この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
新築の窓を選ぶとき、アルミ樹脂複合サッシは室内側が樹脂だから、結露も心配しなくてよいと思うかもしれません。
ただ、窓の下のレールやガラスの端だけが冷えたり、冬の朝に水滴が付いたりする話を聞くと、採用してよいのか迷いますよね。
アルミ樹脂複合サッシは、アルミだけの窓より室内側の熱の伝わりを抑えられますが、結露をゼロにできるわけではありません。
結露するかどうかは、窓の部分ごとの表面温度と、室内の温度・湿度の組み合わせで決まります。
私も家づくりでLIXILの複合サッシとYKK APの樹脂サッシを比較しましたが、今なら材質名だけでなく、ガラスや下枠の構造、窓全体の性能までそろえて確かめます。
どこが濡れやすいのかを整理し、LIXILの製品例も見ながら、新築で希望する性能と変更費用をどう判断するかをお伝えします。
- アルミ樹脂複合サッシも温湿度によっては結露する
- 枠・下レール・ガラス端部は別々に確認する
- LIXILはシリーズとガラス構成で性能が変わる
- 新築では窓全体の性能と変更差額を同条件で比べる
アルミ樹脂複合サッシの結露はどこに出る?原因と見分け方

アルミ樹脂複合サッシは室内側に樹脂を使い、アルミだけの窓に比べて冷たくなりにくいよう工夫された窓です。
それでも、枠・下レール・ガラスは一体のように見えて、熱の伝わり方も形状も同じではありません。
冬の朝に水滴が付くとしても、どこが濡れたかによって確認すべきことが変わります。
結露と見える水がすべて室内の湿気によるとは限らないため、まずは発生する位置と状況を分けましょう。
- 室内の温度・湿度と外の寒さを確認する
- 濡れる場所を枠・レール・ガラスに分ける
- 雨の日だけか、寒い朝にも起こるかを記録する
- ガラスの表面か内部かを見分ける
室内側が樹脂でも結露するのはなぜ?

室内側が樹脂であっても、その表面が室内空気の露点以下まで冷えれば結露は起きます。
露点とは、空気を冷やしたときに含みきれなくなった水蒸気が水滴になり始める温度です。
サッシの材質は表面がどれほど冷えにくいかに関わりますが、露点自体は室内の温度や湿度によって変わります。
LIXILも公式の結露対策案内で、断熱サッシを使っていても室内外の温度や湿度などの条件によって結露が発生すると説明しています(出典:LIXIL『窓(サッシ)の結露を防ぐ方法』)。
室温20℃・湿度60%なら表面約12℃が目安
例えば室温20℃、相対湿度60%の空気では、露点はおよそ12℃です。
窓の表面が12℃前後まで下がると水滴が付き始める可能性があり、逆に同じ窓でも室内の湿度が低ければ結露が出ない場合があります。
これは窓の性能を示す数値ではなく、室内環境を一定とした説明例です。
温湿度計で室内の状態を確かめれば、「樹脂なのに結露した」という疑問を、実際に起きた条件から整理しやすくなります。
室内の温湿度を継続して確かめたい場合は、測定履歴を残せる温湿度計が便利です。
SwitchBot 温湿度計プラスなら室温・湿度の数値を記録できるため、結露が出た日の室内条件を振り返る材料になります。
加湿とカーテンの使い方でも条件が変わる

冬は暖房に加え、加湿器、室内干し、調理、入浴などで空気中の水蒸気が増えることがあります。
さらに厚いカーテンを長く閉めると、窓まわりへ暖房の空気が届きにくくなり、ガラスや枠の表面温度が下がる場合があります。
新築直後は建材に含まれた水分の影響もあり、窓を交換するかどうかとは別に換気と湿度を確認したい時期です。
同じ製品でも部屋や日によって結露の有無が違うのは、こうした条件も関係するためです。
枠と下レールに水滴が付く理由
窓枠の見える部分が樹脂でも、角や接合部、下枠などの構造は製品や窓の開き方によって異なります。
そのため、カタログに「室内側樹脂」とあるだけで、室内から触れる全ての部分が同じ温度になるとは判断できません。
特に引き違い窓では、レール周辺や障子同士が重なる部分を、枠の平らな部分とは分けて考えたいですね。
枠の角や部材のつなぎ目が冷える場合

