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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。
注文住宅の打ち合わせで窓枠の色を決めるとき、白ならすっきりするのか、黒の方がおしゃれなのか、床や外壁に合わせるべきなのか、迷うことがあります。
窓は外からだけでなく、室内で過ごしている間も目に入ります。
外観に合う色でも、室内側では壁や床から浮いて見えることがあるため、家全体を一度に決めようとすると判断しづらいですよね。
窓枠の色で後悔を減らすには、室内側と屋外側を分け、床・建具・外壁と並べて比べることです。
さらに、サッシ本体と窓額縁が別の部材であることを確かめ、同じ照明条件で色見本を見比べてから、実際に使う部屋や外壁の光でも確認したいです。
わが家でも窓の色は時間をかけて決めました。
ここでは、白・黒・木目・ステン系の考え方と、仕様を決める前に確かめたいことを、私の経験も交えて整理します。
- 窓枠の内側と外側では合わせる相手が違う
- 室内は床・建具・巾木、外側は外壁との対比で考える
- サッシと窓額縁、窓台、付属部品を混同しない
- 色見本は条件をそろえ、最後に実際の光でも確かめる
窓枠の色で後悔しない内観・外観の選び方

窓枠の色に一律の正解はありませんが、室内と屋外の見え方を別々に考えると候補を絞りやすくなります。
室内側では床や建具、壁とのつながりが気になり、屋外側では外壁と窓の輪郭がどう見えるかが中心です。
色だけで判断せず、どの部材を何色にするのかを整理してから、好きな組み合わせを探していきます。
- サッシの内観色:室内から見える窓のフレーム
- サッシの外観色:外から見える窓のフレーム
- 窓額縁・窓台:窓の周囲や下端に施工する内装部材
- 付属部品:シャッター、格子、ハンドルなど
窓枠と窓サッシ・額縁の色を分けて考える

「窓枠」と呼んでいる部分が、窓サッシなのか、室内の窓額縁なのかを最初に確認します。
サッシはガラスを支える枠や開閉する部分を含む窓の部材で、内観色は室内から見える仕上げ、外観色は外側から見える仕上げです。
一方、窓額縁は窓と室内の壁との境目を仕上げる部材で、窓台は窓の下側に設ける水平な部分を指します。
商品や納まりによっては額縁の形や有無も異なります。
例えばYKK APの「APW 330」は、外観色と内観色を組み合わせて選べる商品ですが、選べない組み合わせや窓種もあります。
同社の案内でも窓額縁の色は別途選択とされています(出典:YKK AP『APW 330 カラーバリエーション』)。
LIXILの「TW」にも外観色と内観色の設定があり、木目柄を含めて選べます。
ただし、実際の選択肢は住宅会社が採用する商品と窓種で確認してください(出典:LIXIL『高性能窓 TW カラーラインアップ』)。
YKK APはAPW 330について、着色されない一部の部位にホワイト色が見える場合があるとも案内しています。
黒い内観色を選んだときも、開いた状態で見える部分まで黒一色とは限りません。
「サッシは白で、窓台だけ床と同系色」のような組み合わせもあり得るので、打ち合わせでは色名だけでなく部材名も書き分けると伝わりやすいです。
窓枠の内側は床・建具・巾木と合わせる

室内側の色は、窓だけを見ず、床・室内ドアなどの建具・巾木を並べて選ぶと、部屋に入ったときの違和感を減らしやすくなります。
巾木は壁と床の境目に付ける細い部材です。
面積は小さくても、窓額縁と同じように部屋の線として見えるため、色の組み合わせを考える材料になります。
例えば室内ドアは明るい木目で、床は少し濃い木目という部屋なら、窓額縁をどちらへ寄せるかによって縦と横の線のつながりが変わります。
ドアの色だけを基準にするより、床まで含めて見た方が選びやすいです。
床に合わせるか壁になじませるかで、窓の印象は変わります。
必ず全部を同色にする必要はなく、どの部材を目立たせたいかを先に決める方法もあります。
窓の内観色が白なら壁となじむか確かめる
白い窓枠は、白系の壁紙と組み合わせると窓まわりの境界が目立ちにくく、軽い印象になりやすいです。
ただし、壁紙の白とサッシの白は、同じ白という名前でも明るさや黄みが異なることがあります。
昼間には近く見えても、電球色の照明下では違って見える場合もあるため、現物を隣に置きたいです。
さらに、窓台や額縁を木目にする場合、白いサッシとの境目が一本の線として残ります。
白を選んだから必ず目立たなくなるわけではありません。
黒・木目の窓枠は床との明暗差を比べる

