打ち合わせに必要!家づくりノートの作り方

打ち合わせに必要!家づくりノートの作り方

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「家づくりって、何から始めればいいんだろう?」そんなふうに感じたことはありませんか?
土地探し、間取り、資金計画…やることが山ほどあるなかで、最初にやるべき「たったひとつのこと」があります。

それが「家づくりノート」を作ること。ノートと言っても、難しく考える必要はありません。
メモ、気になるカタログの切り抜き、家族の希望や今の家の不満。それらを「ひとつの場所に集める」だけで、驚くほど頭の中がスッキリします。

このノートがあると、

  • 設計士との打ち合わせがスムーズになる
  • 希望と現実のズレが減る
  • 家族の意見がしっかり反映される
  • トラブルの防止や記録にも役立つ


そして何より、「自分たちの理想の暮らし」がだんだんと「カタチ」になっていく感覚が持てるのです。ここでは、家づくりノートのメリット、書くべき内容、始め方、そして続けるためのコツまでを、わかりやすく解説しています。

読み終えた頃には、きっとあなたも「ちょっと書いてみようかな」と思っているはず。ノート1冊から始まる、あなただけの家づくり。その第一歩を、今ここから踏み出してみませんか?

記事のポイント
  • 家づくりノートは、理想と現実をつなぐ「見える化」ツール!
  • 始め方はシンプル!「思いついたこと」を書くだけでOK
  • 住宅展示場・設計打ち合わせ・工事中・引っ越し後まで、ずっと役立つ!
  • 紙+デジタルの併用が最強!ノート形式は「続けやすさ」重視で選ぶ

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家づくりノートとは?打ち合わせに役立つ基本知識

家づくりノートについて
  • 家づくりノートの目的と5つのメリット
  • 家づくりノートの始め方|誰でもできる基本ステップ
  • 家づくりノートが役立つ5つのシーン
  • 家づくりノートを始めるタイミングは「今すぐ」がおすすめな理由

「家づくりって、何から始めればいいの?」「打ち合わせで言いたいことがまとまらない…」そんなあなたに、まず手に取ってほしいのが「家づくりノート」です。これは、家づくりをスムーズに、そして満足度高く進めるための「最強の相棒」。

ここでは、家づくりノートの基本と、なぜ今すぐ始めるべきなのかを、わかりやすく解説します。

家づくりノートの目的と5つのメリット

家づくりノートの一番の役割は、「情報と希望を一つにまとめること」。ノートひとつで、家づくりの混乱を解消し、決断の精度をぐっと高めてくれます。

主なメリットはこの5つ

  1. 家族の希望を整理できる
    「収納は多め」「LDKは広く」など、漠然とした希望を言語化することで、ズレのない家づくりに。
    現住まいの不満点(音・動線・日当たり・収納)も書き出せば、改善のヒントに。
  2. 打ち合わせが効率的になる
    要望や疑問をリスト化して共有すれば、打ち合わせでの話が噛み合う!
    資料を見せながら話せば、設計士も理解がスムーズに。
  3. トラブルを未然に防げる
    「言った・言わない」問題や仕様変更の履歴を残すことで、後の混乱を防止。
    過去の打ち合わせ内容や決定事項の振り返りにも便利。
  4. 進捗管理ができる
    スケジュール、タスク、やることリストを一括管理。
    次に何をすればいいかが明確に見える!
  5. 完成後にも使える
    設備の保証期間や点検スケジュール、修理履歴を記録すれば、トラブル時も安心。
    将来のリフォームや模様替えの際にも役立つ資産になります。

家づくりノートの始め方|誰でもできる基本ステップ

難しく考えなくて大丈夫!始め方はシンプルでOK。思考を整理するツールとして、気楽に始めましょう。

ステップはこの5つ

  1. 思いついたことを自由に書き出す
    「カフェみたいなキッチンにしたい」「洗濯動線が気になる」など、頭の中をそのままメモ。
    現住まいで感じている「小さな不満」も宝の山。
  2. 優先順位をつける
    絶対に譲れないことと、できれば叶えたいことを分ける。
  3. 理想と現実の折り合いをつけやすくなります。
  4. イメージを「見える化」する
    写真や間取り図をスクラップしたり、雑誌の切り抜きを貼るとイメージが明確に。
    ビジュアルがあると設計士との認識共有もラク!
  5. カテゴリ別に情報を整理する
    「間取り」「収納」「予算」「設備」「デザイン」などに分けて記録すれば後から見やすい。
  6. 家族全員で共有する
    家族会議のツールにもなります。みんなの希望を反映できるから、後悔も少なくなる!

