除草剤のバスタとラウンドアップの違いと混ぜる可否徹底解説

除草剤のバスタとラウンドアップの違いと混ぜる可否徹底解説

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こんにちは。ここから家づくりの「ここから」です。

庭の雑草が伸び始める季節になると、「今年こそきれいに保ちたいのに、なぜか同じ場所からまた生えてくる」というもどかしさを感じる方は少なくないと思います。

ホームセンターに並ぶ数多くの除草剤の中で、バスタとラウンドアップの違いが分からず、どちらを選べばいいのか迷った経験がある方もいるかもしれません。

見た目の仕上がりを優先するのか、再発を抑えて管理回数を減らしたいのか、あるいは周囲の庭木や作物への影響を最小限にしたいのか。この軸が定まらないまま使うと、混ぜる判断で後悔したり、手戻りが増えたりしがちです。

ここでは、除草剤としてのバスタとラウンドアップの違いを、効き方の仕組みから散布タイミング、安全面、そして庭・菜園・駐車場といった現場別の使い分けまで、一つひとつ整理していきます。

単なる製品比較ではなく、「あなたの庭でどう使うか」を一緒に考える内容にしています。読み進めていただくことで、どちらを選ぶべきかの判断基準がはっきりし、無駄打ちや失敗の不安が軽くなるはずです。

さらに、混ぜる可否や代替の運用方法にも触れ、急いで見た目を整えたい場面と、長期的に雑草を抑えたい場面を切り分けて解説します。

最後まで読めば、「今の自分の庭にはどちらが合うのか」が自然と見えてくる構成です。迷いを抱えたまま選ぶのではなく、納得して選べる安心感を手に入れていただければと思います。

記事のポイント
  • バスタとラウンドアップの違いが仕組みで分かる
  • 根まで枯らすか見た目重視かの選び方が判断できる
  • 混ぜる可否と安全な代替策が理解できる
  • 庭・菜園・駐車場での使い分けが迷わなくなる

※本記事はメーカー公式情報や公的資料、一般的な事例を参照し、私が独自に編集・構成しています。口コミは個人差があり、最終判断は公式情報や専門家でご確認ください。初心者の方も安心して読める内容です。

除草剤バスタとラウンドアップの違いの理解

除草剤バスタとラウンドアップの違いの理解
ここから・イメージ

庭の雑草対策では、バスタとラウンドアップのどちらを選ぶかで悩む方がとても多いです。どちらも葉にかけて枯らす茎葉処理剤ですが、効き方の仕組みが異なるため、向き不向きがはっきり分かれます。

ここでは、基本のしくみから両者の違い、混用の注意点、さらに庭・菜園・駐車場などの利用シーンまでを順を追って整理します。読み進めるうちに、ご自宅の状況に照らし合わせながら、無理なく選べる手がかりが見えてくるようにしています。

まず結論・どっちを選ぶか

雑草を根まで止めて再発を減らしたいならラウンドアップ系、早く見た目を整えたい・周囲の植物への影響を最小化したいならバスタ系、という考え方が基本になります。

理由は単純で、ラウンドアップは葉から吸収された成分が植物内を移動し地下部まで届きやすい一方、バスタは散布した部位を中心に地上部を素早く枯らす性質が強いからです。

目的別表

判断軸バスタが向くラウンドアップが向く
見た目を
早く整えたい
散布後数日で
変化が出やすい
じわじわ効くため
急ぎには不向き
根まで
止めたい
地下茎は
残りやすい
地下部まで届きやすく
再発抑制に強い
周辺の庭木・
花が心配
かかった部分中心に
影響が出やすい
付着すると全体に
影響が及ぶことがある
管理回数を
減らしたい
再発前提の計画が
必要になりやすい
長期抑制を
狙いやすい
予定が詰まって
雨が不安
乾くまで
配慮が必要
散布後の雨に
強い旨の案内あり
ここから
ここから

まず「根絶」か「見た目」か整理ですね

迷った時の3秒チェック

迷ったら、まず現場条件を3に絞って判断するとブレにくくなります。1つ目は、雑草が多年生で地下茎や根茎が広がっていそうかどうかで、当てはまるなら地下部まで届きやすいラウンドアップ寄りに考えます。

