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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
2階リビングへ置く冷蔵庫を探していると、幅60cmなら階段も通りそうだと思いますよね。
ところが、冷蔵庫の搬入可否は幅だけでは決まりません。
本体の奥行きと高さ、階段の手すり、踊り場の広さ、天井や梁、曲がり角で冷蔵庫を回せるかまで確認する必要があります。
2階リビングでは、冷蔵庫を置けるかより先に、設置場所まで運べるかを確認するのが結論です。
この記事では、2階リビングに幅60cmの冷蔵庫を搬入できるか判断する測り方、選び方、階段搬入が難しいときの代替案を整理します。
購入前の人だけでなく、すでに冷蔵庫が入らないかもしれないと分かった人も、次に何を確認すればよいか分かる内容です。
私は2020年に約30坪の平屋を建てており、2階へ冷蔵庫を搬入した経験はありません。
そのため、経験していない搬入を体験談のようには書かず、メーカーの公式情報と住宅計画で確認したい判断軸を分けてお伝えします。
- 幅60cmでも奥行きと高さで搬入難度は変わる
- 階段は有効幅、踊り場、天井、曲がり角を測る
- 購入確定前に販売店や搬入業者の下見を依頼する
- 階段が難しければ窓搬入や機種変更を比較する
2階リビングで冷蔵庫60cmを選ぶ基準

最初の章では、幅60cmという数字をどのように見ればよいかを整理します。
冷蔵庫選びでは、搬入経路、設置寸法、扉の開き方、家族に必要な容量を同時に見ることがポイントです。
幅60cmでも搬入できるとは限らない
結論からいうと、2階リビングでも幅60cmの冷蔵庫を置ける家はあります。
ただし、階段の有効幅が60cmを少し超えているだけでは、搬入できると判断できません。
搬入する人の手や養生材が入る余裕が必要で、冷蔵庫を傾けたり向きを変えたりする空間も使います。
パナソニックの公式通販ガイドでは、搬入経路について、冷蔵庫本体の手掛け部分を含めた幅に左右5cmずつを加えた寸法が通るか確認するよう案内しています(出典:パナソニック公式通販『冷蔵庫・冷凍庫の寸法・設置・搬入について』)。
幅60cmの機種なら、直線部分ではおおむね70cmを一つの確認材料にできますが、これは搬入を保証する数字ではありません。
折り返し階段や狭い踊り場では、奥行きと高さが影響するためです。

幅が通りそうでも、階段で冷蔵庫の向きを変えられるかは別に確認してください。
確認する寸法は幅だけではない
幅60cmの冷蔵庫を比較するときは、本体幅、奥行き、高さ、扉を開いた寸法の4つを見ます。
同じ幅60cmでも、奥行きが浅い機種と大容量の機種では、階段で回すときに必要な空間が変わります。
- 本体幅は取っ手や出っ張りを含む最大寸法で見る
- 奥行きは踊り場や曲がり角で回す余地に影響する
- 高さは階段上部の天井や梁に当たらないかを見る
- 扉を開いた寸法は設置後の使い勝手を左右する
本体幅と最大外形寸法
商品ページに幅60cmと書かれていても、手掛け、ヒンジ、扉の出っ張りを含む寸法図を確認してください。
通路幅は壁から壁までではなく、手すり、ドアノブ、巾木、スイッチ、照明などを除いた有効幅で測ります。
奥行きと高さの違い
幅60cmが同じでも、奥行きが深いほど曲がり角で振る範囲が大きくなります。
高さのある冷蔵庫は、階段の傾斜に合わせて起こしたとき、天井や上階の床下へ接触する場合があります。
階段が直線なら通せる機種でも、コの字型や回り階段では方向転換が難しくなることがあります。
設置余白と扉の開閉

搬入できても、設置場所に入るとは限りません。
冷蔵庫の左右と上部には、機種ごとに指定された放熱スペースが必要です。
シャープも、設置スペースには放熱のための隙間が必要で、コンセント位置と搬入経路も事前に確認するよう案内しています(出典:シャープ『買う前に知っておきたい、冷蔵庫の選び方』)。

壁際へ片開きの冷蔵庫を置く場合は、扉が十分に開かず、棚や引き出しを外せないこともあります。
カップボード、キッチン、壁、勝手口との距離も、扉を開いた状態で確認してください。
冷蔵室の扉だけでなく、冷凍室や野菜室の引き出しを最後まで引けるかも見ます。
通路が狭いと、家族が冷蔵庫を使っている間に後ろを通れず、毎日の小さな使いにくさにつながります。
冷蔵庫前へ立つ人のスペースと、キッチンで作業する人の動線が重ならないかを、扉を開けた図で確認すると分かりやすいです。
搬入経路で測る5か所