家づくりノートが役立つ5つのシーン

ノートの真価は「今」だけじゃありません。家づくりの流れすべてで、あなたを支えてくれます。

  1. 住宅展示場で
    見学前にチェックポイントを書いておけば、見るべきところが明確に。
    見学後の感想も記録しておけば、あとで冷静に比較できます。
  2. 家族会議で
    意見の整理・共有に。家族の希望が見えることで、話し合いもスムーズ。
  3. 設計・打ち合わせで
    ノートを見ながら説明すれば、理想の家を形にしやすい。
    伝えにくいイメージはスクラップや図を使って!
  4. 工事中に
    コンセント位置や照明配置など、細かい変更点の記録にも便利。
  5. 引っ越し後に
    メンテナンス記録、保証管理、新生活のタスク管理にまで活用できます。

家づくりノートを始めるタイミングは「今すぐ」がおすすめな理由

「土地がまだ決まってないし…」「考えがまとまってないし…」そんな時こそ、今すぐ始めるべき!

今すぐ始めるべき理由:

  1. 情報を“貯める”ことができる
    カタログ、SNS、展示場、ネットから得た情報をノートに集約すれば、比較や検討がしやすくなります。
  2. 希望やライフスタイルが明確になる
    家族構成、生活動線、将来の変化に応じた「理想の暮らし方」が見えてきます。
  3. 土地や施工会社選びの軸ができる
    「こういう暮らしがしたいから、こんな土地が必要だ」と明確な判断基準ができる!
  4. 予算管理にも使える
    見積もり比較、優先順位づけ、カテゴリごとの費用整理も、すべてノートで。

家づくりノートの準備ガイド|道具・情報・習慣化まで

家づくりノートの準備と打ち合わせ
  • 家づくりノートに必要な道具とは?最低限そろえるべきアイテム一覧
  • 紙?デジタル?家づくりノートの形式と選び方
  • 情報収集のコツとノートへのまとめ方
  • 打ち合わせを成功させる家づくりノートの使い方
  • 挫折しない!家づくりノートを習慣化するコツ
  • 無印良品で整える家づくりノート|おすすめ文房具まとめ

「家づくりノート、やってみたいけど何から始めたらいいの?」「ノートは買ったけど、どう続けたらいいかわからない…」そんな方のために、ここからは「準備編」を解説!

道具選びから情報収集、ノートの整理術、そして習慣化のコツまで、家づくりノートを長く楽しく続けるためのガイドをお届けします。これを読めば、挫折せずに理想の住まいへと一歩踏み出せます!

家づくりノートに必要な道具とは?最低限そろえるべきアイテム一覧

ノートを習慣化するには「気持ちの上がる文具」が意外と重要。無印良品などでそろうアイテムをベースに、自分好みにカスタマイズしていきましょう。

必須アイテム一覧
  • ノート(A4ルーズリーフ推奨)
    貼る・書く・まとめるに万能。カテゴリ分けもしやすい。
  • カラーペン・マーカー
    黒・赤・青の3色に加え、カテゴリ別に色分けできるマーカーも便利。
  • 付箋(可動メモ用)
    優先順位変更や検討中のアイデアに。貼ってはがせるのがポイント。
  • インデックスシール
    カテゴリや進捗別に見やすく分類。
  • スティックのり or 両面テープ
    資料・写真の貼付け用。
  • クリアポケット・バインダー
    契約書やカタログをまとめて管理。ノートと一緒に持ち運びやすい。

