吹き抜けをやめてよかった理由。経験者の本音

吹き抜けをやめてよかった理由。経験者の本音

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「吹き抜けって、やっぱり憧れるよね。」
高い天井、たっぷり差し込む光、おしゃれなモデルハウスで一目惚れ。そんな気持ちから吹き抜けを検討する人は多いはずです。でも、実際に暮らしてみた人たちの声を聞いてみると、「やめてよかった」と語る理由が思いのほか多いことに気づきます。

なぜでしょうか?
それは、「見た目の理想」と「暮らしの現実」が、必ずしも一致しないからです。

吹き抜けをやめた家庭では、冷暖房効率の悪さや掃除のしづらさ、音の抜けすぎやプライバシーの確保の難しさ、さらには将来のリフォーム性や中古市場での売却リスクなど、さまざまな「盲点」に気づき、それを回避する決断をしています。

ここでは、「吹き抜けをやめてよかった」と語る実際の体験談をもとに、設計段階で見落としがちなリスクを徹底的に解説。家づくり初心者の方でもわかりやすく、暮らしに直結するポイントを紹介しています。

読み終えたときには、吹き抜けのメリット・デメリットを冷静に判断できるようになっているはず。そしてきっと、今までの「かっこよさ重視」の目線が「暮らしやすさ重視」に変わっているかもしれません。

あなたの家づくりを、後悔のない一歩へ導くきっかけになれば嬉しいです。

記事のポイント
  • 吹き抜けは非現実的だった!理想より「住みやすさ」が優先
  • 電気代が違う!冷暖房効率がやめた決め手に
  • 高所メンテナンス地獄…脚立で済む幸せを痛感
  • 子育て世帯には危険がいっぱい!安全性の壁

吹き抜けをやめてよかった理由をリアルな声から紹介

吹き抜けをやめてよかった理由をリアルな声から紹介
  • なぜ我が家は吹き抜けをやめたのか?設計時のリアルな葛藤とは
  • 「冷暖房効率が悪くなる」って本当?実際の電気代を比較してみた
  • 吹き抜けを避けて正解?点検・修理の安全性が格段にアップした話
  • 小さな子どもがいる家庭には不向き?安全性から見る課題
  • 収納力が段違い!吹き抜けをなくして得た壁面活用の可能
  • ディスプレイも自在!吹き抜けなしで「見せる」インテリア術
  • 吹き抜けのない家でも光は入る?採光を確保する設計の工夫とは
  • 将来リフォームしやすいのはどっち?吹き抜けを避けた構造の柔軟性
  • 一条工務店の吹き抜けに後悔…ハイドロテクトタイルとの相性は微妙?

モデルハウスで見た開放感とおしゃれな空間。確かに吹き抜けには心惹かれる魅力があります。でも、実際に暮らす家は「見た目」よりも「快適さ」や「メンテナンス性」が何倍も大事。

設計段階で思い切って吹き抜けをやめた人たちのリアルな声には、「暮らしに根ざした納得の理由」が詰まっていました。この記事では、実際の体験談から見えてきた「やめて正解だった」ポイントを深掘りして紹介します。

なぜ我が家は吹き抜けをやめたのか?設計時のリアルな葛藤とは

初期の間取り検討段階では、「吹き抜けは絶対に取り入れたい!」と考える人も少なくありません。高い天井による高級感、明るく開放的な雰囲気、モデルハウスのようなおしゃれさに惹かれるのは自然なことです。

しかし、具体的なプランを詰めていく中で、多くの家庭が現実的な問題に直面します。

  • 冬場の暖房効率が落ちるのでは?
  • 高所の掃除やメンテナンスはどうするのか?脚立や業者が必要?
  • 音が筒抜けになり、静かな空間が確保しづらいのでは?
  • そして何より、2階の床面積が減り、将来的に部屋数が足りなくなるかもしれない

たとえば、子ども部屋やリモートワークスペースを必要とする家庭では、「吹き抜けを優先するより、将来必要になる空間を確保したい」と判断するケースもあります。

こうした背景から、「実用性」と「将来のライフスタイルの変化への対応力」を重視して、最終的に吹き抜けをやめる選択をする家庭も増えています。デザイン性よりも、長く快適に暮らせるかどうかが、後悔しない家づくりのカギとなります。

とはいえ、間取りに正解はなく、家族ごとの優先順位で大きく変わります。後悔しないためには、複数の住宅会社からアイデアを集めて比較することがポイントです。
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「冷暖房効率が悪くなる」って本当?実際の電気代を比較してみた

「吹き抜け=寒い・暑い」は本当なのか?