枠の角、窓台との境目、固定部品の周辺は、平らな樹脂面と構造が異なる場合があります。
熱が伝わりやすい部材や納まりがあると、その部分だけ表面温度が低くなることも考えられます。
ただし、外から見ただけで内部のアルミがどこまでつながっているかは分かりません。
メーカーの断面図や住宅会社の仕様資料を使い、結露が心配な場所の下枠・縦枠・接合部を具体的に確認しましょう。
レールの水は結露以外の可能性もある
引き違い窓の下レールは細かな溝や部材の境目があり、水滴が集まって目立つことがあります。
寒い朝に室内側のレールが濡れていれば結露を疑えますが、雨や風の強い日だけ水が増えるなら、排水や気密・水密など別の確認も必要です。
「レールに水があるから複合サッシは欠陥」と決めつけず、濡れる位置、発生した天候、室内の温湿度を記録してください。
繰り返し水がたまる場合は、室内側の床や窓台に広がる前に施工会社へ相談します。
| 水が見える場所 | 先に確認すること | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 室内側の枠 | 気温・湿度 | 部材のつなぎ目 |
| 下レール | 寒い朝か雨天か | 排水経路 |
| ガラスの端 | ガラス構成 | スペーサー |
| ガラスの内部 | 拭き取れるか | 内部結露 |
ガラスの中央と端部では冷え方が違う
複層ガラスを選んでも、ガラスの中央と端部で表面温度が必ず同じになるわけではありません。
ガラスの端には2枚のガラスの間隔を保つスペーサーがあり、ここを通じた熱の移動も関係します。
結露がガラスの下端や四隅に集中するなら、枠だけでなくガラス端部の仕様を確かめると原因を考えやすくなります。
Low-E複層ガラスでも端は冷えやすい
Low-E複層ガラスは特殊な金属膜で熱の移動を抑えるガラスですが、室内側の表面温度がすべての場所で一定になるものではありません。
窓の向き、ガラスの大きさ、中空層の厚さ、封入ガスの種類なども断熱性能に関わります。
中央部が乾いているのに縁だけが曇る場合、窓全体の断熱性が低いと即断するのではなく、ガラス端部と枠の関係を確認しましょう。
また、Low-Eの「遮熱タイプ」と「断熱タイプ」の違いは日射の扱いにも関係しますが、結露だけでは選べません。
Low-Eガラスの遮熱・断熱の違いを確認したい場合は、日射の扱いまで整理した記事も役立ちます。
こちらの記事を参考にしてみてください。
スペーサーの素材も確認しておく
スペーサーには金属製や樹脂系のものがあり、一般に熱を伝えにくい構造はガラス端部の冷えを抑える方向に働きます。
LIXILの高性能窓TWでも、ガラス端部の熱の伝わりと結露を抑える構造が案内されています。
ただし、スペーサーの仕様はガラスの種類や防火仕様、サイズによって例外があるため、シリーズ名だけで全ての窓に同じ部材が入るとは考えないでください。
見積書の「Low-Eペアガラス」という一行だけでは分からないことがあるので、ガラス構成まで確認したいところです。
普通の結露と不具合は水の出方で見分ける
冷えた室内側の表面に付く結露は、必ずしも窓の欠陥を意味しません。
一方で、拭き取れないガラス内部の曇りや、雨のたびに室内へ流れ込む水を、通常の結露として放置するのも適切ではありません。
水の位置と発生する状況を整理すると、相談先に症状を伝えやすくなります。
2枚のガラスの間が曇るなら施工会社へ
複層ガラスの室内側表面ではなく、2枚のガラスの間に水滴や曇りが残る場合は、内部結露の可能性があります。
室内側から拭いても取れず、外側を拭いても変わらないなら、ガラスの密封部分に問題が生じていないか確認が必要です。
この場合は室内の湿度を下げるだけでは改善できないことがあり、施工会社を通してメーカーと保証条件を確認します。
一度水が付いたことと、ガラス内部の不具合とを混同しないことがポイントです。
床や壁まで濡れるなら経過を残す
室内側に水滴ができたときは早めに拭き取り、窓台や壁、床を濡れたままにしないようにします。
室内の温湿度、外の天気、濡れた場所、発生時刻を写真と一緒に残すと、結露なのか別の水の侵入なのかを住宅会社へ相談しやすくなります。
新築で繰り返し水がたまる、木部が変色する、雨の日に水が広がるといった場合は、材質を理由に納得せず施工状態も確認してもらいましょう。
ガラスの室内側表面に付く水滴と、拭き取れない複層ガラス内部の曇りでは確認先が異なるため、まず水が付いている面を特定してください。
アルミ樹脂複合サッシの結露を減らすための新築仕様の選び方

