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こんにちは。ここから家づくりの、ここからです。
新築の図面を見ながら、リビングの天井にBOSEの天井スピーカーを入れるかどうか、迷っている時間は意外と長くなりやすいですね。
見た目はすっきりしそうだけど、本当に満足できるのか、配線はいつ決めればいいのか、あとから変更できるのかなど、判断に必要な情報が分かりにくい設備のひとつだと感じる方も多いようです。
特に新築では、天井内部の配線や設置位置は建築中にしか自由に決められない場合もあり、タイミングを逃すと理想の形で導入できないこともあります。
一方で、あらかじめ施工方法や機器構成、費用の目安を整理しておくことで、BOSEの天井スピーカーは見た目と音の快適さを両立できる設備になります。
配線の通し方やアンプの選び方、施主支給の進め方まで理解しておくと、住宅会社との打ち合わせも具体的に進めやすくなり、後悔のない選択につながりやすくなります。
ここでは、BOSEの天井スピーカーを新築で導入する際に押さえておきたい基礎知識から、施工方法、費用の目安、設置手順、施主支給の注意点まで、家づくりの流れに沿って整理しています。
読み進めていく中で、あなたの新築に本当に必要かどうか、そしていつ・何を決めればよいのかが明確になり、自信を持って判断できる状態に近づいていくと思います。
- BOSE天井スピーカーを新築で導入するメリットと判断基準
- 失敗を防ぐための施工方法と配線計画のポイント
- 機種選び・アンプ構成・施主支給の進め方と注意点
- 本体価格・工事費・総額までの具体的な費用目安
※本記事では、BOSEなどメーカー公式情報や一次資料、施工情報、レビューや体験談を参照し、独自に整理・構成しています。口コミや体験談には個人差があるため、実際の導入時は住宅会社や専門業者への確認もあわせてご検討ください
新築におけるBOSE天井スピーカーの基礎知識

ここでは、まず新築でBOSE天井スピーカーを検討する方に向けて、仕組みや特徴を整理していきます。天井スピーカーは、ただ「音が出る設備」ではなく、アンプや配線を含めたシステムとして考えるのがポイントです。
あわせて、住宅向けモデルの違い、生活空間との相性、テレビや音楽再生での使い分けも触れていきます。導入前にこの部分を押さえておくと、見た目重視なのか、音質重視なのか、コスト重視なのかが決めやすくなります。
新築で導入するメリット
新築で天井スピーカーを入れる魅力は、音質だけではありません。実際には、空間の見た目、配線の処理、暮らしやすさまで含めて満足度に直結しやすい設備です。
特にBOSEの天井スピーカーは、住宅で使いやすい見た目と、部屋全体に広がる聞きやすい音のバランスが取りやすいのが強みです。
スピーカーが見えず空間がすっきりする
天井埋め込み型は、床置きスピーカーやサウンドバーと違って本体の存在感を抑えやすいです。グリルだけが見える形になるので、リビングやダイニングのインテリアを崩しにくく、家具の配置自由度も上がります。
新築では照明やエアコンの位置も同時に決めるため、天井スピーカーを最初から計画に入れておくと、内装全体のまとまりを作りやすいです。生活感をなるべく減らしたい方には、かなり相性がいい選択肢だと思います。
部屋全体に音が広がり快適になる
天井スピーカーは、耳の高さの左右配置とは音の作り方が少し違います。定位の鋭さよりも、部屋のどこにいても自然に聞こえる広がりを作りやすいのが特徴です。
LDKのように、ソファだけでなくキッチンやダイニングも使う空間では、この広がり感が日常の使いやすさにつながります。家事中も音量を上げすぎず聞き取りやすくなりやすいので、暮らしの快適さが上がると感じる方も多いようです。
配線を完全に隠して設置できる
新築時は天井裏や壁内に配線を通せるので、ケーブルを見せずに施工しやすいです。後から配線モールで処理する方法もありますが、見た目のきれいさは新築時の隠蔽配線に分があります。
見た目だけでなく、配線が露出しないことで掃除のしやすさや引っ掛けリスクの低減にもつながります。小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、安心感につながりやすいポイントですね。
後付けより費用と工事負担を減らせる
