする予定があっても、その資金を確実に準備できるとは限りません。

退職金、相続、将来の昇給など、まだ確定していないお金だけに頼る計画は避けたいです。

毎月返済額だけでなく、定年時の残高と返済後の貯金を確認してください

退職後の住居費を年金などの収入内に収める

退職後の家計では、住宅ローンだけでなく、固定資産税、保険、修繕積立を含めた住居費全体を見ます。

住居費を払った後に、食費、光熱費、医療費を無理なく払えることが前提です。

さらに、急な支出へ備える貯金も残したいです。

ぎりぎり赤字にならない状態ではなく、支出が少し増えても耐えられる状態を目指してください。

住宅ローンだけでなく、車、保険、修繕、老後資金を含めた計画の作り方を確認できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

80歳完済に向いている人と避けたい人

80歳完済は、すべての人が避けるべき返済方法ではありません。

手元資金、退職後の収入、借入額、繰り上げ返済の余力によっては、毎月返済額を抑える方法として使える場合があります。

反対に、将来の好条件を前提にしなければ成立しない家計では、慎重に考えたいです。

ポイント
  • 購入後も生活防衛資金を残せるか
  • 退職後の収入を保守的に見積もっているか
  • 老後資金と修繕費を別に準備できるか
  • 繰り上げ返済がなくても家計が回るか
確認項目選択肢に
しやすい人
慎重に
考えたい人
手元資金購入後も
生活防衛資金を残せる
頭金や諸費用で
貯金がほぼなくなる
退職後の収入年金以外にも
安定収入が見込める
再雇用の収入を
高く見積もっている
将来費用修繕・車・老後の
積み立てを続けられる
ローン返済後に
貯金できない
繰り上げ返済しなくても
家計が成立する
退職金で返す前提で
ないと成立しない

80歳完済を選択肢にしやすい人

購入後も十分な現金を残せる人は、急な支出へ対応しやすいです。

退職後も継続収入が見込め、住宅ローンを払った後も生活費と貯金を確保できる人も、長期返済を検討しやすくなります。

借入時は80歳完済でも、無理のない範囲で返済期間を短くできる余力があれば、選択肢は広がります。

ただし、繰り上げ返済を優先しすぎて老後資金や生活防衛資金が不足しないようにしてください。

80歳完済を慎重に考えたい人

購入後の貯金がほとんど残らない人は、病気や車の故障などで家計が崩れやすくなります。

現在の共働き収入を全額使わなければ返せない場合も注意が必要です。

産休、育休、介護、転職、病気などで、どちらかの収入が減る可能性があります。

退職金や将来の昇給を前提にしなければ成立しない計画も、条件を見直したほうが安心です。

80歳までの住宅ローンがきついときの見直し順序

80歳完済が不安でも、返済期間だけを短くすると、毎月返済額が上がって現在の生活が苦しくなる場合があります。

まず住宅総額を見直し、次に借入額と返済期間、手元資金、金利条件を比較する順番が分かりやすいです。

一つの数字だけを動かすのではなく、購入後の家計全体で比べてください。

ポイント
  • 土地・建物・諸費用を含む総額を確認する
  • 借入額と定年時残高を比較する
  • 頭金を入れた後の現金を確認する
  • 金利上昇と収入減を試算する
  • 迷ったら第三者の試算も比較する

住宅総額と借入額を下げる

住宅ローンを軽くする方法として影響が大きいのは、住宅総額を下げることです。

土地の地域や広さ、建物面積、設備、外構の範囲を整理すると、返済期間を極端に長くしなくても月々の負担を抑えられる場合があります。

設備を一つずつ削る前に、土地、建物、付帯工事、地盤改良、外構、諸費用を含む総額を確認してください。

見積もりに含まれていない費用を0円にせず、予備費として残すことも大切です。

住宅予算を決める順番と、見積もりへ含めたい費用を整理できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

返済期間と定年時残高を比較する

返済期間を長くすると、毎月返済額は下がりやすいです。

一方で、総返済額が増えやすく、定年後まで残る元金も多くなる可能性があります。

35年返済、30年返済、25年返済などを比べるときは、月額だけでなく、60歳や65歳時点の残高も確認してください。

返済期間を短くして毎月の貯金ができなくなるなら、借入額そのものを下げる方法も考えたいです。

頭金を入れすぎず手元資金を残す

頭金を増やせば、借入額と毎月返済額を減らせます。

ただし、頭金へ現金を使いすぎると、入居後の急な支出へ対応しにくくなります。

住宅購入時には、家具、家電、カーテン、引っ越し、外構などの支出も重なります。

病気や休職、車の故障に備える生活防衛資金は、住宅購入用のお金と分けて考えてください。

住宅資金と生活防衛資金を分け、購入前に見直したい固定費を確認できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

