土間収納なしで後悔する家は?物置との違いと判断基準

土間収納なしで後悔する家は?物置との違いと判断基準

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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。

土間収納を付けない間取りを見ると、玄関を広くできる一方で、ベビーカーや外遊び用品の置き場が足りず、あとから後悔しないか気になりますよね。

反対に、せっかく土間収納を作っても、通路が狭い、ほとんど使わない、物置で足りたとなれば、玄関やLDKへ面積を回したかったと感じるかもしれません。

結論からいうと、土間収納なしで後悔するかどうかは、畳数よりも「玄関近くに置きたい物の量」「使う頻度」「代わりの収納までの距離」で判断しやすいです。

わが家には約1畳のウォークスルー型シューズクロークがあり、靴だけでなく傘、園芸用品、洗車用品、外まわりの掃除用品まで置いています。

実際に使っているからこそ感じる便利さと、約60cmの通路を少し狭いと感じる場面の両方を踏まえ、土間収納を作る家と作らない家の分け方を整理します。

記事のポイント
  • 土間収納なしで後悔しやすい家の特徴
  • 土間収納を作って失敗しやすい広さと動線
  • 約1畳を使う実体験から分かった注意点
  • 土間収納と物置の使い分けと決め方

土間収納なしで後悔する家と作って後悔する家

土間収納がいらなかった理由
ここから・イメージ

土間収納は、あるだけで便利になる収納ではなく、玄関近くで受け止めたい物がある家ほど価値が出やすい空間です。

まずは「作ったのにいらなかった」と感じる理由と、「作らなかったために困る」理由を分けて見ると、自分の家に必要か整理しやすくなります。

結論は持ち物と使用頻度で決まる

土間収納が必要か迷ったら、最初に「何畳ほしいか」ではなく「玄関近くに何を置きたいか」を書き出してください。

毎日使うベビーカー、子どもの外遊び用品、雨具、スポーツ用品が多い家は、室内へ持ち込まずに置ける場所があると片付けやすくなります。

一方で、靴と傘が中心で、アウトドア用品や工具は屋外物置へ置けるなら、大きな土間収納を作らなくても足りる可能性があります。

土間収納の必要性は、収納量より「外で使う物を玄関近くへ置く理由」があるかで考えると分かりやすいです。

土間収納を作って後悔する理由

土間収納の失敗は、収納そのものより、棚を付けた後の狭さ、帰宅動線、湿気、収納物、家全体の面積配分を詰めきれなかったときに起こりやすいです。

後悔しやすい条件確認したいこと
通路が狭い棚設置後の有効幅
動線が合わない帰宅後の動き
湿気・臭い濡れ物と換気
物置化する置く物と頻度
他室が狭い面積の優先順位

棚を付けると通路が狭い

玄関ホールから見た、左側の収納と奥の土間スペース
玄関ホールから見た収納への動線

図面で1畳や2畳と書かれていても、その全部を収納や通路に使えるわけではありません。

棚の奥行き、壁の厚み、扉の開閉、柱や出入口が入ると、実際に人が立てる幅は想像より小さくなることがあります。

ベビーカーやゴルフバッグのように床へ置く物があるなら、物の寸法だけでなく、置いた状態で人が横を通れるかまで図面へ当てはめたいところです。

畳数より、棚と荷物を置いたあとに残る通路幅を見ることがポイントです。

動線が生活に合わない

玄関土間側から見た木目の引き戸と黒い玄関ドア
玄関土間側から見た木目の引き戸

土間収納があっても、帰宅後の自然な通り道から外れていると、毎回戻って片付ける手間が増えます。

たとえば、玄関からリビングへ直進できるのに、収納だけ反対側へ回り込む配置なら、バッグや上着がLDKへ持ち込まれやすくなります。

帰宅してから靴を脱ぐ、荷物を置く、上着を掛ける、手を洗うまでを図面上でたどると、収納の位置が暮らしに合うか見えやすいです。

間取り全体で生活動線を整理してから収納の位置を決めたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

濡れ物で湿気や臭いがこもる

土間収納には、雨で濡れた靴、傘、レインコート、泥が付いた外遊び用品など、水分や汚れを持ち込みやすい物が集まります。

そのため、収納量だけを増やし、濡れた物を乾かす場所や空気の流れを考えていないと、臭いや湿気が気になりやすくなります。

窓や換気設備の有無だけでなく、濡れた物をそのまましまわない運用と、掃除しやすい床や棚の配置まで一緒に考えてください。

雨具や濡れた靴を置くなら、収納量を増やす計画と、乾かして湿気を逃がす計画は分けて考える方が使いやすいです。

置く物が曖昧で物置化する

