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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
引っ越しが決まると、今使っているエアコンを新居へ持っていくか、それともこの機会に買い替えるか迷いますよね。
まだ問題なく動いていると手放すのはもったいなく感じますが、移設には取り外し・運搬・取り付けの費用がかかり、新居で同じ機種が使いやすいとも限りません。
特に購入から年数がたっている機種や、新居にすでにエアコンがある場合は、持っていく前に一度条件を整理した方が分かりやすいです。
結論からいうと、エアコンは購入年数だけで決めず、移設にかかる総額とこれから使えそうな年数を比べるのがおすすめです。
さらに、新居でその機種を使えるか、引っ越し先にエアコンがあるかも並べて判断します。
この記事では、10年近い古いエアコンを含め、持っていく・買い替える・置いていく・売る・処分する判断基準を、わが家の移設経験も交えて整理します。
- エアコンは購入年数だけで持っていくか決めない
- 10年が近い機種は移設費と残り年数を比較
- 新居の広さ・電源・設置場所まで確認
- 不要なら売却・置いていく・処分も選択肢
引っ越しでエアコンを持っていくかは年数と移設価値で判断する

引っ越しでエアコンを持っていくか迷ったら、最初に「何年使ったか」だけで線を引かず、移設後にどれくらい使うつもりかまで考えます。
まだ新しい機種でも、新居の部屋に能力が合わなかったり、配管や電源工事が増えたりすれば、買い替えた方が納得しやすい場合があります。
反対に、購入から数年で状態が良く、新居でもそのまま使えるなら、移設費を払って持っていく価値は高くなります。
- 製造年・購入年と現在の状態
- 取り外しから取り付けまでの移設総額
- 新居の広さ・電源・配管・室外機置場
- 引っ越し先に使えるエアコンがあるか
エアコンは引越しで持っていく?まず4つの判断軸で比べる
エアコンを引越しで持っていくか決めるときは、「まだ動くから」だけでなく、年数、費用、新居条件、必要台数の4つをそろえて見ます。
最初に確認したいのは、室内機に表示されている製造年と、購入してから現在までの使用年数です。
次に、旧居での取り外し、本体の運搬、新居での取り付け、配管や電気工事などを含めた移設総額を確認します。
さらに、新居で設置する部屋の広さや使い方、コンセントの電圧、配管穴、室外機の置き場所が今の機種に合うかを見ます。