2つ目は、散布のすぐ近くに守りたい庭木や花、菜園作物があるかどうかで、ある場合は飛散リスクを下げやすいバスタ寄りが無難です。3つ目は、今週中に見た目を整えたい緊急性があるかで、急ぐなら速効性の出やすいバスタ寄りが適します。

これらを重ね合わせると、根絶と管理回数の削減を優先するか、短期の景観と周囲へのリスク低減を優先するかで自然に答えが定まります。

バスタとは

バスタは散布した葉や茎の付着部から速やかに地上部を枯らす接触型の茎葉処理剤です。

見た目の変化は早い一方、地下部への効きは雑草や生育状況で差が出やすく、地下茎を持つ多年生では再生する場合があります。目的を先に定めることが大切です。

接触型の仕組み

バスタは、薬液が付いた茎葉で作用が出やすく、植物体内を広範囲に移動して全体を枯らすタイプとは性格が異なります。だからこそ、狙った雑草にムラなく付着させる散布が前提になります。

ポイントは「葉の表面をしっとり濡らす」ことで、霧が細かすぎて漂うと飛散リスクが上がり、逆に大粒で滴るほどだと薬液が地面へ落ちて無駄になりやすいです。

晴れて葉が乾いている時間帯を選び、株元ではなく葉の面に当てる意識を持つと、効きムラを減らせます。

メーカーの注意事項でも、薬液が茎葉全体に均一にかかるよう散布すること、土に落下すると速やかに不活性化し効果を発現しない旨が案内されています(出典:BASF農薬「バスタ液剤 製品情報」 https://crop-protection.basf.co.jp/herbicide/basta )

効果速度と再発目安

見た目の変化は散布後2〜5日で葉の変色や萎れが現れやすく、管理上は7〜14日ほどで地上部がほぼ落ち着くケースが多いとされています。

もっとも、スギナやチガヤのように地下茎・塊茎に貯蔵器官を持つ多年生は、地上部が枯れても地下から再生することがあります。

再発までの期間は雑草種・生育ステージ・日照・温度で大きく変わるため、あくまで目安として捉え、必要に応じた追い散布や刈り取りを組み合わせて計画すると失敗しにくくなります。

向く場所 向かない場所

向くのは、庭の景観を早めに整えたい場所、花壇まわりの通路、畑の畝間や法面など、地上部を素早く整理したい場所です。

とくに「まず見た目を整えたい」「草丈だけ落とせば管理できる」場面と相性が良く、短期間で変化を確認しやすい点が利点になります。

一方で、スギナ・竹・ササ・チガヤのように地下部が強い多年生を一度で根絶したい場面には力不足になりがちです。

また、周辺の庭木や花への影響を減らしたい場合でも飛散を完全にゼロにはできないため、事前の養生、低圧散布、そして風の弱い日の作業を前提に運用することが欠かせません。

ラウンドアップとは

ラウンドアップは葉から吸収された成分が転流に乗って植物体内を移動し、地下茎や根まで到達しやすいのが特徴です。

作用は数日から10日前後かけて全体に及ぶため即効性は穏やかに見えますが、再生を抑えて管理回数を減らしたい長期管理の現場と相性が良いタイプです。

浸透移行型の仕組み

散布した薬液は、葉や茎の表面から気孔やクチクラを通じて吸収され、光合成産物が移動する転流の流れに乗って茎・地下茎・根へと運ばれていきます。

葉面積が大きく、温度と日照が十分なほど体内移行は進みやすくなり、葉の一部に付着しただけでも数日かけて全体へ影響が及ぶことがあります。

その一方で、狙った雑草以外に少量でも付着すると同じ仕組みで被害が拡大し得るため、風向き管理やノズル選択など散布精度の確保が欠かせません。

根まで枯らす理由

再発が起きにくいのは、成分が地下部まで届き、地下茎や根に蓄えられた再生エネルギーそのものを弱らせる方向に働くためです。

イメージとしては、葉で吸収した成分が転流に乗って地下へ運ばれ、翌年以降に芽を出す再生の源をじわじわと削ぐ流れになります。

見た目はすぐに茶色くならないこともありますが、体内では作用が進んでいます。途中で刈ったり耕したりすると移行が途中で途切れ、効果が分断されやすいので、散布後は1〜2週間を目安に作業を控えて静かに待つ運用が適します。

