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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
注文住宅で間取りや設備を選ぶとき、見た目の好みと同じくらい考えておきたいのが、住み始めてからの掃除です。
床材に汚れが付きにくくても、家具を何度も動かす家では床掃除が面倒になりますし、高機能な浴室でもカウンターの裏へ手が届かなければ負担は残ります。
掃除しやすい家にしたいなら、素材の宣伝文句だけでなく、汚れがたまる形、道具を動かす通路、部品の外し方、掃除用品の置き場を一緒に見てください。
私は約30坪の平屋で暮らし、回遊動線やキッチンパネルには満足している一方、浴室の取り外せるカウンターには手間も感じています。
この記事では、毎日の床掃除がしやすい間取り、キッチン・浴室・トイレの設備選び、実際の家づくりブログやハウスメーカーの仕様を比べる方法を整理します。
- 掃除は素材だけでなく床置き・段差・収納でも変わる
- 水回りは継ぎ目と外せる部品の清掃まで確かめる
- 換気や空気清浄機があっても床や棚の掃除は必要
- ブログと住宅会社の標準仕様を同じ条件で比較する
掃除しやすい家は間取りと収納の4つの視点で考える

掃除しやすい間取りは、家が広いことや設備が高価なことだけで決まりません。
床に出ている物の数、掃除機の通り道、道具を取り出す距離、窓や棚へ手が届くかによって、同じ面積の家でも手間は変わります。
図面を見るときは家具を入れる前の空間ではなく、椅子を引いた状態や日用品を置いた状態で掃除する順番を考えると具体的です。
- 家具と日用品を置いた後の床面積
- 掃除機が通る経路と段差
- 道具を出して戻せる収納
- 窓と棚の手が届く範囲
床に物を置かないリビングをつくる
掃除しやすいリビングに近づけるなら、床に物を置かずに済む収納と家具配置を先に考えます。
床の仕上げ材が拭きやすくても、床置きのかご、配線、充電器、ローテーブルを毎回動かすなら、掃除を始めるまでに時間がかかるからです。
わが家の約18畳のLDKでは、ソファとテレビ台、ダイニングテーブルを置いていますが、リビングテーブルは置いていません。
中央に床面が広く残るため、家具を避ける動きが少なく、掃除機をかけるときも通り道を確保しやすいです。
ただし、テーブルが必要な家庭まで減らすべきだとは思いません。
子どもの遊び道具や仕事道具をよく使うなら、使う場所の近くに片付け先を作り、床に置く時間を短くする方が現実的でしょう。
ソファの脚は掃除機のヘッドが入る高さか、持ち上げずに下を拭けるかまで確認します。
壁付けテレビや造作収納も床を空ける方法ですが、配線の点検口や棚の上を掃除できなくならないかを設計担当者へ聞いてください。
掃除機が通れる動線と段差を考える

掃除機やモップを持って家の中を移動するときは、行き止まりの少なさと段差の扱いやすさが効いてきます。
わが家は約30坪の平屋に回遊動線を取り入れ、洗濯や片付けだけでなく、掃除でも部屋を行ったり来たりする回数が少ないと感じています。

洗濯や片付けにも使いやすい回遊動線ですが、掃除機を持って家の中を移動するときにも便利だと感じています。
階段を使わず各部屋を回れることも便利ですが、平屋なら必ず掃除しやすいわけではありません。
家具で通路が狭くなったり、扉を開くと掃除機が通れなくなったりすれば、同じ階でも作業が途切れます。
図面では掃除機を収納から出し、リビング、廊下、寝室、洗面室を回って元の場所へ戻る線を引いてみてください。
ロボット掃除機を考えている場合は、床の見切り材、引き戸のレール、段差、椅子の脚、ドックの設置場所が機種に合うかを確認します。
段差が少ないことと、ロボットが必ず通れることは同じではありません。
ロボット掃除機を使う予定なら、購入候補機種の段差対応と本体寸法を確認し、図面の通路幅や充電場所と照合しておくと判断しやすいです。
通路を増やすために個室の収納を削ってしまうと、かえって床置きが増えることもあるので、動線と収納量はセットで判断したいところです。
掃除動線を考えるときは、会社ごとの施工実例や間取り資料も参考になります。
SUUMO注文住宅なら住宅会社のカタログを探せますが、細かな通路幅や段差は後で図面でも確認してください。
掃除道具の収納と充電場所を決める

