この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
「築年数が古い家でも、ちゃんと火災保険に入れるの?」そう思ったことがある方、きっと多いのではないでしょうか。築30年、40年を超える住宅では、老朽化による火災や漏水、地震による倒壊など、さまざまなリスクが心配になります。だからこそ「保険は手厚く」「全部入りで安心」と思ってしまいがち。でも実はその選び方、少し危険かもしれません。
火災保険は、補償内容を自分の家の状態に合わせて選ばないと、保険料ばかり高くなって、肝心なときに補償されないというケースも…。特に古い家では「必要な補償」と「不要な補償」をしっかり見極めることが重要なんです。
ここでは、「古い家の火災保険のおすすめ」という視点から、築年数のある住宅に合った補償内容の選び方をわかりやすく解説。水災や風災、盗難、地震保険などの補償の特徴を整理しながら、「よくある勘違い」や「見落としやすい落とし穴」についても具体的にご紹介します。
「火災保険って難しそう」と感じていた方も、この記事を読めば、どんな補償を選べばムダなく安心できるのか、スッキリわかります。
あなたの家と家計を守るために、本当に必要な補償とは?その答えを、一緒に探していきましょう。
- 築古住宅には「火災・風災・水災・水ぬれ」の補償が基本セット!
- 「全部入り」が正解じゃない!補償は“引き算”の視点がカギ
- 火災保険は「建物+家財」のセット契約が安心
- 地震保険は築古住宅こそ必須!補強なしなら加入検討を
この記事は「築50年以上の家に入れる火災保険の基本情報」をまとめた【火災保険とは?築50年以上の家でも入れる保険は?】の補足として、補償範囲の選び方や、ありがちな勘違いについて詳しく解説しています。

- 火災保険の補償範囲はどこまで必要?基本セットと選び方
- 築年数が古い家で注意したい補償の選定ポイント
- 築古住宅向け 火災保険の補償内容比較表
- 地震保険はつけるべき?築年数と耐震性から考える
「うち、築40年だけど火災保険って入れるの?」家を持つとふと不安になるのが“もしもの備え”。特に築年数の古い家は、火災だけじゃなく、風や水、経年劣化による事故など、トラブルの宝庫だったりします。
でもご安心を。ちゃんとポイントを押さえれば、古い家でもきちんと火災保険に加入できますし、補償内容も“いま必要なもの”に絞ってムダなく選べます。
ここでは、築古住宅に適した補償内容と選び方を、わかりやすくご紹介。補償ごとの役割やおすすめ度を比較表付きで解説していきます!
火災保険といっても、火事だけじゃありません。以下のように、さまざまなリスクに対応する補償が組み合わさっています。
- 火災・落雷・爆発
最も基本的な補償で、火事や落雷による損害、ガス爆発などが対象です。古い家では配線やガス設備の老朽化により火災リスクが高いため、必須。 - 風災・雹災・雪災
台風・突風・積雪などによる屋根や外壁の破損に対応。築年数が経つと建材の耐久性が落ち、被害を受けやすくなるため、こちらも重要。 - 水災
大雨や河川氾濫による床上・床下浸水などが対象。高台にある住宅でない限り、水災補償はつけておくのが無難です。 - 水ぬれ
給排水管の老朽化による室内漏水や、洗濯機のホース外れなどに対応。築古住宅では配管トラブルが多いため、水ぬれ補償とのセット加入が安心です。 - 盗難
家財道具の盗難や、窓ガラスの破壊による損害などに対応。防犯設備の乏しい住宅では検討の価値ありですが、防犯性が高い住宅では省略も検討可。 - 破損・汚損
偶然の事故による損害(家具の転倒、子どものいたずらなど)をカバー。小さな子どもがいる家庭や、来客の多い家庭では役立つ補償です。 - 地震保険(火災保険とは別契約)
地震・噴火・津波による建物や家財の損害を補償。築古住宅は耐震基準が緩いため、地震保険をつけるかどうかは重要な判断ポイントになります。
築年数の古い家では、まず「火災・風災・水災・水ぬれ」の4つを基本セットとして備えるのが安心。そのうえで、家財の価値やライフスタイルに応じて「盗難」「破損・汚損」を加えるか検討しましょう。地震保険についても、構造上のリスクを踏まえた慎重な判断が求められます。
築30年を超える住宅では、火災保険の契約条件が厳しくなる傾向があります。以下の点に注意が必要です。
- 写真の提出や劣化状態の確認が必須になるケースがある
- 給排水管の腐食などにより保険金支払い対象外とされる場合がある
- 一部の保険会社では築50年以上の契約を受け付けないこともある
その上で、築古住宅に適した補償を選ぶには次のようなポイントが重要です。
浸水リスクのある地域に建つ家では「水災」はマスト。さらに、配管の破損や室内漏水に対応する「水ぬれ補償」も同時に備えると、トイレや給湯器からの水漏れにも安心です。
