外構フェンス30mの総額が大きく変わる理由

外構フェンス30mの総額が大きく変わる理由

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こんにちは。ここから家づくりの、ここからです。

外構の計画を進めるなかで、フェンスをぐるりと30m設置する話が出てきたとき、いくらくらいかかるのか見当がつかず、不安に感じることはありませんか。

まだ見積もりを取っていない段階でも、なんとなく高くなりそうだと感じる方もいるかもしれませんね。

外構フェンス30mは、本体価格だけで決まるものではなく、柱や基礎、既存ブロックの有無、敷地の条件などが重なって総額が変わります。同じ30mでも、選び方次第で数十万円単位の差が出ることもあります。

ここでは、外構フェンス30mの費用相場を種類や高さ別に整理しながら、金額に差が出る理由を構造からわかりやすく解説します。さらに、仕様の分け方や設計の考え方、よくある失敗の背景も一緒に確認していきます。

読み終えたときには、相場感だけでなく、どこが変動ポイントなのかが見える状態を目指します。30mという長さだからこそ、先に全体像をつかんでおくことが安心につながると思います

記事のポイント
  • 外構フェンス30mの費用相場と総額の目安がわかる
  • メッシュと目隠しで金額差が出る理由が整理できる
  • 高さや基礎条件で増額するポイントが理解できる
  • 30mを前提にした後悔しにくい設計の考え方がつかめる

※本記事では、メーカー公式情報や公的機関の資料、一次情報をもとに内容を整理し、独自に編集・構成しています。口コミや体験談は個人差があるため参考情報としてご覧いただき、最終判断は専門家への確認を前提としています。

外構フェンス30mの費用と相場

外構フェンス30mの費用と相場
ここから・イメージ

外構フェンスを30m設置するとなると、想像しているよりも金額の幅が出やすいものです。というのも、費用はフェンス本体だけで決まるのではなく、柱や基礎、現場の状況、既存物の撤去などを含めた積み上げで構成されるからです。

ここでは、まず30m全体の総額目安を示しながら、メッシュや目隠しといった種類、高さの違いでどの程度差が出るのかを整理します。あなたの敷地条件に当てはめて考えられるよう、最初に全体像をつかんでいきましょう。

外構フェンス30mの費用相場

外構フェンス30mの費用は、ざっくり言うと「境界を区切るだけ」のメッシュ系が最安帯、「視線を遮る」目隠し系が高価格帯です。さらに、既存のブロックやコンクリートに立てるのか、ブロックから新設するのかで総額は大きく変わります。

30mの総額目安

工事費込みの目安として、メッシュ系はおおむね15万〜30万円前後、目隠し系は60万〜120万円前後をひとつの基準にするとイメージしやすいと思います。

もちろん、これは一般的なレンジで、角地で風が強い、段差が多い、既存撤去がある、道路側に高意匠の木調を選ぶ、といった条件が重なると上振れします。

また「既存の下地に立てるだけ」と思っていたら、実は支柱用の穴あけコア抜きが多数必要で、数万円単位で増えることもあります。最初に総額の幅を大きめに見ておくと、見積もりを見たときに慌てにくいです。

種類別の費用相場

30m換算での傾向は次のとおりです(いずれも工事費込みの概算レンジ)

種類30m総額の目安向いている場所価格が動く要因
スチール系
メッシュ
15万〜30万円隣地境界・
勝手口側
高さ、端部・コーナー数、
下地の有無
アルミ形材
(格子・スリット)
24万〜45万円道路側の
見えやすい面
デザイン、表面仕上げ、
色、耐風仕様
目隠し
(ルーバー・板状)
60万〜120万円リビング前・
道路側
高さ、目隠し率、
風対策で柱・基礎が増える
樹脂木調・
人工木
45万〜60万円庭まわり・
ガーデニング動線
板厚、支柱仕様、
熱伸縮対策