ある40坪の吹き抜けあり住宅での冬の電気代が約17,000円、夏で10,000円。対して吹き抜けなしの同規模住宅では、冬が15,000円、夏が12,000円。条件により多少上下しますが、傾向は明らかです。

しかも、吹き抜けありの場合は、シーリングファンや薪ストーブ、断熱強化など設備投資が必須。つまり「理想を叶えるためのコスト」がかなりかかるのです。

吹き抜けをやめた結果、

  • エアコン1台で部屋全体が快適
  • 暖房の立ち上がりが早く、冷暖房効率が抜群
  • 電気代が安定して抑えられる

日々の光熱費が節約できることは、家計にとって確かな安心感です。

吹き抜けを避けて正解?点検・修理の安全性が格段にアップした話

「住んでみてわかる大変さ」が、実はこのメンテナンス性。

吹き抜けがあると、

  • 照明の交換に足場が必要(費用は最低8,000円〜)
  • 天井の点検や掃除は、プロの手配が前提
  • 高所作業の安全リスクが常に伴う

それに比べ、吹き抜けをやめた我が家では、

  • 照明交換も掃除も脚立1本で完了
  • 自分たちで手入れできるから気づいたときに即対応
  • メンテナンスコストが大幅に削減

点検しやすさ=住まいの寿命にも直結します。

特に子育て中の家庭や高齢になってからの暮らしを想定すると、「吹き抜けのない普通の天井」がどれだけありがたいか、住んでみて身に沁みます。

とはいえ、すべての吹き抜けが「NG」というわけではありません。
デザイン性と快適性のバランスは、家庭ごとに異なります。だからこそ、自分たちの暮らし方に合わせて今の家を見直すことが、後悔しない住まいの第一歩です。

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小さな子どもがいる家庭には不向き?安全性から見る課題

開放感あふれる吹き抜けリビング。憧れはあるけれど、子育て中の家庭にとっては、その「美しさ」が思わぬリスクになることも。

とくに多く寄せられているのが、2階の手すりからの転落リスクです。子どもは一瞬で家具をよじ登り、柵の隙間に体をねじ込んでしまうことも。実際に転落事故が起きた事例もあることから、見た目だけでは済まされない深刻な問題です。

さらに、

  • 手すり近くに家具を置けない=インテリアの自由が効かない
  • ネットや柵でガードすると「後付け感」がすごい
  • 吹き抜け部分にある窓や照明は掃除が難しく、ホコリが落ちて衛生面でも不安

こうした理由から、「安心して子どもを遊ばせたい」という家庭ほど、設計段階で吹き抜けをやめる決断をしています。これは“やめたからこそ得られた安全性”であり、親としての現実的な選択ともいえるでしょう。

収納力が段違い!吹き抜けをなくして得た壁面活用の可能

実際に吹き抜けをやめて感じるのが「とにかく収納が増えた!」という実感。天井が低くなった分、壁面も床面積もすべて「活用できる空間」に変わるからです。

たとえば、

  • リビングに一面の造作本棚をつけられた
  • 壁に備え付けのクローゼットを設けて、収納家具が不要に
  • 階段下スペースにパントリーを作って家事効率が向上

といった具合に、家中の「もったいなかった場所」が全部収納になるような感覚。

特に子育て世帯では、おもちゃ・衣類・季節家電など、収納の必要量が想像以上。だからこそ、無駄なく使える壁があるって本当に大きいのです。

ディスプレイも自在!吹き抜けなしで「見せる」インテリア術

「壁が多い」と聞くと、閉塞感をイメージしてしまうかもしれません。でも実際はその逆。壁があることで、インテリアの自由度が一気に跳ね上がるのです。

  • 大判のアートやファブリックパネルが映える
  • 壁掛けテレビや飾り棚で“魅せるリビング”が完成
  • 間接照明やスポットライトの設置も自在に

また、天井が一定になることで照明計画が立てやすくなり、部屋全体に統一感のあるコーディネートをしやすくなります。

「モデルルームみたいな空間にしたい」。そんな夢をかなえるには、実は吹き抜けより“壁”の存在が味方になるんです。

吹き抜けのない家でも光は入る?採光を確保する設計の工夫とは

「吹き抜けがなきゃ暗くなる」というのは、もう昔の話。今の家づくりでは、吹き抜けを使わずとも、明るさと開放感を兼ね備えた設計が可能です。

たとえば、実際に採用されている工夫は以下のとおり

  • ハイサイドライト(高窓)
    壁の高い位置に設置することで、プライバシーを確保しつつ、光はたっぷり入る。周囲が建物に囲まれていても有効。
  • トップライト(天窓)
    真上から自然光が降り注ぐ。窓の3倍もの採光効果があるとされ、日中は照明いらずになるほど。
  • 窓の配置と方角の工夫
    南向きの大窓、東向きの朝日窓、北側には控えめな窓を。これで一日中バランスよく光が回ります。
  • 室内の色・素材の工夫
    白やベージュなどの明るい壁、反射率の高いフローリング材を使うだけで、光の拡散力は段違いに。