黒い内観色は窓を額縁のように強調でき、白い壁との対比がはっきり出ます。
すっきりした室内を目指す場合でも、窓の数が多いと黒い線が増える点は確認したいです。
木目色を選ぶなら、床とまったく同じ色名であるかより、赤み・黄み・明るさが近いかを見ます。
床は広い面、窓枠は細い線なので、離れて見ると印象が変わるためです。
また、窓枠だけでなく巾木や室内ドアが濃い色なら、全体が重たく感じないかも確認します。
巾木を床に合わせるか、壁になじませるかで迷っている場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
窓枠の外側は外壁との明暗差を比べる

屋外側の窓サッシは、外壁と同系色にしてなじませるか、異なる色で輪郭を見せるかを決めると考えやすいです。
同じ黒でも白い外壁では窓の形がはっきり見えますが、暗い外壁なら目立ち方が変わります。
窓の位置や大きさによっても外観の印象は異なるため、壁材の小さな見本だけで決めない方がよいと思います。
特に大きな引き違い窓では、枠の縦横の線に加え、シャッターボックスなども視界に入ります。
外壁の目地や玄関まわりとのバランスも含めて、建物の正面だけでなく横側の立面図でも見ておきたいです。
白・ステン系は外壁になじむかを優先する
ただ、真っ白な外壁に少し色味のあるステン系を合わせれば、完全に同じ色にはなりません。
壁の素材感や目地との関係で、窓の周囲にどの程度線が見えるか確かめたいところです。
反対に濃い外壁に明るい枠を選ぶと、窓が強く目立つ場合もあります。
なじませたいのか、あえて見せたいのかを基準にしてください。
黒・ブラウン系は窓の輪郭を確認する

黒やブラウン系の外観色は、窓の形をはっきり見せたい外観で候補になります。
窓が複数ある壁面では、それぞれの位置や幅が目に入りやすくなるため、立面図や外観イメージで全体を見るのがよいです。
ブラウンやブロンズ系の色はメーカーや商品によって呼び方が異なり、同じ名前でも色味が一致するとは限りません。
屋根・玄関ドア・雨どいなども含め、色が増えすぎていないかを見ておきます。
引き違い窓そのものの見た目や外観との合わせ方も確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
窓枠の色で失敗しやすい見落とし
窓枠の色で違和感が生まれやすいのは、色名だけで決めたとき、サッシ以外の部材を見落としたとき、小さな見本だけを見て決めたときです。
例えば、窓サッシの内観色は床に合っていても、窓台だけ別の濃さだと、思っていたより窓の周りが目立つ場合があります。
黒いサッシも、実際に窓が並んだ外観では、カタログの一窓だけの写真より線が多く見えるかもしれません。
| 見落とす部分 | 起きやすい見え方 | 比べる相手 |
|---|---|---|
| 白の色味 | 壁と黄みが違う | 壁紙の実物 |
| 木目の濃さ | 床から浮いて見える | 床・建具 |
| 黒い枠の面積 | 窓の線が強く見える | 立面図・窓全体 |
| 窓額縁と窓台 | 枠だけ色が違う | 部材ごとの見本 |
白い壁と白い枠を合わせたいなら色味の違いを、黒い枠をアクセントにしたいなら窓が並ぶ面積を、というように気になる部分は組み合わせで変わります。
この表は色ごとの良し悪しではなく、確認する対象を整理したものです。
また、同じ色でも大きな掃き出し窓と小さな高窓では見える枠の量が違います。
一つの窓がきれいに見えても、家中の窓に採用したときの印象まで確かめたいです。
同じ色名でもサッシと額縁が別素材なら質感がそろうとは限らないため、色を統一したいときは実物見本を並べて確認します。
まだ住宅会社を比較中なら、SUUMO注文住宅で施工例のある会社やカタログを探し、家全体のデザインを見比べる方法もあります。
資料請求後は住宅会社から連絡が入る場合もあるため、請求先は比較できる範囲で選んでください。
わが家の窓枠は内側を床に外側を外壁に合わせた