掃除道具は、大きな納戸へひとまとめにするより、使う場所から出し入れしやすいことを優先します。
掃除機を使うたびに別室から持ち出したり、充電するためだけにコードを通路へ伸ばしたりする配置だと、手軽さが減るからです。
コードレス掃除機なら本体の高さ、壁掛け器具の有無、充電用コンセントの位置を図面へ書き込みます。
モップ、替えシート、洗剤、雑巾などは、汚れに気づいた場所で取り出せる方が使いやすいこともあります。
わが家では玄関横のシューズクロークに、靴や園芸用品と一緒に外まわりの掃除用品を置いています。
玄関から続く土間は砂や泥を掃きやすい反面、収納物が増えると奥まで掃除するには物を動かさなければなりません。
幅約60cmの通路は、通り抜けるだけなら問題ありませんが、道具を出したり荷物を一時的に置いたりすると狭さを感じます。
収納の奥行きだけでなく、掃除道具を取り出す前の立ち位置と、手入れするための空きスペースも必要でした。
窓・扉・高い棚の手入れまで考える

掃除の手間を増やしやすいのは、床よりも手が届きにくい窓、網戸、高い棚、建具の細かな溝かもしれません。
窓は採光や風通しを考えて付けますが、ガラス、サッシ、網戸、開閉金具と掃除する場所も増えます。
わが家の浴室には高い位置に横幅約120cmの窓があり、昼間の明るさには満足しています。
一方で、網戸を外して洗い、乾かして戻す作業は面倒で、窓の外側には届きにくい部分もあります。
家づくりでは「窓を開けられるか」だけでなく、「窓を外側から拭けるか」「網戸を安全に取り外せるか」を確認しておきたいです。
吊戸棚や背の高い収納も、奥に置いた物を取り出すときだけでなく、棚板や上面のほこりを取る作業が必要になります。
高い場所へ無理に手を伸ばすより、日常的に使う収納を手が届く高さへ集め、上段は使用頻度の低い物に限定する方法もあります。
毎日の清掃とは別に、屋根や外壁など長い周期の維持管理まで考えたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
掃除しやすい家の設備とハウスメーカーの比較ポイント

水回りの設備は「汚れが付きにくい」という説明だけでは、毎日の掃除にどれだけ手間が残るか分かりません。
継ぎ目や凹凸の場所、取り外す部品の数、汚れたときに使える洗剤や道具、そして掃除する人が無理なく手を動かせるかを比べます。
機能の多い製品が向いている場合もありますが、掃除する場所そのものを減らす選択が合う家庭もあります。
- 凹凸や継ぎ目に汚れが残る場所
- 部品を外して洗う手順
- 手が届く位置と姿勢
- 定期的な手入れと消耗品
キッチンは継ぎ目と物の置き方で比較する

キッチンでは、天板の素材だけでなく、シンクと天板の継ぎ目、排水口、コンロ周辺、壁面、引き出しの内側を見ます。
細かな溝や段差に食べかすや油が残れば、表面が拭きやすくても、ブラシや綿棒などが必要になるからです。
私は2020年の家づくりでタカラスタンダードのショールームへ3回行き、扉を動かしたり、排水口の中まで見たりして確かめました。
わが家で選んだオフェリアのホーローキッチンパネルは、油はねや水はねを拭き取りやすく、マグネットで道具を壁へ寄せられる点にも満足しています。
キッチンばさみやタイマーを天板に置かずに済むと、物を移動する手間まで減らせました。
ただ、調理中の油はコンロ正面だけでなく横方向にも飛びます。
次に選ぶなら、パネルの素材に加え、どの範囲まで壁を保護するかも確認したいです。
食洗機を選ぶ場合も、洗う食器の量だけでなく、フィルターや残菜受けをどこまで外して洗えるか、洗剤投入口へ手が届くかを実機で見てください。
掃除のしやすさと、料理をする人数に合う作業スペースの広さを両立できるかも、忘れずに比べたい条件です。
浴室は床・排水口・カウンターを確認する
浴室は同じ床面積でも、床の溝、排水口の部品、棚やカウンター、窓の数によって掃除する場所が変わります。
汚れにくい素材かどうかと、汚れたあとに簡単に洗えるかは別の話です。
浴槽や床の表面だけでなく、普段は見えないカウンターの裏、排水口の内側、ドア下の水が残る部分まで確認してください。
床と浴槽は汚れの落とし方を確かめる