最後に、新居にすでに使えるエアコンがあるなら、持っていった機種を本当に使う部屋があるのかまで決めてください。
この4項目のうち、年数だけを見ると「まだ5年だから持っていく」と考えがちですが、新居で使い道がなければ移設費が無駄になりやすいです。
反対に、年式が少し古くても、状態が良く、新居に合い、移設費が買い替えより十分小さいなら、持っていく選択肢は残ります。
私は「何年だから必ず買い替え」と決めるより、移設した後にその費用を回収できるくらい使いたいと思えるかで考える方が分かりやすいと思います。
エアコンの引っ越しは買い替えと移設総額を比べる
エアコンの引っ越しで最も比較したいのは、移設の基本料金ではなく、新居で使える状態にするまでの総額です。
移設には、旧居での取り外し、本体の運搬、新居での取り付けが必要で、設置条件によっては配管、穴あけ、化粧カバー、電源工事なども加わります。
そのため、「取り外し○円、取り付け○円」という表示だけで、新しいエアコンを買うより安いとは判断できません。
一方、買い替え側も本体価格だけを見るのではなく、新しいエアコンの設置工事や、古い機種を外す費用まで含めて比べる必要があります。
判断するときは、移設する場合と買い替える場合で必要な費用を同じ範囲までそろえ、差額と今後使う年数を一緒に見てください。
たとえば、移設にまとまった費用がかかるのに、数年以内の買い替えも考えている機種なら、引っ越し時に新しくする方が二重の工事を避けやすくなります。
反対に、購入から数年でまだ長く使う予定なら、移設費がかかっても本体を買い直さずに済むメリットがあります。
取り外し・運搬・取り付け・追加工事のどこまで含めて比べるか詳しく確認したい場合は、移設費用の内訳を整理できますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
移設するか買い替えるか迷っている段階でも、自宅の条件で移設費がどの程度になるか分かれば、比較する数字を1つ確定できます。
テイクサービスを候補にする場合は、旧居と新居の条件を伝え、取り外し・取り付け・追加工事の範囲まで見積もりで確認してから買い替え費用と比べてください。
エアコンが10年近い引っ越しは買い替えを優先して検討
エアコンが10年近い状態で引っ越すなら、まだ動いていても、移設を前提にせず買い替えを含めて比較するのがおすすめです。
三菱電機は、同社ルームエアコンの設計上の標準使用期間を10年と案内しており、これは標準的な使用条件で安全上支障なく使える期間の目安です(出典:三菱電機『エアコンはどのくらいの期間使えますか?』)。
この10年は無償保証期間ではなく、一般的な故障が起きないことを保証する期間でもないため、「10年になった瞬間に壊れる」という意味ではありません。
ただ、引っ越しでは取り外しと再設置のために新たな費用をかけるので、10年が近い機種ほど「この先何年使うつもりか」を厳しく見た方が判断しやすくなります。
古い機種ほど、将来修理が必要になったときに対応できるかも確認し、移設費をかける前にメーカーの修理情報を見ておくと安心です。
製造年と型番は室内機の表示などで確認し、写真を撮ってメーカーのサポート窓口や移設の依頼先へ伝えられるようにしておきます。
10年近い機種で、最近効きが弱い、異音や水漏れがある、修理歴があるなど気になる状態も重なっているなら、移設費をかける前に点検や買い替えを検討してください。
反対に、使用年数が短く状態も良い機種まで「引っ越しだから新品にする」と決める必要はありません。
10年は寿命を断定する数字ではなく、移設費をかける価値を見直す強い目安として使います。
古いエアコンを引っ越しで持っていくなら状態も確認する
古いエアコンを引っ越しで持っていくかは、年数に加えて、現在きちんと冷暖房できているかを確認して決めます。
引っ越し前の時点で、設定温度まで冷えにくい、暖まりにくい、異音がする、水漏れする、電源まわりに異常がある場合は、移設後もそのまま使える前提にしない方がいいです。
特に長く使っている機種は、移設工事そのものが原因でなくても、移設後の時期に本体故障が起きる可能性はあります。
そのため、工事保証と本体の故障は分けて考え、古い機種ほど修理できるか、部品が残っているかも含めて判断してください。
型番が分かれば、メーカーサイトで取扱説明書や修理情報を確認しやすくなり、依頼先にも正確な機種情報を伝えられます。
また、フィルターの汚れや室内機の外観だけでは本体内部の状態までは判断できないため、不安があれば専門業者やメーカーへ相談します。
「壊れていないから持っていく」ではなく、「移設費を払った後も使い続けたい状態か」と考えるのがポイントです。
古くても十分使える機種はありますが、買い替え時期が近いと感じているなら、引っ越しは判断をまとめるタイミングにもなります。
わが家は購入から約2年のエアコンを引っ越しで持っていった
わが家では2020年10月、新築への引っ越しに合わせて、旧居で使っていた三菱電機「霧ヶ峰」2台を持っていきました。
2台とも2018年製の100Vエアコンで、引っ越し時点では製造から約2年だったため、まだ新しいと考えて買い替えませんでした。

取り外しは10月15日の引っ越し当日に引っ越し業者へ依頼し、私の場合は取り外し費用が引っ越し料金に含まれていました。
新居への取り付けは別業者へ依頼し、10月24日に作業員2人で2台を約2時間かけて設置してもらいました。
当時の取り付け費用は記憶では2台で約4万円ですが、2020年のわが家の条件での金額なので、現在の相場としては扱えません。
新居には配管穴を事前に開けていなかったため、取り付け工事のときに新しく穴を開けてもらっています。
室外機の下に置くプラロックと貫通スリーブは自分たちで用意し、平屋だったこともあって、私の場合は当日の追加料金はありませんでした。
移設した2台は2026年現在も正常に冷暖房できており、移設後に冷媒ガスを追加してもらったことはなく、水漏れもありません。
一方、リビング用にはダイキンの200Vエアコンを新しく購入し、旧居の2台をそのまま全部屋へ当てはめる形にはしませんでした。
つまり、わが家では「持っていくか、全部買い替えるか」の2択ではなく、使える2台は移設し、新居で必要な1台だけ新品にする方法を選んでいます。
まだ約2年しか使っていない2台を移設したことで、新築時に3台すべてを買い直さずに済んだ点は、わが家では大きなメリットでした。

わが家は購入から約2年だったため2台を移設し、リビング用だけ新しいエアコンを購入しました。
2026年時点では同じ2台も製造から約8年になるため、もし今また引っ越すなら、2020年当時より買い替え側を強く比較します。
同じエアコンでも引っ越す時点の年数で判断が変わるので、「以前持っていけたから今回も持っていく」とは決めない方がいいと感じています。
エアコンを引っ越しで持っていく前に新居の条件を確認する