「見える面だけ良くしたい」のか、「とにかく境界を明確にしたい」のかで、適正な投資先が変わります。全部を同じ仕様で揃える必要はありません。

高さ別の費用差

高さが変わると、単純に面積分だけ価格が上がるわけではありません。目隠し系は特に、風を受ける面が増えるため、柱の太さ・ピッチ(柱間隔)・基礎寸法が強化されやすく、その分が工事費に乗ります。

目安としては、1.0m〜1.2m帯は比較的安定し、1.6m〜1.8m帯でグッと上がり、2.0m級は耐風・安全の都合でさらに上がりやすい傾向があります。

高さを決めるときは「どの位置の視線を遮りたいか」を先に決め、必要以上に高くしないことが費用面でも景観面でも効きます。

目安はあくまで一般論です。最終的な判断は、現地条件を見た外構業者の見積もりと、メーカーの仕様・基準に沿って進めてください。

外構フェンス全体の費用相場や価格の決まり方を体系的に整理しておくと、30mの金額が妥当か判断しやすくなるため、こちらの記事を参考にしてみてください。

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編集中24。

費用シミュレーション

相場だけ眺めても、あなたの家の条件に近い金額は掴みにくいですよね。そこでこの章では、よくある条件を仮定して30mのモデルケースを作ります。ここで大切なのは、数字そのものより「何が含まれている金額か」を揃えて比べることです。

なお、金額はあくまで概算の目安で、地域差や施工会社の積算ルールで上下します。正確な金額は現地調査後の見積もりでご確認ください。

まず、見積もりの内訳は大きく次の3つに分かれます。

区分具体例見積書での表記例
フェンス
本体まわり
パネル(本体)、柱、
金具、キャップ
本体一式、柱一式、
端部部材
施工
(建て込み)
建て込み、水平出し、
固定、カット・調整
施工費、取付工事
下地・付帯工事独立基礎、ブロック積み、
コア抜き、撤去処分
基礎工事、ブロック工事、
コア抜き、撤去処分

「フェンスだけの金額」なのか、「基礎やブロックまで込み」なのかで総額の見え方が大きく変わります。比較のときは、次の区分で揃えると分かりやすいです。

比較の呼び方含まれるもの含まれない
(別途になりやすい)
フェンス本体+施工
(フェンスだけ)
本体・柱・金具+建て込みブロック積み、独立基礎、
撤去処分、残土処分
ブロック天端に設置
(コア抜き含む)
上記+コア抜き
(必要数)
ブロックの新設や補強、
撤去処分
ブロック新設+フェンス
(ブロック込み)
ブロック基礎+
ブロック積み+フェンス一式
既存撤去、擁壁・造成、
土間など別工事

メッシュ30mの概算

想定条件は、標準高さ(例:0.8〜1.0m程度)、平坦地、既存ブロック天端に設置、直線が多くコーナー少なめ、門扉なしです。この条件の目安は、30mでおおむね18万〜24万円前後です。

ここでの金額は「フェンス本体+施工」が中心で、ブロックの新設は含めない前提です。

項目30mの目安ここに含む・含まない
フェンス本体+
施工
18万〜24万円含む
(本体・柱・建て込み)
コア抜き
(必要な場合)
追加で数万程度に
なりやすい
条件次第
(柱本数×約4,000円前後が目安)
ブロック新設・
やり替え
内容次第で
大きく変動
基本は含まない
(別途)

既存ブロックに支柱を立てる場合、支柱用の穴あけ(コア抜き)が必要になることがあります。相場として1か所4,000円前後と言われることが多く、柱本数が多いほど効いてきます。見積もりでは「コア抜き数量」と「単価」を必ず確認してください。

目隠し30mの概算

想定条件は、高さ1.6〜1.8m、目隠し率高め、風当たりは標準、独立基礎またはブロック上施工で基礎強化あり、直線主体です。この場合、30mでおおむね90万〜120万円前後が目安です。

ここでの金額は「フェンス本体+施工」に加えて、目隠しの高さに合わせた基礎強化が入りやすい前提です。

項目30mの目安ここに含む・含まない
フェンス本体+
施工
90万〜120万円含む
(本体・柱・建て込み)
基礎強化
(独立基礎の拡大等)
上記に内包されやすい
別途の場合あり
見積の前提で
差が出る
ブロック新設
(2段積み等)
追加で
発生することがある
条件次第
(別途扱いが多い)