後付けでも天井スピーカー設置は可能ですが、天井開口、補修、配線ルート確保の難易度が上がりやすいです。新築時なら、建築工程に組み込みやすいぶん、施工の効率がよくなります。
費用は建物構造や配線距離で変わるため一律ではありませんが、一般的には新築時のほうが追加工事が少なく済みやすいです。見た目、施工性、将来の満足度まで含めると、新築段階で計画しておく価値は大きいと考えられます。
BOSE天井スピーカーの役割と特徴
天井スピーカーは、通常のスピーカーをただ天井に付け替えたものではなく、空間全体に音を行き渡らせる役割を担う設備です。
BOSEの住宅向けモデルは、部屋の中で極端な音のムラを出しにくい方向で設計されていて、日常使いと相性がいいのが特徴です。

音の良さより使う場所から見ると整理しやすいです
天井から自然に音を広げる仕組み
BOSEの住宅向け天井スピーカーは、向きを細かく調整しなくても広がりやすい音場を作りやすい構成になっています。公式の製品説明でも、部屋の広い範囲でバランスのよい音を目指す設計思想が示されています。
このタイプは、スイートスポットだけを狙うより、リビング全体で聞きやすさを確保したい家庭向けに向いています。新築のLDKでは、座る位置や立つ位置が変わるので、この考え方が使いやすさにつながりやすいです。
リビングや寝室で音楽を楽しめる
天井埋め込み型は設置スペースを取らないため、リビングはもちろん、寝室や書斎でも導入しやすいです。特に寝室は、床置き機器を減らせるだけで空間がすっきり見えやすくなります。
また、アンプ側でゾーン設定や音量管理ができる構成にすると、部屋ごとの使い分けもしやすくなります。新築で配線だけ先に入れておく方法もあるので、将来の拡張を見越して計画するのもおすすめです。
テレビと接続して映画を楽しめる
テレビの音を天井スピーカーで再生できるようにすると、普段のドラマや映画の聞こえ方が変わります。特にAVアンプを使う構成では、テレビ、ゲーム機、レコーダーなどの音声を一元管理しやすいです。
ただし、映画中心でセリフ位置の明確さを強く求める場合は、フロント側の構成も含めて考えるのがコツです。天井スピーカーだけでまとめるか、前方に別のスピーカーを組み合わせるかで、聞こえ方の印象は変わります。
生活感を抑えた空間を実現できる
新築で設備を増やすと、どうしても配線や機器の存在感が出やすいですよね。天井スピーカーはその点、視線に入りにくい場所に収められるので、空間の印象を崩しにくいです。
グリルの色や照明器具との組み合わせまで含めて考えると、デザイン面の完成度も上がります。音響設備でありながら、内装計画の一部として扱えるのが、天井スピーカーの大きな魅力です。
BOSE天井スピーカーの種類と違い
BOSEの天井スピーカーを選ぶときは、まず住宅向けと業務用寄りの製品を分けて考えると整理しやすいです。
新築住宅でよく比較されるのは、住宅向けのVirtually Invisibleシリーズと、より仕様公開が細かいBose Professional系の天井埋め込みモデルです。
埋め込み型スピーカーの特徴

埋め込み型は、天井開口をして本体を内部に固定する方式です。表から見えるのはグリル中心なので、見た目がすっきりしやすく、新築との相性がかなり良いです。
また、配線も天井裏に収めやすいため、生活動線を邪魔しません。施工は建築工程と連携する必要がありますが、完成後の満足度は高くなりやすい方式です。
吊り下げ型スピーカーの特徴

吊り下げ型は、既存建物でも導入しやすく、設置位置の自由度が高いのが魅力です。業務空間ではよく使われる方式ですが、住宅では見た目の主張が出やすくなります。
新築で空間の統一感を重視する場合は、吊り下げ型より埋め込み型が選ばれることが多いです。意匠優先の家づくりでは、天井に溶け込む仕上がりのほうが採用しやすいですね。
新築に埋め込み型が最適な理由
新築では、天井ボード施工前に配線を通せるので、埋め込み型の強みを最大限に活かしやすいです。後付けだと、梁や配管を避けながら配線する必要があり、設置位置の自由度が下がる場合もあります。
さらに、照明・換気・点検口との位置関係を図面段階で調整できるため、見た目と使い勝手を両立しやすくなります。天井スピーカーは、まさに新築時に検討しておきたい設備のひとつです。
住宅向けBOSE製品の主な種類