無印良品の「ポリプロピレンバインダーA5」や「ゲルインキボールペン」はコスパ&機能性ともに◎。

紙?デジタル?家づくりノートの形式と選び方

「手書きの自由さ」か「検索できる便利さ」か。どちらも魅力的ですが、家づくり初心者にはやっぱり「紙」スタートがおすすめです。

比較してみよう

特徴紙ノート形式デジタルノート形式
編集のしやすさ△(修正や移動が手間)◎(削除・移動・追記がスムーズ)
情報の共有△(物理的に持参する必要)◎(クラウドで家族と即共有)
視覚的な整理◎(付箋やマーカーで直感的に整理可能)○(カスタマイズには慣れが必要)
ビジュアル表現◎(スクラップや写真貼付が自由)○(写真やリンクの管理はアプリに依存)
持ち運びやすさ△(紙+資料でかさばる)◎(スマホやタブレットで完結)

結論:まずは紙+αが鉄板!

  • 手で書くことで頭が整理される
  • 展示場や打ち合わせで資料を直接貼れる
  • デジタルは「保存・検索・共有」用として併用するのがベスト

情報収集のコツとノートへのまとめ方

「ネット情報は多すぎてわからなくなる」。そうならないために必要なのが、「整理しながら貯める」仕組み。家づくりノートの真骨頂です。

情報収集におすすめの4ルート

  1. ネット(ブログ、メーカー公式、家づくり記事)
  2. 住宅展示場・見学会(実物に触れてリアルな感想を)
  3. カタログ・チラシ(スペック比較や見積もりの参考に)
  4. SNS(Instagram・Pinterestで最新トレンドや施工例をチェック)

ノートのまとめ方の基本:

  • カテゴリ分けがカギ
    「間取り」「収納」「設備」「デザイン」「予算」「住宅性能」「施工会社」など
  • 3段構成で記録
    情報源:出どころの信頼性をメモ
    内容:要点を簡潔に整理
    気づき・感想:自分の考えや好みに合っているかどうか

実例テンプレート

【カテゴリ】キッチン/収納
情報源:〇〇ハウスのカタログ
内容:L型+パントリー付き、家事動線が短い設計
気づき:調理しながら収納へ直行できて時短に◎

スクラップも活用しよう!

写真・切り抜き・手書きスケッチをまとめて貼れば、理想の空間イメージがどんどん“見える化”されていきます。特に設計士との打ち合わせでは、視覚情報があると意思疎通がスムーズ!

打ち合わせを成功させる家づくりノートの使い方

「せっかく時間をかけて打ち合わせたのに、仕上がりがイメージと違う…」そんな後悔を防ぐために、家づくりノートは最強のツールになります。

ノートを活用するポイント

  1. 要望リストを作成し、事前に共有
    間取り、設備、動線、デザインなどの希望を項目ごとに整理して記録。
    ノートを写真で撮って担当者にメールで共有しておけば、事前準備ができて打ち合わせが時短に。
  2. 「意図」まで伝えるメモを添える
    「南向きに窓をつけたい → 日中は自然光で電気を使わず過ごしたい」など、背景まで伝えると設計士の提案力が格段にアップします。
  3. スクラップでビジュアル共有
    カタログの切り抜き、SNSの画像をノートに貼り付けて、自分の「好き」を視覚化。ひと言コメントも添えて、感覚の共有を。
  4. 打ち合わせ記録のメモを残す
    決定事項、変更点、質問事項などをノートにまとめて記録しておくと、次回以降の確認や修正もスムーズ。

 実例
「要望リストをノートにまとめ、事前に営業担当に送ったことで、打ち合わせの時間が大幅短縮。設計士さんも事前に回答を準備してくれて、めちゃくちゃスムーズでした!」(出典:アメーバブログ)

挫折しない!家づくりノートを習慣化するコツ

最初は頑張って書くけど、いつの間にかフェードアウト…そんな「ノート挫折」を防ぐための実践テクを紹介します。

習慣化のための5つのコツ

  1. 「とりあえず書く」をルールにする
    思いついたらメモ。100点を目指すのではなく「今日は外観の写真を1枚貼るだけ」でOK。
  2. 既存の習慣とセットにする
    朝のコーヒータイム、夜のスマホタイムと一緒に「ノートタイム」を。
  3. 「ネタストック」をスマホで作る
    出先での気づきはスマホメモ。週末にノートへ転記するスタイルが続けやすい。
  4. ご褒美を用意する
    「1週間続けたら文房具を買う」「1ヶ月続けたら家カフェ時間」など、自分にご褒美制度を。
  5. SNS・家族で共有する
    ストーリーでノートの一部をアップする、家族に見せることで「見せるために続ける」が発動。

小ワザ集

  • テンプレートを使えば書きやすい!
  • 写真・イラスト・シールで“視覚的に楽しいノート”に!
  • NotionやEvernoteとの併用もおすすめ!