エアコンを引っ越しで持っていく価値がありそうでも、新居へそのまま設置できるとは限りません。
設置する部屋の広さや日当たり、100V・200Vなどの電源、室内機の寸法、配管穴、室外機置場まで確認し、今の機種が新居で役割を持てるかを先に見ます。
引っ越し先にエアコンがある場合や、置いていく・売る・処分する場合も、この新居側の必要台数を決めてから考えると整理しやすいです。
- 設置する部屋の広さと使い方
- 専用コンセントと100V・200V
- 配管穴と室内機・室外機の設置位置
- 既設エアコンを含めた必要台数
引っ越し先にエアコンがある場合は台数と使い道を先に決める

引っ越し先にエアコンがある場合は、今のエアコンを持っていく前に、新居で最終的に何台必要かを決めます。
賃貸なら備え付け設備なのか前の入居者が残したものなのかを管理会社や貸主へ確認し、勝手に取り外したり交換したりしないようにします。
購入した中古住宅などでも、既設エアコンをそのまま使うのか、売買時に撤去されるのかを引き渡し前に確認しておくと予定を組みやすいです。
残るエアコンの製造年、型番、設置してある部屋、正常に使えるかが分かれば、持っていく機種との役割を分けられます。
たとえば新居のリビングに十分な能力の機種があり、個室にも必要台数がそろっているなら、旧居のエアコンを移設する必要は下がります。
反対に、既設エアコンが古い、能力が合わない、使いたい部屋にない場合は、旧居から持っていく機種が役立つ可能性があります。
「新居にエアコンがある」という情報だけで不要と決めず、誰の設備か、どの部屋で使えるか、今後も残るかまで確認してください。
必要台数が先に決まれば、持っていく機種と手放す機種を分けやすくなり、不要な取り外しや運搬を減らせます。
引っ越しエアコンは新居の広さ・電源・設置場所に合うか確認する
引っ越しエアコンを新居で使うなら、旧居と同じ畳数の部屋だから大丈夫と決めず、新しい部屋の条件に合うか確認します。
メーカーの適用畳数は部屋選びの目安になりますが、建物の構造、方角、窓の大きさ、天井高などでも必要な冷暖房能力は変わります(出典:Panasonic『エアコンの選び方ガイド』)。
そのため、旧居の寝室で使っていた小さめの機種を、広い新居リビングへそのまま移すと、能力が合わない場合があります。
逆に、能力が大きい機種でも、室内機を設置できる壁面や、室外機を置く場所が確保できなければ移設できません。
電源も確認が必要で、家庭用エアコンには100Vと200Vの機種があり、コンセントの形状も機種によって異なります。
新居のコンセントと今のエアコンが合わない場合は電気工事が必要になる可能性があるため、型番と電源条件を見積もり時に伝えます。

配管穴がない場合や位置が合わない場合は新しい穴あけが必要になることがあり、隠蔽配管では機種や配管の条件も確認が必要です。

室外機についても、地面置きできるのか、ベランダや屋根、壁面など特殊な設置になるのかで工事内容が変わります。

本体がまだ新しくても、新居側の条件が大きく変わるなら、移設費と追加工事を出してから買い替えと比べる方が納得しやすいです。
わが家でも、旧居から持っていった2台は100Vでしたが、新居のリビングには200Vのダイキンを新しく購入して使い分けました。
新築への引っ越し全体の中でエアコン以外の準備も確認したい場合は、時期別に整理できますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
エアコンを引っ越しで置いていくなら勝手に残さず確認する
エアコンを引っ越しで置いていく場合は、不要だからそのまま残すのではなく、旧居の契約や売却条件に沿って確認します。
賃貸住宅で自分が購入・設置したエアコンなら、退去時の原状回復や残置物の扱いについて管理会社や貸主へ確認してください。
次の入居者が使えるからという理由だけで残すと、撤去を求められる可能性もあるため、合意を取ってから決める方が安全です。
持ち家を売却する場合も、エアコンを設備として残すのか撤去するのかを、不動産会社や買主との条件に合わせて整理します。
置いていけるなら取り外し費用や運搬の手間を減らせますが、新居で必要な機種まで手放して買い直すことにならないよう先に確認します。
また、古いエアコンを残す場合は、年式や不具合の有無を相手側へ伝える必要があるかも契約の窓口へ確認してください。
置いていく選択は「無料で処分できる方法」と考えるのではなく、旧居側で残してよい条件がそろっているときの選択肢です。
旧居で手放す方法を移設・買取・処分まで含めて比較したい場合は、判断基準を整理できますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
編集中(エアコンは引っ越しで売る?移設・買取・処分の判断基準を解説)
エアコンが引っ越し先で不要なら売る・処分する
エアコンが引っ越し先で不要と分かったら、移設費をかけて運ばず、売却や適切な処分へ切り替える方が合理的です。
まだ新しく正常に使える機種なら、買取の対象になる可能性があるため、取り外す前に年式や型番を確認して査定条件を比べます。
ただし、買取可能な製造年や取り外し条件は業者によって異なるので、「新しいから必ず売れる」とは決められません。
古くて買取が難しい場合や故障している場合は、家電リサイクル法に沿った処分方法を確認する必要があります。
家庭用エアコンは家電リサイクル法の対象なので、買い替え時の販売店への引き取り依頼など、自分の状況に合う方法で処分します(出典:経済産業省『家電4品目の「正しい処分」早わかり!』)。
処分するときも、本体だけでなく室外機の取り外しが必要になるので、取り外し費用を含めて手放し方を比較してください。
「持っていかない」と決めた時点で終わりではなく、引っ越し日までに旧居から撤去する必要があるか、いつ作業できるかまで決めます。
処分方法と取り外し費用を確認したい場合は、具体的な手続きを整理できますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
編集中(引っ越しのエアコン処分はどうする?取り外し費用と方法を解説)
エアコンを引っ越しで持っていくと決めたら依頼先と日程を決める