住宅用途では、Virtually Invisible 791 Series IIと591が代表的です。791は7インチウーファー、591は5インチウーファーを搭載する構成で、公式ガイドでも開口径や奥行きが明記されています(出典:Bose 公式オーナーズガイド https://assets.bose.com/content/dam/Bose_DAM/Web/consumer_electronics/global/products/speakers/virtually_invisible_791_inceiling_speakers_ii/pdf/AM750575_02_OG_Virtually_Invisible_791_%26_591_ENGvo.pdf)。
一方、DesignMaxやFreeSpace FS4CEなどのBose Professional系は、もともと商業空間向けの設計思想が強く、仕様書にカバレージ角度や推奨ハイパス保護などが細かく載っています。
住宅でも使えますが、施工会社が業務用機器に慣れているか確認して進めると安心です。
必要本数と配置間隔の目安

天井スピーカーの本数は、部屋の広さだけでなく、天井高とスピーカーのカバー範囲によって決まります。BOSEの仕様資料や音響設計の考え方では、天井高約3mの環境で、1台あたり直径約4m前後の範囲をカバーする目安が示されています。
ただし、カバー範囲ギリギリの間隔で配置すると、場所によって音量差が出やすくなります。そのため、実際の設計では、カバー範囲が少し重なる程度に配置するのが理想とされています。
具体的には、約3.6m〜3.8m間隔で配置すると、空間全体で自然な聞こえ方になりやすいです。一般的な住宅の目安としては、次のように考えると分かりやすいです。
- 約10畳前後の部屋→2台(1ペア)
- 約15〜20畳のLDK→2〜4台
- リビングとダイニングを均一にカバー→4台以上
特にLDKでは、ソファだけでなくキッチンやダイニングでも聞きやすくするため、均等配置が重要になります。
本数と位置はスピーカー性能だけでなく、梁・照明・換気設備との関係でも変わるため、最終的な配置は住宅会社や音響施工業者と図面をもとに確認して決めると安心です。
BOSE天井スピーカーおすすめ機種
ここでは、新築住宅で比較しやすいBOSE系の天井スピーカーを、用途別に整理して紹介します。どれが一番よいかというより、あなたの使い方に合うかどうかで選ぶのが失敗しにくい考え方です。
791シリーズの特徴と向いている人
Virtually Invisible 791 Series IIは、住宅向けの中でもメイン空間向けに選ばれやすいモデルです。公式ガイドでは7インチウーファーと1インチツイーター2基の構成、開口径219mm、天井内奥行き約105.2mmとされています。
リビングや広めのLDKで、部屋全体の聞きやすさを重視したい方に向いています。開口サイズが比較的大きいので、梁・ダクト・照明との干渉確認は早めにしておくと安心です。
FreeSpace FS4CEの特徴と向いている人
FreeSpace FS4CEは、Bose Professionalシリーズに属する天井埋め込み型スピーカーで、4.5インチのフルレンジドライバーを搭載し、70Hz〜17kHzの再生帯域と約88dBの感度を持つ仕様が公開されています(出典:Bose Professional 技術仕様書)。
この構成は、店舗や共用空間などで均一に音を広げる用途を想定した設計思想がベースになっています。住宅用途では、リビングのメイン再生というより、寝室・廊下・洗面所・ダイニングなどのBGM用途に向いています
Virtually Invisibleシリーズと比較すると低音の厚みや臨場感は控えめですが、その分、空間全体に自然に音を広げやすく、日常使いのBGM環境を整えたい場合に選びやすいモデルです。
また、8Ω接続だけでなく70V/100Vラインにも対応する仕様のため、将来的に複数台構成へ拡張する設計にも対応しやすい特徴があります。
新築で複数部屋に分散して音を流したい場合や、コストと施工のバランスを取りながら導入したい場合に検討しやすい選択肢です。
DesignMaxの特徴と向いている人
DesignMaxシリーズは、Bose Professionalの中でも意匠性と音響性能のバランスが良いシリーズです。たとえばDM5Cは、メーカー情報で65Hz〜20kHzの周波数レンジ、60W、Dispersion Alignmentシステム採用などが示されています。