浸水リスクがある地域に住んでいる場合、水災補償は外せません。自宅周辺のリスクは、ハザードマップポータルサイトで確認しておくと安心です。
古い家は「時価」で評価されると保険金額が大きく減額されます。現在の建築費に基づいて支払われる「新価(再調達価額)」方式にすることで、再建・修繕の現実的な費用に対応できます。
築古住宅では「破損・汚損補償」や「電気・機械事故特約」が特に有効です。また、近隣への延焼リスクがある場合は「類焼損害補償」も検討しましょう。
共済(県民共済・JA共済など)は築年数に対する制限が比較的緩く、審査も柔軟な傾向があります。老舗の損保会社がダメだった場合でも、共済を視野に入れて比較すると可能性が広がります。
免責金額(自己負担額)を高めに設定することで保険料を抑えられます。また、5年契約などの長期プランにすることで割引を受けられるケースもあります。
「補償、なんとなく選んでいませんか?」
築年数が古い家こそ、補償の選び方ひとつで安心感が大きく変わります。「全部入り=安心」と思いがちですが、実はそれがムダな出費の原因になることも。ここでは、築古住宅に本当に必要な補償内容を、一般的な補償と比較しながらわかりやすく解説します。
補償項目 | 一般的な必要度 | 築古住宅でのおすすめ度 | 理由・背景 |
---|---|---|---|
火災・落雷・爆発 | ◎(必須) | ◎(必須) | 配線や設備の老朽化による火災リスクが高いため |
風災・雹災・雪災 | ○(地域次第) | ◎(推奨) | 屋根や外壁が劣化し、台風・雪による損傷リスクが増加 |
水災(浸水・床上浸水) | △(立地により) | ○(条件付き) | ハザードマップを確認。低地・近隣に川がある場合は必須 |
水ぬれ・給排水トラブル | △(設備次第) | ○(推奨) | 配管の老朽化による水漏れが発生しやすく、家財や床への被害が懸念される |
破損・汚損補償 | △(選択制) | ○(推奨) | 経年劣化で設備や壁の強度が低下しているケースが多い |
盗難・家財補償 | △(家財内容次第) | △~○(家財次第) | 施錠機能が弱い古い建物では、防犯面の対策として検討の価値あり |
類焼損害補償特約 | △(密集地で検討) | ○(推奨) | 木造住宅密集地では延焼の危険性が高いため、隣家への補償を用意しておきたい |
電気・機械事故特約 | △(設備次第) | ○(推奨) | 古い給湯器や電気設備の故障リスクに備える |
補償を増やせば安心感は増しますが、その分保険料も上がります。築古住宅では「どの補償が不要か」も見極めて、必要最低限で最大限の安心を得るのがベスト。ムダな補償を避けることで、保険料の節約にもつながります。
「築35年だけど、地震保険は必要?」
そんな疑問を抱える方に向けて、まずお伝えしたいのは、築古住宅こそ、地震保険は“入っておいて損なし”という事実です。ここではその理由と加入判断のポイントを紹介します。
1981年以前に建てられた家は「旧耐震基準」。大きな揺れに耐える構造にはなっていない場合が多く、実際の地震での倒壊例も少なくありません。さらに築30年を超えると、構造材や基礎部分の劣化も進み、揺れへの耐久力が著しく低下します。
地震で家が全壊・半壊しても、公的な支援金は最大で300〜400万円程度。家を再建したり、仮住まいを確保したり、壊れた家財を買い直すには全然足りません。
地震保険は、この不足分を補うための“暮らしのリカバリー資金”。建物だけでなく、生活そのものを守る意味で重要です。
割引制度名 | 条件 | 割引率 |
---|---|---|
建築年割引 | 新耐震基準(1981年以降)で建築された住宅 | 約10% |
耐震等級割引 | 耐震等級1〜3の認定を受けている住宅 | 最大50% |
耐震診断・免震割引 | 公的な耐震診断や免震施工済みで証明がある場合 | 10〜50% |
地震保険の保険料がネックな場合は、まず耐震診断を受けて割引が適用できるかを確認しましょう。
- 1981年以前の旧耐震住宅
- 築30年以上が経過している
- 耐震補強をしていない
このどれかに当てはまるなら、地震保険への加入は強く推奨されます。「入っておけばよかった」と後悔しないためにも、いまが検討のタイミングです。
築古住宅では「時価」ではなく「再調達価額(新価)」で設定することを推奨します。万が一の再建費用に近い金額で補償されるため、現実的な復旧に役立ちます。また、「比例払い方式」ではなく「実損払い方式」を選ぶことで、損害分をそのまま補償してもらえる点も安心材料です。

- よくある勘違い①「全部入りなら安心」は間違い?
- よくある勘違い② 建物だけ?家財だけ?両方必要?
- まとめ:古い家におすすめの火災保険、補償内容の落とし穴とは?
「補償は多いほど安心」は本当?