何を置くか決めずに広さだけ確保すると、「とりあえず置く場所」になり、使わない物が奥へ増えやすくなります。

土間収納へ置く物は、毎日使う物、週末に使う物、季節物のように使用頻度で分けると、必要な棚と床面積を考えやすいです。

年に数回しか使わない物まで玄関近くへ集める必要がなければ、屋外物置へ分ける方が合理的な場合もあります。

玄関やLDKの面積を削る

延床面積が同じなら、土間収納へ使う面積を増やすほど、玄関ホール、LDK、洗面、ほかの収納などへ使える面積は減ります。

毎日使わない収納を広くした結果、家族が長く過ごす場所や、朝に混みやすい玄関を狭くしてしまうなら、優先順位を入れ替えた方が合うかもしれません。

収納は多ければ安心ではなく、その面積をほかに使う案まで並べて比べることが大切です。

土間収納なしで後悔するケース

土間収納を省くこと自体が失敗ではありませんが、玄関近くに置きたい物の行き先を決めずに削ると、入居後に困りやすいです。

玄関に物があふれやすい

玄関の収納と木目の引き戸を正面から見た様子
玄関土間収納と木目引き戸の並び

靴、傘、子どもの外遊び用品、宅配物、掃除道具の定位置がないと、玄関の床や棚の上へ一時置きが増えます。

玄関収納だけで足りるかは、家族の靴の数だけでなく、長靴、傘、ヘルメット、外用バッグなども含めて確認すると現実に近づきます。

約1畳のシューズクロークで実際に何が入るか、通路幅や臭いまで詳しく見たい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

ベビーカーや外用品の置き場に困る

ベビーカーや外遊び用品は、室内へ入れるとタイヤや砂が気になり、完全な屋外へ置くと雨や出し入れの手間が気になる物です。

毎日使う時期があるなら、玄関横、屋根付きポーチ、ガレージなど、土間収納を作らない場合の置き場までセットで決めておきましょう。

子どもが成長した後は用途が変わるので、ベビーカー専用ではなく、外遊び用品や防災用品へ使い回せるかまで見ると判断しやすいです。

物置が遠いと出し入れが続かない

屋外物置に十分な容量があっても、玄関から遠く、雨の日に傘を差して取りに行く位置なら、毎日使う物の収納先としては面倒に感じる場合があります。

反対に、週末だけ使うキャンプ用品、工具、タイヤなどは、玄関内の土間収納より屋外物置の方が生活空間を圧迫しにくいです。

ここから
ここから

置けるかだけでなく、雨の日でも取りに行くかまで想像すると、物置との使い分けが見えやすいです。

わが家は約1畳を今も使っている

黒い玄関ドア横の壁柱と左右の収納スペース
玄関中央の壁柱で分かれた収納空間

わが家は2020年に約30坪の平屋を建て、玄関横に約1畳のウォークスルー型シューズクロークを設けました。

おおよその奥行きは約270cmで、棚は片側にあり、人が通れる幅は約60cmです。

わが家の条件実際の状況
広さ約1畳
通路幅約60cm
主な収納靴・傘・園芸・
洗車用品
2020年の追加費用約2万円
湿気・臭い少し臭う時期あり
カビ・結露なし

普段履く靴や季節外の靴に加え、傘、園芸用品、洗車用品、踏み台、外まわりの掃除用品をまとめられるため、玄関へ物を出したままにしにくくなりました。

床は玄関から続く土間なので、砂や土が落ちてもフローリングへ持ち込まずに掃除できるところも気に入っています。

ただ、約60cmの通路は一人で通るだけなら問題ないものの、靴を履く、荷物を置く、大きな物を棚から出す場面では余裕がありません。

梅雨や夏、雨で濡れた靴を入れたときは少し臭いを感じることがありますが、近くに24時間換気の排気口があり、収納内の窓も使いながら、現在まで棚や壁のカビ、結露、黒ずみには困っていません。

濡れた傘は外で乾かしてから入れ、靴もできるだけ水分を落として収納しているので、換気設備だけでなく使い方も影響していると思います。

2020年当時の追加費用は約2万円で、収納量と毎日の使いやすさを考えると、わが家では作ったことを後悔していません。

もう一度作るなら、土間収納そのものは残しつつ、通路幅、来客からの見え方、目隠し、専用換気扇を見直します。

ここから分かるのは、1畳なら十分ということではなく、同じ1畳でも棚の位置、通路、収納する物、換気の考え方で使いやすさが変わるということです。

図面だけでは土間収納あり・なしの面積配分を決めにくいなら、複数の住宅会社に同じ希望を伝え、玄関やLDKまで含めた提案を見比べる方法があります。

タウンライフ家づくりでは、間取りプランや資金計画、土地探しを含む家づくり計画書を無料で依頼でき、提案内容や方法は会社ごとに異なると案内されています(出典:タウンライフ家づくり『注文住宅の間取りと費用相場の一括比較サイト』