金額が大きくなる理由は、本体が高いだけではなく、柱を太くしたり、柱間隔を詰めたり、基礎を大きくしたりと、構造側のコストが増えるからです。

特に高さ2.0m級を狙うなら、耐風圧の仕様確認と基礎寸法の増加が入りやすいので、早めに外構会社へ相談するのが安心です。

併用30mの概算

採用が多いのが、道路側だけ目隠し、隣地側はメッシュという併用です。想定として、道路側10mを目隠し(高さ1.6〜1.8m)、隣地側20mをメッシュ(高さ0.8〜1.0m)にします。

構成30m内訳の目安金額に含む範囲
目隠し 10m30万〜40万円基本は本体+施工
(基礎条件で増減)
メッシュ 20m10万〜16万円本体+施工
(コア抜き等で増減)
合計
(30m)
40万〜56万円ブロック新設は含めない前提
(別途になりやすい)

この組み合わせは、見える面の満足度を確保しつつ、延長が長い面を低コストでまとめられるのが強みです。30mという長さは、仕様を分けるだけで総額差が大きく出ます。

概算は、あなたの条件に近いイメージを作るためのものです。最終的な判断は、見積書で「フェンス一式にどこまで含むか(基礎・ブロック・撤去処分まで入っているか)」を揃えて比較し、必要なら専門家に相談したうえで進めてください。

実際に30mの概算を見てみると、思っていたより幅があると感じる方も多いかもしれません。同じ条件でも、依頼先によって数十万円単位で差が出ることもあります。

私自身、家づくりを進める中で感じたのは、価格の正解は一社ではわからないということでした。だからこそ、最初から1社に決めるのではなく、見積もりを取って比較することがとても大切です。

外構・エクステリアパートナーズでは、条件に合う施工会社を最大3社紹介してもらえます。日程調整やお断りの連絡も任せられるため、手間をかけずに比較できます。まずは費用感を正しく知ることから始めてみませんか。

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費用が上がる原因

外構フェンス30mで「想定より高い」と感じるとき、原因は本体価格よりも施工条件や追加工事にあることが多いです。30mは延長が長いぶん、小さな増額が積み上がって差になりやすいのがポイントです。

ここでは、見積もりの中で金額が動きやすい代表項目を分解します。どれも見積書の明細に出やすいので、チェックの軸として使ってください。

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高い原因、本体以外にもありそうと感じる場合もあります

ブロック上施工の追加費

既存ブロックやコンクリート天端にフェンスを立てるとき、支柱を固定するための穴あけ(コア抜き)が必要になる場合があります。相場として1か所4,000円前後という目安があり、柱が15本、20本と増えると数万円単位で効いてきます。

また、既存ブロックが劣化していると、補強ややり替えが提案されることもあります。安全上の都合なので、単純な値引き対象として扱うより、施工範囲と根拠を確認して納得して進めたいところです。

高さと基礎強化の影響

高さが上がるほど、風荷重の影響が増えます。目隠しフェンスは面で風を受けるため、柱の断面アップ、柱ピッチ短縮、基礎拡大といった対策が入りやすいです。

「高いほど安心」と感じる方も多いですが、構造的に必要な補強が増えることで、総額も上がります。高さ2.0m級を検討するなら、メーカーの耐風圧仕様と、現場の風環境(角地、開けた土地など)を前提に見積条件を揃えるのがコツです。

段差や現場条件の影響

敷地に勾配があると、段落とし(階段状の納まり)やパネルカットが必要になり、手間が増えます。コーナーが多いと柱・金具が増え、端部処理が多いと部材も工数も増えます。

さらに、搬入経路が狭く手運びになる、重機が入らない、地中にガラや配管があって柱位置をずらす、といった条件も工事費に響きます。30mではこの誤差が積み重なるので、現地写真や簡単なメモを業者に渡して前提を揃えるとブレが減ります。