火災保険の見積もりを取ったとき、「あれもこれも入れておこう」と思った経験、ありませんか?でもちょっと待ってください。実はその補償、本当に必要ですか?築年数が経った家には、特有のリスクと不要な補償の両方が潜んでいます。適切な補償を見極めることが、保険料を抑えつつ、いざという時の備えにもなるんです。
ここでは、ありがちな失敗例をもとに、築古住宅にぴったりの補償の考え方をお伝えします。
「全部入りプランにしておけば間違いない」と思って契約していませんか?確かに補償が多いと安心感がありますが、それがそのまま実用性につながるとは限りません。特に築古住宅では、リスクが現実的でない補償をつけても、保険料が高くなるだけということも。
例えば次のようなケースがあります。
- 高台や非浸水地域なのに水災補償を付けている
- 鉄格子付きの平屋で盗難リスクが低いのに家財盗難補償を契約している
- 築年数が経ち、配管は古いのに偶然事故補償(破損・汚損)を外している
過剰補償の落とし穴は、コストの無駄だけではありません。保険金額の設定ミスや、免責金額の確認不足などが重なると、実際の支払い時に「思ったより補償されなかった」という事態も起こり得ます。
重要なのは、「なんとなく不安だから全部付ける」ではなく、「自分の家に必要な補償だけを選ぶ」こと。
築古住宅では、火災・風災・水災・破損補償といった老朽化に伴うリスクに合わせて、必要最小限+状況に応じた特約選びがポイントです。
火災保険は「建物」と「家財」の補償に分かれています。どちらかだけ契約している方、意外と多いのではないでしょうか?しかし、実際に火災や台風などの災害が起きたとき、ダメージを受けるのは建物だけではありません。
- 家電や家具、衣類なども一緒に焼失・破損する可能性が高い
- 家は直せても、生活用品の買い替えが家計を圧迫する
- 建物だけ加入していると、地震保険も家財がカバーされない
特に築古住宅では、配線や給排水の劣化により火災や漏水が起きやすく、それに巻き込まれる形で家財に損害が出るケースも多いです。
家財の補償は「あると便利」ではなく、「ないと困る」もの。
目安として、家財の合計価値が300万円を超える場合は、家財補償も付けるのが基本とされています。賃貸なら「家財のみ」で良いこともありますが、持ち家の場合は「建物+家財」のセット加入が安心です。
また、地震保険の対象も、火災保険で選んだ補償と一致するため、建物だけで契約すると、家財の地震被害は補償されません。家族構成や生活スタイルをふまえて、しっかりと両方の備えを考えましょう。
築年数が古い住宅でも、しっかりポイントを押さえれば、無駄なく・損なく火災保険を選ぶことができます。 「全部入りなら安心」という思い込みや、「建物だけでOK」といった誤解が、実は後悔のもとになることも。
ここまでの内容を踏まえ、最後に押さえておきたいポイントを整理しておきましょう。
古い家に火災保険をかけるなら、ここに注目!
- 火災・風災・水災・水ぬれは“基本4点セット”
老朽化による損傷リスクが高く、築年数が経つほど必要性が増す補償です。 - 家財補償もセットで検討を
建物が無事でも、家電や家具が被害を受けたときに備えて。
地震保険も、家財対象にしたいなら家財契約は必須。 - 再調達価額(新価)での契約が安心
時価評価だと支払額が少なくなり、実際の修繕費に足りないことも。 - 過剰補償はNG。生活環境に合った選び方を
高台の家に水災補償、防犯設備が万全な家に盗難補償──こうした過剰補償は保険料のムダに。 - 火災保険の「選び方」で、安心もコストも大きく変わる
特約や免責額、契約年数によって保険料が調整可能。
共済も視野に入れると、選択肢が広がります。
保険は「いざ」というときに役立ってこそ。 そのためには、やみくもに手厚くするよりも、「自分の家に合ったリスクに備える」視点がなにより大切です。
とはいえ、「うちの場合、どこまで補償が必要なんだろう?」「どこの保険会社が築古の家に強いの?」と迷う方も多いはず。築年数・構造・立地によって、必要な補償や保険料は大きく変わってきます。
そんなときは、一度火災保険の無料一括見積もりサービスを使ってみるのがおすすめ。複数社の条件や料金を一度に比較できるから、「自分の家に合った保険」が一目でわかります。
保険のしくみや補償内容に詳しくなくても、必要な補償・不要な特約が整理でき、無駄な出費も抑えられますよ。
>> 今すぐ無料で見積もりを比較する

家づくりは一見ワクワクする反面、「なにから始めたらいいの?」「こんな時、どこに相談すればいいの?」という不安や迷いにぶつかりがち。そんな状態のまま進めてしまうと、打ち合わせや現場確認、引っ越し準備のたびに小さなストレスが積み重なり、せっかくの家づくりが“苦い思い出”になってしまうこともあります。
そうならないためには、各ステージで「使えるサービス」と「便利なアイテム」を早めに把握しておくことが何より重要。初めて家を建てる人も、リフォームや住み替えを考えている人も、安心して一歩を踏み出せるよう、目的別におすすめのサービスやアイテムを紹介しています。
後悔しない家づくりのために、今こそ“知っておきたい味方”をチェックして、理想の暮らしへの準備を始めましょう。