浴室の床は、足触りや滑りにくさを確保するために表面に凹凸があるものもあり、溝へ皮脂や石けんカスが残る場合があります。
わが家のLIXILアライズの床も、普段の水はけに大きな不満はありませんが、凹凸へ残る汚れはブラシで掃除しています。
タカラスタンダードのキープクリーンフロアは磁器タイルを採用していますが、公式案内でも、床に油分などの汚れが残ると乾き方が悪くなる可能性が示されています(出典:タカラスタンダード『磁器タイル床の乾きが悪くなりました。』)。
浴槽も素材のなめらかさだけで判断せず、縁、排水栓、フタの置き場、入浴後に洗う面積を見ておくと違いが分かります。
カタログの「汚れが落ちやすい」は掃除が不要という意味ではありません。
キープクリーンフロアの色や汚れ方、キープクリーン浴槽の素材と形状を詳しく比較したい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
カウンターと窓は裏側まで手を伸ばす
わが家の浴室で手間を感じているのは、取り外せるカウンターの裏側です。
置く場所があるのは便利ですが、水あかやカビを落としにくく、現在は毎日外して掃除する作業を負担に感じることがあります。

取り外せるカウンターは便利ですが、毎日裏側まで洗うのは手間がかかります。今ならカウンターなしも考えます。
当時比較した別の浴室では、カウンターを付けない選択もできました。
今なら、カウンターや棚が本当に必要かを考え、付けるなら片手で取り外せるか、裏側を洗う姿勢がつらくないかを試します。
LIXILの公式お手入れ動画でも、対象商品ごとにカウンターの取り外し方が案内されており、同じメーカーでも仕様で手順が変わることが分かります(出典:LIXIL『浴室のお手入れ・お掃除動画』)。
窓についても、わが家では日中の明るさに満足していますが、ガラス、枠、パッキン、網戸の掃除が増えました。
浴室の窓を減らすかどうかは、採光の希望と、掃除する箇所をどこまで増やせるかの両方で考えたいです。
トイレと洗面は隙間と部品の外し方を見る

トイレは、便器のフチだけでなく、便座との隙間、床との接合部、配管の裏側、手洗い器まで掃除できるかを確認します。
フチレス形状なら拭く動きは減らせますが、便座や本体の隙間、床に飛んだ汚れまで自動でなくなるわけではありません。
わが家は2020年にLIXILのベーシアシャワートイレ・フチレスを選び、普段の使い勝手と清掃性には大きな不満がありません。
ただし、トイレを増やせば掃除する場所も増えるため、家族の人数や朝の混み方を考えたうえで必要数を決める方が納得しやすいです。
洗面台は、ボウルと天板の境目、排水栓、蛇口の根元、鏡裏収納を開いたときの拭きやすさを見てください。
私が使っているLIXILのMVは、洗面ボウルの掃除や髪の毛の処理に大きな不満がなく、収納も使いやすいと感じています。
自動洗浄などの機能がある設備は、部品の手入れと、故障した場合の修理・保証が別に必要になる場合があります。
食洗機やトイレなどの設備保証をどう判断するかまで確認したい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
換気と自動清掃の機能に頼りすぎない