わが家では、室内側の窓枠を床の色となじませることを意識し、屋外側にはYKK APの「プラチナステン」を選びました。
2020年の家づくりで採用した窓はYKK APの「APW 330」です。
窓を選ぶ際にはショールームへ行き、実物のサッシや色の印象を確認しました。
その後、住宅会社との打ち合わせでも床材との組み合わせを見ながら決めています。

ショールームで見た色と床を合わせて考えられたのは、カタログだけで決めずによかったと感じる部分です。
窓枠だけが室内で浮いて見えないようにしたかったからです。
完成後は、室内側の枠と床に統一感があり、外側のプラチナステンもわが家の外壁となじんでいると感じています。
ただし、プラチナステンならどんな外壁にも必ず合うという意味ではありません。
私の家で気に入っている組み合わせも、あなたの家の外壁色や窓の大きさでは見え方が変わります。
私なら色だけを先に決めず、床材と外壁材の候補を横に置き、実物で見たときの相性を優先します。
窓枠の色で後悔を避ける色見本と決め方

色の候補が出そろったら、カタログの好みだけで確定せず、内観と外観を別々の条件で比較します。
見本の大きさ、光の種類、窓の数が違うと、同じ色でも印象が変わるからです。
ここからは、住宅会社との打ち合わせで使える確認方法と、発注前に残しておきたい項目を整理します。
窓枠の色選びは室内と外観の候補を先に絞る
室内側は「壁になじませたいのか、床や建具につなげたいのか」を決め、屋外側は「外壁となじませたいのか、窓を際立たせたいのか」を決めます。
候補が多すぎると比較しづらいので、まずは内観色と外観色をそれぞれ2色程度に絞り、並べて違いを見る方法があります。
例えば、明るい床と白い壁なら、内側は白と淡い木目を比べる。
外壁が淡い色なら、外側は白とステン系を比べる。
こうすれば何を変えて試したかが分かります。
住宅会社の標準仕様で選べる色が限られる場合もあるため、最初にメーカー・シリーズ・窓種を確認してください。
色の候補と一緒に住宅会社も比較しているなら、SUUMO注文住宅で気になる会社のカタログを取り寄せて、施工例や家づくりの特徴を見比べる方法があります。
カタログは窓枠の実物色見本ではないため、正式な色や選択可能な仕様は各住宅会社へ確認してください。
施工例から好みを整理
色による追加費用や選択できない組み合わせがあれば、候補へ残すかどうかも変わります。
窓枠の色見本は同じ光の下で並べて比べる

色見本は、まず比較したいものを同じ場所、同じ照明条件に並べて確認します。
内観色なら床材・建具・壁紙・窓額縁を一緒に、外観色なら外壁材とサッシのサンプルを一緒に見るのが基本です。
その際、色名ではなく、実際の明るさ、黄みや赤み、表面のつやに注目します。
できれば候補の位置を左右入れ替え、近くからだけでなく少し離れても見比べてください。
色を決める確認の流れ
サッシの内観色と外観色を別々に用意する
床材・壁紙・外壁材など、比較する実物見本を並べる
自然光と室内照明で色の見え方を確認する
外壁との組み合わせを見直し、採用色を記録する
最初から別々の場所で見本を見てしまうと、光の違いと色の違いが混ざります。
条件をそろえて比較したあと、実際の設置場所に近い光でも再確認する順番が分かりやすいです。
窓本体の色見本が小さい場合は、枠の断面や角を含む展示品も見ると、正面からは分かりにくいレールや部品の色を確認できます。
小さな見本しかない場合は、完成イメージの写真や外観パースも併用します。
ただし、画面の色を現物と同じだと決めつけないことがポイントです。
白・黒のどちらも、最初に光をそろえて比較し、そのあと実際の室内照明や屋外光で見直すと、色差と照明差を分けて確認できます。
窓枠の色シミュレーションだけで決めない
シミュレーションは、家全体で色の組み合わせを見るのに役立ちますが、実際の製品の色や質感を完全に再現するものではありません。
窓枠の色を比べるなら、まず使うメーカーの現行商品ページとカラーバリエーションを確認してください。
LIXILには窓のカラー&テクスチャーサンプルを確認できるページもあります(出典:LIXIL『カラー&テクスチャーサンプル』)。
LIXILの内観シミュレーションには床と室内建具の組み合わせを試すものもありますが、それが窓サッシの色まで自由に変更できる仕組みとは限りません。
YKK APやLIXILというメーカー名だけで検索せず、採用予定の商品シリーズに対応した色見本や施工例を使う方が確実です。
外観パースでは、窓の輪郭が濃すぎないか、白い枠が浮いていないか、複数の窓の色がそろっているかを見ます。
最後の判断は、可能な範囲で現物を確認して行いたいです。
白や黒の窓枠は汚れの目立ち方も見る
窓枠の色は完成直後の見た目だけでなく、日常のほこりや雨だれが付いたときの見え方も想像して選びたいです。
白系は黒っぽい汚れが目に入りやすい一方、濃色は明るい砂ぼこり、花粉、水滴の跡などとの対比が強くなる場合があります。
ただし、どちらが必ず汚れやすい、手入れが大変ということではありません。
付着する汚れは立地、窓の向き、雨の当たり方、表面仕上げによって変わります。
樹脂サッシの黄ばみや表面の変化が気になる場合も、色名だけで耐久性を判断せず、採用する製品の材質・お手入れ方法を確認する方がよいです。
樹脂サッシの黄ばみや枠の太さといった、色以外の比較まで確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
窓台・シャッター・格子の色も一緒に確認する