エアコンを引っ越しで持っていくと決めたら、次は取り外す人、運ぶ人、取り付ける人と、それぞれの日程を決めます。
引っ越し業者へ一括で頼める場合でも、実際のエアコン工事が引っ越し当日になるとは限らないため、工事会社と作業日を確認してください。
専門業者へ分けて頼む場合は、本体を誰が新居まで運ぶのか、取り外し後にどこで保管するのかも決めておきます。
依頼先を比較するときは、取り外し・運搬・取り付けの総額、追加料金の条件、工事保証、日程まで同じ項目で確認します。
エアコン移設をどこに頼むか比較したい場合は、引越し業者・専門業者・家電量販店などの違いを整理できますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
取り外し日は前日・当日の準備から決める
取り外し日は、旧居でいつまでエアコンを使いたいかと、引っ越し当日の作業順を見て決めます。
暑い時期や寒い時期は、早く外しすぎると退去まで冷暖房が使えなくなるので、生活への影響も考えてください。
引っ越し業者とエアコン業者が別なら、搬出前に取り外しを終え、本体を運べる状態にできる時間をそろえます。
わが家では引っ越し当日の10月15日に取り外してもらい、家財と一緒に新居へ運びました。
取り外し前に必要な準備や前日・当日の段取りを確認したい場合は、作業日を決める流れを整理できますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
編集中(エアコン引っ越しの取り外しはいつ?前日・当日の準備を解説)
取り付け日は新居の工事条件と生活開始から決める
取り付け日は、新居へ本体が届く日だけでなく、設置場所と電源、配管穴、室外機置場を確認できる日から決めます。
引き渡し直後の新築なら、ほかの工事や家具搬入と重ならないかも見ておくと作業スペースを確保しやすいです。

真夏や真冬に入居するなら、生活開始日までに取り付けと試運転を終えられるかを優先して予定を組みます。
わが家は10月15日に取り外し、取り付けは9日後の10月24日だったため、その間は移設した2台を使えませんでした。
取り付けを当日と別日のどちらにするか詳しく確認したい場合は、日程の考え方を整理できますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
編集中(引っ越しのエアコン取り付けはいつ?当日・別日の段取りを解説)
移設する価値があると判断できても、取り付け日が生活に合わなければ不便が大きくなるので、費用と日程をセットで確定してください。
まとめ:エアコンを引っ越しで持っていく
エアコンを引っ越しで持っていくかは、購入年数だけで決めず、移設費、新居条件、必要台数、今後の使用年数を合わせて判断するのがポイントです。
購入から数年で状態が良く、新居でも能力や電源が合う機種なら、移設して使い続ける価値があります。
一方、10年が近い古い機種、修理が気になる機種、新居で能力や電源が合わない機種は、買い替えを先に比較した方が二重の工事を避けやすくなります。
引っ越し先にエアコンがあるなら、必要台数を決めてから、持っていく・売る・置いていく・処分する機種を分けてください。
わが家のように、まだ新しい機種だけ移設し、新居で必要な場所には新品を追加する方法もあります。
- 製造年と状態を確認し、残りの使用年数を考える
- 取り外し・運搬・取り付け・追加工事の総額で比べる
- 新居の広さ・電源・配管・室外機置場を確認する
- 不要な機種は売却・置いていく・処分へ切り替える
- 持っていく機種は依頼先と取り外し・取り付け日を決める
持っていく候補が決まったら、買い替え費用と比較できるよう、まず移設総額を確認しておくと判断を固めやすいです。