搬入経路は、玄関から冷蔵庫置場までを実際に歩き、最も厳しい場所を探します。
広い場所を何か所測っても、一番狭い場所や曲がれない場所が残っていれば搬入できません。
| 測る場所 | 確認する寸法 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 玄関 | 有効幅と高さ | ドアの厚み、 取っ手、クローザー |
| 廊下 | 最も狭い幅 | 巾木、収納扉、 家具、照明 |
| 階段 | 有効幅と天井高 | 手すり、 梁、段鼻、照明 |
| 踊り場 | 幅、奥行き、対角 | 冷蔵庫を回す空間 |
| 2階通路 | 曲がり角と入口 | キッチン入口、 建具、壁の出 |
玄関ドアは全開にした状態で、枠の内側から反対側までを測ります。
階段では、壁から手すりの先端までではなく、冷蔵庫が実際に通る部分を測ってください。
踊り場は正面の幅だけでなく、冷蔵庫の角を振ったときに使える斜め方向も確認します。
図面に書かれた階段幅は、仕上げ材や手すりを含まない場合があるため、完成後は現地の実寸を優先します。
最狭部が本体幅を少し上回るだけなら、自己判断で購入せず、写真と寸法を販売店へ伝えて下見を依頼してください。
2階リビング向けの選び方

2階リビング向けのおすすめは、幅60cmという条件だけでなく、搬入しやすさと暮らし方の両方に合う機種です。
迷ったときは、容量を最大にするより、奥行き、重量、扉の開き方、下見サービスの有無を優先すると絞りやすくなります。
- 奥行きが浅い機種を優先する
- 階段で扱える重量か確認する
- 壁と動線に合う扉を選ぶ
- 必要容量を生活から決める
- 搬入下見を申し込める店で買う
奥行きが浅い冷蔵庫は、踊り場で回しやすくなるだけでなく、キッチン通路へ出っ張りにくいメリットもあります。
一方で、同じ幅60cmでも容量を増やすと奥行きや高さが大きくなることがあるため、数字を横並びで比較してください。
片開きは壁との位置関係が重要で、観音開きは左右に開く空間と引き出し前の通路を確認します。
容量は世帯人数だけで決めず、まとめ買い、冷凍食品、作り置き、飲料のストック量も含めて考えます。
買い物へ行く回数が多く、生鮮食品をこまめに買う家庭なら、容量を少し抑えて搬入しやすさを優先する選択もあります。
反対に、週末のまとめ買いや冷凍保存が多い家庭は、容量を下げすぎると別の冷凍庫が必要になり、設置場所と電源が増えるかもしれません。
冷蔵庫1台で収めるか、冷蔵庫と小型冷凍庫へ分けるかも、階段搬入と2階の床面積を合わせて比較してください。
| 優先したいこと | 選び方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 階段搬入 | 奥行きと 重量を抑える | 容量が小さくなる 場合がある |
| 大容量 | 高さや奥行きで 容量を確保 | 曲がり角の確認が 厳しくなる |
| 通路の広さ | 薄型で出っ張りを 減らす | 価格や機能も比較する |
| 扉の使いやすさ | 壁と作業動線に 合う開き方 | 全開時の寸法を見る |

候補を1台に決める前に、寸法の違う2〜3台を搬入経路と照らし合わせると比較しやすいです。
幅60cmの冷蔵庫でも、容量、奥行き、重量、扉の開き方は機種ごとに異なります。候補を並べ、搬入経路に合う寸法かを比較してください。
設計中は買い替えまで考える

これから2階リビングを建てるなら、現在買う冷蔵庫だけでなく、10年後や15年後の買い替えも想定します。
故障したときに同じ寸法の後継機があるとは限らず、家族が増えれば大きい容量へ替えたくなるかもしれません。
私は家づくりで、後から交換しやすい設備より、簡単に変えにくい広さや動線を優先しました。
冷蔵庫の搬入経路も、完成後に広げにくい部分です。
階段と窓の両方を残す