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土間収納なしで後悔しない物置との使い分け

土間収納がいらなかったと迷う人へ
ここから・イメージ

土間収納を作らないなら、収納をなくすのではなく、玄関収納、屋外物置、ファミリークローゼットへ役割を分けるのが基本です。

特に「土間収納と物置のどっちがいいか」は、容量ではなく、置く物を使う頻度と、取りに行く距離で決めると考えやすくなります。

土間収納と物置は使用頻度で分ける

毎日から週に何度も使う外用品は玄関近く、月に数回以下の大型品は屋外物置というように分けると、土間収納を必要以上に広げずに済みます。

収納場所向きやすい物注意点
土間収納ベビーカー
雨具・外遊び用品
通路・湿気
玄関収納靴・傘
小物
大型品は難しい
屋外物置工具・タイヤ
キャンプ用品
距離・雨天
室内収納上着・バッグ
防災備蓄
汚れ物と分ける

物置の容量が大きくても、毎朝使うヘルメットや子どもの外遊び用品まで外へ取りに行くなら、玄関近くへ小さな収納を残した方が続けやすいです。

逆に、キャンプ用品やタイヤのためだけに室内の土間収納を広げるなら、屋外物置へ分けてLDKや玄関へ面積を戻す案も比較したいですね。

毎日使う物だけ玄関近くに残し、使用頻度の低い大型品を物置へ分けると、収納量と居住スペースの両方を調整しやすいです。

回遊動線は収納量と引き換えになる

玄関から土間収納を通って廊下や洗面へ抜けるウォークスルー型は、帰宅動線を作りやすい反面、出入口が増える分だけ収納に使える壁が減ります。

わが家もウォークスルー型で、通り道に収納があるため片付けやすい一方、人が通る約60cmは収納には使えません。

回遊できることを優先するのか、行き止まり型にして棚を増やすのかは、家族が本当に通り抜ける回数で決めると納得しやすいです。

回遊動線を残すかやめるか迷う方は、通路面積と収納量の考え方まで比べられるので、こちらの記事を参考にしてみてください。

土間収納がいらない家の特徴

土間収納を作らない選択が合いやすいのは、外用品が少なく、玄関収納や物置へ役割を分けても毎日の手間が増えにくい家です。

ポイント
  • 靴と傘が中心で大きな外用品が少ない
  • 玄関収納で家族分を収められる
  • 屋外物置が玄関から近く使いやすい
  • 収納より玄関やLDKの広さを優先したい

靴だけを収納したいなら、壁面の大きな下駄箱や可動棚の方が、通路を作らず収納量を確保しやすい場合があります。

外用品が少なく、屋外物置も玄関から近いなら、土間収納を作らず、その分を家族が並べる玄関やLDKへ使う考え方もありです。

土間収納が向いている家の特徴

土間収納が向いているのは、汚れやすい物を室内へ持ち込みたくなく、しかも玄関近くで頻繁に使う家庭です。

ベビーカー、外遊び用品、スポーツ用品、園芸用品、洗車用品、雨具などを週に何度も使うなら、玄関横へ定位置があるメリットを感じやすいと思います。

また、玄関から収納を通って洗面やファミリークローゼットへ進む動線を日常的に使うなら、単なる物置ではなく、帰宅後の片付けを支える空間になります。

ここから
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私なら、収納したい物を並べたときに「玄関から遠いと戻さなくなる物」が多いかで必要性を考えます。

費用と固定資産税だけで決めない

土間収納を検討するときは、固定資産税だけを切り分けて得か損かを判断するより、建築費と面積配分を合わせて見る方が現実的です。

家屋の固定資産税は、総務大臣が定める固定資産評価基準をもとに評価されるため、土間収納だけで税額がいくら増えるかを一律に示すことはできません(出典:東京都主税局『固定資産税・都市計画税(土地・家屋)』