向く場所 向かない場所

向くのは、空き地・駐車場・砂利敷き・敷地境界に加えて、住居の庭(芝生や植栽がある庭)です。

とくに通路脇や砂利帯、フェンス際、目地など繰り返し生える場所では長期の再発抑制を狙いやすく、踏圧で土が締まった場所やコンクリート目地でも効果を発揮しやすいのが特徴です。

地下茎を持つ多年生の管理とも相性が良く、管理回数を減らしたい庭に向きます。菜園周辺で使う場合は作物への飛散を避けるため距離確保、スポット散布、養生が必須になります。

雨との兼ね合いも選定ポイントで、製品特長として散布後1時間経てば雨に強い旨が案内されています(出典:日産化学「ラウンドアップマックスロード 製品特長」 https://www.roundupjp.com/products/maxload/ )

バスタとラウンドアップの違いを徹底比較

ここでは文章を絞り、判断に直結する違いだけを表にまとめます。細かな製品差はあるため、最終的には購入する製品ラベルの登録内容を必ず確認してください。

比較項目バスタ系ラウンドアップ系
分類茎葉処理剤
(散布部位中心に枯れが進みやすい)
茎葉処理剤
(浸透移行で全体へ効きやすい)
効き方の
印象
変化が
早めに出やすい
仕上がりまで
時間がかかることがある
地下部への
効き
弱めになりやすく
再生する場合あり
地下部まで届きやすく
再発抑制に強い
雨の
目安
散布後6時間以内の
降雨で効果低下の案内あり
散布後1時間で
雨に強い旨の案内あり
周辺植物への
リスク
付着部位中心だが
飛散すると薬害の可能性
付着すると全体に
影響が及ぶ可能性
土への
落下
土に落下すると
速やかに不活性化の案内あり
製品により
異なるためラベルで確認
コストの
見方
早めに効くが
再発を見込む
仕上がりは遅いが
回数削減を狙える

安全性や適用範囲は製品の登録で変わります。数値や回数を断定せず、必ずラベルを基準にしてください。

即効性重視

長期抑制重視 

バスタとラウンドアップを混ぜる疑問

混ぜて一回で済ませたい、という発想は分かりますが、家庭用途でも混用は基本的におすすめしません。

理由は、成分や製剤の相性で沈殿や分離が起きる可能性があり、散布ムラ・ノズル詰まり・想定外の薬害など、失敗の要素が一気に増えるためです。効かないどころか、周辺植物に影響を出すリスクが上がります。

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混ぜる前にラベル条件を確認したいですね

混ぜる可否とリスク

混用すると、pHや界面活性剤の違いにより薬液の物性が変化し、葉面での広がり・付着・浸透のバランスが崩れやすくなります。さらに沈殿や分離が起きるとノズル詰まりや散布ムラを招き、実効濃度が場所ごとにばらつきます。

家庭用散布器では正確な濃度管理も難しく、結果としてラベルの適正希釈から外れやすい点が大きな問題です。農薬は登録内容どおりの使用が前提であり、効果保証や安全評価も単剤条件に基づくため、独自ブレンドは避けるのが無難です。

メーカー見解と理由

メーカーは、ラベルに記載した成分・希釈・散布方法・回数・適用場所の組み合わせで効果と安全性を体系的に評価しています。

混用はこの評価条件から外れるため、効き目の再現性が下がり、薬害や器具トラブルが起きた際の原因切り分けも著しく難しくなります。

また、混用に起因する事故は補償対象外になるケースも想定されます。こうした背景から、農林水産省も農薬はラベルの使用方法・注意事項に厳格に従うことを強く求めています(出典:農林水産省「その使い方、合ってる? 農薬ラベルを確認!!」 https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tekisei/attach/pdf/index-34.pdf )

併用の代替案

現実的なのは、目的を分けて時間差で運用する方法です。例えば、まずラウンドアップで地下部までじっくり弱らせ、7〜14日ほど待ってから仕上げの景観調整を草刈りで行うと、再生リスクを下げつつ見た目も整えられます。