「吹き抜け=光の取り入れ口」というイメージに縛られなくても、光は、設計と工夫でコントロールできる時代です。むしろ、窓を分散させたほうが、均一で柔らかな明るさが得られます。

将来リフォームしやすいのはどっち?吹き抜けを避けた構造の柔軟性

子どもが独立した、親と同居する、在宅ワーク用の部屋が必要になった…家族のかたちはどんどん変わります。そんなときに差が出るのが、「構造の柔軟性」。

実は、吹き抜けはリフォームの足かせになることが多いのです。

  • 床面積の追加=法的に“増築”扱いに
    確認申請や建ぺい率の壁にぶつかることも。
  • 梁や柱の構造補強が必須
    後から部屋を増やすには、安全性の観点から骨組みの強化が必要になるケースが大半。
  • 照明・配管・断熱材の再設計
    吹き抜けの空間を埋めることで、設備の移設もセットで発生します。

一方、最初から吹き抜けを避けた家は、

  • 間仕切りや収納の増設がしやすい
  • リフォーム費用が抑えられる
  • 設計変更時も構造的なストレスが少ない

つまり、将来の自由度を奪うのは「今の憧れ」かもしれないということ。変化に対応できる家こそが、長く心地よく暮らせる家です。

一条工務店の吹き抜けに後悔…ハイドロテクトタイルとの相性は微妙?

高気密・高断熱で人気の一条工務店。なかでも、吹き抜け×ハイドロテクトタイルの組み合わせは「見た目も機能も最強」と評されることが多い一方で、「想定外の後悔ポイント」もちらほら聞こえてきます。

具体的には

  • 外観のバランスが悪い
    吹き抜けによって縦に長くなった外観に、重厚なタイルが加わることで、圧迫感・違和感が生じるケースがある。
  • コストの膨張
    ハイドロテクトタイルは高性能なぶん高価。外壁面積が増えることで、予算オーバーに直結。「ほかの希望を諦めた」という声も。
  • カラーバリエーションの乏しさ
    限られた色数しか選べず、デザインに柔軟性がないのが不満につながるケースも。

このように、「良いもの同士の組み合わせ」が、相性次第で満足度を下げてしまう落とし穴になるのです。

後悔しないための対策としては、

  • 吹き抜けの大きさや配置を見直し、バランスのとれた立面構成にする
  • ハーフ吹き抜けなどで外壁面積を最小限に抑える
  • 色の組み合わせをシミュレーションでしっかり確認

性能と美観のバランスを冷静に見極めて、自分たちのライフスタイルに合った選択をすることが、一番の「後悔防止策」です。

吹き抜けはやめてよかった?後悔につながる落とし穴とは

吹き抜けはやめてよかった?後悔につながる落とし穴とは
  • 「かっこよさ」より「住み心地」!惑わされない選択とは?
  • 音が響くだけじゃない!吹き抜けが生む「家族間の距離感」
  • 家族が近すぎる?吹き抜けがもたらす意外な弊害
  • 吹き抜けリビングで後悔?舞う花粉とホコリ
  • 吹き抜けは最悪!と思った瞬間は防犯上の不安だった
  • 吹き抜けのある家を手放した理由。中古市場で避けられる?
  • まとめ:吹き抜けをやめてよかった理由。経験者の本音

吹き抜けに惹かれた。それは、まるで映画のワンシーンのような、非日常的な開放感に心を奪われたから。しかし、実際の暮らしは「現実」の連続です。家は、実際に暮らしてみてこそ、その本質が見えてくるもの。デザイン性に惚れ込んで採用したものの、「こんなはずじゃなかった……」と後悔する声は決して少なくありません。

ここでは、吹き抜けを取り入れたことで見えてきた「思わぬ落とし穴」を、実際の体験談をもとに徹底的に掘り下げます。設計段階では気づきにくいリスクや、日常生活の中で感じる不便を整理し、後悔のない家づくりにつなげるヒントをお届けします。

「かっこよさ」より「住み心地」!惑わされない選択とは?