無印良品で整える家づくりノート|おすすめ文房具まとめ

家づくりノートを整えるなら、やっぱり無印良品。シンプル・実用的・シリーズで統一できる安心感が魅力です。

おすすめ文具一覧

  • ポリプロピレンバインダー A5・20穴
    専用ポケットやEVAケースも使えて、持ち歩きに便利。約130枚収納可能。
  • 再生紙ルーズリーフ(A5・200枚)
    書きやすく裏写りしにくい。上下がないデザインで自由に使える。
  • ゲルインキボールペン(0.5mm)
    なめらかで疲れにくい。黒・赤・青を揃えて、内容別に色分けも◎。
  • 付箋紙 各種サイズ
    検討中のアイデアやタスクに便利。色で“重要・保留・確認”の分類もOK。
  • リフィールクリアポケット/EVAケース
    カタログ・見積書・保証書をまとめて収納。ノートと一体管理。
  • ナイロンメッシュペンケース
    中身が見えるから管理しやすい。ペン・付箋・テープ類もすっきり収納。
  • 持ち手付き帆布バスケット
    ノートと文具をまとめて入れて、ダイニングや寝室へそのまま持ち運べる!

無印良品でそろえるメリット

  • デザインが統一されていてごちゃつかない
  • 「使いやすい=続けやすい」につながる
  • 書くのが楽しくなれば、自然と家づくりも前進する!

家づくりノートに書くべきこと全まとめ

家づくりノートの内容と項目
  • 家族構成・ライフスタイルを整理するシートづくり
  • 予算をどう書く?費用管理に役立つノート活用法
  • 断熱・気密・耐震…住宅性能の要望もノートに残そう
  • 間取りとデザインは「スクラップ」で伝わる!
  • 今の暮らしの不満を「理想の家づくり」に転換する
  • 完成後も使える!家づくりノートでメンテ記録を一元化
  • 引っ越し準備&新生活のチェックリストもまとめておこう
  • 未来のリフォームや家族会議にも活きるノートの活用法

「ノートを作ってみたものの、何を書けばいいかわからない…」そんな人のために、ここでは「家づくりノートに書くべき中身」をガイドします!

家族構成、予算、住宅性能、間取り、現住まいの不満。どんなことを、どんなふうに書けば、理想の家に近づけるのか?テンプレート風の記録例も交えて、実用性高く紹介していきます。

家族構成・ライフスタイルを整理するシートづくり

家づくりは「住む人ありき」。まずは「誰が・どんな暮らし方をしているか」を整理することから始めましょう。

書いておくべきポイント

  1. 家族構成と基本情報
    氏名・年齢・性別・職業・通勤通学スタイル・趣味・生活時間帯・将来の同居予定者など
  2. 生活スタイルの流れ(平日・休日)
    起床・就寝/食事/家事・育児/リラックスタイムなどを1日の流れとして書く
    曜日ごとに変わるスケジュールがある場合もメモ
  3. 将来の変化を見据えた項目
    子どもの進学・独立、親の同居、在宅勤務、趣味スペースの必要性など

ノート記入例

【家族構成】
・夫:35歳/営業職/平日帰宅20時
・妻:34歳/パート・在宅ワークあり
・子ども(小1):週2で習い事/2人目希望あり

【平日ライフスタイル】
・7:00 起床 → 朝食・登校 → 午前仕事 → 昼休憩 → 午後仕事・買い物 → 18:00夕食 → 22:00就寝

【休日ライフスタイル】
・買い出し・公園遊び・DIYや掃除タイム多め

【将来想定】
・在宅勤務スペースが必要になりそう/5年以内に親との同居の可能性あり

これを書くことで「部屋数」「生活動線」「収納」「音の配慮」「温熱環境」など、設計の方向性が自然と見えてきます!