新築でアルミ樹脂複合サッシを採用するなら、単に「複合だから大丈夫」「樹脂でなければ不安」と考えるより、採用予定の窓一式で比較する方が具体的です。
同じメーカーでもシリーズ、窓の開き方、ガラス、下枠の構造が違い、求める性能と追加費用は変わります。
結露しにくさを判断する資料と、住宅会社へ聞く項目をここで整理します。
- メーカー・シリーズ・窓種・サイズ
- ガラス枚数・Low-E・ガス・スペーサー
- 窓全体の熱貫流率Uw値と算定条件
- 標準仕様と変更後の費用差
リクシルの複合サッシで結露を考えるときの製品差

LIXILの複合サッシは、どのシリーズを選んでも同じ結露のしにくさになるわけではありません。
例えばサーモスⅡ-Hは、室外側のアルミと室内側の樹脂を組み合わせ、引き違い窓の下枠に熱の伝わりを抑える構造を採用した製品として案内されています(出典:LIXIL『サーモスⅡ-H/L・防火戸FG-H/L:断熱』)。
LIXILの公式資料でも、下枠の工夫は結露の発生を「抑制する」もので、必ず防ぐとは説明していません。
一方、高性能窓TWは複合構造のままフレーム内部やガラス端部まで断熱性を高めたシリーズで、複層ガラス仕様とトリプルガラス仕様などがあります(出典:LIXIL『高性能窓 TW・高性能窓 TW防火戸:断熱』)。
| シリーズ例 | 構造の特徴 | 確認する仕様 |
|---|---|---|
| サーモスⅡ-H | アルミ+樹脂 | 下枠・ガラス構成 |
| TW | 複合の高断熱構造 | 複層・トリプル |
| TW防火戸 | 防火対応の構成 | ガラス・部材の例外 |
比較表はシリーズを理解するための例であり、結露しにくさの順位を示すものではありません。
同じシリーズ名でも窓種や防火条件で採用できる部材が異なるため、最終的には住宅会社が提案する品番・仕様書で確認します。
私が2020年に家を建てたときは、LIXILのサーモスⅡ-HとYKK APのAPW330が選択肢にありました。
私はオール樹脂にしたいという希望からAPW330を選び、Low-Eペアガラスにアルゴンガスと樹脂スペーサーを組み合わせています。
複合サッシを同じ家で長期間使い比べた経験はないため、その選択だけを根拠にLIXIL製品が結露すると判断していません。

当時はサッシの素材を重視して選びましたが、今選ぶなら下枠やガラスまで含む仕様を一緒に比べたいです。
窓全体のUw値とガラス構成を確かめる
性能表を見るときは、窓全体の熱貫流率であるUw値を確認します。
熱貫流率は熱の通りやすさを表す数値で、一般に小さいほど熱が逃げにくいことを示します。
ただし、Uw値は窓全体を評価する指標であり、下レールやガラスの端が何℃になるかを直接示すものではありません。
Uw値と家全体のUA値を混同しない
Uw値は窓一式の断熱性能を表し、UA値は屋根・壁・床・窓などを含めた建物の外皮全体の平均的な熱の逃げやすさを示します。
ハウスメーカーが公表するUA値だけを見ても、採用予定の窓の下枠やガラス端部の構造は分かりません。
逆に窓のUw値がよくても、建物全体の断熱仕様を確認せずに家の暖かさを断定することはできません。
住宅会社には窓の性能表と、希望するプランの断熱計算資料を別々に見せてもらうと整理しやすいです。
窓のUw値と住宅会社が示すUA値・断熱等級を分けて比較したい場合は、標準仕様の見方まで扱った記事も役立ちます。
こちらの記事を参考にしてみてください。
同じUw値でも結露の出る位置は確認する

2つの窓でUw値が近くても、フレームの形、引き違い窓の下枠、ガラス端部の構成が同じとは限りません。
Uw値だけで結露の有無を保証することはできないため、メーカーの断面図や防露性に関する説明も判断材料になります。
窓の実物を見られる場合は、下レールや部材の継ぎ目がどこにあるかを見ておくのもありです。
私は建築前にYKK APのショールームで窓の構造や操作感を確認しました。
展示品に触れた感覚は使い勝手の参考になりますが、展示室で冷たく感じなかったことを冬の結露保証とは考えないようにします。
まだ住宅会社を決めていないなら、SUUMO注文住宅で複数社のカタログを取り寄せ、断熱仕様の考え方や標準設備を比べる入口にできます。
窓の品番やUw値はカタログに載らない場合もあるので、候補を絞った後に各社へ確認しましょう。
樹脂サッシへの変更は同じ窓条件で比較する