モデルハウスの吹き抜け空間。確かに美しい。高い天井に降り注ぐ自然光、開放感あふれるリビング。「こんな家に住めたら素敵だな」と思うのも当然です。

でも、その「かっこよさ」が暮らしの快適さを損なってしまうこともあるのです。実際に吹き抜けを採用した人たちの後悔の声には、以下のようなリアルな苦悩が並びます。

  • 夏は冷房が効きにくく、冬は暖気がすぐ上に逃げてしまう。結果、電気代がかさむ
  • 吹き抜けの分、2階の間取りが削られて必要な部屋数が確保できなくなった
  • 小さな子どもがいると、2階からの転落が怖くてリビングでさえ安心できない
  • 高い天井の掃除や電球交換が手間。結果的に手をつけず、放置することも

「おしゃれな空間に住んでいる」という満足感は確かにあります。しかし、日々の生活の中で感じる小さな不便の積み重ねが、「選ばなければよかった」という後悔に変わってしまうのです。

吹き抜けがもたらす「空間の演出効果」は一瞬で心をつかみます。でも、家は何年、何十年と過ごしていく場所。美しさよりも、暮らしのしやすさを基準に選ぶことが、長い目で見た満足につながります。

音が響くだけじゃない!吹き抜けが生む「家族間の距離感」

「家族の気配が感じられて安心」。吹き抜けのメリットとしてよく語られます。たしかに、別の階にいる家族と声をかけ合える、つながっている感覚が得られるという点では魅力的です。

しかし、住んでみると、それは「気配がありすぎる」空間になることも。上下階の間に壁や天井がないため、音がそのまま伝わってしまいます。

  • 1階のテレビ音が2階の寝室に響いて眠れない
  • リモートワーク中、家族の話し声や生活音が気になって集中できない
  • 深夜の足音やちょっとした会話で、家族を起こしてしまうことも

つまり、音が響くだけではなく、生活音が筒抜けになる空間だということ。特に思春期の子どもや、仕事で集中したい大人にとっては、これが大きなストレスになります。

設計段階ではなかなか想像しづらい「音の通り道」。しかし、暮らし始めると毎日のように直面する現実です。吸音材や間取りの工夫で対策することも可能ですが、根本的に吹き抜けを設けない選択の方が、ストレスフリーな暮らしにつながるという声が多数あります。

家族が近すぎる?吹き抜けがもたらす意外な弊害

吹き抜けによって「家族の気配が感じられる家にしたい」というのは理想的です。しかし、つながりすぎる空間は、逆に「息苦しさ」を生むこともあるのです。

  • 一人で過ごしたいときも、誰かの気配や足音が常にある
  • 階上の明かりや音が気になり、リラックスできない
  • 「見られているかも」と無意識に意識してしまい、気を抜けない

このような心理的負担は、家族の関係性に微妙なズレを生じさせてしまいます。特に在宅時間が長い家庭や、それぞれの生活スタイルが異なる家庭では、適度な距離感が欠かせません。

「つながり」と「距離感」のバランスは、暮らしやすさに直結する要素。誰もがストレスなく過ごせるよう、それぞれの居場所がきちんと確保された設計が、現代の家づくりには求められています。

吹き抜けリビングで後悔?舞う花粉とホコリ

「開放感があっておしゃれ!」と評判の吹き抜けリビング。けれど、住み始めてから「掃除が大変すぎる…」「鼻がムズムズする…」と頭を抱える人が少なくないのはご存知でしょうか?その原因は、吹き抜けによる空気の循環が、花粉やホコリの拡散を加速させてしまうことにあります。

とくに、こんな家庭は要注意

  • アレルギー体質の家族がいる
  • ペットを飼っていて毛の抜けが気になる
  • 共働きで掃除の頻度が限られる

実際の住まいでは、

  • 布団を干すたびにホコリが2階から1階へ舞い降りる
  • リビングのエアコンで空気がぐるぐる回り、花粉がいつまでも滞留
  • 高所の照明や窓の掃除が困難で、放置されたホコリが上から降ってくる

といった「住んで初めて気づいた」悩みが頻出しています。

対策例
  • 吹き抜け部分にはHEPAフィルター付きの空気清浄機を上下階に設置
  • 玄関で花粉を払う習慣を家族全員で徹底
  • 床や壁は凹凸の少ないホコリの付着しにくい素材を採用
  • ブラインドやロールスクリーンに変えることで布製カーテンによるホコリ蓄積を防止