逆に、急ぎの場所ではバスタでまず地上部の見た目を整え、その後に再生してきた多年生だけをラウンドアップでピンポイントに狙い撃つ運用も有効です。

こうすると薬剤を混ぜずに目的を達成しやすく、作業のタイミングと散布回数も計画的に管理しやすくなります。

シーン別の最適診断

ここでは、よくある家庭の現場を想定して当てはめます。ポイントは、守りたい植物が近いか、再発を許容できるか、作業回数を減らしたいかの3つです。

なお、登録の有無や適用場所は製品で異なるため、必ずラベルで確認し、迷う場合は販売店や専門家へ相談してください。

庭と子どもの遊び場

庭は芝・花壇・庭木と子どもやペットの動線が重なりやすく、巻き込み被害を出さない設計が最優先です。散布は風の弱い日に低い位置からスポットで当て、段ボール等で養生し、乾くまで立ち入りを避けます。

総合的にみて庭の基本はバスタを選び、コンクリート目地や砂利帯のしつこい多年生だけをラウンドアップでスポット処理する使い分けが現実的です。

家庭菜園の周辺

菜園周辺は作物への飛散リスクが高いため、防草シートやマルチ、草取りを基本にして散布範囲を最小化します。

除草剤は通路や目地など管理しにくい場所に限定し、刷毛塗りやスポット散布で距離を確保します。選び方は原則バスタ、コンクリート目地やスギナなど難防除だけをラウンドアップで狙い撃つ運用が現実的です。

駐車場とコンクリート

駐車場やコンクリート目地は土が溜まり再発しやすく、安全面にも関わるため基本はラウンドアップが適します。地下部まで効いて再発を抑え、散布回数を減らせます。

ただし周囲に庭木がある場合は飛散対策を最優先にし、低圧の大粒噴霧・低いノズル位置・下向き散布を守ってください。

空き地と荒れ地

空き地は雑草量が多く、管理コストを下げたい目的が強くなりがちです。多年生が混在する場合はラウンドアップ系で一度全面を整え、その後は年2〜3回の刈り取りや防草シート・マルチ・砕石などの被覆で再発を抑えると安定します。

背丈が高くなる前に早めに手を入れるほど効果は持続しやすいため、薬剤だけに頼らず季節ごとの年間管理計画で考えることが近道になります。

庭・子ども遊び場・菜園周辺(+養生材)

駐車場 ・空き地 

除草剤バスタとラウンドアップの違いの選び方

除草剤バスタとラウンドアップの違いの選び方
ここから・イメージ

バスタとラウンドアップの違いが見えてくると、次に気になるのは「どう使えば失敗しないか」ではないでしょうか。除草剤は種類だけで決まらず、希釈、散布タイミング、天候、そして周囲の植物や人への配慮で仕上がりが大きく変わります。

ここでは、つまずきやすいポイントをやさしく整理し、効果を高める手順、安全に使う基本、目的別の選び方を順にまとめています。読み進めるほどに、購入前の確認から当日の段取りまで自然にイメージできるようにしています。

よくある失敗と回避策

除草剤の失敗は、製品選びよりも使い方のズレで起きることが多いです。ここでは、バスタとラウンドアップで起こりがちな勘違いを整理します。

どちらも「葉にかける」茎葉処理剤なので、土にまいても効かない、雨や風で流れる・飛ぶ、といった基本特性を押さえておくと回避しやすくなります。

バスタ選びの失敗例

バスタでありがちなのは、速く枯れる=根まで完全に止まると誤解してしまうことです。地上部は数日で茶色くなっても、地下茎や塊茎が残っていれば再生が始まります。

もう一つの失敗は、葉の一部だけに霧を当てただけで効かないと判断してしまうことです。メーカーは茎葉全体を均一にしっとり濡らす散布を前提としており、霧が細かすぎて付着量が不足すると効果が不安定になります。

背丈の高い草は上部だけでなく中段まで濡らす意識が大切です。

ラウンドアップの失敗例

ラウンドアップでよく起きる失敗は3つあります。第1に、効き始めが遅いのに途中で草刈りしてしまい、成分の移行が途切れて再発するケースです。

第2に、気温が低い晩秋〜早春や強い乾燥期では葉の活動が弱く、吸収・転流が鈍って仕上がりに想定以上の時間がかかることです。第3に、飛散による巻き込み被害で、庭木や花に少量付着しただけでも全体へ影響が及ぶ点です。