住宅でも、BGM用途だけでなく音の明瞭さや設計自由度をしっかり求めたい方に向いています。
ただし、70V/100V運用を含む考え方が入るモデルもあるため、8Ωバイパス運用の可否やアンプとの組み合わせを施工側と確認して進めるのがポイントです。
初心者に最適なモデルの選び方
迷ったときは、まず部屋の用途を基準にすると決めやすいです。LDKのメイン空間なら791、個室やサブ空間ならFS4CE、設計条件や業務用の経験がある施工会社ならDesignMaxも候補になります。
また、見た目だけでなく、開口径、天井裏の奥行き、配線ルート、アンプ構成まで合わせて判断するのが大切です。スピーカー単体の価格だけで決めず、施工しやすさまで含めて比較すると、満足度の高い選び方になりやすいです。
BOSE天井スピーカー用アンプの基礎知識
天井スピーカーの計画で見落とされやすいのが、アンプの存在です。BOSEの住宅向け天井スピーカーはパッシブ型なので、スピーカーだけでは音は出ません。アンプで音声信号を増幅して、はじめて再生できます。

先にアンプ条件を決めると候補を絞りやすいです
アンプの役割と必要性
アンプは、テレビやスマホ、再生機器から入ってくる音声信号を、スピーカーで鳴らせるレベルまで増幅する役割を持っています。天井スピーカーはこのアンプがないと使えないので、導入時は必ずセットで考えます。
公式ガイドでも、791/591はアンプまたはレシーバーが必要な構成で、対応条件として1chあたり10〜100W、4〜8Ω対応が目安として示されています。
791は定格6Ω、591は定格8Ωなので、アンプ側の対応インピーダンス確認は最初にしておきたいところです。
AVアンプと他アンプの違い
住宅用途では、AVアンプがもっとも扱いやすいです。理由は、テレビ、ゲーム機、レコーダー、ストリーミング機器などをまとめて接続しやすいからです。HDMI経由で映像と音声を管理できるため、配線も整理しやすくなります。
一方で、音楽再生だけを重視する場合はプリメインアンプも候補になります。ただし、テレビ連携まで考えるとHDMI入力やARC/eARC対応の確認が必要になり、構成が少し複雑になる場合があります。
天井スピーカーに適したアンプ
新築でテレビもつなぐ前提なら、7ch前後のAVアンプが設計しやすいです。
公式仕様として、デノン AVR-X2850Hは7.2ch・95W/ch(8Ω)、ヤマハ RX-V6Aは7.2ch・100W/ch(8Ω)クラスのモデルがあり、住宅の天井スピーカー計画と合わせやすい構成です(出典:Denon 公式製品仕様 https://www.denon.com/en-us/product/av-receivers/avr-x2800h/300610.html )。
また、テレビとの接続ではeARC対応の有無も見ておくと安心です。HDMI Licensing AdministratorのeARC解説でも、eARCはテレビからAVアンプやサウンドバーへ1本のHDMIで高品位な音声を返せる仕組みとして案内されています(出典:HDMI.org「Enhanced Audio Return Channel(eARC)」 https://www.hdmi.org/spec2sub/enhancedaudioreturnchannel )。
初心者向けアンプの選び方
はじめてなら、次の3点を基準に選ぶと失敗しにくいです。1つ目はチャンネル数、2つ目はHDMI/eARC対応、3つ目は操作性です。アプリ操作や自動音場補正の有無も、日常の使いやすさに影響します。
細かい仕様は機種ごとに違うため、最終的な適合はメーカー公式仕様を確認し、必要に応じて販売店や施工会社へ相談するのがおすすめです。アンプ選びは音だけでなく、家族みんなの使いやすさを左右する部分でもあります。
新築の天井スピーカー環境を最大限に活かせる7.2ch構成とeARC対応で、テレビも音楽も一台で高品質にまとめて再生できます。将来の拡張にも対応しやすく、長く安心して使えるAVアンプです。
直感的に操作しやすい設計と安定した音場補正で、天井スピーカーの性能をしっかり引き出せます。映画も音楽も空間全体に自然に広がり、新築のリビングをワンランク上の視聴環境へ整えられます。
新築にBOSE天井スピーカーを設置する方法