階段は手すりを付けた完成寸法で有効幅を確認し、踊り場の上に梁や低い天井を作らないか設計者へ聞きます。
階段搬入が難しい場合に備え、道路側や作業車を寄せられる側へ、冷蔵庫を通せる窓やバルコニーがあるかも確認してください。
2階リビング全体の荷物運びや老後の負担も合わせて比較すると、間取りの判断がしやすくなります。
明るさやプライバシーだけでなく、階段移動、宅配、ゴミ出し、大型家具の搬入まで整理できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
ほかの大型家電も確認する
2階へ置く可能性があるのは冷蔵庫だけではありません。
ドラム式洗濯機、ソファ、ダイニングテーブル、マットレスも、階段や曲がり角で止まりやすい大型品です。
洗濯機を2階へ置く予定なら、振動や水漏れだけでなく、買い替え時の搬入経路も確認できるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
2階リビングへ冷蔵庫60cmを搬入する方法

冷蔵庫の候補が決まったら、購入前に搬入方法を確定します。
階段搬入、窓やバルコニーからの搬入、機種変更の順に検討すると、当日の持ち戻りを避けやすくなります。
購入前に進める3ステップ

搬入の確認は、候補機種を決める前ではなく、候補を2〜3台へ絞った段階で始めます。
寸法が分からないまま業者へ相談しても、正確な判断は難しいからです。
- 候補機種の寸法図と重量を用意する
- 搬入経路の実寸と写真をそろえる
- 購入確定前に下見と追加費用を確認する
本体幅、奥行き、高さ、重量、扉を開いた寸法、設置に必要な余白が分かる公式の寸法図を保存します。
玄関、廊下、階段、踊り場、2階入口を測り、手すりや梁が分かるように全体と難所の写真を撮ります。
階段搬入の可否、開梱搬入の扱い、吊り上げの可否、追加料金、持ち戻り時の対応を書面や注文条件で確認します。
購入ボタンを押す前に搬入可否を確認できれば、返品条件や再配送で慌てる可能性を減らせます。
候補機種の寸法図をそろえたら、幅60cmの冷蔵庫を価格だけでなく、奥行き、重量、設置寸法まで見比べます。購入先ごとの配送条件も商品ページで確認してください。
間取り図へ家具家電の寸法を書き込み、扉の開閉や通路まで確認する方法を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
階段搬入できる条件
階段搬入は、直線部分の幅だけでなく、途中で向きを変えられるかがポイントです。
通りやすい階段の特徴
- 直線に近く方向転換が少ない
- 手すりを含めても有効幅に余裕がある
- 踊り場の幅と奥行きが大きい
- 階段上部の天井や梁が高い
- 照明や建具が搬入を妨げない
手すりを外せば通る可能性があっても、施主が自己判断で外すのは避けます。
取り外しと復旧を誰が行うのか、壁の下地や保証へ影響しないかを住宅会社や専門業者へ確認してください。
難しい階段の特徴
コの字型、回り階段、三角形の踏板が続く階段は、冷蔵庫を安定させながら向きを変えにくい形です。
踊り場が小さい、階段上にトイレや収納があり天井が低い、2階入口ですぐ曲がる間取りも難度が上がります。
壁の傷だけでなく、作業員の安全や冷蔵庫の転倒に関わるため、数センチの不足を無理に押し通すものではありません。
冷蔵庫を横倒しにすれば通るように見えても、施主の判断で横積みにするのは避けてください。
シャープは、機械部の故障につながる可能性があるため横積みを避けるよう案内しています(出典:シャープ公式FAQ『横積みにしても大丈夫ですか?』)。
階段の形が厳しいなら、手すりを外す前提ではなく、外さなくても通る機種と別ルートを先に比較してください。
階段の種類ごとの暮らしやすさや、手すり、寒さ、音まで広げて確認したい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
窓やバルコニーから搬入する
階段から上げられない場合は、2階の窓やバルコニーから搬入できるかを確認します。
方法は、作業員による吊り上げ、専用リフト、電動はしご、クレーン車などがあり、住宅条件と業者の設備で変わります。
「2階搬入解決隊」のような専門サービス名で探す人もいますが、業者名だけで決めず、作業方法と補償条件を比較してください。
窓側で確認する条件
- サッシを開けた有効幅と高さ
- 窓の前に作業できる床面があるか
- バルコニー手すりを越えられるか
- 道路や敷地へ作業車を置けるか