予算をどう書く?費用管理に役立つノート活用法

「気づいたら予算オーバー…」は、よくある後悔。その防止には、「費用の見える化」が超重要です。

書くべきカテゴリ一覧

  • 建物本体工事費(構造・基礎・内外装・設備など)
  • 土地取得費(土地代・仲介手数料・登記費用など)
  • 諸費用(設計料・申請料・火災保険・地盤調査など)
  • 外構工事費(庭・塀・駐車場・アプローチなど)
  • 家具・家電費(大型家電・家具・収納用品など)
  • 引越し・仮住まい費(引っ越し業者・一時賃貸など)

ノートへの記録方法

  1. カテゴリ別にページを作る
  2. 希望内容/見積金額/優先度をセットで記録
  3. 複数社比較も1ページにまとめる

ノート記入例

【カテゴリ】キッチン設備
・希望内容:アイランド型/IH/食洗機付き
・見積金額:A社=85万円/B社=75万円
・優先度:高(家事効率に直結)
・備考:A社→保証長い/B社→収納力が少し弱い

効率UPの工夫

  • 「理想/妥協/不要」の分類を書く
  • 「予算超えたら削る候補リスト」も作る
  • Excelやアプリと連携する

家づくりノートで資金計画を立てる際には、金融庁が提供する「資産形成の基本」ページも参考になります。家計管理やライフプランニングの基本を学ぶことで、より現実的な計画を立てることができます。

断熱・気密・耐震…住宅性能の要望もノートに残そう

「冬は寒くて、夏は暑い」「音が響く」「地震が心配」。住んでから気づく性能のストレスは意外と多いもの。だからこそ、設計前に「性能の希望」をノートに残しておくことが大切です。

ノートに残すべき住宅性能のポイント

  1. 断熱性能(UA値/窓の種類/断熱材の厚みなど)
    例:「真冬でも暖かく過ごしたい」「外気温の影響を減らしたい」
  2. 気密性能(C値/換気設計/空気の流れ)
    例:「花粉・PM2.5対策」「冷暖房効率の向上」
  3. 耐震性能(耐震等級・制震ダンパー・免震構造)
    例:「地震が来ても安心な家」「余震で崩れない構造」
  4. 劣化対策・維持管理
    将来的なメンテナンスのしやすさも「暮らしやすさ」の一部です。

ノート記入例

【断熱性能】
・希望等級:断熱等性能等級5以上
・理由:北側道路に面しており、冬の冷え込みが強い地域。暖房効率を高めたい。

【気密性能】
・希望C値:1.0以下
・理由:花粉症があるため、外気の侵入をできるだけ防ぎたい。

【耐震性能】
・希望等級:3(できれば制震ダンパー併用)
・理由:地震が多いエリアなので、災害時の安全確保を重視したい。

性能名+理由+優先度」のセットで書くことで、設計士に「なぜそれが必要か」が伝わります。

間取りとデザインは「スクラップ」で伝わる!

図面だけでは伝わらない「感覚的なこだわり」。それを見える形にできるのがスクラップノートです。

活用ステップ

  1. 理想の写真を集める(SNS・展示場・カタログ・雑誌など)
  2. なぜ気に入ったかのコメントを添える
  3. カテゴリ分けして貼る(外観/玄関/LDK/収納/子ども部屋など)

スクラップ(ノート記入例)

【LDK】
・写真:南向きの吹き抜け+無垢フローリングの空間
・理由:自然光が柔らかく入る感じが好き。天井が高く開放的で理想。

【キッチン収納】
・写真:パントリー+オープン棚の組み合わせ
・理由:出し入れがしやすく、見せる収納と隠す収納のバランスが良い。

スクラップは「言葉で伝えにくい好み」を共有する最短ルート。設計士・インテリアコーディネーターとの打ち合わせで抜群に役立ちます。

今の暮らしの不満を「理想の家づくり」に転換する

理想を描く前に「現状のストレス」を見つめること。これが、後悔しない家づくりへの第一歩です。

よくある不満ポイント

  • 収納不足
    タオル・掃除道具・子ども用品などの“定位置がない”
  • 生活動線が悪い
    キッチン→洗濯→物干しの導線がバラバラ
  • 音が気になる
    リビングと寝室が近い、階上の足音が響く
  • 日当たりが悪い
    北側に寝室があり、1日中暗い
  • 温度差が大きい
    廊下や洗面所が冬に極寒