ここからは、実際に新築でBOSE天井スピーカーを導入するための設計・施工の話に入っていきます。機器の組み合わせ、配線の通し方、費用感、打ち合わせの順番が分かると、住宅会社との会話がかなりスムーズになります。
天井スピーカーは、機種選びだけでなく「どこに・どう配線して・どの機器につなぐか」を先に決めるほどうまくいきやすいです。後付けの手間を避ける意味でも、新築時の進め方を時系列で把握しておくのがおすすめです。
BOSE天井スピーカーの構成と必要機器
天井スピーカーは、スピーカー本体だけ準備しても使えません。新築で導入する場合は、再生機器からスピーカーまでの流れを1つのシステムとして考えるのが基本です。ここを最初に整理しておくと、見積もりの比較もしやすくなります。
必要機器の基本構成
基本構成は、天井スピーカー、アンプ、スピーカーケーブル、音源機器の4つです。音源機器はテレビ、スマホ、ストリーミング端末、ゲーム機などが該当します。
新築ではこれに加えて、アンプの設置場所、電源コンセント、LAN配線、機器収納の放熱も検討項目になります。特にAVアンプは発熱があるので、収納内部に余裕を持たせる設計が大切です。
テレビ接続時の構成

テレビ中心で使う場合は、テレビとAVアンプをHDMI(ARC/eARC対応端子)で接続し、AVアンプから天井スピーカーへスピーカーケーブルでつなぐ構成が分かりやすいです。ゲーム機やレコーダーもAVアンプへ集約すると操作がシンプルになります。
この構成にしておくと、テレビ側のアプリ音声も再生しやすく、配線の見た目もきれいにまとまりやすいです。新築ではテレビ背面の配管やコンセント位置も一緒に調整しておくと、さらに仕上がりが良くなります。
スマホ再生時の構成

スマホの音楽を流したい場合は、AVアンプのネットワーク機能やBluetooth、AirPlay、Spotify Connect対応を使う構成が一般的です。スマホから再生先をアンプに切り替えるだけで、天井スピーカーから音を出せる形にできます。
日常使いではこの使い方がかなり多くなるので、アンプの操作アプリの使いやすさも確認しておくと安心です。機能が多いアンプほど便利ですが、使い方が複雑になりやすい面もあります。
初心者向け最小構成
最初から大規模に組まず、まずはリビングの2本(1ペア)+AVアンプで始める方法も十分ありです。必要最小限の構成でも、天井スピーカーの快適さは体感しやすいです。
将来ほかの部屋にも増設したい場合は、新築時に配線だけ先に通しておく方法が有効です。初期費用を抑えつつ、あとから拡張しやすい形にしておくと、家づくり全体の予算調整もしやすくなります。
接続と配線方法
新築での天井スピーカー施工は、見た目をきれいにするだけでなく、安全性と長期安定性を確保する意味でも配線計画がとても大切です。BOSEの公式ガイドにも、配線長・ケーブル太さ・施工時の注意点が具体的に書かれています。
アンプとスピーカーの接続方法

アンプとスピーカーは、専用のスピーカーケーブルで接続します。接続時は極性(プラス・マイナス)をそろえることが基本で、極性がずれると音のまとまりが崩れやすくなります。
BOSEのガイドでも、赤端子にプラス、黒端子にマイナスを接続する手順が示されています。施工後の不具合を防ぐためにも、現場でのラベリングや、アンプ側の端子管理をしておくと安心です。
テレビとアンプの接続方法

テレビとアンプの接続は、HDMIのARC/eARC端子同士をつなぐ方法が主流です。eARC対応なら、テレビ側の配信アプリ音声も高品位でAVアンプに返しやすくなります。
テレビやアンプの設定でARC/eARCを有効化する必要がある機種もあるため、引き渡し前の動作確認で一緒に確認するとスムーズです。機器相性や設定違いで音が出ないケースは意外とあるので、ここは丁寧に見ておきたい部分です。
天井内配線の基本構造

新築では、天井裏と壁内に配線を通し、アンプ置き場まで隠蔽配線する形が基本です。BOSEの公式ガイドでは、ケーブル太さと最大長の目安として18AWGで約6m、16AWGで約9m、14AWGで約15m、12AWGで約27mが示されています。
配線距離が長いのに細いケーブルを使うと損失が増えやすいため、距離に応じた太さ選びが大切です。また、天井から十分な余長を出して施工することも推奨されていて、現場では作業性に直結します。
ケーブル長の求め方と余長の目安