撤去と処分費の有無

既存フェンスやブロックの撤去がある場合、撤去作業、処分運搬、復旧(穴埋め・整地など)が別途になります。見積書で「撤去処分が含まれるか」「どこまでが範囲か」を曖昧にすると、後から追加になりがちです。

費用の判断は、総額だけでなく明細の前提条件が揃っているかが鍵です。最終的な判断は、専門家(外構業者、必要に応じて建築士や土地家屋調査士)に相談して進めてください。

ここまで読んで、思ったより追加費用が多いと感じた方もいるかもしれません。高さ変更や基礎補強、現場条件の違いだけで、外構フェンス30mの総額は大きく変わります。

私も家づくりを進める中で、仕様よりも工事条件で金額が動くことに驚きました。だからこそ、1社の提示額だけで判断せず、必ず見積もりを取り、条件を揃えて比較することをおすすめします。

外構・エクステリアパートナーズを活用すれば、工事内容に合わせた業者を紹介してもらえます。費用が上がるポイントを事前に把握しながら、複数社の提案を比べることで、納得できる選択がしやすくなります。

想定外の増額を防ぐためにも、まずは相見積もりから始めてみませんか。

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外構フェンス30mの設計と注意点

外構フェンス30mの設計と注意点
ここから・イメージ

30mのフェンスは、家の印象や日々の暮らしやすさにじわっと影響してくる存在です。なんとなく費用だけで決めてしまうと、あとから圧迫感が気になったり、ご近所との距離感に悩んだりすることもあるかもしれません。

ここでは、よくある失敗例をもとに「なぜそう感じてしまうのか」を一緒に整理しながら、無理のない設計の考え方をまとめます。

採用が多い仕様の傾向や、契約前に確認しておきたいポイントも紹介しますので、あなたの敷地条件に合わせた判断軸づくりに役立てていただければと思います。

よくある失敗例

フェンスは設置してしまうと、簡単にはやり直せません。だからこそ、よくある後悔パターンを先に知っておくことが、結果的に一番のコスト削減になります。30mは延長が長い分、判断ミスの影響も大きくなりがちです。

想定より総額が高い

最も多いのが「本体価格だけで考えていた」ケースです。実際の見積もりは、柱・基礎・端部金具・運搬・残土処分・養生などが乗り、さらに現場条件で増えます。

典型は、既存ブロックの上に立てるつもりが、コア抜き数量が多くて数万円増えた、勾配対応で段落としが増えた、門柱やカーポートとの取り合いで手間が増えた、といったパターンです。

見積もりを受け取ったら、単価よりも「数量」が妥当かを見てください。

圧迫感が出た例

視線を遮りたい気持ちが先行して、背の高い目隠しを30mぐるりと回すと、外観が重く見えたり、庭が暗く感じたりすることがあります。

特に板状で目隠し率が高いタイプは、風通しも落ちやすいです。設置後に「やっぱり抜け感が欲しい」と感じても、パネル交換や減設は費用がかさみます。最初から、道路側だけ目隠し、隣地側はメッシュなど、ゾーンで分ける発想が安全です。

境界確認不足の問題

境界線の確認が曖昧なまま工事を進めると、越境や誤設置が起きる可能性があります。後から隣地から指摘されると、撤去や再施工が必要になり、費用も関係も傷つきます。

境界標(境界杭)の位置確認は基本です。必要に応じて土地家屋調査士に相談し、工事前に隣家へ説明しておくとトラブルを減らせます。

また、隣地境界から1m未満に、隣地を見通せる窓や縁側を設ける場合の「目隠し」の考え方は民法に規定があります。正確な内容は必ず法令を確認し、最終判断は専門家へ相談してください(出典:e-Gov法令検索「民法(第235条)」 https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089 )

目隠しフェンス30mの費用や相場を具体的に知っておくと、価格だけで決めて後悔するリスクを減らせるため、こちらの記事を参考にしてみてください。

考える設計ポイント

30mのフェンス設計でうまくいく人ほど、「全部同じ仕様」で揃える前提を疑っています。場所ごとに役割が違うので、必要性能を整理して配分する方が、費用も見た目もまとまりやすいからです。