アルミ樹脂複合サッシからオール樹脂サッシへ変更する場合も、「樹脂」という材質名だけで費用に見合うかどうかは決められません。
比較する窓サイズや開き方、ガラスの枚数、Low-Eの種類が変わると、サッシだけの違いを見比べられなくなるためです。
私ならまず、希望する窓の種類と大きさを固定し、標準の複合サッシと変更後の樹脂サッシで、Uw値と見積もり差額を並べます。
ガラスと窓種をそろえて差を見る

同じ引き違い窓、同じサイズ、同じガラス仕様で比べられれば、フレームの違いを確認しやすくなります。
さらに樹脂スペーサーの有無、中空層の厚さ、アルゴンガスなどの封入条件、必要な防火仕様までそろえましょう。
複合サッシの上位シリーズと樹脂サッシの標準シリーズでは、単純な材質比較と性能順位が一致するとは限りません。
住宅会社が比較表を持っていない場合は、各メーカーの資料に記載された条件を並べて確認してもらう方法もあります。
当時の私は「九州ならトリプルガラスまでは必要ない」という趣旨の説明を受け、変更差額までは比較しませんでした。
今なら地域だけで決めず、窓の位置や希望する断熱性能、追加費用も確認してから選びたいです。
断熱性だけでなく、樹脂サッシの黄ばみや経年劣化も採用判断に入れたい場合は、素材の特徴と選び方を扱った関連記事も役立ちます。
こちらの記事を参考にしてみてください。
変更差額は窓ごとの合計で確認する
窓1か所の変更差額が小さく見えても、家全体の窓を変更すれば合計額は増えます。
反対に、寒さが気になる寝室や、冬に長く過ごすリビングなど、優先したい窓から変更を検討する方法もあります。
その際は窓を減らしたり小さくしたりする案と混同せず、同じ窓配置での仕様変更額を一度出してもらってください。
総額を見たうえで、結露を抑えたいのか、窓際の寒さを減らしたいのか、断熱等級も高めたいのかを分けて判断すると、費用の意味がはっきりします。
標準仕様との差額を確認するときは、窓のサイズ・開き方・ガラス構成を同じにした比較表を依頼すると、費用の差が何によるものか分かりやすくなります。
結露対策は窓性能と室内の湿度を分ける

新築で性能の高い窓を選んでも、住み始めてからの室内湿度や換気条件までは製品名で決まりません。
加湿器や室内干しを使うなら、窓が濡れ始める時間と室内の温湿度を確認し、必要以上に湿度が高くなっていないか見直せます。
24時間換気を止めず、調理・入浴の際は必要な換気をし、カーテンをときどき開けて窓まわりに空気が届くようにするのも対策です。
冬に室内を極端に乾燥させればよいわけではないので、結露対策だけを理由に無理な湿度設定をする必要はありません。
以前住んでいたアパートでは冬の窓の結露を拭いていましたが、2020年に建てた今の家では、APW330を採用した窓で結露に困ったことがありません。
ただし、建物の断熱や換気、暮らし方も当時とは違うため、変化をAPW330だけの効果とは言い切れません。
今の家でも冬は窓の近くに冷気を感じることがあり、結露が見えないことと窓際が寒くないことは別だと感じています。
サッシの仕様だけでなく、家全体で窓の位置や大きさを調整したい場合は、採光・断熱・費用を整理した関連記事も参考になります。
こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:アルミ樹脂複合サッシの結露
アルミ樹脂複合サッシは、室内側が樹脂でも結露が発生する場合があります。
材質だけで欠陥だと決めたり、反対に結露しないと期待したりせず、水が付く場所と室内の温湿度を分けて見てください。
新築の採用判断なら、LIXILを含む候補製品のシリーズとガラス構成を特定し、同じ窓サイズ・窓種でUw値と変更差額を確認するのが近道です。
私なら、結露しにくさに加え、窓際の寒さをどこまで抑えたいかも整理してから追加費用を考えます。
- アルミ樹脂複合サッシでも室内の条件次第で結露する
- 枠・下レール・ガラス端部は別々に確かめる
- LIXILでもシリーズ・ガラス仕様・防火条件が異なる
- Uw値と仕様変更差額を同じ窓条件で比較する
まだ住宅会社を決めていないなら、SUUMO注文住宅で複数社のカタログを取り寄せ、施工例や特徴から候補を絞る方法もあります。
請求後には各社から連絡が入る場合があるため、比較したい会社を選んで申し込みましょう。
展示場に行く前の情報収集