ノート記入例

【現住まいの不満】
・洗濯動線が不便 → 洗面所と物干し場が遠く、何度も往復する
・リビングが暗い → 南側に隣家があり、自然光がほとんど入らない
・玄関が狭い → 家族が同時に出入りすると窮屈。収納も足りない

→ 【改善イメージ】
・ランドリールーム併設で洗濯→干す→しまうを一部屋で完結
・吹き抜け+高窓で光を確保/庭スペースを南側に確保
・玄関土間+ベビーカー収納+コート掛けを設置

「今の不満 → 理想の形」へと、ストレスを改善アイデアに変換するだけで“暮らしやすさの軸”がはっきりします。

完成後も使える!家づくりノートでメンテ記録を一元化

家づくりノートは、家の完成後にも大きな力を発揮します。修理履歴、点検スケジュール、保証内容を一括で管理できるノートがあれば、いざという時にも慌てずに対応できます。

こんな情報を書いておこう

  • 修理履歴
    施工日・施工箇所・業者名・費用・保証内容など
  • 点検スケジュール
    1年・5年・10年点検の予定と結果
  • 保証内容一覧
    保証対象・期間・終了日・備考
  • 説明書・保証書の収納場所
    バインダーやEVAケースで保管し、ノートに保管場所をメモ

ノート記入例

【修理履歴】
2025年5月/キッチン水栓パッキン交換/○○設備会社/5,000円(保証内)

【点検スケジュール】
2025年6月/屋根の防水チェック/異常なし/次回:2026年6月

【保証管理】
キッチン水栓:5年保証/2028年5月まで/メーカー保証
外壁塗装:10年保証/2035年5月まで/施工会社保証

定期的に記録を更新するだけで、トラブル時も安心。テンプレやアプリの活用も◎。

引っ越し準備&新生活のチェックリストもまとめておこう

引っ越しは、忘れ物・手続き漏れが起こりがち。家づくりノートにチェックリストをまとめておけば、バタバタする時期でも心の余裕が生まれます。

準備チェック例(時系列で)

1ヶ月前〜2週間前

  • 新居の契約・入居日確定
  • 引越業者選定・見積取得
  • ライフライン契約(電気・ガス・水道・ネット)
  • 郵便・銀行・保険などの住所変更

1週間前〜前日

  • 荷造り(使用頻度低いものから)
  • 冷蔵庫・洗濯機の水抜き
  • ご近所挨拶・粗品準備

当日〜入居後

  • 鍵の引渡し・旧居の清掃
  • 家具家電の搬入計画
  • 新生活用アイテム購入・配置
  • 役所・免許・学校関連の手続き

チェックリスト(ノート記入例)

【引っ越し準備チェック】
□ 電気・ガス・水道手続き完了(○月○日)
□ 郵便転送・保険会社住所変更済
□ 引っ越し業者B社に決定(○月○日)
□ 家具搬入スケジュール作成済

ノートと連動してアプリでタスク共有すれば、家族での分担もスムーズに!

未来のリフォームや家族会議にも活きるノートの活用法

家づくりノートの真価は、住んだ「その後」にこそあります。家族の変化、住まいへの要望、それらを長期で見つめ続ける「暮らしの履歴書」になるのです。

活用のアイデア

  1. ライフステージに合わせたリフォーム計画に
    子どもの成長や独立、親の同居、老後のバリアフリーなど、未来に備えたアイデアを蓄積
  2. 家族会議の「共通の土台」として
    どんな家具を買うか?
    どこを直すか?
    誰が何を担当するか?→ ノートがあると合意形成がしやすくなる!
  3. 将来の資産価値の把握にも
    住宅履歴(リフォーム時期・構造・性能・修繕)を残しておくことで、売却や譲渡時にも安心

ノート記入例

【未来のリフォームメモ】
・2階の暑さが気になる → ロールスクリーン or 遮熱フィルム検討(予算5万以内)
・浴室のカビ → 換気改善、数年後に壁パネル交換を検討

【家族会議記録】
・2027年4月 家具選定 → ソファ候補3種、次回実店舗で座り比べ
・2028年3月 間取り再検討 → 2人目誕生に向けて子ども部屋増設を検討

定期的に「暮らしの振り返りミーティング」を行えば、変化に柔軟に対応できます。

家づくりノートの作り方実践ステップで迷わない!