換気設備や空気清浄機があっても、床に落ちたほこりや棚の汚れをなくすことはできません。
米国環境保護庁(EPA)は、比較的大きな粒子が室内の表面に沈着すると、再び空中へ舞い上がらない限り空気清浄機では除去できないと説明しています(出典:米国環境保護庁『Will air cleaners reduce health risks?』)。
換気は室内の空気を入れ替える役割が中心で、床を拭いたり排水口のごみを取ったりする作業とは分けて考える必要があります。
わが家は24時間換気のココチEを基本的に動かし続け、フィルターを月1回程度、自分で掃除しています。
空気清浄機も併用してきましたが、使用前後で室内のほこりの量がどれほど減ったかを測定したわけではありません。
自動洗浄や掃除支援機能については、何を自動で洗い、どこが手作業で残るのか、洗剤や消耗品が必要かを製品ごとに確かめます。
特に換気口、エアコン、床掃除ロボットなどは、フィルターやブラシ、ダストボックスの手入れも想定してください。
24時間換気と空気清浄機の役割やフィルターの考え方を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
掃除しやすい家づくりをブログで確認する方法
掃除しやすい家づくりのブログを見るなら、完成直後の写真だけでなく、入居後にどんな掃除をしているかが分かる記事を選びます。
何も置かれていない施工写真は見た目をつかむには便利ですが、家具や日用品が入ったあとの掃除のしやすさまでは判断しにくいからです。
実例を見るときは、次の順番で確認すると、自宅へ置き換えやすくなります。
- 住んでいる年数と家族構成を確認する
- 間取り図と家具を置いた写真を見比べる
- 汚れた場所と普段の掃除方法を確認する
- 採用設備の型番や仕様が同じか確認する
例えば、浴室の床が「掃除しやすい」という感想でも、毎日水切りしている家と週末だけ掃除する家では、汚れの残り方を同じ条件で比べられません。
わが家でも、浴室の窓は採光に満足しながら網戸掃除が負担で、床は比較的使いやすくてもカウンター裏には手間がかかります。
「家全体が掃除しやすい」「この設備は失敗」と一括りにせず、どの部位について、どの頻度の掃除をしているのかを読み分けてください。
写真や感想だけで不明な箇所は、同じシリーズの取扱説明書とショールームの実物で確認するのが確実です。
施主ブログで掃除の実感をつかんだら、住宅会社のカタログでも施工実例を見比べると、候補を整理しやすくなります。
SUUMO注文住宅では、気になる会社のカタログをまとめて選べます。
掃除しやすいハウスメーカーは標準仕様で比べる

掃除しやすいハウスメーカーを探すときは、会社名だけで優劣を決めず、希望する間取りと標準仕様で実現できることを比べます。
同じ会社でも商品や地域、標準仕様とオプションの範囲が違い、展示場で見た設備をそのまま採用できるとは限りません。
例えば、引き戸のレール、キッチンパネルの範囲、浴室のカウンター有無、トイレの清掃機能、収納の寸法は、図面と仕様書を見ながら確かめられます。
カタログでは確認できても実物で試しにくい部分は、住宅会社に掃除の動作を見せてもらうか、メーカーのショールームで確認します。
| 確認箇所 | 仕様書で見る点 | 実物で試すこと |
|---|---|---|
| 床・建具 | 段差とレール形状 | 掃除機の通り道 |
| キッチン | 継ぎ目とパネル範囲 | 拭く姿勢と届く範囲 |
| 浴室 | カウンターと排水口 | 外して洗う動作 |
| トイレ | フチと便座の隙間 | 便座裏への手の届き方 |
| 収納 | 寸法と充電用電源 | 道具の出し入れ |
自動洗浄が付く設備を選ぶ場合は、清掃対象にならない部品と手作業の範囲をメーカーの説明書で確かめておくと、手間を比較できます。
見積もりを比べるときには、標準の設備で十分か、掃除を簡単にするために必要な変更がいくらか、変更すると別の性能や使い方が変わらないかを聞いてください。
私なら、見た目だけを上げる追加仕様より、毎日使う浴室のカウンターやキッチンの壁面など、入居後に変更しにくい部分の形を先に調整します。
標準仕様を比べる住宅会社が決まっていないなら、SUUMO注文住宅で候補を探し、複数社のカタログをまとめて請求できます。
資料請求後に電話やメールで連絡が入る場合もあるので、比較できる範囲で選んでください。
施工実例から候補を探せる
さらに、掃除のしやすさと設備の寿命は別です。
毎日の拭き掃除が簡単でも、将来の交換や定期点検には費用がかかることがあります。
日常清掃と別に維持管理の手間や費用を確認したい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:掃除しやすい家
掃除しやすい家をつくるには、汚れの付きにくい素材を選ぶだけでなく、掃除を始めてから片付けるまでの動作を図面と実物で確かめるのが近道です。
次の点を、住宅会社との打ち合わせで確認しておくと判断しやすくなります。
- 床へ物を置かずに済み、掃除機が通れるか
- 掃除道具を使う場所の近くへしまえるか
- 浴室やキッチンの裏側・部品まで手が届くか
- 換気や自動機能があっても残る手入れは何か
私は回遊動線やホーローのキッチンパネルを便利に感じている一方、浴室カウンターや高い窓の掃除には手間も感じています。
あなたが普段どこまで掃除するかを基準に、標準仕様のままでよい部分と、建築前に変えたい部分を分けてみてください。
間取りや設備の希望を整理できたら、次はそれを相談できる住宅会社を探す段階です。
SUUMO注文住宅では、複数のハウスメーカー・工務店のカタログをまとめて請求できます。
自宅で候補をじっくり比較