そのため、散布は風の弱い日を選び、低い姿勢・下向き角度・大粒噴霧で精度を確保することが欠かせません。

失敗を防ぐチェック

購入前は、まず「その場所で使える登録があるか」を最優先で確認し、次に対象雑草、希釈倍率、1平方メートルあたりの散布量、使用回数・時期までをラベルで突き合わせます。

散布前は、風速の目安(微風か)、降雨までの時間、周辺の庭木・作物・水路を確実に養生できるかの三点を実務的に点検します。農薬はラベル遵守が大原則のため、最終判断は必ず製品の公式表示を基準にしてください。

失敗を避けながら場所や目的に合った商品を選ぶ視点を整理した記事を読むと、自分の現場に合う除草剤を迷わず選びやすくなりますので、こちらの記事を参考にしてみてください。

効果を高める使い方

効果を上げるコツは、雑草の状態が良い時に、必要十分な付着量で、狙いを外さずに散布することです。とくに葉が若く光合成が活発な生育期ほど成分が入りやすく、乾いた葉面にムラなくしっとり濡らす散布が基本になります。

さらに風向き・雨予報・ノズル角度を整えることで、除草剤の種類以上に仕上がりが安定します。ここでは家庭でも再現しやすい手順に落とし込みます。

適切な希釈倍率

希釈倍率や使用量は製品・用途・雑草・生育段階で変わるため、数値を一般化せず必ずラベルを基準に判断してください。

家庭管理の目安としては、薄めて回数で稼ぐより、登録どおりの倍率で一回の付着量と散布精度を高めた方が結果は安定しやすい傾向があります。

特にスギナなど多年生を狙う場合、規定より薄いと葉から地下部への転流が弱まり、再発や手戻りの原因になりがちです。

最適な散布タイミング

基本は、雑草がよく育って葉がしっかり展開している時期、かつ風が弱い日です。雨については製品差があり、バスタは散布後の降雨で効果が下がる場合がある旨が案内されています(出典:BASF農薬「バスタ液剤 製品情報」 https://crop-protection.basf.co.jp/herbicide/basta )

一方、ラウンドアップマックスロードは散布後1時間で雨に強い旨の案内があります(出典:日産化学「ラウンドアップマックスロード 製品特長」 https://www.roundupjp.com/products/maxload/ )。この差は予定管理に直結するので、作業日を決める時の判断材料になります。

誤散布を防ぐコツ

飛散防止の基本は、ノズル圧を下げて大粒の噴霧にし、地面にできるだけ近い位置から雑草に対してほぼ垂直に当てることです。風上に立たず、体を低くして狙いを定めると精度が上がります。

花壇や庭木が近い場所では、段ボールや養生シートで簡易の風よけを立て、散布エリアを物理的に区切ると誤散布が大きく減ります。広く霧状に拡散させるのではなく、枯らしたい株だけをしっとり濡らす範囲に絞る意識が安全運用の鍵になります。

安全に使う注意点

除草剤は便利ですが、使い方を間違えると人やペット、周辺の植物、環境に影響が出る可能性があります。

ここでは家庭での基本ルールを整理します。安全に関わる点は、必ず購入製品のラベルと公式情報を優先し、心配がある場合は専門家へ相談してください。

人 ペット 作物への配慮

散布中は子どもやペットを完全に区域外へ離し、散布後も表面が見た目だけでなく触っても湿り気を感じない状態になるまで立ち入りを避ける運用が無難です。

再立入の目安や注意事項は製品ごとに異なるため、ラベル記載の時間や条件を必ず優先してください。家庭菜園では作物から十分な距離を取り、段ボールやシートで確実に養生し、少しでも風がある日は作業自体を見送る判断が安全側になります。

周辺植物の守り方

周辺植物は、飛散だけでなく薬液の垂れ落ちや跳ね返りでも被害が生じます。散布前に、守りたい植物の風下側へ段ボールや養生シートを立て、さらに根元も覆って受け皿をつくることが基本です。

散布は必ず風下から風上へ向けて行い、風上から風下へ吹き付けないようにします。散布量は多ければ良いわけではなく、葉の表裏がしっとり濡れる程度を目安にし、滴り落ちるほどかけない方が安全側になります。

