この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
玄関の土間収納に窓を付けるか迷うとき、気になるのは靴の臭いと湿気、それから窓なしにした場合の暗さではないでしょうか。
雨で濡れた靴や傘を置く予定があると、窓を開けて空気を入れ替えられる方がよさそうに感じます。
ただ、窓を付ければ臭いや湿気がなくなるわけではなく、窓なしでも収納内を使いやすくする方法はあります。
私は、まず置く物と棚の位置を決め、照明と換気の通り道を確保したうえで、開閉できる窓を補助として考えるのがよいと思っています。
わが家の約1畳のシューズクロークにも窓があり、自然光の便利さと、窓だけには頼れない臭い対策の両方を感じています。
窓あり・窓なしを採光、収納量、換気の面から比べ、地窓を含めて図面で何を確認すればよいか整理します。
- 土間収納の窓は必須ではなく、乾燥と換気経路を先に確認
- 窓なしでも照明と換気を計画すれば使いやすくできる
- 窓は採光と必要なときの窓開け換気を補う
- 地窓は棚や床置き用品、視線、掃除も比べて選ぶ
土間収納に窓は必要?窓あり・窓なしの違い

土間収納に窓が必ず必要というわけではありません。
靴や外用品をしまう場所だからこそ空気の入れ替えは考えたいものの、窓の有無と換気できるかどうかは同じ話ではないからです。
窓があれば自然光を取り入れやすく、天気のよい日は開けられますが、その分だけ棚を置ける壁や窓の掃除について考える必要もあります。
最初に、窓を付ける目的を臭い、明るさ、収納の使いやすさに分けて比べます。
土間収納の窓はいる?臭い対策だけなら必須ではない

土間収納の窓を臭い対策のためだけに設けるなら、先に換気経路を確認したいです。
靴の臭いは、雨で濡れたまましまう、同じ場所に靴を詰め込む、空気が動きにくいといった条件が重なると気になりやすくなります。
開けられる窓は、天候や時間帯が合うときに外気を取り込める点が便利です。
一方、雨の日や外の湿度が高い日、留守中、防犯のために閉めたい時間帯には、窓を開ける前提で計画できません。
窓を閉めている間にも空気が入れ替わるのか、玄関や廊下側から空気が流れ込むのか、どこから排気されるのかを確認する方が、日常の使い方に近い判断になります。
YKK APも、窓を使った換気では風の入口と出口をつくることを説明しています(出典:YKK AP『窓がポイント!住まいのじょうずな換気方法』)。
つまり、窓が1つ増えたことだけで、収納の奥まで十分に換気されるとは限りません。
私なら、窓がなくても成立する換気計画かを先に聞き、そのうえで窓を開ける機会が多いか考えます。
窓の有無より、濡れた物をどう乾かし、空気をどこへ流すかを先に決めたいところです。
土間収納は窓なしでも照明と換気を計画できる

土間収納は窓なしでも使えますが、明るさと空気の入れ替えを別々に確保することが条件です。
奥まった場所に棚を付けると、玄関から光が入っていても、上段や棚の陰にある靴の色、汚れ、小物が見えにくくなる場合があります。
窓を省くなら、天井照明を付けるだけでなく、棚の前に立ったとき自分の体で光を遮らない位置かを平面図と照明計画で確認してください。
頻繁に出入りするなら人感センサー付き照明も候補ですが、短時間で消灯して困らないか、荷物を持った状態で点灯するかも見ておきたいところです。
照明スイッチを使う場合は、玄関側と廊下側のどちらから入るかで、手が届きやすい位置も変わります。

靴の色や汚れを確認しやすくするなら、照明の色や棚板にできる影も、打ち合わせで相談しておくと具体的です。
また、窓をなくせば採光用の開口部に壁を取られず、棚やフックを設ける位置を選びやすくなります。
ただし、壁一面を棚で埋めれば使いやすいとは限らず、手を伸ばす場所や通路幅も必要です。
換気については、24時間換気設備が住宅に付いているだけで、扉の閉まる土間収納にも十分な空気が流れると決めつけないでください。
窓なし案は、照明の位置と換気の経路を図面で確認できてから判断するのがよいと思います。
窓なしを選ぶ場合は、照明を付ける計画と、ドアを閉めても空気が動く計画を住宅会社へ別々に確認してください。
玄関の土間収納に窓を付けると変わること
玄関の土間収納に窓を付けるメリットは、昼間の自然光と、必要なときに外気を取り入れる選択肢が増えることです。
出かける前に靴を選ぶときや、土間の砂ぼこりを掃除するとき、照明以外の光があると手元を確認しやすくなります。
玄関の採光付きドアや隣接するホールの窓から光が届く間取りなら、土間収納の窓を省いても明るさを補えるかもしれません。
わが家の玄関にも独立した窓はなく、採光部のある親子ドアから自然光を取り入れています。