- 電線、屋根、庇、隣家が干渉しないか
窓の外に十分な空間があっても、室内側の冷蔵庫置場まで曲がれなければ搬入は完了しません。
窓から入れた後の通路、キッチン入口、床の耐荷重や養生範囲も見てもらいます。
見積もりで確認する内容
特殊搬入の費用は、作業方法、人数、階数、道路条件、窓の位置、サッシ脱着、養生範囲で変わります。
一律の相場だけで判断せず、基本作業、追加人員、車両、出張、サッシや手すりの脱着、再訪問が見積もりに含まれるか確認してください。
作業中に冷蔵庫や建物を傷つけた場合の補償、悪天候で延期した場合の扱い、搬入不可だった場合の料金も契約前に聞きます。
通常搬入が難しいと分かったら、2階搬入解決隊などの特殊搬入サービスを比較し、対応地域、作業方法、補償条件、搬入できなかった場合の扱いを確認してください。
冷蔵庫が入らない時の対処
入らないと分かった時点が購入前か購入後かで、優先する行動は変わります。
どちらの場合も、現場で無理に押し込まず、販売店と搬入業者へ連絡してください。
購入前なら機種を見直す
購入前なら、幅だけを小さくするのではなく、奥行きと高さを含めて機種を見直します。
容量を少し下げる、薄型へ替える、扉の開き方を変える、搬入経路の違う販売店へ相談する方法があります。
どうしても欲しい機種があるなら、先に特殊搬入の見積もりを取り、冷蔵庫代と搬入費を合わせた総額で比較してください。
特殊搬入費が大きくなる場合は、奥行きや高さを抑えた機種へ変更した方が総額を下げられることもあります。現在の候補と、搬入しやすい薄型モデルを同じ条件で見比べてください。
購入後なら規約を確認する
購入後に搬入不可となったら、返品、交換、再配送、持ち戻り費用の条件を確認します。
注文時に搬入経路の確認を求められていた場合や、開封済みの場合は、希望どおりに返品できないこともあります。
別業者へ特殊搬入だけを依頼できる場合もありますが、販売店の配送担当以外が扱うと保証や責任範囲が分かれることがあります。
誰が冷蔵庫を保管し、再配送し、設置後の初期不良へ対応するのかまで確認してください。
購入後に搬入不可となったら、先に販売店の指示を確認し、別業者へ依頼する前に保証と責任範囲を整理してください。
販売店から別業者への依頼が認められた場合は、冷蔵庫の型番と搬入経路の写真を用意し、特殊搬入サービスの対応方法と補償範囲を比較します。
将来も2階中心で暮らし続けるか迷うなら、冷蔵庫だけでなく日常の上下移動も判断材料になるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
よくある質問
2階リビングと幅60cmの冷蔵庫で迷いやすい点へ簡潔に答えます。
- 幅60cmの冷蔵庫は幅65cmの通路を通りますか?
- 通れるとは判断できません。冷蔵庫を持つ手や養生の余裕がなく、曲がり角では奥行きも影響します。販売店や搬入業者の下見を依頼してください。
- 冷蔵庫は横にして階段を上げられますか?
- 機種や運搬方法によって故障につながる可能性があるため、施主判断で横積みにしないでください。取扱説明書と搬入業者の指示に従います。
- クレーン搬入なら必ず入りますか?
- 必ずではありません。窓の有効開口、道路や敷地の作業スペース、電線や屋根、室内側の通路を確認し、現地調査で可否を決めます。
- 新築時に最低限決めておくことは何ですか?
- 手すり設置後の階段有効幅、踊り場と天井の寸法、窓搬入の代替ルート、冷蔵庫置場の放熱余白と扉の開閉を確認してください。
まとめ:幅60cmでも下見を先にする
2階リビングへ幅60cmの冷蔵庫を入れられるかは、幅だけでは判断できません。
本体の奥行きと高さ、階段の有効幅、踊り場の回転余地、天井や梁、2階入口まで確認します。
- 候補機種の最大外形寸法と重量を確認する
- 玄関から設置場所までの最狭部を測る
- 階段は幅だけでなく踊り場と天井も見る
- 販売店や搬入業者の下見後に購入を確定する
- 難しい場合は薄型機種と窓搬入を比較する
幅60cmは選択肢を絞る条件にはなりますが、安全に搬入できる保証ではありません。
購入前に実寸と写真をそろえ、専門業者の判断を入れてから決めれば、当日の持ち戻りや追加費用を避けやすくなります。
まずは、候補機種の寸法図と自宅の階段写真を並べるところから始めてください。
搬入経路を測り終えたら、幅60cmの候補を2〜3台に絞り、奥行き、重量、容量、扉の開き方を比較します。価格だけで決めず、配送設置条件まで確認できる商品ページを選んでください。