スピーカーケーブルの長さは、アンプからスピーカーまでの実際の配線ルートで算出します。直線距離ではなく、壁内から天井裏を通る経路の合計距離で考えるのが基本です。
図面上で配線ルートをなぞって実寸に換算し、さらに施工時の取り回しに備えて1本あたり約1m〜2mの余長を追加しておくと安心です。例えば配線距離が約8mの場合は、余長を含めて10m前後が目安になります。
正確な長さは建物構造や配線ルートで変わるため、最終的には住宅会社や音響施工業者と図面をもとに確認して決めることが大切です。
新築時に配線する重要性
新築時に配線しておく最大のメリットは、天井裏や壁内にケーブルを完全に隠せることです。完成後に配線する場合、点検口から通せる範囲に制限されることがあり、理想的なスピーカー位置を選べないケースもあります。
また、建築中は天井内部が露出しているため、梁やダクト、断熱材との干渉を避けながら最適なルートで配線できます。これは音質だけでなく、将来のメンテナンス性や安全性にも関わる部分です。
新築時にあらかじめ配線と設置位置を確定しておくことで、見た目と性能の両方を最大限に活かしやすくなります。
業者に依頼が必要な作業範囲(最低限)
新築時の配線には、見た目のメリットだけでなく、位置の自由度が高いという大きな利点があります。BOSEのガイドでも、根太から一定距離を取ることや、未完成施工時はラフインキットを使う方法が案内されています。
後付けになると、梁・配管・断熱材との干渉で理想位置をあきらめる場合もあります。新築のうちに配線と開口位置を決めておくことで、音・見た目・施工性のバランスが取りやすくなります。
また、天井スピーカー導入で最低限業者へ依頼すべき作業は次のとおりです。
- 天井開口とスピーカー固定(天井材の切断と安全な固定)
- 天井裏・壁内の隠蔽配線工事(建築基準や電気工事基準に準拠)
- アンプ設置位置までの配線ルート確保と端末処理
- 動作確認と音出し確認(配線極性・接触不良のチェック)
これらは、天井構造や断熱材、電気配線との干渉を避けながら施工する必要があり、誤った施工は落下や断線、音が出ない原因になる場合があります。
また、日本国内では壁内・天井内の電気配線工事は「電気工事士法」に基づき、原則として電気工事士の資格を持つ者でなければ施工できないとされています(出典:経済産業省「電気工事士」 https://www.meti.go.jp/information/license/c_text24.html )。
そのため、天井内の隠蔽配線や機器接続を含む施工は、住宅会社または電気工事士資格を持つ電気工事業者、音響施工業者へ依頼する必要があります。
一方で、スピーカー本体の選定やアンプ購入などは施主側で行うことも可能です。安全性と保証の観点からも、構造に関わる部分は専門業者に任せる前提で計画すると安心です。
設置費用の目安
新築で天井スピーカーを入れるときに気になるのが費用ですよね。ここはスピーカー本体だけでなく、アンプ、配線材料、施工費まで含めて見ておくのがコツです。
なお、費用は地域や建物構造、工事範囲でかなり変わるため、あくまで一般的な目安として見てください。
スピーカー本体の費用目安
BOSE天井スピーカーの本体価格は、シリーズや販売時期、流通状況で変動しますが、一般的な目安としては、住宅向けのVirtually Invisible 791系(2本1組)はおおむね12万円〜17万円前後、591系(2本1組)はおおむね8万円〜13万円前後で見かけることが多いです。
また、住宅向けのVirtually Invisible系に加えて、Bose Professional系を選ぶ場合は、用途や施工仕様で価格の見え方が変わります。
たとえばDesignMax系は1本単位で流通していることも多く、1本あたり3万円台〜9万円台程度で幅が出る場合があります。見積比較では、型番だけでなく「1本価格か1ペア価格か」も確認しておくと混乱しにくいです。
アンプの費用目安
AVアンプは、チャンネル数やHDMI機能、音場補正の有無で価格帯が大きく変わります。新築の天井スピーカー用途では、7.2chクラスが比較しやすいレンジになりやすいです。
目安としては、エントリークラスの7.2ch AVアンプで約5万円〜9万円前後、中級クラスで約9万円〜15万円前後、音場補正機能や高出力を備えた上位モデルでは約15万円〜25万円前後になる場合が多いです。