それでも、玄関の明るさとシューズクロークの奥の明るさは、分けて考えたいです。
反対に、収納の奥が曲がっている、出入口を閉めて使う、棚が光を遮るといった形では、玄関が明るくても収納の中は暗くなります。
また、窓を設けた壁面には、開閉部分や掃除できる余白を残す必要があります。
特に小さな収納では、窓の幅だけでなく、棚板の端、荷物を置く高さ、窓のハンドルに手を伸ばせるかまで影響します。
窓を付けるか迷ったら、同じ間取り図に窓あり・窓なしの棚割りを描いてもらい、靴が何足置けるかだけでなく、傘や長靴を取り出せるかまで比較するのが現実的です。
棚を増やしたい壁に窓を置くと、窓そのものより収納の使い方へ影響が出ます。
まだ住宅会社を比較しているなら、土間収納の使い方や窓の取り方を条件に、各社の施工例・カタログを見比べる方法もあります。
SUUMO注文住宅では、ハウスメーカー・工務店を探して、気になる会社のカタログを無料で請求できます。
わが家の窓付きシューズクロークで感じたこと

わが家の玄関横には、約1畳のウォークスルー型シューズクロークがあります。
片側に造り付けの棚があり、靴や傘、園芸用品、洗車用品などをしまっています。
ここには、型ガラスを使った細長い縦すべり出し窓を付けました。
玄関側にはドアがありますが、廊下側は仕切っていないため、収納を閉じ切る間取りではありません。
昼間は自然光が入って明るくなり、天気がよい日に窓を開けて空気を入れ替えられる点を便利に感じています。
ただ、梅雨や夏、濡れた靴を入れたときには、収納の中で少し靴の臭いを感じることもあります。
専用の換気扇は付けておらず、近くに24時間換気の排気口があるほか、気になるときは窓を開けたり消臭剤を使ったりしています。
濡れた傘を外で乾かしてからしまい、靴の水分もできるだけ落とすようにしています。
今のところ棚や壁のカビ、結露で困っていませんが、それが窓だけの効果だとは分かりません。
窓を付けたことで棚が足りなくなった経験もなく、むしろ通路幅が約60cmで、大きな物を出すときに少し狭いことの方が気になります。

窓の明るさは気に入っていますが、実際に使うと通路幅約60cmの狭さの方が気になる場面もあります。
この経験から、窓をなくして収納を増やすかどうかだけでなく、通路と棚の使い勝手を先に見直したいと感じています。
約1畳の収納そのものの必要性や広さで迷う場合は、わが家の間取りと使い方を詳しくまとめた記事もあります。
こちらの記事を参考にしてみてください。
土間収納に窓は必要か?収納物と換気経路で決める