正確な評価や税額は建築地の自治体へ確認し、間取りでは「この面積を収納へ使う価値が毎日の暮らしにあるか」を先に考えてください。

わが家のシューズクロークは2020年当時の追加費用が約2万円でしたが、住宅会社、商品、広さ、棚、扉、換気設備によって現在の費用は変わります。

費用を比べるなら、土間収納の追加額だけでなく、収納をなくしたときに玄関やLDKへ何を戻せるかまで同じ図面で確認してください。

後悔しない決め方を順番に確認する

最後は、収納を付ける前提から考えず、持ち物と動線から順番に確認すると判断しやすいです。

  1. 玄関近くへ置きたい物を全部書き出す
  2. 物の幅・奥行き・高さを測る
  3. 棚を付けた後の通路と扉を確認する
  4. 玄関収納・物置・室内収納で代用できるか比べる
  5. 土間収納あり・なしの間取りと費用を並べる

物を書き出すときは、「今ある物」だけでなく、ベビーカーを卒業した後、子どもの外遊びが増えた後、趣味が変わった後まで少し広げて考えてください。

ただし、将来使うか分からない物のために広くしすぎると、今の暮らしで使う玄関やLDKを削ることになるので、確度の低い将来用途は優先しすぎない方がいいです。

タウンライフ家づくりの仕組みや、間取り・費用を比べる前に知っておきたい注意点まで確認したい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

サービスを使うかどうかに関係なく、比較するときは「土間収納あり」「土間収納なしで玄関を広くする」「小さな玄関収納と屋外物置へ分ける」など、同じ要望から複数案を見てください。

複数の間取りで面積配分を比べる

玄関、トイレ、外部収納の位置と「廊下はここだけ」と示した間取り図
玄関まわりの間取りと廊下の範囲

土間収納の判断で難しいのは、収納だけを見ても、玄関やLDKとの面積の取り合いが分かりにくいことです。

同じ延床面積でも、住宅会社によって収納の取り方、通路の作り方、玄関から洗面へのつなぎ方は変わります。

タウンライフ家づくりで比較するなら、要望欄へ「土間収納あり・なしを迷っている」「ベビーカーと外用品を置きたい」「屋外物置も検討している」と具体的に書くと、何を比べたいか伝えやすいです。

受け取った提案は、土間収納の広さだけでなく、玄関の有効幅、LDKの広さ、棚の位置、帰宅動線、追加費用まで同じ項目で並べてください。

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土間収納なしの後悔に関するFAQ

土間収納を付けるか迷うときに残りやすい疑問へ、結論から答えます。

土間収納は1畳あれば足りますか?
靴や傘が中心なら足りる場合がありますが、ベビーカーや大型用品を置くと通路が狭くなることがあります。棚を付けた後の有効幅と、置く物の実寸で判断してください。
土間収納と物置はどっちがいいですか?
毎日使う外用品は玄関近くの土間収納、使用頻度の低い大型品は屋外物置が合わせやすいです。容量より、使う頻度と取りに行く距離で分けてください。
土間収納なしで特に後悔しやすい家は?
ベビーカー、外遊び用品、雨具、スポーツ用品などを頻繁に使うのに、玄関近くへ代わりの置き場がない家です。省くなら先に代替収納を決めてください。
土間収納を作ると固定資産税は高くなりますか?
家屋の評価は建物全体の条件で決まるため、土間収納だけで税額を一律に計算することはできません。正確な扱いは建築地の自治体へ確認してください。

まとめ:土間収納なしで後悔しない判断

土間収納なしで後悔するかは、土間収納が人気かどうかではなく、あなたの家で玄関近くに置きたい物がどれだけあるかで変わります。

作る場合も、広ければ安心ではなく、棚を付けた後の通路、帰宅動線、濡れ物の扱い、ほかの空間との面積配分まで見たいところです。

  • 毎日使う外用品が多い家は土間収納の価値が出やすい
  • 靴と傘中心なら玄関収納で足りる場合がある
  • 使用頻度の低い大型品は物置へ分けやすい
  • あり・なしの図面を同じ延床面積で比べると判断しやすい

わが家では約1畳のシューズクロークを今も使っており、作ったこと自体には満足していますが、約60cmの通路や見え方は改善したいと感じています。

だからこそ、私なら「土間収納を付けるか」だけでは決めず、同じ面積で玄関を広げる案、物置へ分ける案まで見てから選びます。

まだ間取りが固まっていないなら、土間収納あり・なしの両方を希望条件に入れ、玄関、LDK、収納量、資金計画まで並べてみてください。

タウンライフ家づくりなら、複数社へ同じ条件で間取りプランや資金計画をまとめて依頼できるので、1社の案だけで決める前の比較材料にできます。

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土間収納を付けるか省くかに、すべての家へ共通する正解はありません。

あなたが毎日使う物と動線に合う方を選べれば、土間収納なしでも、土間収納ありでも納得しやすい家になります。