金利上昇と収入減の両方を試算する

変動金利を選ぶ場合は、金利が上がった家計を確認します。

共働きなら、どちらかの収入が減った状態も試算してください。

金利上昇と収入減が別々なら耐えられても、同時に起きると家計が苦しくなる場合があります。

住宅ローンを払えるかだけでなく、修繕費、車の買い替え、老後資金の貯金を続けられるかまで見ます。

自分だけで決めにくければ第三者へ相談する

住宅会社は建物と土地の総額、銀行は住宅ローンの商品条件を確認する相談先です。

家計全体を確認したい場合は、ファイナンシャルプランナーへ相談する方法があります。

相談時は、住宅ローンをいくら借りられるかではなく、退職後も貯金を続けられる金額を出してもらってください。

提案された予算に違和感があれば、片働き、金利上昇、車の買い替えなど、前提を変えて再計算してもらうと分かりやすいです。

マネーサファリのオンライン無料相談では、住宅ローンと生活費、老後資金をまとめて確認できます。

住宅会社や銀行の試算と比べるための、もう一つの判断材料として使うのがよいと思います。

>> マネーサファリで家計の改善策を相談する

私が借入可能額の上限まで借りなかった理由

ここからは、わが家が住宅ローンを組んだときの経験を紹介します。

わが家は2020年に約30坪の平屋を建て、夫婦の収入を合算して35年返済の住宅ローンを組みました。

計画が完璧だったわけではありませんが、審査上の上限まで借りなかったことは、現在の安心につながっています。

約4,000万円まで借りられても多いと感じた

住宅ローン審査では、最大で約4,000万円まで借りられると言われました。

一度家づくりを諦めていたため、借りられる可能性が分かったときは安心しました。

その一方で、自分たちの収入や支出を考えると、約4,000万円は多すぎるとも感じました。

わが家には、住宅ローン以外にも車2台の維持費、固定資産税、住宅修繕、老後資金が必要です。

銀行が示した借入可能額ではなく、実際に必要な金額へ抑えました。

ボーナス返済なしで毎月の暮らしを優先した

住宅購入当時、わが家にはボーナスがありませんでした。

そのため、ボーナス返済を利用せず、毎月の給与だけで返済できる形にしています。

借入額を決めるときは、家づくり前の家賃約7万円を一つの基準にしました。

ただし、当時は固定資産税や修繕費を月額へ換算できていなかったことが反省点です。

今なら、家賃と住宅ローン返済額ではなく、賃貸と持ち家にかかる住居費全体を比較します。

金利上昇後に借入額を抑えた意味を実感した

わが家は借入当初、約0.47%の変動金利を選びました。

2026年7月時点では、適用金利が借入当初の倍以上になっています。

現在も住宅ローン返済だけで生活が苦しくなっているわけではありません。

ただし、毎月返済額が今後増えた場合に、住宅修繕や車の買い替えへ貯められる金額が減ることは気になっています。

金利上昇を経験した現在、審査上の上限まで借りなかった判断はよかったと感じています。

80歳までの住宅ローンに関するよくある質問

最後に、80歳完済を検討するときに残りやすい疑問をまとめます。

完済年齢、繰り上げ返済、相談時期について、判断に必要な部分を短く確認していきます。

80歳まで住宅ローンを組むのは危険ですか?
80歳完済だけで危険とは決まりません。退職時の残高、退職後の収入、老後資金、修繕費を確認し、返済後も貯金できるかで判断してください。
75歳や70歳完済なら安心ですか?
80歳完済より負担を抑えやすいですが、必ず安心とは限りません。定年後の収入減と返済が重なり、老後資金を貯められない場合は、70歳完済でもきつくなる可能性があります。
繰り上げ返済をする予定なら80歳完済でも大丈夫ですか?
繰り上げ返済をしなくても家計が回ることを先に確認してください。退職金や将来の収入だけを頼りにすると、予定が変わった場合に返済計画が崩れやすくなります。
住宅ローンがきついと感じたら、どこへ相談しますか?
返済中なら、延滞する前に借入先の金融機関へ相談してください。契約前の家計や借入額を確認したい場合は、住宅会社、銀行、ファイナンシャルプランナーの試算を比較すると判断しやすいです。

まとめ:80歳まで住宅ローンがきついなら完済年齢より家計を見る

80歳まで住宅ローンがきついと言われるのは、返済期間が長いからだけではありません。

退職後の収入減、老後資金、医療費、住宅修繕、金利上昇が返済と重なりやすいことが理由です。

75歳や70歳完済でも、退職後の家計に余裕がなければ負担は重くなります。

  • 審査に通る金額を住宅予算の上限にしない
  • 毎月返済額だけでなく定年時残高を確認する
  • 固定資産税・修繕費・車・老後資金も家計へ入れる
  • 返済後も生活防衛資金と貯金を残す
  • きついと感じたら住宅総額と借入額から見直す

家を建てる目的は、住宅ローンを返すことではありません。

住宅ローンを払いながら現在の生活を楽しみ、修繕費や車の買い替え、老後に必要なお金も準備できることが、無理のない返済計画だと思います。

あなたの家計で80歳完済が成立するのか、自分だけでは判断しにくいこともありますよね。

マネーサファリでは、住宅ローン、生活費、老後資金をまとめてオンラインで無料相談できます。

借入額を増やすためではなく、現在の計画を進めてよいのかを確認するために利用するのもありです。

完済年齢だけで決めず、返済後もあなたらしい暮らしを残せるかを基準にしてください。