窓枠の色が決まっても、窓台、室内の額縁、シャッター、面格子、カーテンレールは別の色になっている可能性があります。
特に掃き出し窓のシャッターは、閉じたときに大きな面積を占めるため、サッシが外壁となじんでいても印象が変わります。
ボックスやガイドレールの色まで確認してください。
室内では窓台と額縁の色だけでなく、カーテンレールやカーテンの位置も見ます。
カーテンを閉めている時間が長い窓なら、枠のほとんどが隠れることもあります。
面格子や網戸のフレーム、ハンドルの色は、サッシ本体と異なる設定の場合があります。
すべて同色にできると考えず、仕様表で一つずつ確かめると見落としを減らせます。
窓枠の色を最終決定する前に確認したい5項目
家の中ですべて同じ色を使うつもりでも、浴室や防火窓などで窓種が変わると、同じ色が設定されていないことがあります。
部屋ごとに窓の型番を確認しておくと、現場で思いがけず色が違うことを防ぎやすくなります。
最後は好みの色を口頭で伝えるだけでなく、住宅会社に部材名と正式な色名を記録してもらいます。
室内側と外側を別の色にできても、選んだ窓種でその組み合わせが使えるかどうかは別の確認です。
最終確認する5項目
- 採用するメーカー・窓シリーズ・窓種
- サッシの内観色と外観色の正式名称
- 窓額縁・窓台・巾木・建具との組み合わせ
- シャッター・格子・金具・カーテンレールの色
- 標準仕様との差額、発注日、変更できる期限
例えば一部の窓だけ違う色にしたいときは、その窓の位置と色の違いを図面に書き込みます。
打ち合わせ用のメモだけでなく、更新後の建具表や仕様書に反映されているかも見てください。
まだ窓の位置や大きさそのものを決めきれていない場合は、色の決定と分けて確認した方が整理しやすいです。
新築の窓全体について位置・大きさ・断熱・費用も見直したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:窓枠の色で後悔しない選び方
窓枠の色で後悔を減らすには、白・黒などの人気だけで決めず、室内側と屋外側を分けて組み合わせを比べることです。
私の家では内側を床になじませ、外側はプラチナステンを選びましたが、同じ色があなたの家にも合うとは限りません。
色が浮いて見えるかどうかは、周囲の床・建具・外壁に加え、窓の大きさや光の条件でも変わります。
重要ポイント
- 内観色は床・壁・建具・巾木と並べて決める
- 外観色は外壁と窓の輪郭の見え方で決める
- サッシと額縁・窓台・付属部品を分けて確認する
- 色見本を同じ光で比べ、実際の光でも確かめる
まずはあなたの家で候補になっている床材と外壁材を用意して、サッシの内観・外観それぞれ2色ほどを並べてみてください。
比べた結果を正式な色名と部材名で残しておけば、住宅会社との確認も進めやすくなります。
窓枠の色を床や建具と合わせたら、足元の巾木も一緒に考えると、室内の色のつながりを確認できます。
巾木を床・壁のどちらへ合わせるか迷っている場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