家づくりノートの作成手順!

作成手順

カタログやパンフレットを取り寄せる

家づくりをスタートするなら、まずはカタログやパンフレットを集めることが第一歩。住宅会社ごとに提案内容や強みはまったく異なるため、最低でも5社以上から取り寄せるのが理想です。

カタログを集める3つの方法

  • 住宅展示場で直接もらう
    実物の建物を見学できる反面、時間や労力がかかる
  • 住宅メーカーに直接問い合わせる
    1社ずつフォーム入力が必要で手間が多い
  • 一括カタログ請求サービスを使う(おすすめ!)
    複数の会社にまとめて資料請求でき、手間を大幅にカットできます

なぜ「一括カタログ請求がおすすめなのか?

  • 一度の入力で複数社に一括依頼できる
    住所・希望条件などを毎回入力する手間が省ける
  • 希望条件に合う会社を自動でピックアップしてくれる
    時間をかけずに自分に合うハウスメーカーや工務店を比較できる
  • 非公開ブランドや地域密着型の会社にも出会える可能性がある

ただし注意点もあります。
一括請求サービスに参加していない住宅会社もあるため、一括サービス+個別請求を併用するのがベストな戦略です。

カタログを一括請求できるサービスは複数の会社が提供しています。知名度、人気、取り扱い数が多い2つ紹介します。

タウンライフ家づくり

聞いたことない方が多いと思いますが、タウンライフ家づくりは累計40万人以上が利用している家づくりの定番中の定番サイトです。

【PR】タウンライフ

リンク先 : タウンライフ公式サイト

タウンライフ家づくりは、全国1000社以上のハウスメーカーや工務店から、【あなただけのオリジナル間取りプラン・見積もり・カタログ】をもらえる無料サービスです。

5分程度でオンライン上で依頼するだけで、カタログ資料がたくさんもらえます。

カタログだけでも便利ですが、タウンライフならあなただけのオリジナル間取りプランと見積りをお試し作成してもらえます。あなただけのオリジナルの間取りプランが手元にあれば、家づくりノートを作成にあたって、具体的なイメージがわくはずです。

カタログと一緒にもらえる資料がたくさんあるので、家づくりが不安な人ほどタウンライフ家づくりをおすすめします。見積りをもらっても、契約の縛り一切ありません。

LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)

続いてご紹介するのは、ライフルホームズ。全国各地にあるハウスメーカー・工務店のカタログや実例集を集められることができます。カタログ形式で見ることができるので、得意分野を把握できますよ。

カタログをだけを集めたい」という方には、ライフルホームズも合わせて利用することがおすすめです。

登録企業を多いので、気になる住宅メーカーが必ずあります。細かく条件を絞って検索できる機能があるので、使いやすです。

必ず契約しなければいけないわけではないので、タウンライフと合わせて活用してみてはいかがでしょうか

ノートを用意する

カタログが届いたら、次は「家づくりノート」を整えよう

カタログやパンフレットを申し込むと、早ければ数日、遅くても1週間程度で手元に届きます。情報が集まりはじめたら、すぐにやるべきなのが「ノートの準備」です。

家づくりノートには「A4ルーズリーフ+バインダー」がおすすめです。
いろんな会社の資料を比較したり、展示場・見学会の情報をまとめたりするには、整理しやすく、柔軟にページを差し替えられるノート形式がベストです。
なぜルーズリーフがいいの?その3つの理由