窓あり・窓なしを比較するときは、見た目の好みだけで決めず、何を置くか、窓を閉めた状態で換気できるか、棚と照明をどう配置するかの順に考えると整理しやすいです。
特に、濡れた靴や雨具を日常的にしまう家と、乾いた靴や掃除道具が中心の家では、必要な対策が変わります。
地窓を含めた窓の種類も、収納する物と空気の通り道が決まってから比較します。
- 濡れた物の乾かし方を決める
- 窓を閉めた日の換気経路を確認する
- 棚と窓の配置を同じ図面で比べる
- 明るさ・視線・掃除と費用を確認する
濡れた靴や傘は窓より先に乾かし方を決める
雨で濡れた靴や傘をしまうなら、窓を付ける前に、濡れた物をどこで乾かすか決めておきたいところです。
靴底に付いた水や、傘から滴る水をそのまま土間へ持ち込めば、窓の有無にかかわらず収納内へ湿気が増えます。
濡れた靴を重ねて棚へ戻さない、傘を広げて乾かせる場所を確保する、水がたまったら拭き取るといった使い方も合わせて考えます。
屋外で乾かせない日が続くなら、土間の一角に一時置きする余白を残し、乾いてから棚へ戻せる動線を考えると使いやすくなります。
掃除道具や長靴などの置き場所も、濡れた物が棚やほかの靴に触れにくい位置へ分けたいです。
ただし、換気しているからカビが発生しない、窓があるから靴がすぐ乾くとは断定できません。
外の湿度が高い日には窓を開けても乾燥が進むとは限らないので、収納する前の水分を減らす方が確実な対策につながります。
雨の日に窓を開けられることと、濡れた靴を乾かせることは別なので、置き場所と乾くまでの時間を考えておきたいです。
収納の入口にドアを設けるかどうかでも、臭いが玄関や廊下へ広がる条件は変わります。
ドアなしの場合の臭いへの対応を詳しく知りたい方は、別記事で実体験とともに整理しています。
こちらの記事を参考にしてみてください。
窓を開けない日の換気経路は図面で確認する

土間収納の換気は、窓を開けない日にも空気がどこから入り、どこへ抜けるかを確認すると判断しやすいです。
一般的な新築住宅にはシックハウス対策として機械換気設備が計画されますが、収納の中まで思いどおりに空気が流れるとは限りません。
国土交通省は、住宅では原則として換気回数0.5回/時以上の機械換気設備が必要と案内しています(出典:国土交通省『住宅等における換気等に関する情報提供について』)。
この数値は、個々の土間収納の臭いや湿気が必ず解消することを示すものではありません。
設計者には、土間収納の入口を閉めたときも空気が入る経路があるか、排気口の位置はどこか、収納内へ換気扇を追加する必要があるかを図面で確認します。
ドア下のすき間や通気用の開口を使う計画なら、靴や荷物でふさがないことも必要です。
例えば、玄関側だけに出入口のあるウォークイン型と、廊下へ通り抜けられる型とでは、扉や通気経路の条件が異なります。
換気口が隣にあるという説明だけでは収納内の空気の流れは分からないため、扉を閉めた状態まで含めて確認したいです。
玄関と廊下のどちらへ空気や臭いが流れるかについても、排気口の位置だけを見て判断せず、住宅会社から説明を受けたいところです。
窓を開けた場合の風通しも、外の風向きやほかの開口部の状態で変わります。
私なら、換気計画図を見せてもらい、窓を閉めている場合と開けている場合を分けて聞きます。
24時間換気の給気・排気の仕組みから確認したい場合は、戸建ての換気計画を解説した記事があります。
こちらの記事を参考にしてみてください。
土間収納の地窓と縦すべり出し窓を比べる

土間収納に地窓を付けるなら、床に近い位置の明るさだけでなく、土間に置く物と窓が重ならないかを先に確かめます。
地窓は低い位置に設ける窓で、玄関まわりの雰囲気づくりや足元への採光を考えるときに候補になります。
ただし、収納内では長靴、傘立て、掃除道具などを床に置くため、窓の前が物で隠れると光も入りにくくなります。
開閉できる地窓を選ぶ場合は、土間に置いた荷物が開閉を妨げないか、外側の泥はねやほこり、網戸とガラスの掃除はしやすいかも確認したいです。
高い位置や縦長の窓なら床置きの物と重なりにくい場合がありますが、その壁に高い棚を設けたいなら、今度は棚割りとの調整が必要になります。
わが家では、地窓ではなく開閉できる縦長の細い窓を採用しました。
窓があっても棚は使えていますが、窓の位置や棚の配置が違えば同じ結果になるとは限りません。
窓なし、地窓、縦すべり出し窓の3案は、採光、開閉の有無、棚の使いやすさを分けて比較するのがよいと思います。
| 案 | 主な利点 | 先に確認 |
|---|---|---|
| 窓なし | 棚を増やしやすい | 照明と換気 |
| 地窓 | 足元へ採光 | 床置き用品と掃除 |
| 縦すべり出し窓 | 開けて外気を入れる | 棚と開閉の余白 |
玄関の地窓について、外からの見え方や植栽、目隠しの高さを詳しく検討したい場合は、そちらを扱う関連記事も参考になります。
こちらの記事を参考にしてみてください。
窓の向き・外からの視線・掃除まで確認する