「家を建てる前に知っておけば…」という後悔が絶えないこの問題。設計段階での空気環境対策こそ、吹き抜けリビングを「後悔の種」にしないカギになります。

吹き抜けは最悪!と思った瞬間は防犯上の不安だった

誰もが憧れる、ガラス張りの大開口+吹き抜けリビング。でも、その「見せる家づくり」が、「見られる」ことへの不安に変わる瞬間があります。

実際に吹き抜けを採用した家庭からは、こんな声が。

「夜になると、通りからリビングの奥まで丸見え。カーテンを閉めたら吹き抜けの意味がない…」

「子どもの泣き声や話し声が外に漏れて、近所の目が気になる」

これらの声に共通するのは、吹き抜けが「外とつながりすぎる構造」であることへの違和感です。

防犯・プライバシー面でのリスクは主に次の3つ

  • 室内が照明で浮かび上がり、生活パターンが外部に漏れる
  • 家族の声や音が外に漏れ、防音性が著しく低下
  • 高窓や吹き抜けの窓から侵入経路ができやすい構造になる
対策例
  • 通行人の視線を避けるよう窓の配置を工夫
  • 窓にはすりガラス・遮光フィルムを導入
  • 防音性を高めるために二重窓・遮音カーテンを採用
  • 防犯カメラやセンサーライトを併設して侵入抑止

「まさか“家の開放感”が“防犯の弱点”になるとは…」そんな事態を避けるためにも、おしゃれと安全性のバランスを考えた設計が欠かせません。

吹き抜けのある家を手放した理由。中古市場で避けられる?

建てたときは満足していたのに、「売却しようとしたら、まったく売れない」。これは、吹き抜け住宅にありがちな「資産価値の落とし穴」です。

吹き抜けのある家が中古市場で敬遠される主な理由は以下のとおり

  1. 冷暖房コストがかかりそうという印象がある
  2. リフォームしにくい構造で柔軟性がない
  3. 2階の床面積が狭く、部屋数が限られる
  4. 高所メンテナンスが面倒そうという先入観

さらに、購入層の多くがファミリー層やシニア層であるため、

  • 「実用性」「維持費の安さ」「安全性」を重視
    →結果、吹き抜けは「選ばれにくい」存在に。
よくある後悔
  • 「価格を下げてもなかなか問い合わせが来ない」
  • 「吹き抜けがネックになって内見から外された」
  • 「部屋数を確保したい人から敬遠された」
対策
  • 吹き抜け部分を床で塞ぎリフォーム対応可に設計
  • 価格設定を早めに見直す
  • 将来売却の可能性を見据え、実用重視の間取りにする

資産価値を守るには、「今の満足感」だけでなく、「10年後・20年後の市場価値」を想像しておくことが重要です。

とはいえ、すぐに売るつもりがなくても、今の家がどれくらいの価値なのかを知っておくだけで、将来の判断がしやすくなります。

相場を把握してから決めても大丈夫。「今はこのまま住み続けるか」「将来動くか」の選択肢を整理できます。
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まとめ:吹き抜けをやめてよかった理由。経験者の本音

家づくりを考えるとき、「吹き抜け」に一度は憧れた方も多いはずです。たしかに開放感は魅力的。でも実際に暮らすとなると、その開放感が思わぬデメリットへと変わることもあります。

ご紹介した体験談では、さまざまな角度から「やめてよかった理由」が語られていました。具体的には、次のような視点です

  • 冷暖房効率の悪さで光熱費がかさむ
  • 高所の掃除やメンテナンスの負担が大きい
  • 子どもの転落リスクや安全性の不安
  • 音や気配が筒抜けで落ち着かない
  • 将来的なリフォーム・売却で不利になる可能性

「見た目」より「使い勝手」、「おしゃれ」より「暮らしやすさ」。そのバランスに気づいた人たちが選んだのは、あえて吹き抜けをやめるという判断。

そして実際に住んでみて、その選択が「正解だった」と確信している家庭が少なくないのです。

大切なのは、「今」の理想だけではなく、「これから」の暮らしまで見据えること。将来の自分たちが後悔しないように、今だからこそできる冷静な判断が必要です。

あなたの家づくりが、「見た目」だけに惑わされない、本当に快適な暮らしにつながる選択になりますように。

とはいえ、「吹き抜け=NG」と決めつける必要はありません。あなたの検討状況に合わせて、3つのアプローチがあります。

これから建てる方へ
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