地域ルールの確認

農薬は農薬取締法に基づく使用基準があり、ラベルに記された適用場所・希釈倍率・回数・注意事項を守ることが大前提です。

とくに水路、河川、側溝、公園や道路沿いなど公共空間に近い場所では、自治体や施設管理者ごとの追加ルールが設けられている場合があります。

農林水産省もラベル遵守の徹底を呼びかけています(出典:農林水産省「その使い方、合ってる? 農薬ラベルを確認!!」 https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tekisei/attach/pdf/index-34.pdf )。判断に迷うときは、自治体窓口、農業改良普及センター、もしくは購入店に事前相談するのが最も確実です。

用途別の使い分けと最終チェック

ここでは「用途で選ぶ視点」と「使う直前の確認」をセットで整理し、製品選びから散布当日の判断までを一連の流れで考えられる構成にしています。

直前のシーン別診断が場所で考える章だとすれば、本節は「何を優先して作業するか」という観点から整理した、実践的な判断の軸になります。

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安全配慮を起点に、何を優先するか考えたいですね

用途・制約
(あなたの状況)
推奨なぜそう選ぶか
(実務の理由)
1週間以内に
景観を整えたい
バスタ系変化が早く仕上がりが読みやすい。
再発は追い散布で調整できる。
年1〜2回だけで
管理したい
ラウンドアップ系地下部まで届きやすく、
再発頻度を下げやすい。
守りたい庭木・
花がすぐ横
バスタ系
(スポット)
影響が付着部位中心で近接管理しやすい。
養生を前提に運用。
コンクリート目地・
砂利帯
ラウンドアップ系地下の再生源を弱らせないと
繰り返し発生しやすいため。
菜園30cm以内バスタ系
(塗布)
飛散リスクを最小化でき、
作物への巻き込み被害を減らせる。
水路・側溝の
すぐ横
使用を見送る流出リスクが高く、散布自体の再検討が必要。
自治体ルールを優先。
風が少しでも
ある日
使用を見送る飛散事故が起きやすく、
手戻りや周辺被害のリスクが高い。
多年生
(スギナ・チガヤ)
中心
ラウンドアップ系転流により地下茎へ届きやすい。
散布後は刈らずに待つ運用が有効。
一年生中心で
軽管理
バスタ系地上部処理で十分で作業が軽く、
短期管理に向く。

使う直前の3つの最終チェック

  1. 登録の確認:その場所・その雑草で使える製品か、希釈倍率・回数・時期をラベルで再確認する。
  2. 天候の確認:風がほぼ無く、降雨まで十分な時間が確保できているかを確認する。
  3. 養生の確認:守りたい植物・作物・水路を段ボールやシートで物理的にカバーできているかを確認する。

全体を整理すると、見た目の早さを優先する場面はバスタ寄り、再発抑制と作業回数の削減を優先する場面はラウンドアップ寄りの選択が基本になります。

最終判断は必ず製品ラベルと公式情報を優先し、判断に迷う場合は販売店や専門家へ相談してください。

即効性重視

長期抑制重視 

まとめ:除草剤のバスタとラウンドアップの違い

どうでしたか。除草剤のバスタとラウンドアップの違いは、単なる「どちらが強いか」ではなく、住まいの環境や暮らし方によって選び方が変わるものだと感じていただけたならうれしいです。

家づくりは建物だけでなく、庭や外構、日々の手入れまで含めた長いプロセスです。だからこそ、目先の効果だけでなく、安全性や管理のしやすさ、そして家族の過ごし方まで含めて判断することが大切になります。

今回お伝えしたポイントを振り返ると、

  • まず「根まで止めたいか」「見た目を整えたいか」を整理する
  • 周囲の庭木や菜園への影響を必ず考える
  • 混ぜるのではなく目的別に使い分ける
  • 散布前の天候と養生を最優先にする

という流れに落ち着きます。

ラウンドアップは再発抑制を狙う長期管理、バスタは素早い景観改善と近接配慮に強みがあります。この軸を持っておくと、次に雑草が伸び始めたときも迷いが減るはずです。

これから家を建てる方も、すでに住まいを大切に育てている方も、「きれいで安心な庭」をつくる選択肢の一つとして、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。