土間収納の窓を設けるなら、どの方角に付けられるかだけでなく、隣家や道路からの視線、窓を開けられる時間帯も確認します。
型ガラスを使えば室内の様子は見えにくくなりますが、光の入り方や人影の見え方まで含め、現地の位置関係で考えたいところです。
型ガラスであっても、照明を付けた夜にどの程度人影が分かるかは、ガラスの種類や外との距離で変わります。
目の前が隣家の壁なら、想像したほど自然光が入らないこともあります。
外の通路や庭に面する窓では、開けたときに人が通る場所へ張り出さないか、外側へ手が届いて掃除できるかも確認してください。
窓を開けて換気するつもりでも、外からの視線や防犯が気になって常に閉めるなら、開閉できる窓の利点を活かしにくくなります。
さらに、窓を増やすとサッシやガラスの掃除箇所が増え、窓の仕様や位置によっては外の暑さや寒さの影響も考える必要があります。
窓あり案で見積もりが変わる場合は、窓本体だけでなく、ガラス、網戸、目隠し、施工条件まで確認し、窓なし案と同じ収納仕様で比べておくと判断しやすいです。
使う機会が少ない窓に費用をかけるより、照明や棚の使いやすさを優先する選び方もあります。
窓を付けるか迷ったときの最終チェック
最終的には、土間収納を窓ありと窓なしの2案にして、同じ条件で図面を比べるのがおすすめです。
- 収納物の寸法と置く位置を決める
- 窓あり・窓なしの棚と通路を比べる
- 照明とスイッチの位置を確認する
- 窓を閉めたときの換気と濡れ物の乾燥を確認する
- 外からの視線・掃除・費用を比べる
最初に決めたいのは靴や傘の数だけでなく、長靴、ベビーカー、園芸用品など、床へ置く物の寸法と置く位置です。
そのうえで、棚と人が動く場所を描き、窓を付けても使いにくい棚や死角ができないかを見ます。
次に、昼間の手元がどの程度明るいかを確認し、足りなければ照明の位置や点灯方法を補います。
さらに、窓を閉めているときの換気経路と、濡れた物の一時置き場所を整理します。
平面図だけでは分かりにくい場合は、棚を使った施工例や実物を見せてもらい、手が届く高さと窓の操作を確かめる方法もあります。
窓あり案だけ照明や収納が違う条件にならないよう、2案とも同じ照明、棚、扉の前提で比較してみてください。
ここまで比べても自然光を取り入れたい、天気のよい日に窓を開けたいという希望が残るなら、窓を付ける理由がはっきりします。
反対に、棚の不足や掃除の負担の方が大きければ、窓なしを選んで照明と換気を整える方が暮らしに合うかもしれません。
土間収納そのものを作るか、屋外物置で足りるかまで迷っている場合は、その判断を別記事で整理しています。
こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:土間収納に窓は必要?
土間収納に窓は必須ではありませんが、窓を付けることで採光と必要なときの窓開け換気を補えます。
- 土間収納に窓は必須ではない
- 濡れた物の乾燥と閉窓時の換気を先に確認
- 窓なしは照明・棚の配置を考える
- 窓ありは採光・開閉・掃除と視線を比較
臭いや湿気への対応は窓の有無だけで決めず、濡れた物の乾かし方と、窓を閉めた状態での空気の通り道を先に確保したいです。
窓なしなら照明と換気経路、窓ありなら棚の面積、窓の操作、外からの視線と掃除のしやすさを見比べます。
わが家では細い開閉窓が役立っていますが、約1畳の収納では窓より通路幅の方が日常の使い勝手に影響しています。
私なら、収納物を置いた状態の図面を確認し、窓なしでも使える計画を作ってから、自然光と窓を開ける便利さに価値を感じるかで決めます。
私は2019年にSUUMOから8社の住宅カタログをまとめて請求し、設備や標準仕様の違いを比較しました。
まだ住宅会社が決まっていなければ、今回整理した収納・窓の条件を持ってSUUMO注文住宅のカタログを検討できますが、請求後には住宅会社から電話やメールで連絡が来る場合もあります。
自宅で各社の特徴を比較