  • ページの入れ替えが自由自在
    打ち合わせ・ショールーム見学・リビング・収納など、ジャンルごとにページを増減しやすい
  • A4サイズで資料との相性◎
    住宅カタログ・間取り図・見積書などとサイズを揃えることで貼る・挟む・印刷もスムーズ
  • 持ち運びしやすく、途中で増やせる
    リング式バインダーに必要なだけページを足せるので、あとからでも「まとまるノート」になります

無印良品で揃えると、シンプルで使いやすい!
以下は、筆者イチオシの無印良品の2点。価格と品質のバランスが非常に良く、見た目もスッキリ。
バインダー(A4・30穴・ベージュ)→ 丈夫でシンプル、ページめくりもスムーズ
ルーズリーフ(A4・方眼・30穴)→ 家具配置や間取りメモに最適な方眼タイプ。書きやすさも◎

あると便利な文房具もまとめてチェック!
以下のツールを揃えておくと、情報整理・打ち合わせ時のメモが格段にしやすくなります。

  • 黒・赤・青の3色ボールペン
    内容別に使い分けると可読性アップ
  • マーカー
    重要ポイントの可視化に
  • 付箋
    仮のアイデアや「あとで確認」のメモに
  • マスキングテープ
    写真や資料を可愛く・きれいに固定できる
  • スティックのり or 両面テープ
    カタログの切り抜きを貼るときに便利
必要項目の記入とカタログを切り取り、貼り付ける

ノートには「写真+理由」をセットで貼るのがポイント!
家づくりノートの役割は、気になったこと・惹かれたデザイン・大切な考えを「見える化」することです。そこで活躍するのが、カタログやパンフレットからの切り抜き+コメントメモ。
ノートに貼るおすすめアイテム

  • カタログ・資料の写真や図
  • 展示場でもらったチラシ
  • SNSや雑誌をプリントアウトした画像


書き添えると効果的な一言

  • 「なぜこのデザインに惹かれたのか」
    例:「この間取りは回遊できて家事ラクそう」
  • 「これをどう活かしたいか」
    例:「寝室の壁紙をこんな淡いトーンにしたい」



写真×理由メモがあるだけで、設計士との打ち合わせが驚くほどスムーズになります!

「カテゴリ別」にノートを分けると、どんどん見やすくなる
貼るだけではなく、情報を分類することで、後から見返すときにもラクになります。
おすすめのカテゴリページ例

  • リビング
  • キッチン
  • 収納
  • 外観・外構
  • 水まわり(洗面・風呂・トイレ)
  • 子ども部屋・寝室
  • 家事動線・間取り全体
  • 住宅性能(断熱・気密・耐震など)
  • 設備・素材・建材

ルーズリーフ+バインダーであれば、あとからページを増やしたり並べ替えるのも簡単。
自分の関心が高いページだけを重点的に育てていく感覚で、気軽に続けていけます。

あなたの「好き」と「暮らしやすさ」のヒントが詰まった、世界にひとつだけのノートを育てていきましょう。

まとめ:打ち合わせに必要!家づくりノートの作り方

家づくりって、やることが多すぎて何から手をつければいいのか迷いますよね。そんなときに頼りになるのが、「家づくりノート」。

このノートがあれば、情報が整理され、家族の意見もまとめやすくなり、打ち合わせや予算管理までスムーズに進められます。そして何より、後悔しない家づくりに近づけるんです。

家づくりノートで得られる5つのメリット

  • 家族の希望・不満・理想を“見える化”できる
  • 設計・打ち合わせがぐっとスムーズになる
  • トラブルや行き違いを未然に防げる
  • 予算や進捗もノートで一括管理
  • 完成後もリフォーム・メンテ記録として活躍!

ノートづくりで迷ったらここから

  • A4のルーズリーフ+バインダーが基本セット
  • カタログや展示場で得た資料を貼る
  • 写真や図には「なぜ気になったか」も一言添える
  • 間取り・収納・動線・住宅性能などカテゴリ分けがコツ

「思いついたことから自由に書いてみる」。それだけで大丈夫です。

手を動かしてノートを育てていくうちに、あなたの「理想の暮らし」が、はっきりと見えてきます。

家づくりのパートナーは、設計士だけじゃない。あなた自身の言葉と気づきをまとめた、この1冊のノートこそが最強の相棒になります。