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全部同じでなく、目的で分けると整理しやすいです

仕様を分ける考え方

最初に、30mを目的で分けてみてください。道路側は見た目と視線対策、隣地側は境界明示と防犯、勝手口側はコストと通風性、といった具合です。

すると、道路側だけ木調や目隠しに投資し、見えにくい面はメッシュにする、といった現実的な選択がしやすくなります。フェンスは延長が長いほど、1mあたり数千円の差が総額に直撃します。

道路側と隣地側の違い

道路側は、通行人の視線と外観の第一印象が関わります。一方で隣地側は、境界を明確にしつつ、風通しやメンテのしやすさも大切です。

同じ「目隠し」でも、道路側はデザインと高さを優先し、隣地側は目隠し率を下げた通風タイプにする、あるいはメッシュにするなど、要求性能を揃えすぎないのがコツです。

圧迫感を防ぐ高さ選び

高さは「相手の視線の位置」を基準に考えると決めやすいです。例えば道路側なら、歩行者の目線は地盤からおおむね1.4〜1.6m付近になりやすく、敷地の高低差で見え方は変わります。

必要以上に高くすると、圧迫感や風対策コストが増えます。現地で立った状態・座った状態の視線を確認し、目隠し率(隙間の割合)も含めて調整すると、開放感とプライバシーのバランスが取りやすいです。

設計の最終判断は、メーカー仕様と現地条件に基づく施工者の提案を合わせて行い、必要なら建築士など専門家に相談してください。

多い仕様パターン

ここでは「理論上あり得るパターン」ではなく、実際に相談や見積もりでよく見かける採用率の高い型に絞って整理します。30m前後の外周で多いのは、次の3パターンです。

① 道路側のみ目隠し+隣地側はメッシュ(最も多い)

いちばん多いのがこの組み合わせです。道路側は通行人の視線や外観の印象に直結するため、目隠しや木調フェンスを採用し、隣地側はメッシュでコストを抑える構成です。

30mのように延長が長い場合、隣地側をメッシュにするだけで総額が大きく変わります。「見える面に予算を配分する」という考え方が基本です。

② 全周メッシュ(コスト優先型)

境界の明示が主目的で、視線対策は建物配置やカーテン、植栽で行う場合に多い仕様です。

30mすべてをメッシュにすると、総額は比較的抑えやすく、将来の交換や補修もシンプルです。特に隣地が近すぎない立地や、敷地にゆとりがあるケースで選ばれやすい傾向があります。

③ 全周目隠し(プライバシー最優先型)

角地や三方道路など、視線が多方向から入る敷地では、全周を目隠しにするケースも一定数あります。

ただし30mすべてを高尺の目隠しにすると、費用は大きくなりやすく、風対策で柱や基礎が強化されるため、構造条件の確認が前提になります。採用率は①より下がりますが、立地によっては現実的な選択肢です。

実務上は、この3パターンのどれか、もしくは①をベースに一部だけ高さやデザインを変えるアレンジが主流です。まずはこの3型のどれに近いかを決めると、設計の方向性が整理しやすくなります。

設置前の確認ポイント

30mのフェンスは、数量や前提条件が少し変わるだけで総額が動きます。契約前に次の項目をチェックリストとして整理しておくと、後戻りや追加費用を防ぎやすくなります。

  • フェンスの正確な延長を図面と現地で確認したか
  • フェンスラインを配置図に明示し、コーナー数・端部数を数えたか
  • 門柱や駐車場の欠き込み、段差、既存構造物回避を考慮した数量になっているか
  • 1m増減した場合の概算影響額を把握しているか

延長は総額に直結します。30mの場合、1m違うだけでも数千円〜数万円変わることがあります。

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見積を比べる前に、前提を一度揃えたいですね

  • 境界標(境界杭)の位置を現地で確認したか
  • 境界が不明確な場合、土地家屋調査士への相談を検討したか
  • 隣地所有者へ事前説明・合意を行ったか
  • 地域の高さ制限や景観条例を確認したか
  • ブロック塀を併用する場合、安全基準を確認したか