テレビ接続と音楽再生をまとめたいなら、価格だけでなくeARC対応、操作性、アプリの使いやすさも含めて選ぶと、長く使いやすい構成になりやすいです。
工事と配線の費用目安
施工費は、開口数、配線距離、天井裏の通しやすさ、点検口の有無で変わりますが、一般的な目安としては、スピーカー配線工事が1系統あたり約1.5万円〜3万円前後、天井埋め込み開口と固定作業が1台あたり約1万円〜2.5万円前後になる場合が多いです。
リビング1部屋に2台設置するケースでは、施工費合計はおおむね3万円〜8万円前後が目安になることが多く、配線距離が長い場合や構造が複雑な場合はさらに上がることもあります。
新築時は建築工程に組み込めるぶん、後付けより効率的になりやすく、補修費用が発生しにくい点もメリットです。見積もりは「機器費」「配線材料」「施工費」「設定費」を分けて出してもらうと、各項目の妥当性を比較しやすくなります。
最終的な費用は建物構造や施工範囲によって変動するため、必ず住宅会社や施工業者へ正式見積を依頼して確認してください。
総額費用の目安
新築でリビングに導入する場合の総額目安としては、スピーカー1ペア(約8万円〜17万円前後)+AVアンプ(約5万円〜15万円前後)+施工費(約3万円〜8万円前後)を合わせて、おおむね約16万円〜40万円前後が一般的な目安になります。
音質重視の上位機種や複数部屋への配線を含める場合は、約40万円〜60万円前後になるケースもあります。費用だけを先に決めるより、まず使いたい部屋と用途を決めてから必要構成を固める方が、結果的に無駄が出にくいです。
正確な金額は建物構造や施工範囲、選択機種によって変動するため、最終見積は必ず住宅会社・施工会社・販売店で確認してください。
比較しやすい見積内訳
| 項目 | 内容の例 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| スピーカー本体 | 791 FS4CE DesignMaxなど | 1本単価か 1ペア単価か |
| アンプ | AVアンプ本体 | ch数、eARC、 入力端子 |
| 配線材料 | ケーブル、 端末処理材 | ケーブル 太さと距離 |
| 施工費 | 配線、開口、固定 | どこまで含むか |
| 設定費 | 初期設定、 音出し確認 | ARC eARC 設定を含むか |
新築での設置手順
天井スピーカーは、建築のタイミングに合わせて進めるとスムーズです。逆に、決める順番が遅くなると、配線ルートや開口位置の自由度が下がってしまうことがあります。ここでは、新築で進めやすい流れを時系列でまとめます。
設計段階で住宅会社へ相談する
まずは間取りを固める初期段階で、天井スピーカーを入れたいことを住宅会社へ伝えます。ここで早めに共有しておくと、照明、換気、点検口、梁との位置調整をしやすくなります。
「どの部屋で何を聞きたいか」まで伝えると、配線計画も具体的になります。テレビ中心か、BGM中心かで構成が変わるので、この段階で用途を整理しておくのがおすすめです。
設置場所と台数を決める
次に、部屋ごとの設置位置と台数を決めます。LDKのように広い空間は、視聴位置だけでなく、ダイニングやキッチンの聞こえ方も考えて配置すると使いやすいです。
BOSE公式ガイドには、壁からの離隔やスピーカー間の最低距離の目安もあります。図面だけでなく、家具配置や照明器具との見た目まで含めて確認しておくと、完成後の違和感が出にくくなります。
アンプ位置と配線位置を決める
アンプは、テレビ周辺収納やAVボード内に置くことが多いですが、放熱と配線の余裕を確保できる場所にするのが基本です。電源コンセントとLAN配線もセットで考えると、後から困りにくいです。
配線ルートは、天井裏からアンプ位置までの通し方を先に決めておくと施工がスムーズです。将来増設を考える場合は、使わない部屋にも先行配線を入れておく方法もあります。
天井工事時にスピーカーを設置
上棟後からボード施工前に配線を通し、必要に応じてラフイン部材で位置を確保します。BOSEのガイドでも、未完成施工時はラフインキットの使用が案内されています。
内装仕上げの段階で開口・固定・配線接続・グリル取り付けを行い、最後にアンプ設定と音出し確認をします。引き渡し前にテレビ連携まで確認できると、入居後すぐ使いやすい状態にしやすいです。
設置位置や台数の判断は満足度に大きく影響するため、実際にどのようなケースで後悔が起きやすいのかを事前に整理しておくと安心して計画を進めやすくなります。こちらの記事を参考にしてみてください。
施主支給の方法
施主支給は、スピーカーやアンプを自分で選んで購入し、施工だけを住宅会社や専門業者へ依頼する方法です。機器の自由度が上がる反面、保証や責任分界を整理しておかないとトラブルになりやすいので、事前確認がかなり大切です。

価格差より責任分界を先に決める見方もあります
施主支給の基本的な仕組み
施主支給では、あなたが型番を決めて購入し、その製品を施工会社へ渡して取り付けてもらいます。市場価格で選びやすいので、コスト調整しやすいのがメリットです。
一方で、機器の初期不良、施工不良、相性不具合のどこまでを誰が対応するかは、あいまいになりやすいです。契約前に役割分担を文章で確認しておくと安心です。
施主支給の具体的な流れ
進め方は、機器選定、施工可否確認、購入、納品タイミング調整、施工の順が基本です。先に買ってから「この型番は開口サイズが合わない」となると困るので、図面と照合してから手配する流れにすると安全です。
また、スピーカーだけでなく、アンプ、ケーブル仕様、必要な付属品まで一覧化して共有すると、現場での手戻りを減らしやすいです。特に新築は工程が詰まりやすいので、納期確認は早めが安心です。
施主支給で費用を抑える方法
費用を抑えたい場合は、機器を施主支給にして、施工は新築工程に組み込んでもらう形が効率的です。後付け工事になると、補修や追加作業で結果的に高くなることがあります。
ただし、安さだけで購入先を決めるのは避けたいところです。製品保証は購入元や流通経路によって条件が異なる場合があるため、購入前に販売店の保証内容やサポート体制を確認しておくことが大切です。
特に並行輸入品や保証条件が異なる流通の場合は、対応範囲に違いが出ることもあるため、購入先の信頼性と保証条件は必ず確認してください。
施主支給時の注意点
施主支給で特に確認したいのは、保証、施工責任、納期、保管方法の4点です。たとえば、機器故障は販売店対応、配線不具合は施工会社対応というように、切り分けを事前に決めておくとスムーズです。
また、正確な仕様や保証条件はメーカー公式サイトで確認し、最終的な施工判断は住宅会社・電気工事業者・音響施工の専門業者に相談してください。
天井スピーカーは建築と設備の境界にある工事なので、専門家とすり合わせながら進めるのが安心です。
天井に埋め込むだけで、空間全体に自然に音が広がり、見た目を崩さず高品質なBGM環境を実現できます。新築時の導入にも最適で、リビングやダイニングの快適さを一段階引き上げてくれる一台です
直感的に操作しやすい設計と安定した音場補正で、天井スピーカーの性能をしっかり引き出せます。映画も音楽も空間全体に自然に広がり、新築のリビングをワンランク上の視聴環境へ整えられます。
まとめ:新築でBOSEの天井スピーカー
どうでしたか?ここまでお読みいただき、ありがとうございます。BOSE天井スピーカーは新築のタイミングで計画することで、見た目と音の両方を自然に空間へ取り込める設備です。
ただし、スピーカー本体だけでなく、施工方法や配線計画、アンプ構成まで含めて考えることで、満足度は大きく変わってきます。
今回の内容を振り返ると、特に大切なポイントは次のとおりです。
- 新築時に配線と設置位置を決めることで見た目と性能を最大限に活かせる
- スピーカーだけでなくアンプや配線を含めた全体構成で考えることが重要
- 施工は電気工事士資格を持つ専門業者へ依頼する前提で計画する
- 施主支給を活用する場合は保証と施工責任の範囲を事前に整理しておく
新築は、一度決めた設備をあとから変更するのが難しいからこそ、導入前の理解が安心につながります。BOSE天井スピーカーがあなたの暮らしに本当に合うかどうかは、使いたい部屋や目的、そして施工計画まで含めて考えることで見えてきます。
この記事が、後悔のない家づくりと、長く心地よく使える音響環境を選ぶための参考になればうれしいです。
天井に埋め込むだけで、空間全体に自然に音が広がり、見た目を崩さず高品質なBGM環境を実現できます。新築時の導入にも最適で、リビングやダイニングの快適さを一段階引き上げてくれる一台です
直感的に操作しやすい設計と安定した音場補正で、天井スピーカーの性能をしっかり引き出せます。映画も音楽も空間全体に自然に広がり、新築のリビングをワンランク上の視聴環境へ整えられます。