ブロック塀の安全対策については、国土交通省が点検ポイントを公開しています。該当する場合は必ず確認し、最終判断は専門家へ相談してください(出典:国土交通省「ブロック塀等の安全対策について」 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/blockbei.html )

  • 見積書に「フェンス本体のみ」か「基礎・ブロック込み」かが明記されているか
  • コア抜き、基礎強化、撤去処分が含まれているか確認したか
  • 明細の数量と単価の根拠を説明してもらったか

見積比較では、総額だけでなく前提条件が揃っているかが鍵になります。

  • 素材ごとの耐久性とメンテナンス性を理解しているか
  • 沿岸部など環境条件に合った防錆・耐候仕様か確認したか
  • 将来の交換・補修のしやすさを検討したか
  • メーカー仕様書や価格表で積算条件を確認したか

たとえばJFE建材フェンスの全国価格表(参考工事費を含む)ではmあたりの参考値が公開されています。前提合わせの参考資料として活用できます(出典:JFE建材「フェンス商品価格表(全国地区)」 https://www.jfe-kenzai-fence.co.jp/asset/download/pricelist_zenkoku.pdf )

費用はあくまで目安であり、最終的な金額や適法性・安全性の判断は、現地調査を行う外構業者や関係専門家の確認が前提です。条件を揃えたうえで比較し、不明点は必ず質問してから契約してください。

ここまで整理してみると、外構フェンス30mは思っている以上に決めることが多いと感じるかもしれません。高さや素材、基礎条件を少し変えるだけでも、総額は大きく動きます。

私も家づくりを進める中で、事前に確認していたつもりでも、見積もりを比べて初めて気づく違いがありました。だからこそ、チェックポイントを整理した今の段階で、実際に見積もりを取って比較してみることをおすすめします。

外構・エクステリアパートナーズを活用すれば、条件に合う施工会社を紹介してもらえます。提案内容や金額の違いを並べて確認することで、自分たちに合った選択がしやすくなります。迷いが大きくなる前に、一度比較してみませんか。

複数提案を同時確認

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>> 外構・エクステリアパートナーズの解説はこちら

まとめ:外構のフェンス30m

どうでしたか?ここまでお読みいただき、ありがとうございます。外構フェンス30mは、ただ長さがあるだけでなく、選ぶ種類や高さ、基礎条件によって総額が大きく変わる計画です。

なんとなく相場だけを見るのではなく、費用が動く仕組みを知っておくことで、判断の精度はぐっと上がります。今回お伝えしたポイントを整理すると、

  • 外構フェンス30mの総額は本体以外の工事条件でも大きく変わる
  • メッシュと目隠しでは費用レンジが大きく異なる
  • 高さや風対策は基礎強化につながりやすい
  • 30mは仕様を分けることで無理のない予算配分ができる

ということです。

家づくりは、正解が一つではありません。だからこそ、数字の裏側にある考え方を理解し、自分の敷地条件に合った選択を重ねていくことが大切だと思います。

最後に紹介をさせてください。

外構フェンス30mは、長さがある分だけ金額差も大きくなりやすい工事です。ここまで整理してきた内容を踏まえると、最終的に大切なのは、数字を並べて冷静に比べることだと感じるかもしれません。

私も家づくりの中で実感しましたが、1社だけの見積もりでは、本当に妥当なのか判断しきれないことがあります。だからこそ、納得して進めるためにも、複数社から見積もりを取り、条件を揃えて比較することをおすすめします。

外構・エクステリアパートナーズを活用すれば、工事内容に合った業者を紹介してもらえます。提案や金額を見比べることで、想定外の増額や判断ミスを防ぎやすくなります。

家づくりは大きな買い物です。焦らず、でも曖昧なまま進めないために、一度相見積もりを取ってみませんか。

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知らずに損する前に

外構フェンス30mの計画が、安心と納得のうえで進められることを願っています。